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サンデーサラブレッドクラブ全頭斬り2021 111-120

111.トップライセンスの20(キズナ)★★

 

キズナの牡馬ですが、生まれのわりに馬体がかなり小さく、初仔らしさが出てしまっているように思います。

動きはまずまずではあるものの、毛ヅヤがあまりよく見えなかったり、

前繋ぎの柔軟性がちょっと課題だったりと気になるところが多いです。

また、キズナ×母父サンデー系は18頭いますが、なんと中央で4勝しかできていません。

 

 

112.リュヌドールの20(ドゥラメンテ)★★★

 

フィエールマンを輩出後もコンスタントに素質馬を送り出しているリュヌドールですが、

この馬は19歳時の産駒になるので、さすがに恒例の部類にかかってきたのではないでしょうか。

背中が長く、ステイヤータイプの馬体をしていたドゥラメンテとフィエールマンのイメージには確かに近いものがありますが、

歩かせるとちょっと硬い印象は拭えません。

 

 

113.ミスティークⅡの20(ダイワメジャー)★★

 

トモの容積が大きく父に似てフレームはしっかりしていますが、毛ヅヤがあまりよろしくないですね。

また、歩かせると踏込が若干硬く映るところも気になるポイントです。

生まれや管囲の感じから先々は大きくなってきそうで、ダートの短めの距離だったらチャンスはあるかとは思いますが…。

 

 

114.キャッチータイトルの20(ダイワメジャー)★★★★

 

血統のイメージ通りがっしりとした馬体でマイル前後を先行策から押し切るイメージが付きやすい馬体です。

先々はかなり大柄になってきそうではあるものの、現時点では動きに重さは全く感じられず、脚周りも正確に見えます。

可動域もしっかりあり、長くいい脚を使えそうですね。

 

 

115.チェッキーノの20(モーリス)★★★★

 

初仔になりますが、モーリス産駒ということでサイズ面に不安がないのがいいですね。

胸が深く、背中が短めでコンパクトにまとまった良い馬体です。繋ぎが柔らかく、トモの返しも十分あります。

気になるのは前捌きがちょっと硬いことと顔が大きいところでしょうか。

もうちょっとスムーズに捌けるようになるとさらに良くなりそうなのですが。

 

 

116.パストフォリアの20(モーリス)★★★

 

父×母父がロベルト同士という組み合わせはある程度頭数いるのですが、全く活躍馬を出すことができていません。

ただ、馬体は悪くありませんね。モーリス産駒らしく丸みのある馬体で、脚捌きも軽やかで返しも十分あります。

ちょっと足りないのはトモの容積と腰回りでしょうか。1月生まれだけにもうちょっとパンとしてくれれば、評価を上げるところなのですが。

 

 

117.マジックタイムの20(モーリス)★★

 

背中がかなり短く、トモの容積は非常にあるというちょっとアンバランスな馬体です。

ただ、これに似た感じだったアメイジングタイムも勝ち上がっていますので、それほど大きく評価を下げる必要はなさそうです。

歩様は繋ぎがちょっと緩く、回転は速いものの伸びはあまり感じられません。

 

 

118.マルシアーノの20(ハービンジャー)★★★★

 

母はダートで3勝のフジキセキ産駒。繁殖に上がってからは2歳のエリカヴィータがセレクトセールで1億8700万円と高い評価を得ました。

それを考えるとかなりお得な印象があります。

馬体の完成度が高く、前後のバランスが良く、非常に胴の伸びがあってスケール感もあります。

ただ、繋ぎが長くかなり大柄になりそうなので、脚元の不安はちょっとありそうかなと思います。

 

 

119.ワンブレスアウェイの20(ハービンジャー)★★★

 

ストレイキャットはステイゴールドとの相性が良く、この世代からは一気にその枝はが広がっているように感じます。

ステイゴールド肌の初仔になるので、どうしても小さくなりがちですが、

この馬はハービンジャーを迎えたことで常識的な範囲のサイズになりました。

馬体に気になる点があるとすれば、トモがちょっと薄いところでしょうか。

動きはまずまずで全体的には及第点にあるようには見えます。

 

 

120.ジョンブドールの20(ハービンジャー)★★

 

2番仔にはなりますが、これも生まれなどを考えると明らかに小さいのではないでしょうか。

測尺的にも管囲の細さが気になります。ハービンジャー産駒は特に募集時から馬体重や管囲のしっかりした馬のほうが打率が高いです。

馬体はちょっとトモが薄く、歩様もやや頼りないです。現状は母系の成長力に期待といったところでしょうか。

サンデーサラブレッドクラブ全頭斬り2021 101-110

101.マエストラーレの20(ロードカナロア)★★★★

 

