一昨日はあのシロが吐いたり、食欲を失ったりで、心配で殆ど徹夜で看病しましたが、落ち着きを取り戻しました。暖かいコタツで寝ていて、脱水症状になったのが原因ではないかと思います。なので、今はスポイトで水を多めに飲ませています。薬ももう吐かないで飲んでいるし、1週間くらいで治ると思います。ちゃんと私の手も当てていますから。皆さんの祈りに心から感謝!!

 さて、今日は学生の成績表を届けに大学へ参りましたが、ミッフィーちゃんに会えました。相変わらず鼻をずるずるしていましたが、食欲もあるし元気でした。彼女が寝床に連れて行ってくれたので、次は暖かいハウスを作って置きに行こうと思っています。(目立たないところなので大丈夫。)やはり人間も動物も安心できるShelterがないといけませんからね。

山口実

ミッフィーちゃん 3


 きのうの深夜にNHK総合テレビのにんげんドキュメント「親子三代 能登百年の老舗旅館」と言う番組の再放送を見ました。「旅行業者の総合評価が25年連続日本一の老舗旅館が能登にある。すべてを仕切るのは女将の小田真弓さん。先代女将から受け継いだ『もてなしの心』を大切に守っている。一年前、女将候補が嫁いできた。旅館を守る女将の姿を追った。」http://www.kagaya.co.jp/kagaya/tradition/genki_07.html

 能登の加賀屋さんの女将さんが、先代の「お客のすべてを受け入れよ」と言う教えを守り、繋いで行く姿にスポットライトを当てていましたが、ここにも日本再生のヒントがあるように思って、まんじりともせずこの番組に見入りました。

 三波春夫さんの「お客様は神様です。」と言う言葉に象徴されるように、かつての日本はお客様を大切にしていました。欧米からMBAのマーケッティングを学び、顧客のニーズの大切さを知りました。このお客様と言う概念は、一番大切なもの、物事の本質と置き換えられるのではないかと思います。

 お客のニーズを直接聞く為に、毎日客室周りを欠かさず、現場を隅々まで回る女将、先代の教えをしっかりと守り、その理念をしっかりリレーしようと若女将や従業員を教育する女将の姿。大変な仕事だけれども、これが日本人の本来ある姿だととても感動しました。また、活躍するのは肌理細やかな心遣いを持った女性でした。

 旅館業はサービス業です。しかし、ものづくりとも共通するところがありました。お客のニーズを知って、より良いサービスを心がける(良いものをつくる)。現場を徹底的に歩く日産ゴーン社長とも重なる部分がありました。(一つ忘れていました。あまり知られていませんが、ゴーンさんの改革に「女性の平等且つ積極的な管理職への登用」と言うのがあります。これは日産を生き返らせた大きな要因です。)

 心身とも本当に疲れる仕事だとは思いますが、女将の顔は自信に溢れ、キラキラと輝いていました。それはやはり「お客様に喜ばれ支えられている」と言う自負から来るものだと思います。

 私は、日本人はバーチャルな世界でお金儲けを追及するより、より良いもの(サービスも含め)を 作ることでその文化を世界に誇るべきだと思います。また、自分の思い込みを相手に押し付けるのではなくて、相手の立場に立って物事を考える姿勢も大切です。

 ライブドアやヒューザーとは対極にある加賀屋の女将の姿勢は、これからの日本が進むべき指針であるとこの番組を見ながらつくづく考えました。 

山口実

P.S. 他にも興味深い話がありました。

1)女将の教育法。

 ・グダグダ言わずに女将の背中を見せて教育する。

 ・年末に若女将に茶室の飾り付けを任せたように、「権限を委譲し、自分の頭で考えさせ働かせる。」

 (これは一番効果のある教育法で、私も行く使った。)

 ・そして上手く行ったら必ず褒める。「上出来!」

 ・問題が起きたら、即行動をとって、改善する。それを部下にも徹底させる。

2)膝の負担。

 和服を着て100人もの客の挨拶に回ると膝に物凄い負担がかかる。先代は長年の膝への負担から車椅  子の生活になり、女将の座を譲ったとのこと。私達の想像を絶する話。(そう言えば、「徹子の部屋」で女優の多岐川由美さんが酔っ払ってワゴンタクシーに乗り損ねて、膝をしたたか打ったら、時代劇で和服を着て演技する際、膝が痛くてえらい苦労したと話していた。)

