心療内科非常勤心理カウンセラーだけど20代ひきこもりの双子がいます

二男は中2の終わりから不登校に

長男は専門学校中退後そのままひきこもり生活。

 

心療内科に非常勤で勤務する心理カウンセラーなのに、ひきこもりの双子の息子がいます。
ひきこもりになるまでのこと、今のこと、思い出したり、気づいたことを書いてます。

 

年齢とともに、目が疲れて

本を読むことがめっきり減ったのですが

 

昔から、本を読むのは大好きです。

 

学生時代に読んだ本は、内容を忘れて

しまったものも多いのですが

 

確かに、私の生きかたに影響を及ぼして

いるだろうと思う本があります。

 

 

今考えると、影響の受け方を

間違えたような気がする。

 

 

その中の1冊が、遠藤周作先生の

 

「彼の生きかた」

 

という本。

 

 

私が、この本を初めて読んだのは、

中学生の時だったかな。

 

コロナで自宅待機の時に久しぶりに

読んでみたのです。

 

懐かしいなぁって思って。

 

 

中学生の頃は、ただただ、大人の事情を

振りかざす登場人物たちにイラついた

記憶があるのですが

 

 

生まれつき吃音で、子どもの頃から、

人間より動物との関わりの中に自分の

居場所を見出していた主人公の一平が、

日本猿の餌付けに成功するのだけれど

 

企業の資本だとか、男の征服欲だとか、

いろいろなことが絡んできて、純粋に

日本猿の研究に没頭する一平を

翻弄するという内容。

 

 

物語は

 

白く積もった雪の中

一平がサルの群れとともに

人の手の届かない場所へ行くところで

終わります。

なぜか、そのシーンで突然涙が溢れました。

 

確か、中学生の時も、そのシーンで号泣

したんだった。

 

どうして泣いたのか分からなかったけど、

今わかったような気がする。

 

 

中学生の頃は、良い人が報われないことが

悲しかったんだと思う。

 

だけど、そういう報われない中でも

ブレずに地味~に生きて行くことが

美しいなんて思ってしまっていたような

 

そんな気がする。

 

 

だけど、それは間違っていると

やっとわかった。

 

 

良い人が報われないことに私は

怒っていいんだ。

 

一平のように一生懸命にがんばって

いる人は報われなきゃいけないのだ。

 

だから悔しかったんだ。

 

良い人が報われないなんて、おかしいだろ!

 

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