6月のワインのクラス…も週末のクラスはリクエストにより、蛤尽くし…。
ですが、テーマは、独断で、「ブラインドテイスティング」の検証。(笑)

5月にトライした「ブラインドテイスティングコンクール」の予選で出されたワイン
の復習を、この場をお借りして…ってことです。詳細な銘柄は非公開なので、品種と
産地とヴィンテージの情報だけで、ワインは選んでいます。
白ワインの「甲州」は正解できたので、広域なものと、単一畑を飲み比べてみることに。
そして1.のヴェルメンティーノは、コルシカ島のものが出題されていたのですが、
入手ができず、国違いですが、ヴェルメンティーノと言えば!な産地をチョイス。
ワインリスト
1. VERMENTINO DI GALLURA 2023年/ PIERO MANCINI
◇産地:イタリア サルデーニャ島 D.O.C.G.ヴェルメンティーノ ディ ガッルーラ
◇品種:ヴェルメンティーノ100% ◇醸造: ステンレスタンクで醗酵、熟成。
2. SUNTORY FROM FARM Koshu Japan Elegance 2021年/登美の丘ワイナリー
◇産地:山梨県 ◇品種:甲州100%
3.柏尾山南方 甲州ブラン 柏尾山圃場2023年/鳥居平今村
◇産地:山梨県 勝沼地区柏尾 ◇品種:甲州100%
ワイナート誌で「勝沼にブルゴーニュのような格付けができたとすれば、グラン・クリュと呼ぶに
相応しい」と紹介された究極の畑。「笹子下ろし」の強い影響により寒暖差が生まれ、高い糖度と共に
豊かな酸も併せ持つ葡萄ができる。
◇醸造: フリーラン果汁のみ、一晩低温でデブルバージュ。18℃前後でタンク内発酵し3カ月間熟成。
4.Ramnista 2020年/Kir-Yianni
◇産地:ギリシャ マケドニア地方 PDOナウサ ◇品種:クシノマヴロ100%
高い酸度(Xnio=酸)、芳醇なフェノール、深さ、濃い色(Mavro=黒)
◇醸造:大樽醗酵5000L(50%)、ステンレスタンク(50%)、熟成は225ℓフレンチオーク(90%)&
500ℓアメリカンオーク(10%)で8カ月(新樽比率70%225L、30%500L))
5. BAROSSAN SHIRAZ 2021年/Peter Lehmann Wines
◇産地:オーストラリア 南オーストラリア州 バロッサ・ヴァレー
◇醸造:フレンチオークとアメリカンオークで12ヶ月熟成
6.ALTA LANGA Rachele ROSE BRUT 2019年/TOSTI
◇産地:イタリア ピエモンテ州 DOCGアルタ・ランガ ◇品種:ピノ・ノワール100%
◇醸造:セニエ法。ステンレスタンクで醗酵、34ヶ月間瓶内熟成
今回は、銘柄をオープンにして皆さんに感想をどんどんコメントしてもらうスタイルで
テイスティング。
白3種の中で人気が高かったのは、1.のヴェルメンティーノ。
青リンゴや蜂蜜の香りで、アタックが強くてふくよかさを感じる強いが、シャープな酸と
余韻の苦みが心地よくて、暑いに日に、食欲をそそる感じ。
2.の甲州は洋ナシ、桃の香りに反して、檸檬を丸かじりしたようなシャープな酸と
軽く収斂性を感じるミネラル感。3.は香りに柑橘、なのに、口に含むと豊かな果実味
と柔らかい甘みが旨味を伴って、余韻まで続く。
赤の人気は、5.のシラーズ。
4.は、少し褐色を帯びた淡いルビーの外観。ブルーベリー、シナモンの香りに
口に含むとヨード香。味わいは優し目で、軽い収斂性。…クシノマヴロ…ね。
5.は濃い黒紫で、コンポートにしたアメリカンチェリー、シナモン、丁子の香り。
味わいも香りの通りの濃い果実味とスパイシーさ甘さ。
料理は、蛤とプチポワのムース、蛤のポシェ…からのリゾット。
赤ワインに合わせて、和牛のローストビーフ 山椒バターソース。スモモのムース。
デザートと一緒にお出ししたアルタ・ランガのロゼは
思いのほかドライでシャープな口当たりでしたね。(瓶内熟成34ヶ月)
平日のリクエストクラスはご参加人数などに合わせて、別のラインナップで。

