Dr.Martens...
帰阪後、ほとんど全く履く機会に恵まれておりませんでした。靴箱の肥やしにしておくのも何なので...久しぶりに引っ張り出して、ブラッシングでございます...。今週末にでも、履いてやろうと思っております。
それにしても、昨今はマーチンにも逆風が吹き荒れておるようで...
やれ【ダサい】だの...【安モンくさい】だの...【見飽きた】だの...
散々な言われ様(笑)...。
まあ、しゃーない部分もあると思うんですよね...。完全にブランディングを読み誤ったと言いますか...
もう【無骨】で、【反骨】で、【反体制】の象徴として...マーチンを履いてる人なんて皆無だと思う。それもこれも...ユニセックス路線に舵を切り、やたらに女性に迎合し過ぎた結果やと...おっちゃん世代は思っておるわけ(笑)。ユニセックス化自体が悪いと言うてる訳では無いので、そこは誤解して欲しく無いのだけれど、このブランドは明らかに【薄利多売】のスパイラルに飲み込まれ、ブランド価値その物を下げてしまった失敗例と言えるんじゃ無いでしょうか...。
女子大生がキャンパスで可愛く履ける靴...そこにターゲットを絞って市場拡大を狙ったのだろうけど、やり過ぎた(笑)。
結果、女性ファッション特有の...【流行り廃りのスピード】に対応する為...アジア生産に切り替えて、ドボンした(笑)...。今や大量生産品の準パチモン的に...軽く見られる様になってしまった...。
我々がガキの頃は...
そりゃ、狂暴さが売りでしたよ。なんせパンク・ロックの象徴でしたから。
でも、今やそんな感覚はゼロでしょ?
ローファー・タイプが流行り始めた頃...流石にダサいと思いましたね...。
(俺がオッサンになったちゅうだけの事か?若いヤツの感性がブッ飛んどるのか???)
当時は、そう思いましたが(笑)...。あの感覚は、あながち間違っていなかった様です。【安く買える革靴】としてマーチンのローファーを選んだ若い衆が、こぞってRED WING のポストマンになびいている風潮は、顕著ですな...。社会人になって、マーチン卒業...。
だが、ええのか...それで?
それでも、マーチンですよ...。あのマーチンなんですよ!
ROCKのファッション・アイコンとして、歴史にその名を刻みつけた...歴史あるブランドなのです...ドクター・マーチンは!!
正直、アメリカン・ブーツに比べれば...革もソールも作りも...とてつもなくヘボい(笑)!これは、RWやWHITE'S、WESCOを履く様になってから、如実にそれを感じております...。Made in USA に勝てる要素など、一つもありません。見た目だけの...ちょっと小洒落た作業靴ってのが、順当な評価でしょう。歩いてても、オモチャみたいに感じますからね...確かに...。
だが、このままサビれて行ってしまうのは...忍びない!!!誰もが一度はDr.Matens に憧れた記憶がある筈!やっぱ...若いヤツらだけに任せとったらアカン...。そう思いました...。
私が好きになった理由?
これですわ(笑)...。The Who feat. Elton john【ピンボールの魔術師】。
↓
VIDEO
これがあったから、わたしゃUKサウンドにはまった(笑)。そしてDr.Martens の虜になった...。
もう一度...あの栄光を、取り戻して欲しい...。
今更、女性ユーザーを排除せよとは言わん...。だが、やはり【雄々しい反骨】としてのマーチンを、どこかで復活させて欲しい。なんか、スキニーにローファーってのは...男の人が履いているのを見ると、それだけで弱々しく感じてしまう...。
何とかなりませんかね???
...
...
...
...ってな事を心の中でボヤきながら、祈りを込めてブラッシング(笑)。
うむ...
ええテカりや...。
40歳超えたら、もう異性の目ぇなんか気にする必要も無いのだし...好きなモンを、好きにチョイス出来ると思うんですよ...。他人の目なんか、怖くなくなるでしょ(笑)?女性的世界観に迎合する必要なんてない。我々(男)は自由だ(笑)!!
そう考えれば...そこのオジサン諸君よ...若いヤツ等が見放すなら、我々がマーチンを盛り立ててやろう(笑)...。
『6ホール以下なんざ、マーチンじゃねーよ(笑)。』
そう囁いて...靴箱に眠る1460や1490を引っ張り出してやってはどないか?
新規で購入するなら、やはりガキんちょ共と差別化を図る為にも...Made in England の Vintage モデルで勝負するっつーのがええんとちゃうかな?(若干お高いが...笑)アジア製のモデルは...なんかこう...気持ちがハイにならんでしょ(笑)?流行りを追っかけてる感、丸出しやし...。
1490 Vintage は廃盤なので、探すのが大変かも知れませんが...ショート丈の1460なら何とかなる(笑)!あとは、奥さんの財布の紐が緩むかどうかの問題ですが、一足持っておっても損は無い。
これは10ホールの1490 Vintage ですね...。阪神タイガース応援用ブーツとして、甲子園で履く為に購入したのですが...ご存知の通り、タイガースはあの体たらくですからね(笑)...ほとんど活躍する機会に恵まれておりません。よって履き込みも甘々(笑)。
ただ...やっぱ、Rock っすよ...。ポテンシャルがどうのと言う問題や無いんですよね...。履けば気分だけはThe Blue Hearts(笑)。年季が入りゃ、それなりに育つでしょう(笑)。問題は、履き込み過ぎると、このブランドのブーツはソール交換すら出来無い点かな。だから、大事に履かねばなりません。ゴリ履きは無用(笑)。
我々の様なブーツ好きからすると、良い意味で【アメカジの外し】として、結構アクセントになってくれるんですよね...たまに履くと...。シルエットがスニーカーみたいにシャープですので、細身のパンツには間違いなく合う。パンクロックで、それは実証済です。若いヤツみたいに、ローハイトなモデルさえ選ばなければ...【Rock好きな、風変りなオッちゃん】として、温かい眼で見てくれる筈(笑)...。
わたしゃ、ご覧の通り...純正のインソールをぶっ込んでおります...。Dr.Martens はハーフサイズがありませんので、【○.5】サイズを履く人にとっては、キツキツがブカブカかしか...選択肢がありません。こいつは日本サイズなら27.0cmで、通常27.5の私にとっては、かなりキツいサイズでした。ほんと、履き馴らすのに苦労しました。
だからかな...愛着がある(笑)。結構、血を見ましたからね...コイツを物にするのに...。
かなりルーズになってから、インソールを入れ...
ようやくアメリカン・ブーツ並みのクッション性を手に入れた感じ...。内側の皮は、早やボロボロですが(笑)...。まあ、そう言う【チープさ】も含めて...Dr.Martens なのですよ...。
アジア製のツルピカの表面も、それはそれで美しいとは思いますが...やはり往年のファンは、英国製の...マットな...ザラッとした表面のスムース・レザーに萌えます♪
うむ。磨き上がりました♪
やっぱ、マーチンはストレート・レーシングでしょ?これはマルボロ・オリジナル(笑)。脱ぎ履きも考えた...中々インパクトのある結び方かな...。
そんなこんな(笑)...。
今日は手持ちの1460Z Vintage の経年変化報告をお届けしました。
マーチンを、ガキどもや女どもから取り戻せ!!!
See you!
VIDEO