ライブドアの強制捜査のニュースがテレビや新聞のトップを賑せている。まず、堀江社長を時代の寵児としてもてはやしていた、マスメディアの対応がどう変化して行くのか注視したい。また、慈明院のご住職が言われていたように戌の年は「真実が白日に晒される年(うそがばれる年)」、表面的な「オープンでクリーンなイメージ」(これ六本木ヒルズで働くOLの印象らしい)の裏にどんな本質的な問題が隠されているのかも注目したい。
私たちは表面的な華やかさに惑わされて、本質を見失ってはいけないと思う。一方で、何かことが起こると手のひらを返したように、バッシングを始めるのも如何かと思う。良いところと悪いところを見極め、本質的な問題を捉えて、良いところを取り入れ、悪いところを改善(或いは切り捨て)して行かなければならない。
個人的に言えば、ITビジネスは文字通り情報をスムーズに伝ええるための技術であり、補完的な役割しか果たせないと思っている。IT企業が、営利の為に理念も節操もなく、教育や芸術・文化等の世界に入ってくれば大きな社会問題となるであろうし、哲学のないビジネスはsustainable businessでは有り得ないと思っている。
ともかく、勝ち組の一方の旗頭的な存在の堀江氏が今の事態にどう真摯に対応するのか、勝ち組に憧れている多くの国民がどう覚醒するのか、今年を占う意味で象徴的なissueである。理性と悟性を持って、本件とそれに付随する事柄の動向を見守りたい。
山口実
