今月20・21日、関東ラグビー協会主催の指導者研修会が行われます。

 

 

 

 

 

 

僕はそこに昨年から講師として参加し、ラグビーにおけるパフォーマンスの下部構造についての解説とJARTAによる具体的なトレーニング方法をご指導させていただいております。

 

 

 

 

 

 





 

研修に参加される方は、主にジュニア期の選手たちの指導者です。

ですので、トレーニング理論や方法論に加えて、「指導とは」という部分も非常に重視される研修です。




 

そのような重要な研修会に携わらせていただくことは本当に光栄なことであり、同時にジュニア期の選手たちの指導に影響を与える立場となることによる責任を強く感じています。





 

そこで今回は、この研修に先立ち、僕が指導において非常に重要と思っている一つの要因についてお話ししたいと思います。





 

それは、「チャレンジそのものを評価する」ことです。

つまり、プレーの結果の良し悪しによる評価よりも、そのプレーにチャレンジがあったのかどうかにより重点をおいて評価するということです。





 

具体的には、もしプレーの結果が良くなくても、そこにチャレンジがあれば褒める、認める。

逆にプレーの結果が良くてもそこにチャレンジがなければ、指導が入る、という形です。





 

この考え方はJARTAが半年に一度ずつ実施しているイタリア研修先であるセリエAインテルユースで知ったことです。

そしてこの視点は同チームだけでなく、イタリアのサッカー界の常識として根付いています。





 

僕はこの考え方は選手の心身の可能性・伸びしろを伸ばしていくためには非常に重要なことだと考えています。





 

もちろん結果が良いことは良いことであるのは当然ですし、それに越したことはありません。

どんどん求められるべきことです。

しかし、その点だけで選手を評価し始めると、選手は「無難なプレー」をやり出します。


 

 


 

自分が選手だったら、プレーの結果の良し悪しだけで評価され、指導されたらやりにくくないですか?
(結果にはいろんな要因が絡むので…。)




 

選手は、自分にとって難しい、「成功するかわからないぐらいのプレー」に挑戦するから成長するわけで、無難なプレーばかりやっていては、そのカテゴリーではうまくいってもより高いレベルに進んだ時に通用しないことになったりします。

(もちろん、基本をおろそかにすることとは別次元の話ですよ)

 




 

これは行動心理学における「飴と無視理論」でも言われていることです。

また、イタリア研修でお世話になっているインテルのマルコ・モンティさん(インテルユースディレクター)も日本人選手が平均的でずば抜けた選手が出てこない原因の一つとして言及されていました。





 

特に、ジュニア期などはこの部分の重要性は大きくその比率が増します。

この時期は特に結果の良し悪しよりも、「そこにチャレンジがあったか」で評価してあげることで、選手たちが自ら工夫するような自主性を育み、新たなことにチャレンジしていく心身の土台になります。

僕はそれが必ず選手たちの将来の可能性・伸びしろにつながると考えています。





 

自分が選手だったらそのような環境でプレーできたらめっちゃ楽しかっただろうなと思います。




 

選手がチャレンジしていないことを、「お前はあの場面でもっとチャレンジできた」っていう具合に気づかせる指導をやってあげたいものです。





JARTA
中野 崇



 

 


こんにちは。
だいぶ前の話なのですが、1月9日に奈良県王寺市にて、学校教員の方々の研修会の一部として、
「身体の使い方を知り、子ども達の伸びしろを伸ばす」というテーマで講演をさせていただきました。





大きい研修会の中の分科会のプログラムの一つという感じです。
僕の担当講義には約40名ほどの先生方にご参加いただきました。





なぜこのような機会に恵まれたかと言いますと、大学時代の友人が高校教員をやっていて、この研修プログラムの担当になったのをきっかけに依頼をしてもらえたという形です。(実は僕も教育大学卒で小学校と支援学校の教員免許を持っています。使っていませんが…)





講習当日は、プロ野球選手の自主トレ帯同中のため、会場は自宅から近いにもかかわらず鹿児島からの奈良入りということになりました笑





スタッフが写真をたくさん撮ってくれたので、写真入りで当日の様子をご紹介します。


初めの説明。この時、人前で話すのが苦手な僕は平然を装って実はすごく緊張しています。
しかも、全員ジャージだと思っていたのにスーツ姿の方までいて、内容をどうしようか考えながら話しています笑