ワインリスト
1. CHABLIS 2022年/DOMAINE DES HATES
◇産地:フランス A.O.C.シャブリ ◇品種:シャルドネ100%
◇醸造:プレス後、24時間デブルバージュし、アルコール発酵。自然に任せ2~3か月発酵。
ステンレスタンクでMLFを行い、11ヶ月間熟成させたのち少量のSO2を加え瓶詰め。
2. CHABLIS 1er Cru Fourchaume LHOMME MORT 2022年 /DOMAINE DES HATES
◇産地:フランス A.O.C.シャブリ 1er Cru フルショーム ◇品種:シャルドネ100%
◇醸造: 1er Cruフルショーム・ロム・モールは最高のプルミエ・クリュの一つで、フルショームでも
一番北にあるリュー・ディ。フルショームの中で一番ミネラル感が強いと言われる。平均樹齢は25年。
3. Casa Agrocola Alexandre Relvas 2023年/ART. TERRA CURTIMENTA
◇産地:ポルトガル アレンテージョ
◇品種:アンタン・ヴァス50%、アリント40%、ヴィオニエ10% リュット・レゾネ農法
◇醸造: 天然酵母を使用してステンレスタンク醗酵、部分的にMLF、フレンチオーク樽熟成6カ月
4. Parlez-Vous La Loire Rouge 2023年/ Parlez-Vous La Loire
◇産地:ヴァル ド ロワールIGP ◇品種:ピノ・ノワール
◇醸造:ペイ・ナンテ地区から北東エリアで栽培されるPN。樹齢は10~25年と様々。
ステンレスタンクで発酵&熟成。
5. CREMANT DE BOURGOGNE BLANC DE NOIRS NV/ LES VIGNERONS DE MANCEY
◇産地:A.O.C.クレマン・ド・ブルゴーニュ
◇品種:ピノ・ノワール90%、ガメイ・ノアール・ア・ジュ・ブラン10%
◇醸造:ステンレス発酵の後、瓶内2次発酵の工程を経て24~36カ月熟成。
こちらのクラスでは、1.2.と4.をブラインドで、品種と産地を考えてもらう
スタイルでテイスティング。シャブリの同じ生産者の広域と、1級畑の飲み比べと
ロワールのピノ・ノワール。…みなさん、いいコメントをされていました。
やはり、フルショームのシャブリは鉱物的なミネラル感と豊かな酸と果実味の凝縮感!
ですね。広域のシャブリは余韻にも伸びる豊かな酸とフルーティーのバランスがいい。
4.は、品種を当てられた人も!甘やかな苺キャンディーのような香りに、豊かな酸と
果実の甘さと、軽い収斂。…ガメイと回答するかも…と思いながら。(笑)
3.のポルトガルワインは、蛤のポシェの、出汁が濃くなった頃に合わせると、
果実味と軽い渋みとドライな味わいのバランスが、とてもいい!と個人的に気にいった
組み合わせです。

料理は、蛤たっぷりに、6月の料理教室のメニューをアレンジして。
そして、平日のリクエストクラスは、「夏に美味しいワイン」というテーマをオーダー
いただいたので、蛤料理は白ワインに合わせた一品を。

