今日、ある政府系の融資窓口に面接に行ってきました。
そこにも多額の借り入れがあり、
もし、借り換えが成功すれば
ある程度の現金が調達できるからです。
10日に別の融資の借り換えを済ませた際、
この口座の借り換えも出来るかもしれないと思い、
税理士さんに試算表を作ってもらっていたのでした。
その試算表が届いた数日後だったと思います。
普段、決済にだけ使ってきたネットバンキングのログイン画面に、
「ドーン」と
という広告が降りてきたため、
躊躇なく、そちらも申し込んでました。
もう、「運命が、この広告を見せたのだ」とか、
「きっと神様の啓示に違いない」とか、
そういうことよりも、
「後がないしっ！」
という思いで、脊髄反射的に申し込んでたのでした。
どちらも、必要な資料は2期分の決算書と最新の試算表。
ネットバンキングにはFAXで、
今日、面接に行った金融機関には、
それらを郵送しておきました。
２日後、金融機関から電話があり、
さらに追加の資料と
過去半年分の会社と僕個人の全通帳などを持って、
面接に来るように、
と日時を指定されていたのでした。
2期分の決算書と用意した試算表、
正直、今融資をうけている取引銀行さんに持っていったら
たぶん、青ざめる内容。
「ぜったい、追加融資などムリっ！」
と怒られそうな代物だと思います。
でも、これが「流れに身を任せるってことなのかなぁ」と
淡い期待を抱きつつ、
昨日と今朝、資料をまとめる作業をしてました。
昨晩は
「明日は、資料をまとめ上げないといけないから
酒抜いて早めに出社しよう」
と殊勝に床に入りました。
朝、身支度をしているとき、
携帯に電話がかかってきました。
ネットバンキングに送っていた資料の件で
決算書に漏れがあるので再送してくれとのこと。
「今日は、とことん融資案件に
向き合わなきゃいけない日なんだな」
と、ため息交じり。
（そういう日ありますよね・・・
似たような案件が重なる日）
出社して、それぞれの資料をまとめました。
正直、
もう、「今回のお申込みは辞退させていただきます」と
こちらから連絡した方が、気が楽かも・・・
心折れそうになりながらの作業。（ＴＴ
資料は無事、
時間に余裕をもって仕上げることができ、
ひとつはＦＡＸ、
もうひとつを携えて、
金融機関に向かいました。
面接では、ざっと資料に目を通していた担当の方に
いろいろ問題点を指摘されました。
もっとも問題にされたのが
ＦＸ、仮想通貨、株などの投資で
大幅な赤字を出していること。
本業でない分野で、
これだけの赤字を出していることが、
今の資金繰りに影響しているのではないか、
この点、きびしく審査させていただくことになりますよ、
ということでした。
（本当は違うんですけど、
それでも、すさまじい損失に違いはない・・・）
投資に多額の資金をつぎ込み、
いずれも大きな損失を出すか、だまし取られた時期、
あの時は、とにかく手足をもがれたように
業績をプラスにつなげる手段が見つからない中、
別の手段での収入の柱を
真剣に考えていた時でした。
この時の絶望的なお金の使い方については、
いつか日をあらためて、ここに記すことがあるかもしれません。
無力感や絶望感をいっとき忘れるために
多額のお金を使うという行為が、
いかに人間本来の幸せから
程遠い陶酔感をもたらすか。
それは担当さんに話しても、しょうがないこと。
でも、あの時はしょうがなかったもんなぁ、と
内心、思って聞いていました。
面接は50分ほどで終わりました。
外に出ると、今の気分に「ちょうどいい」
昭和チックな喫茶店があったので入りました。
タバコに火をつけ、コーヒーを傾けながら、
ラジオを聴いていると、
「人生で最も大切な決断は、
何かをやる、という決断ではなく、
何かをやめる決断をすることである」
そう、ラジオの音声が語ってくれました。
神々さまのやさしい説諭でした。
融資は下りるかどうかは、わかりません。
下りたところで、ここで鼻息荒く
「あの融資が降りました！
神様のお導きでした！」
と語るのも、どうか、という気がしてます。
神々さまは、きっと、
「もう2度と、心が喜ばない
お金の使い方はしてはいけないよ」
それを教えてくださるために
舞台をセッティングしてくださったのかな、
今、そう思ってます。
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