トレーナー向けの講習と違い、今回の受講者は学校の先生たち。
専門的な話は当然伝わりません。
どの程度の言葉まで理解していただけるかを、先生方の反応を見ながら考えつつ話しています。
今回特に伝えたかった内容は、「量だけでなく質も大切」ということ。
そしてその質とはどういうことなのかを説明しています。






でかい先生を相手に、力だけでなく身体のコントロールで相手を崩せるということを実践を交えて解説です。
このでかい人が僕の同級生です笑





大腰筋を使いやすい状態にするためのストレッチを解説(T-レフストレッチと言います)。大腰筋という言葉は当然誰も知らないので、図を描いてどういう筋肉なのかをシンプルに伝えました。






大腰筋とセットで重要なハムストリングスのストレッチ方法。
一言にハムストリングスと言っても、複数の筋肉の総称です。
ここで活性化したいのは内側の上の方。
「ハムストリングスの肉離れ」とよく聞くと思いますが、肉離れしやすいのはこことは別の場所。内側の上の方が使えていないことによって、発生しやすくなります。






単純な講習に見えますが、実は参加者は小学校の先生から高校の先生までいます。
つまり、小学校の体育レベルから高校の部活レベルまでのニーズをフォローしなければならないという状況です。
みなさんのイメージしている状況が大きく異なることを予測して対応します。







足を踏み出した時、膝がつま先より前に出ると膝に負担がかかります。
若年層に多いオスグッドシンドロームなど膝の傷害に関わる現象です。





だから膝をつま先より前に出ないようにするのですが、単に形を整えるだけでは「そのフォームが上手くなっただけ」。実際の多様な動きには対応できません。
つまり足を踏み出した時にモモ裏の筋肉であるハムストリングスが働いた上で膝の位置がコントロールされなければなりません。
そのためには股関節や大腰筋をはじめとした身体機能に加えて、足の踏み出し方がキーになります。

これは走る、投げる、登る、飛ぶなど、とても基本的な動きの土台になる非常に大事な部分です。







股関節に刺激を入れるための運動の一つとして鼠径部を指で押さえながら運動するのは非常に有効な手段です。








このあたりから、実際に先生たちにも選手にやってもらっているようなトレーニングを体験してもらい、身体で実感してもらえるようにしました。
大腰筋やハムスト、股関節に刺激が入ってくると、身体を動かした感覚は非常に良くなります。パワーやスピード、俊敏性などの出力向上は、筋力の向上だけでなされるものでなく、もともと持っていたものを使いこなすことでも実現可能なのです。
特に若年層ではこの部分は必須であり、このことを「伸びしろを伸ばす」と表現しています。








このあたりから、全員汗だくです笑









最後の部分では、数人ずつのグループに分かれ、JARTA認定トレーナーがそれぞれのグループで個別の相談に対応するという時間をとりました。






当然のように先生自身の身体の相談も出ました笑
先生自身が身体を悪くして動けないようでは、「手本」が示せませんからね。





サポートしてくれた認定トレーナーさんたちも口を揃えて言っていましたが、どの先生方も我々がお伝えした事をすぐに子どもたちに当てはめて考えるという思考回路を持たれており、先生たちが自分が関わる子どもたちの事を本当に真剣に考えておられるのが伝わってきました。





それは今回お伝えする側であった我々にとっては本当に嬉しい事ですし、同時に大きな責任を感じる事でした。





僕が非常に嬉しかった事は、「身体ってすごい可能性を秘めてるんですね。自分がこれを子どもの頃からやりたかった。」と言ってもらえた事です。





先生が、子どもの可能性を身体の側面からも感じてくれる事で、子どもたちの伸びしろは確実に伸びると思います。





今回お伝えした事が、少しでも子どもたち、そして先生方のお役に立てる事を願って止みません。





このような機会をいただいた関係者の方々に心から感謝いたします。
ありがとうございました。







JARTA
中野 崇



おはようございます。
今月発売の月刊秘伝という雑誌(2月号)に、僕とボディワーカーの藤本靖さんとの対談が掲載されます。





藤本さんとは、大儀見優季選手のトレーニングの際にご縁をいただき、光栄なことに藤本さんから今回のオファーを頂きました。




月刊秘伝という雑誌は、以前から拝読させていただいていたとても内容の濃い月刊誌です。(武道関係者だけでなく、実は医師など医療者の読者も多いのです)





