ドラマ「僕の姉ちゃん」その5/#ココからは浮気認定です | 日々是本日

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bookudakoji の本ブログ

テレビ東京 ドラマ「僕の姉ちゃん」

毎週水曜 深夜1時&Amazon Prime Videoにて独占配信中

次回(第6話)は8月31日(水)深夜1時!

 

 第4話の記事に引き続きドラマ「僕の姉ちゃん」の話である。

 

 このドラマの記事はホントにひとまず終わっておこうと思っていたのであるが、第5話「浮気ライン」にあまりにピッタリな投稿ネタを見つけてしまったので、やっぱり感想を書いてしまった。(笑)

ココからは浮気認定です

 

 

 

 

 

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 ということで、今回は公式サイトのイントロダクションのみ再掲して第5話の感想に進む。

 

 その他の情報および感想等については過去の記事を参照されたい。

 

▼ドラマ「僕の姉ちゃん」公式サイト:イントロダクション

※主演の黒木華と杉野遥亮、原作者のコメントあり

ユーモラスで辛辣な姉・白井ちはる(黒木華)と、姉に翻弄されるが素直に話を聞いてくれる弟・白井順平(杉野遥亮)は、両親不在のつかの間、二人暮らしをしている。
仕事を終え帰宅した部屋で、お酒を飲み、それぞれ好きなものを食べながら、恋・仕事・趣味・人生にまつわる会話を繰り広げる。姉弟だからこそのぶっちゃけトークで炸裂する“姉ちゃんの本音“は、一見ひねくれていて意地悪なように聞こえるが、実はしごく真っ当で、順平は妙に納得してしまう。

 

▼このシリーズの過去の記事

 

 

---以下、ネタばれあり注意---

 

 

▼第5話 浮気ライン

 今回と次回の第6話は姉ちゃんの恋愛話がメインである。

 彼氏ではない男性との食事から姉・ちはる(黒木華)が帰ってくる。

 そして、ソファーに寝そべってニュース番組を観ていた弟・順平(杉野遥亮)に、

「景気悪いよね。」

と笑顔で言うのだった。

 序盤から飛ばしてるねぇ。

 ちはるは上機嫌だが、話を聞いた順平は食事の相手が彼氏ではない男性であることを咎める。

 ちはるは、

「保険よ。」

と答えた。

 その心は、歳を取って若さや美しさが消え去ってからも男にチヤホヤされたという思い出は失われないということだった。

 第1話で、イケメンと付き合うのは浮気ぐらいが丁度よくて、それは「イケメンと付き合った過去があるなぁ。」と青春を振り返る小道具みたいなものだがらだと言っていたのが思い出された。

 ブレないねぇ。

 翌日の夜、テーブルで夕飯を食べていた順平はソファーに寝そべってテレビを見ているちはるに唐突に訊く。

「浮気する人って、なんで平気でいられるの?」

 ちはるからするといきなり訊かれた流れだが、順平にはそう訊いてみたくなる理由があった。

 会社で好意を持っている女性が、彼女がいる男性の同僚と楽しそうに話していたのを、昼間見てしまったのだった。

 帰ってきてからもそのことが気になっていて、夕飯を食べながら、彼女がいる男性の同僚が浮気を狙っているのではないかと思ったのだろう。

 それで、唐突に訊けてしまうのが姉弟の良さだよねぇ。

 ちはるは、

「あんたの言う浮気とは、どこからを言う訳?」

と訊き返した。

 思案しながら順平は、

「手をつなぐのはアウト。」

と答えた。

 ちはるは、それは相手に対して許せる範囲であって、自分が浮気をする側だったらどうかと追求していく。

 順平は虚を突かれた様子で、

「する側?」

と言ってからしばし考える。

 そして自嘲気味にニヤリとしてから、

「手をつなぐくらいまでならオーケーとしたいかな。」

と答えるのだった。

 きっと、される側とする側での浮気ラインがズレていることに自分自身も気づいたのだろう。

 人間関係のトラブルの多くはこうした相手側と自分側との認識のズレにある。

 とは言え、こうしたズレは気づかないけれども実は沢山あるし、無くすことが難しいものだとも思うのである。

 だから、気づいていくしかないよなぁ。

 日常の中にこういう会話を増やしていきたいものである。

 そして今度は、してやられた順平が、

「姉ちゃんの浮気って、どこから?」

と訊く。

 ここで、“姉ちゃんの本音“が炸裂する。

 

家を出る時、もしものために勝負下着にしてたかどうかが浮気ラインだわね。

 

 これはなかなか印象的な答えであった。

 浮気する側の立場で、かつ、心理を問題にしていて、かつ、その行動的基準がはっきりしている。

 もっともらしい理由づけをする自己欺瞞を打ち破って、こういう風に自分の行動から自分の本心を知るという自己洞察はなかなか難しいものだ。

 さて数日後の夜、ちはるは件の男性と再度、食事に行く。

 店に向かう前に、口紅を塗るちはる。

 そこに順平のナレーションが入る。

「姉ちゃんはこの夜、デートの相手と初めてのチューをする予感がしていたらしく……」

 

 ナンデスト!

 

 翌日、ちはるは昨日と同じ服装とバッグで会社に出勤していた。

 仕事をしながら、男からの連絡を待つちはるであったが、男からの連絡はこない。

 その後の場面でもはっきりとは語られないので映像を読むしかないのだが、一夜の浮気がありそして終わったということなのだろうと思われた。

 ちはるがこの夜、勝負下着にしていたのかどうかは定かではない。

 

 でも、していたよねぇ、きっと……

 

 

▼次回(第6話)は8月31日(水)深夜1時!

 

▼Amazon Prime(全話独占配信)

 

▼益田ミリの原作マンガ「僕の姉ちゃん」マガジンハウス2011

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