3)若女将

 前職がFlight Attendant。初めの頃の口上の調子がFlight Attendantそのもので笑ってしまった。しかし、あの仕事は大変だわ。

素晴らしいサービスの裏にはたゆまぬ努力あり、ですね。とても勉強になりました。

 巷ではライブドアの強制捜査やヒューザーの国会喚問のニュースで大騒ぎになっていますが、私はこれは男性社会の崩壊の象徴だと考えています。

 つまりバブルが弾け、ものづくりに自信を失った男どもが、ハッタリや情報技術で金儲けをたくらんだが、嘘がバレて(明海和尚の予言どおり)にっちもさっちも行かなくなったと言うのが日本の現状だと思います。

 ではどうすれば良いか?私は、デリカシーのない男どもが退いて、有能な女性の方々に前面に出て活躍して頂く事だと思います。争乱や最近の異常な事件の首謀者の殆どが男性。基本的に男女の比率は同じだと思うのに、男の問題児がいかに多いことか。

 南米のチリでは、バチェレさんと言う女性がこの115日に新大領領に選出されました。軍政と対決して来た筋金入りの女性ですが、とても魅力的な微笑みを持った人です。インドやスリランカやフィリピンなど他のアジアの国々でも女性のリーダーが多く出ていますが、日本は大きく遅れています。

何故なのでしょう。私は日本の民主主義がインドやフィリピンのように勝ち取ったものでなく、与えられたもので、その分成熟していないからだと感じています。日本でも男女共同参画が叫ばれて久しいのですが、それを受け入れる日本社会の体制は遅れています。

 私は昨年の夏公民館で行った「かけがえのない存在ー隣人への思いやりを」と言う講演で繰り返し申し上げましたが、後ろ向きに進もうとしている今の男性主導の日本社会を本当に改革出来るのは女性の力だと考えます。男どもは現在の失敗の責任を取って、主要なポジションを女性に譲り、経験と知識のある男性達が女性のサポートにまわれば良いのだと考えます。

 勿論、日本をリードする女性は、男性の真似をしたり、男性に迎合したりする人々(先の衆議院議員選挙で刺客と呼ばれた人々のような)ではいけません。このブログに書き込まれているような、しっかりした女性らしい考えを持った人々であるべきで、私はそうした女性の方々の活躍をとても期待しています。

 繰り返しますが、口だけ勇ましい男どもにこの国の再生は無理です。このブログで知り合った女性の方々や自分の周りの女性を見ていると日本の抱える多くの問題の解決は、感性豊かで優しい女性に任せるべきだと最近つくづく思います。

山口実
りすちゃん 7

シロは膀胱炎と判明しました。発見が早かったので、大事には至りませんでした。

注射も2本打って貰いましたし、お薬も貰いましたので、一まず安心です。

 猫も人間と同じような病気になるのですね。色々勉強になります。

と言うことで、皆さんもどんなに忙しくても自然が呼んだら、自分に執行猶予(?失礼)を与えてあげてくださいの

さて、延び延びになっていた映画「歓びを歌にのせて」(As it is in Heaven)の鑑賞に行ってきました。本当に良い映画でした。子供のイジメ、DV(家庭内暴力)、夫婦関係、人間の嫉妬、保守的な考え方(小さな村の保守的な人々は主人公の心身を解放するユニークな歌の教え方をふしだらと決め付ける)の問題など人生のさまざまな問題も取り上げられていて重厚な映画でしたが、身心を解放することで素晴らしい声が出ること、気持ちを一つにすることでハーモニーを奏でられること、音楽が人の心を一つにし、また大きなパワーを与えてくれることを教えて貰いました。

特に、夫のDVに苦しむガブリエラに扮した、スウェーデンを代表する人気歌手へレン・ヒョホルムの歌は素晴らしく、一小節聴いただけで、涙が噴出して来ました。また、出演する他の女優陣の演技も素晴らしく心の底から感動しました。鑑賞後に心に正の波動を生み出す(映画の紹介にも書かれていましたが)「奇蹟のような作品」だと思います。皆さんも是非ご覧下さい。http://www.elephant-picture.jp/yorokobi/

皆さん、僕の為に祈ってくれて有難うニャン。

早く良くなって皆さんに元気な顔をお見せするニャン。

眠るシロ 6

 シロ君の様子が少し変なので注意して見ていましたら、トイレに何度も行くけれど少量の尿しか排出出来ていないようです。どうもFUS症候群と言う病気に罹ったみたいです。運動不足と肥満が大きな原因かも知れません。幸い本人は元気なので、明日病院に連れて行きます。皆さん、シロの病気が早くよくなるように祈ってやってくださいね。お願いします。