僕はこの雑誌の”目に見えないものも軽視しない”というスタンスが大好きですし、共感を覚えますし、現状のスポーツ界には足りないものでもあると思っています。





今回の対談に関わらず、ぜひ一度目を通してみてください。





いったい誰が読むんやっていうような、こってりした内容ですが笑、少しでもお役に立てれば幸いです。





月刊 秘伝 2016年 02月号/BABジャパン
¥990
Amazon.co.jp







JARTA
中野 崇




本日、女子サッカー選手の海堀あゆみ選手の現役引退が発表されました。






事前に直接連絡をもらっていましたが、やはりニュースになっても実感がわきません。。




サポートをしてきた約3年、選手として人間として本当に素晴らしいものを見せてもらいました。





まだまだやれるよ!と伝えてあげたい気持ちでいっぱいですが、彼女は安易な決断をする人間ではありませんし、動けるかどうかといった次元での決断ではないはずなので、ただただお疲れ様でしたという言葉しかありません。




僕としては、とてつもなく寂しい気持ちと、同時に少しほっとした気持ちが混在しています。

見えないところでとてつもない努力をする選手だったので…。






これからのことはまだ未定とのことですが、彼女ならきっとまた素晴らしい輝きを見せてくれることでしょう。






本当にお疲れ様でした。

そして本当にありがとうございました!




JARTA
中野 崇



明けましておめでとうございます。


昨年はブラインドサッカー日本代表フィジカルコーチへの就任など、個人的にも弊社的にも大きな出来事がたくさんあり、大変ありがたいことに様々な活動、新たなステージへと踏み出すことができました。


本年もしっかり精進いたしますので、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。






明日からはプロ野球選手の自主トレの帯同として鹿児島に入ります。

選手側のご好意により、数名のJARTA認定トレーナーの方もサポートに入っていただけることになりました。

認定トレーナーの方にそういった機会を作ることができること、僕にとって本当に嬉しいことですし、同時に身が引き締まる思いです。






その間、一度大阪に戻って、近畿の教育委員会の研修会で、若手の教師の方々に講演をさせていだきます。

小学校の体育から高校の部活レベルまでのニーズがあるということなので少し難しいですが、しっかりやらせていただきます。





で、また鹿児島に戻ります笑






帯同の終了後は東京に入り、JARTA認定トレーナー資格コースの講師です。

今回は久しぶりにベーシックセミナーの講師をさせていただきます。


ざっくりと内容を。






<座学>

①多様性・アブレスト能力

伸びしろの構築や怪我予防に不可欠な運動・身体の多様性、同時に様々な要素を実現する能力であるアブレスト能力についての解説。基礎中の基礎として非常に重要な内容です。

JARTAの根底的な身体概念です。






②コンディショニングとトレーニング、パフォーマンスアップ、そして選手のニーズの関連性、手本の重要性の意味。このへんが理解できていなければ、いくら技術や知識があっても、選手とは信頼関係が構築できません。






③統合化トレーニング理論

怪我の予防や改善も含めてパフォーマンスに携わる以上、そもそもパフォーマンスがどういう構造になっているかを理解していなければなりません。

人間の運動はフィジカルを中心に鍛えた時に、他の要素も必ず影響を受けます。

それが仮に悪影響だったとしたら?

フィジカルが高まって筋力が増えても、結局本来高めなければならないパフォーマンスが低下することもあるのです。

いわゆる「肉体改造」の失敗という現象の理由がわかります。

また、そういった場合に実際にどうすれば良いのかもご紹介します。






この辺りに僕が経験してきた具体的な出来事も加えてお話しできればと思います。

なでしこ、プロ野球、ブラインドサッカー、柔道などいろいろお話ししますね。






<実技>

Tーレフストレッチ

体性感覚刺激とストレッチを併用した「トレーニング系ストレッチ」です。

トレーニング系ストレッチとは、「効率よく動く状態」を作るためのものです。

怪我予防はもちろん、ウォーミングアップや様々な練習・トレーニング前の運動刺激としても使っていただけます。

ベーシックでは4種類のTーレフストレッチをご紹介します。

①頸部・体幹

②肩甲骨・体幹

③大腰筋

④股関節・大腰筋


JARTAには難しいトレーニングや技術が多いですが、ベーシックのテクニックはどれも比較的簡単に習得していただけます。
上記の部位の触診だけは予習しておくといいと思います。




<統合化トレーニング実践>

統合化トレーニングの導入として、「立甲」という肩甲骨の使い方の意義、そして習得プロセスを習得していただきます。JARTAでは単にご自身ができることを目指すのではなく、他者に習得させることができるようになるための「習得プロセスの理解」を非常に重視しています。

