心療内科非常勤心理カウンセラーだけど20代ひきこもりの双子がいます
二男は中2の終わりから不登校に
長男は専門学校中退後そのままひきこもり生活。
心療内科に非常勤で勤務する心理カウンセラーなのに、ひきこもりの双子の息子がいます。
ひきこもりになるまでのこと、今のこと、思い出したり、気づいたことを書いてます。
昨年、たまたまテレビを見ていて
知ったのですが
2021年に、元ニュースキャスターの
辛坊治郎さんが単独ヨットでの無寄港
太平洋横断に挑戦されたんだそうです。
辛坊さんは、その番組の中で
『自分はメンタルが弱い。
なぜなら、ずっと怖くて怖くて
たまらなかったんです。』
とおっしゃっていました。
えっ?
いやいや、それってメンタルが弱いとか強い
とか関係ないでしょ?
太平洋の真ん中に、小さなヨットで
たった一人なんですよ?
怖くて怖くてたまらないのは、当たり前の
ことでしょー?
実は、“怖い” と言う感情は、危険から
身を守るために必要な感情なのです。
だって、もし高層ビルの屋上にいて
怖さを感じなかったら・・・
想像しただけで、怖いです~(泣)
辛坊さんは、怖い怖いと思っていたから
かすかに聞こえてくる小さな音に
ビビりまくって、船の中を隅から隅まで
探し回ったんだそうですよ。
その音は、プロパンガスのボンベを
結わえていたベルトが緩んで、ボンベが
“コツン・・・・・・コツン・・・・・・”
って、ぶつかり合う音だった。
もしね、辛坊さんが
『怖くないぞ!ちっとも怖くないぞ!』
って、強がっていたら、もしかしたら
そんな小さな音なんて気にならなかった
かもしれないのです。
運が悪ければ、ボンベがぶつかり合う
衝撃で、爆発していたかもしれません。
辛坊さんは、メンタルが弱いわけでも
強いわけでもなく、自分に正直な方だった
のです。
ご無事で戻って来られて、本当に
良かったですね♡
心療内科のカウンセリングルームのごみ箱がティッシュで一杯になる件