山口実

 ライブドアの強制捜査のニュースがテレビや新聞のトップを賑せている。まず、堀江社長を時代の寵児としてもてはやしていた、マスメディアの対応がどう変化して行くのか注視したい。また、慈明院のご住職が言われていたように戌の年は「真実が白日に晒される年(うそがばれる年)」、表面的な「オープンでクリーンなイメージ」(これ六本木ヒルズで働くOLの印象らしい)の裏にどんな本質的な問題が隠されているのかも注目したい。

 私たちは表面的な華やかさに惑わされて、本質を見失ってはいけないと思う。一方で、何かことが起こると手のひらを返したように、バッシングを始めるのも如何かと思う。良いところと悪いところを見極め、本質的な問題を捉えて、良いところを取り入れ、悪いところを改善(或いは切り捨て)して行かなければならない。

 個人的に言えば、ITビジネスは文字通り情報をスムーズに伝ええるための技術であり、補完的な役割しか果たせないと思っている。IT企業が、営利の為に理念も節操もなく、教育や芸術・文化等の世界に入ってくれば大きな社会問題となるであろうし、哲学のないビジネスはsustainable businessでは有り得ないと思っている。

 ともかく、勝ち組の一方の旗頭的な存在の堀江氏が今の事態にどう真摯に対応するのか、勝ち組に憧れている多くの国民がどう覚醒するのか、今年を占う意味で象徴的なissueである。理性と悟性を持って、本件とそれに付随する事柄の動向を見守りたい。

山口実

事態を注視するシロ

今の世の中、情報が入り乱れ、問題が山積して、考えれば考えるほど疲れます。短期的には考えない方が楽かも知れませんが、長期的には良く考えしっかりした自分の意見を持つこと、それを表現することを止めてはいけません。止めれば、そのツケは必ず私たちに回って来るし、その時はもう手遅れなのですから。

 ところで、昨日掃除をしていたら、2005年8月27日付の西日本新聞の是枝裕和監督(ドキュメンタリー番組を多く手がけ、2004年の監督作品「誰も知らない」で柳楽優弥君が換羽国際映画祭で史上最年少の最優秀男優賞を獲得したことで、有名。)のインタビュー記事を見つけましたので、その一部を紹介します。


(小泉政権の発足から4年が経つのに、支持率が歴代内閣に比べて依然高いと言う記者の指摘に対して)

是枝監督 「分かりやすいからでしょうね。キャッチャーだから。ただ本質じゃないと思う。それだけ物事を考えたくないっていう人が多いということ。考えないほうが楽だから。でも、そうなったときが一番危ないんだよ。」

(人々が単純化しているのか。と言う記者の問いに対して)

是枝監督 「活字離れが大きいと思う。一般的に、映画やテレビの世界でも、複雑なものはどんどん切り捨てられていく。分かりやすさが市場価値。そういう傾向は加速度的に進んでいます。映画でも、多くの人が足を運ぶのはラブストーリーや善悪明快なもの。中略。本来、多様な価値観の人間が共存していくことで社会が豊かになるはずなのに、逆に、異物を排除していく動きがこの十年、すごく進んだ。中略。石原新太郎知事が中国を非難して平然と差別的な発言をしても、大きな反発が市民から出ず、選挙で彼に三百万人以上が投票する。そのとき、誰かが心を痛めていると言うことに想像がいかない。中略。作り手、新聞などの伝え手が、複雑なものが切り捨てられる状況にいかに抵抗していくかが、課題です。あきらめないことだと思いますよ。」


 このインタビューは、総選挙前に行われました。衆議院選挙の結果を受けて、上記の状況は更に悪化しています。欧米の大学では、複雑な難しい問題を学生が議論することは日常茶飯事です。日本も1960年後半に、同様の状況がありましたが、今はもうありません。議論もなしに付和雷同するのであれば、他のアジア諸国が恐れを抱いても当然と思われます。よく考え、お互い自分の意見を述べた上で、折り合っていかなければならないと思います。対立は一般の市民には利益を生みませんし、それで得をするのはほんの一部の人々だけなのですから。

山口実

沈思黙考するシロ

 昨晩は天神西通りで27年続いたフランス料理店のお別れパーティーに行って参りました。女房の歌のお弟子さんが歌っていたところなんですが、場所も良いし、料理も美味しいお店が閉店するなんてとても寂しいです。

 やはり地方が元気にならないと、日本の本当の景気の回復はないのではないでしょうか。中央の大企業がいくら利益を出し、外資が入っていくら株価が上がっても、地方が自信を取り戻さなければ、日本の将来はおぼつかないと改めて感じました。