自分ができても他者に習得させられなければ、トレーナーとしての武器にはなりませんので。



これが一般的な腕の支え方ですね。


こちらが立甲した状態。
ゼロポジション範囲の拡大やRSSC(回旋系伸張反射)の利用、体幹・下肢からの力学的エネルギー伝達の向上など、スポーツにおいてメリット多しです。
動物の前脚も同様の形態をとっていますね。
詳しくはこちらで





当日は講義内容だけでなく、ご質問には出し惜しみなく何でもお答えするスタンスです。





まだご都合のつく方はぜひ参加してみてください。

お申し込みは下記からです(JARTAオフィシャルサイトに飛びます)。
募集中のJARTAセミナー

http://jarta.jp/apply/#basicseminar








JARTA
中野 崇

 

前回はスポーツトレーナーのプレゼン能力の重要性をお話ししましたが、今回はもう少し掘り下げます。





 

認定試験では指導力の試験もあり、皆さん大変苦労されていたようなので、今回は分かりやすくなるようにプレゼンを「指導」に置き換えてお話ししたいと思います。





 

皆さんは、説明と指導の違いを明確に言えますか?





 

これは漢字を見ればわかります。

説明は、説を明らかにすることが目的です。

指導は、指し示して導くことが目的です。





 

両者の違いは明らかです。

まず主体がどちらにあるか。

説明は、自分に主体がありますね。

単純に言えば、説を明らかにできればOKなのです。





 

それに対して指導は、相手に主体があります。

相手を導けなければ、成立しないのです。





 

選手にトレーニングを教えるとき、どうでしょうか?

説明と指導、どちらが必要ですか?





 

トレーニング指導という場面では、こちらが準備してきたものを単純に提示するだけでは全く成立しません。




 

指導は、先にも書いた通り、相手ありきです。

相手を導くことができて初めて成立します。




 

トレーニング指導であれば、選手がそれができるようになる、またはそれができるようになるためのプロセスを理解することが必要です(そのトレーニングがパフォーマンスアップにつながることは当然として)。





 

その指導を終えた時、選手にどうなっていて欲しいか。

そして選手がどうなりたいと願っているのか。

全てはここから始まります。





 

特に指導に慣れていない場合、自分の準備してきたものをその通りやることに意識が向いてしまいがちですが、残念ながらそれでは良い指導にはなり得ません。

もちろん、準備は必要ですが。





 

指導場面では、変化や理解を含めて相手の反応を見ながら準備してきたものを修正しつつ提示する、そしてまた反応を見て、という繰り返しです。

 

 

 





トレーナーの仕事は、”自分が上手くやること”が目的ではありません。

選手が結果を出してこそ、意味があるのです。





 

自分が提示するものを説明できるのは当たり前として、その上で良い指導と言えるものまで昇華させることが重要であり、そうでなければ選手にとっては無意味なのです。

 

 


 

無料ダウンロード>

JARTAメールマガジン(無料)にご登録いただいた方に向けて、無料で立甲解説書をプレゼントするサービスを開始いたしました。

 

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ダウンロードURLhttp://jarta.jp/mailmagagine/manual/

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②JARTAベーシックセミナーを受講された方には「大腰筋解説書」

 

③アドバンス1セミナーに進学された方には「股関節解説書」 

 

ご自身はもちろん、選手にもぜひ役立てください。

 




JARTAオフィシャルサイト
http://jarta.jp



JARTA
中野 崇

 

 

サッカー関係者の皆様、トレーニングニーズ調査へのご協力、ありがとうございます。

大儀見選手や鮫島選手、田中明日菜選手にもリツイートしていただき、大変有意義なご意見をたくさんいただいております。



 

調査の結果は、JARTAトレーニングのサッカー指導者向け講習会の内容構成や、サッカートレーニングシステムのパッケージ化にも活用させていただき、サッカートレーニングの質的向上に貢献していきたいと思います。





 

まだ締め切りまでは期間がありますので、ご協力いただける方は下記リンク(googleフォーム)からご回答よろしくお願い致します。


サッカートレーニングニーズ調査
https://docs.google.com/forms/d/1P5LcsTKFd8MIO_wX5Ng9rehunu5iC-hqizS5J_Udd7k/viewform?usp=send_form

