心療内科非常勤心理カウンセラーだけど20代ひきこもりの双子がいます
二男は中2の終わりから不登校に
長男は専門学校中退後そのままひきこもり生活。
心療内科に非常勤で勤務する心理カウンセラーなのに、ひきこもりの双子の息子がいます。
ひきこもりになるまでのこと、今のこと、思い出したり、気づいたことを書いています。
前回までの記事
問題を解決するための方法は4つあると
言われています。
① 相手が変わる
② 環境を変える
③ 我慢し続ける
④ 自分が変わる
今回は最後の④について書きます。
「自分が変わる」
今日は、ちょっと辛口になってしまうかも。
どうしようかと迷ったけど、やっぱり私の
本音を書こうと思います。
近年、アメブロでも“不登校カウンセラー”
という肩書の方が増えてきているなぁと
感じます。
(私も以前はその一人でしたが)
そういう方のブログを拝見すると、ほとんどの
方が
『まずお母さんが変わりましょう』
と仰っています。
私も、同意見なのです。
24歳ひきこもりの双子の息子を抱える私が
言っても説得力はないのは承知の上ですが
子どもたちが動き始めるのは
外的なきっかけではないのです。
子どもの中にエネルギーが溜まれば
勝手に動き始めるのですよ。
それは、子どもに限らず私たち自身も同じ。
心身共に疲れ果てている時と、心身共に満た
されている時では、やる気が全然違うのです。
①の「相手が変わる」
つまり、子どもを信じて見守って
待つだけでは変わらないし
「子どもを信じなきゃ、見守らなきゃ」は、
③の「我慢し続ける」にもなりかねません。
動き始めるきっかけは、外的要因という点で
「環境を変える」ということになるかと思い
ます。
でも、動き始めたとしても、次の「継続」で
つまづいてしまったりはしないでしょうか?
よく「親は子どもの安全基地」と言われます。
お掃除ロボットが、充電が切れそうになると
充電器に戻っていくように
親が子どもにとっての充電器の役割を果たし、
子どもが自分の中にエネルギーが溜まる体験
を重ねていくと、自然と自家発電の仕方を
覚えるのです。
子どものことを何とかする前に、親が子どもの
エネルギーが溜まるような接し方ができるよう
になればいいのです。
心療内科にいらっしゃる患者様もそう。
同じ職場、同じ環境で仕事をしていても
大丈夫な人もいるのです。
患者様が、どんな環境でも大丈夫になるように
お手伝いするのが、私たちの仕事だと思って
います。
大雑把な例えですが、自分が不幸だと感じて
いる人が、他の人が幸せになるお手伝いを
するのは難しいのです。
まず自分が幸せになること。
まず自分が変わること。
なのです。