ワインリスト
1. Muscadet Sevre Et Maine Sur Lie Vieilles Vignes 2023年/Poiron Dabin
◇産地:A.O.C.ミュスカデ セーヴル エ メーヌ ◇品種:ミュスカデ100% 自然農法栽培。
◇醸造: 平均樹齢45年の古木より作られたミュスカデ。法定期間より長いシュルリー製法熟成。
2. Vouvray Sec 2023年/Domaine Vigneau-Chevreau
◇産地:A.O.C.ヴーヴレ ◇品種:シュナンブラン100% 1995年からビオディナミ
◇醸造: ステンレスタンク(天然酵母)で発酵、ステンレスタンク熟成 2カ月。
3. Sancerre Silex Blanc 2023年/Domaine Michel Thomas
◇産地:A.O.C.サンセール ◇品種:ソーヴィニヨン・ブラン100% ケイ質土土壌
◇醸造: ステンレスタンク発酵、ステンレスタンク熟成 10カ月(シュール・リー) 平均樹齢25年
4.Anjou rouge Reliefs 2021年/Chateau Soucherie
◇産地:A.O.C.アンジュ ◇品種:カベルネ・フラン 90%、グロロー 10%
◇醸造: 平均22℃で管理されたステンレスタンクにて21日間発酵、5000Lのステンレスタンクで
約10カ月間熟成
5.Vin de France Rouge Garance NV/ Les Maisons Rouges(トゥールの北約50KM )
◇産地:ロワール地方 ◇ピノー・ドーニ100% 2009年からビオディナミ農法
◇醸造:22度のステンレスタンクにて180日間発酵、5,000Lのステンレスタンクにて約5カ月間熟成。
冷涼年だった2021年のワインに2020年のワインを20%ブレンドすることでの味わいのバランスをとり、
このワインらしい色調と風味を実現。ガランスは植物の茜の意でこのキュヴェの色を表す。
6. Coteaux du Layon Atomes Croch 2023年/ Vignoble Lecointre
◇産地:A.O.C.コトー デュ レイヨン ◇品種:シュナンブラン ビオディナミ(ユーロリーフ)
◇醸造:遅摘みブドウで仕込まれる甘口。貴腐50%。残糖81g/L。収穫は手摘み。
ステンレスタンク発酵、ステンレスタンクにて3ヶ月間熟成
ご参加の皆さんには、全て「フランスのある地方のワイン」とだけお伝えして
ブラインドでテイスティングしていただくスタイルで。(有資格が多いので)
品種と産地を考えていただいたのですが、「ロワール地方」と回答された方があり‼
白3種では、1.のミュスカデが人気が高く、フルーティーさと塩味を感じるような
ミネラル感は、暑い日の渇きを癒してくれる味わい。2.のヴーヴレは、洋ナシや
白桃、コリンアンダーシードの香りみ、柔らかい果実味と余韻にハチミツを感じつつ
たっぷりと酸もあって、軽い苦味も心地よいバランス。
3.のサンセールはレモンやライムの溌剌とした柑橘の香りと豊かな酸味。とても
フレッシュ感いっぱいながら、余韻は鉱物的なミネラル感。
赤の人気は、5.のピノ・ドーニに集中。4.は、カベルネフランらしい、ベジタル
な香りに黒すぐりやブルーベリーの果実味。柔らかい味わいの中にスパイシーさも。
5.は、苺やラズベリー、紅茶葉の香り、豊かな酸と果実味と旨味。癒し系。
ピノ・ドーニ100%って初めて飲んだのですが(補助品種なイメージ)ちょっと注目
したい品種だな…と思います。
6.のコトーデュレイヨンは、デザートに合わせて。普段は泡をお出しするのですが
酸のバランスがよいほんのり甘口は、よく冷やして夏の食後に最適だと思いチョイス。
昨今、どの地域でもアルコールが高めになっている印象がありながら、ロワール地方
は、どのワインにも優しさを感じ、夏に(も)美味しいと思い、このラインナップと
なりました。…が、リクエストにお応えできていたでしょうか?

料理は、桑名の蛤とプチポワのムース、桃とフルーツトマトと海老のサラダ
鶏モモ肉と季節野菜のスパイシーグリル、プラムのムース。
ワインのクラスも、色々とリクエストに応じてアレンジしています。
4名様~で、日時も含め、ご相談に応じますので、ご興味あればお気軽にお問合せ
ください。