対象:サッカー関係者(携わっていなくても、回答をご希望の方はOK)
内容:質問は主に選択式、3~5分で終わります。
目的:スポーツ現場でのトレーニングニーズ調査
期限:12/20(日)



 





 

さて今回のテーマは、「プレゼン能力」についてです。

これまでも繰り返しスポーツトレーナーのプレゼン能力の重要性には言及してきましたが、先日JARTA認定トレーナー試験がありましたのでそれを踏まえて改めて。





 

まず、第一にスポーツトレーナーにおけるプレゼンの重要性。

それは、トレーナーの能力が数値化できないことと、選手の身体という”財産”に直接影響を与える立場であることが理由です。





 

トレーナーの能力は、知識や技術だけでなく、指導力や分析力、判断力など多岐にわたります。

それゆえ、トレーナーの能力は当然簡単には数値化できません。

ましてやその専門性ゆえに、選手や指導者の方にはなおさらわかりにくいのです。





 

そしてトレーナーという仕事は選手の身体に直接触れる仕事です。

つまり、良くも悪くも影響を与えるのです。




 

選手にとって身体は財産です。一般の方でいうと銀行口座にある預金。

それを、信頼できない人には触らせませんよね。

基本的には触らせてから信頼できるかどうかっていう順番ではないはずです。

安易に触らせると取り返しのつかないことにもなり兼ねませんからね…。






 

選手や指導者にとって、身体を触らせるということは、多かれ少なかれこんな心理が働くことは確かです。

彼らにとって、わからないことはリスクです。



 

だから、我々は触らせてもらえるか、信頼されるかどうかの判断材料を彼らに提示しなければならないのです。

もちろん相手に理解してもらえる形で。





 

それが、トレーナーのプレゼンです。

それが、トレーニングの必要性の提示であり、トレーニングの手本(デモンストレーション)であり、これまでどんな効果を出してきたかのデータです。
※もちろん礼儀やマナーなど、選手にとって、人としてトレーナーが手本になれるかという観点も、大前提として指導者の方は重視しておられます。(指導者の方にとって選手は家族同然ですから当たり前ですよね)



 

 

そしてそのためには、相手が何を求めているのかを考えなくてはなりません。
直接調べられるなら絶対やるべきです。

ニーズに合わないプレゼンほど退屈なものはありません。
ほんの数分でも時間を取ってもらった相手に失礼です。





 

一般的にトレーナーの仕事はコネクションが優位に働く環境ではありますが、今後それは変わってくると思います。

トレーナーがどれだけ選手が出す結果に貢献できるか。

選手がそれを口に出すようになってきていますから。

 




 

次回は、もう少し今回の内容を深めたいと思います。






JARTAオフィシャルサイト
http://jarta.jp



JARTA
中野 崇




 

 

こんばんは。 今回はトレーニングニーズ調査へのご協力のお願いです。 年末でお忙しいところ大変恐縮なのですが、可能でしたら是非ご協力をお願い致します。 JARTAではトレーニングの質とスポーツ現場でのトレーニングニーズの適合性をさらに向上するため、アンケート調査を実施するという運びになりました。 皆様からのトレーニングニーズとご意見を新たなトレーニングシステム構築の参考にさせていただき、それが選手のパフォーマンスアップに良い形で還元できるよう取り組んでゆく所存です。

下記のリンク(googleフォーム)から、アンケートの回答にご協力いただければと存じます。

https://docs.google.com/forms/d/1P5LcsTKFd8MIO_wX5Ng9rehunu5iC-hqizS5J_Udd7k/viewform?usp=send_form 対象:今回はサッカー関係者(携わっていなくても、回答をご希望の方はOK) 内容:質問は主に選択式、3~5分で終わります。 目的:スポーツ現場でのトレーニングニーズ調査 期限:12/20(日)

皆様のご意見は、必ず選手のために活かします。 何卒宜しくお願い致します。 JARTA 中野 崇

 

 

こんにちは。

 

少し間が空いてしまいました。
 

今は来年に向けてのJARTAの構造や役割についての分析や、僕自身の役割についてもいろいろ考えたいことが多く、相変わらず有意義な時間を過ごしています。
やることが多いことは、ありがたいことです。



 

僕は読書が大好きなのですが、今の立場になってからはなかなか読書の時間が確保できず、そこはちょっとフラストレーションが溜まる傾向にあるかな。。


 

速読でもすればいいんでしょうが、本を読むことそのものが好きな自分としては、あんまりやりたくないのです。(もちろん情報を得るということが目的の場合はやりますが)



