オペラ歌手、田村麻子さんのお母さまから面白いコンサートのご案内を頂いた。題して、「シェイクスピア、哀しみの女たち」。


「オセロ」、「マクベス」、「ハムレット」に登場する女性たちを取り上げ、それぞれのヤマ場のシーンを最初に女優の田野聖子さんが一人芝居で演じ、次に同じシーンを田村麻子さんがオペラで演じるという構成だ。

恥ずかしながら、各々のストーリーを知らない私にとっては、田野聖子さんのお芝居で何が起こったかを知ることができ、田村麻子さんが歌われるときにはその女性に感情移入して聴くことができたから、大変新鮮で面白く、又、ためになるコンサートだった。

それにしても、お二人の表現力は大したものだ。3人の女性たちは性格も違うし、回りの状況も異なる。それが分かるのは、服装や髪型、お化粧が違うこともあるが、身のこなしや声のトーン、話し方が違うからだろう。しかも、それぞれの女性を演じる中で、心境の変化や苦しみ、悩みを表現するのだから、表現力の前に、先ずは3人の女性たちの心を理解し、共有できる力があるということだろう。
ボトル入りの手紙には古い歴史があり、Wikipediaによると、最も古いものは紀元前310年にギリシャ哲学者テオプラストスが水流の研究目的で流し入れたものらしい。

(ピクサベイの写真をお借りしました)

そういう研究目的ではなく、自分が生きていた証を伝えたいという切実なものもあり、1914年、第一次世界大戦の最中にイギリス兵が妻に宛ててイギリス海峡にボトルを投げ入れている。兵士はその2日後に戦死するが、ボトルは1999年に発見され、既に亡くなっていた妻に代わり、その娘に届けられたとのこと。そういう話を聞くと、即座につながるe-mailやLINEより、ボトルに託されたメッセージには何か深い思い入れがあるように思えてくる。そんな私にもボトル入りの手紙が届いた。


音楽を通じて知り合ったドイツ人のH氏が、北海に面した保養地から送って下さったもので、さすがに海路ではなく空路を経て届いたが、短いメッセージが添えられており、温かな人柄を感じさせるものだった。私も同じようにボトル入りの手紙を送ろうかと思ったが、酒好きのH氏だから、ボトル入りの日本酒の方が喜ばれらかな(笑)
バイオリンの発表会まで5週間となった。8度目の発表会だが、8月中旬に楽譜を頂き、少し弾き始めて直ぐに、これまでの週に一度のレッスンでは間に合わないと思った。そこで、先生にご無理をお願いし、空いておられる時間に追加のレッスンをお願いすることとしたのだが・・


それでも弾けない。ポジションが変わることはこれまでも経験済みだが、これに重音が加わると使うべき複数の指に迷ってしまうし、微妙に異なってくる指と指の間隔を誤るから聞くに耐えないハーモニーになってしまう。挙げ句の果ては、慣れない動きに左手がつってしまい、指で弦を押さえられなくなってしまう。これは無理だ、と何度か曲を代えてもらおうと考えたが、一週間延ばしにしている内に、一度目の合同練習の日を迎えてしまった。

それでも、発売会まで6週間弱あるし、他の人たちも私同様、まだまだ上手くは弾けないだろう、とおっとり刀で臨んだのだが、最初に聞いた子供たちの合奏曲「ジュピター」で頭をガツンとやられた。上手い・・。全員で弾く「よろこびのうた」をリードする少年も大したものだし、大人3人が伴奏する「くるみ割り人形」を弾く少女は明日が発表会でも困らないだろう。


それに比べ、私が弾く「ハンガリー舞曲」たるや・・。久し振りに落ち込んだが、翌日から朝ごはん前、ランチタイム、就寝前の三部練習に切り換えた。三部練習は大学2年時のラグビー夏合宿以来だ(笑) どこまで上手くなるか分からないけど、練習は裏切らないと信じ、続けてみようと思う。