全体的にスラっと見せる馬体で胴にはゆとりがあり、繋ぎが柔らかくスムーズな歩様を見せています。

兄のルヴァンスレーヴにも遠くなく、ダート馬にしては珍しいぐらいのゆったりとした造りだったので、その点は良いのではないでしょうか。

あとはこの母系の体質の弱さをどこまで許容できるかでしょう。

 

 

102.メジャーエンブレムの20(ロードカナロア)★★★★

 

ちょうど走り頃で初の牡馬となりましたが、サイズの通りかなりの完成度を誇る馬体です。

トモに容積がしっかりとあり、前後にカチッとまとまった歩様で歩くことができています。

気になる点は歩かせているときに特に前脚の繋ぎが沈まなかったところ。

メジャーエンブレム自身は繋ぎに柔軟性があるタイプだったように思いますし、

かなり大きくなることが想定されますのでちょっと怖いかもしれません。

 

 

103.ラルケットの20(ロードカナロア)★★★

 

今年も1月生まれですが、ラルケットの仔はだいたい早めの生まれが多く、

募集時に完成度の高い馬体をしていることが多いので、横の比較でついついよく見えてしまいます。

スプリンターっぽいがっしりとまとまった筋肉をしているのではなく、馬体写真でもわかる通り柔らかそうな筋肉をしているのですが、

一方で歩様動画では前脚が回転の速い歩き方でそれほど伸びを感じられませんでした。

そのあたりがどっちに出るのか、やや判断が難しいところで、

仮に牝馬クラシック路線でないということになると募集価格が高すぎるかなとも思います。

 

 

104.アステリックスの20(ロードカナロア)★★

 

日本では6年ぶりとなるアステリックスの仔の募集。

アステリックスはオーストラリアに輸出されて戻ってきたようですね。

馬体を見るとちょっと小ぶりですし、ややトモの容積が薄く映ります。

また、右前脚もやや内向気味に見えますので、ちょっとリスクが高い気がします。

 

 

105.インナーアージの20(ロードカナロア)★★

 

こちらは4月生まれで414kgありながら、管囲が18.9cmしかないところにややアンバランスさを感じさせます。

管囲18cm台での活躍馬はマジックキャッスルとワンブレスアウェイぐらいでしょうか。

背中の収縮性が良く小気味よいフットワークで歩くことはできていますね。

祖母ミュージカルウェイで活力は折り紙付きですし、漸くカナロア×ディープ配合にもポツポツと当たりが出始めたところなので、

血統面で割り引く材料にはならないでしょう。

 

 

106.キングスローズの20(ハーツクライ)★★

 

ハーツクライ産駒で母父父がデインヒルという配合にはシャドウディーヴァ、デインヒル内包でカテドラルなどがおり、

ディープがハーツに変わってもそれほど評価を下げるべき繁殖牝馬ではないかと思います。

一方、馬体は規格外に大きいというのが第一印象です。

どのパーツも大きいですが、その分どうしても緩さを感じてしまいます。

サリオスのようなケースもなくはないですが、募集時期を考えるとそれよりさらに大きなサイズでの仕上がりではないでしょうか。

 

 

107.スノーパインの20(ハーツクライ)★★★★★

 

タワーオブロンドンはダーレー生まれだったはずですが、次からはノーザンFに移っていることを恥ずかしながら今回の募集で知りました。

こちらはキングスローズと違い、血統のイメージよりも小ぶりな馬体ではありますが、その分動きの良さは際立っていますね。

返しの鋭さ、横から見た時の四肢のバランスは秀逸で、これに馬体が追い付いてきたときは非常に楽しみな存在になると思います。

ただ、早いうちからバンバン稼ぐというタイプではないかもしれませんね。

 

 

108.コンドコマンドの20(ハーツクライ)★★★

 

飛ぶ鳥を落とす勢いのコンドコマンドの仔ですが、これまでのディープインパクトから父がハーツクライに変わってどうかというところです。

腹袋がしっかりした馬体。飛節の折れがかなり深く、ちょっとジリっぽく長めの距離に適性が出そうだなという印象です。

返しは鋭く良いと思うのですが、前から見た時の歩様のバランスはちょっとイマイチにも見え、判断が難しい馬ですね。

 

 

109.アドマイヤセプターの20(エピファネイア)★★★★

 