 

隙間の時間でどうやったら本を楽しむことができるのかを工夫することそのものも楽しいことだと感じています。

 




 

さてさて今回は、トップアスリートの言葉を一つ紹介したいと思います。

長友佑都選手の言葉です。





 

メディアなどを通じて、彼は非常に重要な言葉をたくさん残しています。

選手としての在り方だけでなく、人としての在り方まで言及することもあり、トレーナーとしても人としてもとても学ぶことは多い選手です。





 

ネットで検索すればたくさん彼のコメントは出てくるので、ぜひ読んでみてください。

 




 

それらの中で、僕が心を打たれた言葉を一つ紹介します。

 




 

「未来の長友佑都から、今の長友佑都に何かアドバイスをするとすれば、どんな言葉をかけますか?」

という問いに対し、





 

”今を全力で生きろ。”と言います。」と彼は答えました。

 

 

 


 

あれだけ一線で長い間活躍し、W杯やセリエAだけでなく怪我や不遇など、明暗含めて本当に様々なことを経験した選手が、「今を全力で生きろ」という言葉を選んだのです。

 

 



 

こうしたらうまくいく、とか、今のうちにこれを身につけておけ、とか、そういうことではなく。

 

 



 

大切なのは、将来のことを考えて何か準備をすることでもなく、苦難を避けたり乗り越える術を身につけることではなく、苦難すらも自分の糧にする姿勢だと彼は言っているのです。





 

そして、未来は、現在進行形の行動でしか変えられないということを彼は言っているのです。

 




 

「全てが自分のためになる。」
 

「全て成長につながる。」


「あらゆることに感謝」


「サッカーを全力で楽しむ」


「今、自分にできることを全力でやるだけです」

 

これらは彼が頻繁に口にする言葉です。

 




 

長くトップレベルで活躍するだけでなく、様々な挫折を乗り越えた選手だからこその言葉の重みです。




 

本当に自分自身の努力と結果に対して肚をくくっているからこその言葉だと思います。




 

僕はいろんなところで、トレーナーという仕事において必要なことは自信ではなく「覚悟」だと言い続けています。





 

なぜなら選手が肚をくくっている以上、それを支える立場にある我々トレーナーが肚をくくれていなければ、支えられるわけがないからです。





 

そして我々にとって肚をくくるというのはどういうことかというと、選手に対峙した時はもちろんですが、とくに準備の段階でそこが問われると思います。





 

選手が毎日繰り返し練習するのと同様に、我々も毎日準備が必要です。

選手が日々の練習を怠ればパフォーマンスが低下するのと同様に、我々が日々の準備を怠れば我々のパフォーマンスは低下します。




 

トレーナーの能力は、ここまで出来たらOK、という性質のものではありません。




 

だからこそ上限がありません。

だからこそ僕はこの仕事の価値を感じています。





 

「今日、本当に全力を尽くしたか」





 

常に自分に問いかけてみてください。




 

自分が”今に全力を尽くせない”トレーナーだったら、選手に「全力を尽くせ」という資格はありませんよね。




 


JARTAオフィシャルサイト
http://jarta.jp



JARTA
中野 崇

 

 

 

 

 

おはようございます。
少し前のことですが、月刊秘伝という雑誌での対談企画があり、その取材を受けさせていただきました。





月刊秘伝という雑誌は、なかなかマニアックな内容を取り扱う雑誌なのですが、その質がとても高い月刊誌なのです。
以前より僕も購読させてもらっていました。





僕の周りで身体のこと詳しいなぁ、って思う人はだいたい読んでいます笑
(先日お会いした整形外科の有名な医師も読まれていました)





対談のお相手は藤本靖さん。
月刊秘伝の中で連載をされているロルファーの方で、身体のホームポジションというその連載内容は僕も参考にさせていただいていただけに、当日お話し伺うのが大変楽しみでした。





対談では、藤本さんが僕のことを聞いてくれて僕が自由に話すという、僕は非常に楽な立場で話させてもらい、とても話しやすかったです。
僕の話はだいたい分かりにくいと言われるのですが、藤本さんならわかってくれたはず笑


対談後は少し実演しながらJARTAのトレーニングを紹介しました。






目のホームポジションのワークを少し体験させていただきました。
とっても目が楽になり、驚きでした。
これは動体視力やボディバランスにめっちゃ使える。。







月刊秘伝の編集の皆様、藤本さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。






JARTA
中野 崇