オペラ歌手、田村麻子さんのお母さまから面白いコンサートのご案内を頂いた。題して、「シェイクスピア、哀しみの女たち」。


「オセロ」、「マクベス」、「ハムレット」に登場する女性たちを取り上げ、それぞれのヤマ場のシーンを最初に女優の田野聖子さんが一人芝居で演じ、次に同じシーンを田村麻子さんがオペラで演じるという構成だ。

恥ずかしながら、各々のストーリーを知らない私にとっては、田野聖子さんのお芝居で何が起こったかを知ることができ、田村麻子さんが歌われるときにはその女性に感情移入して聴くことができたから、大変新鮮で面白く、又、ためになるコンサートだった。

それにしても、お二人の表現力は大したものだ。3人の女性たちは性格も違うし、回りの状況も異なる。それが分かるのは、服装や髪型、お化粧が違うこともあるが、身のこなしや声のトーン、話し方が違うからだろう。しかも、それぞれの女性を演じる中で、心境の変化や苦しみ、悩みを表現するのだから、表現力の前に、先ずは3人の女性たちの心を理解し、共有できる力があるということだろう。