山口実

箱の中のシロ

困ったニャー。

ちょっと難しい話が続いたので、ここで少し息抜きをしましょう。ウチの美人ネコりすちゃんといたずらシロ君の写真を掲載します。彼女達は僕達の生活に潤いを与えてくれます。山口実


アーアーアーメイズィング グレーイス♪♪

祈るりす

皆様今晩ニャー、山口りすと申します。

三つ指をつくりす

りすの床運動

ウルトラE

雪うさぎ( 暖かいオイルヒーターの横で熟睡するシロ)

眠るシロ 4        

お早うございますニャー(何故か亡くなった親父そっくりのシロ)

人間顔のシロ

二人一緒に、ご挨拶。「おい、シロどこ見てんだ!」

「ボ、ボクは眠いだけニャン。」

二人一緒に

何だ!何だ!

二人一緒に 2

掲題の対談記事がサンデー毎日に掲載されていたので、一部を紹介します。解剖学者の養老孟司さんと作家の高村薫さん(大学の3年後輩)が「人と人をつないで来た言葉」に関しての危機感を吐露されています。


「言語環境の変化」

高村さん 「私は1953年生まれですが、私の世代は、生きる中で吸収してきた言葉で持って自分の世界を構築してきた。で、そこに見たことのない、聞いたことのないようなものが入ってくると、それを自分の世界のどこに位置づけようか、これは何だろうと考える。そのためには、ある程度自分の言葉で自分の世界を築いていなければできない。まさにそのために、私たちは本を読んだり人の話を聞いたりしたわけです。

 今私が痛感しているのは、言葉がインターネットの中の電気信号のやりとりに近くなって、言葉の持っている『世界を創る』という昨日が果たされていないということなんです。」(山口コメント:コミュニケーションの道具であるべきインターネットが言葉の足を引っ張っている。)

「テレビを見てろ」

養老さん 「例えばテレビを見ていますね。そこでは進行しているストーリーに対して見ている側は一切手を出せない。中略 自分が働きかける余地のないのに事態が進行することが当たり前で、そういうことが普通にあると、少なくとも、目の前で起こっている世界と自分に行動が全く無関係であるという体験を、子供の頃からずうっとしてくるわけです。 そういう世界におかれた子供が自分というものを失って行くのはごく普通のようなきがします。それを大人は当たり前として『ちょっとあんた、うるさいからテレビ見てなさい』って。昔は『外に言ってなさい』って言ったんですが。

 外に行けば、日常生活があって、他人がいて、隣近所には爺さんやばあさんがいたりして、まさに有機的に子供は生きているわけです。しかし、今は『テレビを見てろ』」 (山口コメント:私は爺ちゃんや近所のお兄さん達に育てて貰った面が大きいので良くわかる。)

「言葉と自分とを切る世界では個人なんか消えて当たり前だ」

高村さん 「今の学生さんは自分の興味のある情報だけつかまえてあとは切り捨てる。これはたしかに生きる知恵かも知れません。けれども、そうして切り捨てて自分を守る結果、個々の人間がバラバラの情報を持ち、世界がバラバラになっていく。言葉と言葉が通じなくなってくる。後略」(山口コメント:某国の政府も同じ)

養老さん 「言葉を自分のつながりを切るにあたって彼らが何と言っているかと言うと、公平・中立・客観的と言っているように僕には見える。そこでは一人一人の立ち位置が違うことによって、同じものを全員が見ても眼に映る姿はそれぞれ違っているということが、消されています。」(山口コメント:これは今のマスメディアにも教育現場にも当てはまると思われる。)

高村さん 「当然批判精神なんかは働かない。」(山口コメント:日本国民全体にその傾向がある。)

「八百萬神も工業社会の理屈も分かる日本語の復権を」

高村さん 「前略 都市文明では自然としての人間の身体と人間が獲得してきた言葉とをうまいこと折り合いをつけることに苦しんできた。その苦労を21世紀の世代も、もう一度やった方がいいのではないかと思うんです。」「日本人は世界の中でも特殊な立場にあって、近代的な自我を西洋から輸入しながら同時に日本的な身体も持って、両方をうまく折り合わせようとした、そういう言葉を持ってきたと思うんです。ですから私たちはとても微妙なバランスの中で、微妙な存在としての日本人であり得た。後略」

養老さん 「前略 日本語はだから世界の言語とは違っているし、ある意味では世界の最先端を行っているということを。日本人は認識しなければいけませんね。」(山口コメント:日本語を大事にすることが、他の言語や文化との距離も縮めることになる。)


山口実