例年素質馬を送り出すアドマイヤセプターですが、エピファネイア牡馬でこの価格はちょっと弱気ではという気もしますね。

モーリス牡馬で7000万募集、セレクトセールでどえらい値段になったあとですからね。

馬体は生まれが早い分か完成度が高く、トモや肩回りの筋肉の発達が顕著です。

ただ、トモがまだやや高いのでさらに成長してくるのではないでしょうか。

気になるのは全姉スカイグルーヴの気性のこともあり、メンタル面でしょうか。

 

 

110.フロールデセレッソの20(エピファネイア)★★★★★

 

エピカメサンデーという方程式が確立されてからしばらく経ちますが、この馬はカメの部分が同じミスプロ系で構成されており、

その方程式によく似た構成です。

4月生まれということもあり、まだ各パーツがはっきりと筋肉が付いているという感じではないですが、

骨格のバランスの良さ、肩回りの可動域など随所に良いところが見られます。

内側に突き刺して歩くような歩様は同父のあのエフフォーリアと同じもの。

母系のポテンシャルは心配材料ではあるものの、エピファネイアのこの馬ならと思わせます。

社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 81-88

81.パシャドーラの20(レッドファルクス)★★

 

またまた、サンデーサイレンスの3×3。祖母アルゼンチンスターですが、この一族は当たりはずれが大きい気がします。

ナリノヴィエンヌがようやく勝ち上がれるかというところで、大物感はありませんね…。

レッドファルクス産駒で短距離のイメージにしては背中が長めでゆったりとした造りです。

肩回りの筋肉やトモの返しは短距離馬っぽいエッセンスも見られます。

しかし、牡馬にしては毛ヅヤがあまり良くなく、肩の可動域が撮れていないところがウィークポイントでしょうか。

 

 

82.バイナリーコードの20(スクリーンヒーロー)★★

 

またまたまたまた、サンデーサイレンスの3×3。ここまできたら宗教ですね。

母は若く活力がありそうで可能性はありそうなのですが、いかんせん血が濃いんですよね。

馬体は血統のイメージ通り丸みを帯びた背中の短い造り。

ただし、繋ぎがかなり短く、スナップがうまく利いていないように見えます。

 

 

83.マチカネハヤテの20(ヴィクトワールピサ)★★★★

 

レッドアネモスの全妹にあたります。

母マチカネハヤテは見栄えの良い馬を多く輩出していますし、ミスプロのクロス持ちでもエンピレオが勝ち上がり相性の良さがありますね。

馬体はヴィクトワールピサ産駒とすると体高が低く、思ったよりサイズもない印象で、ここはレッドアネモスと違うところです。

それでもトモの厚みや筋肉量、返しなどは素晴らしく、小さいなりに完成度が高いところを見せています。

血統、馬体の雰囲気からもここからさらに成長は見込めそうで、安く長く楽しめる馬になりそうです。

 

 

84.カウアイレーンの20(ジャスタウェイ)★★★★

 

母は活躍馬にしてさらにステイフーリッシュを輩出する社台ファームにおいてはありがたい存在。

当たりはずれの差が大きく計算が立ちづらいタイプではあるものの、この馬もまた出来は悪くありません。

トモが高く、ちょっと薄めで未完成でありながら、胸が深く歩様にも安定感があります。

ジャスタウェイ産駒は脚元がキレイな馬が少ないと言われているものの、この馬には目立ったミスはないように見えます。

 

 

85.チューニーの20(バゴ)★★★★

 

日高大洋牧場生産。03年優駿牝馬で2着。その弟、ロードで募集されていましたね。あー、懐かしい。

トロワボヌールをバゴで産んだ後、6頭でわずか中央1勝と厳しい成績が続いていますが、

久々にバゴの仔として今回は募集を迎えることとなりました。

2月生まれのわりにトモが高くまだまだ成長途上に見えますが、しっかりと食べたものが身になったような体つきです。

脚が真っすぐ出て健康面の心配もなさそうです。

血統的にも軽やかさがないところは仕方なく及第点の出来にあると思います。

 

 

86.ラカの20(グランデッツァ)★★

 

元出資馬グランデッツァの仔。なんとか今年も募集にかかりました、うれしいです。

来年がラストクロップになります。申し遅れましたが、これもサンデーサイレンスの3×3です。

馬体は背中がやや長めでまだ頼りない雰囲気はありますが、トモの容積があり、返しも良くキビキビとした印象があります。

ただし、前から見ると歩きがバラバラですね。背中に緊張感が出てくるとさらに父に似てくるのではないかと思います。

 

 

87.エスキモーキセスの20(Curlin)★★★

 

ダート牝馬に6,000万円ですか。これは条件的にはかなり厳しいですね。

芝でも走れるかもしれませんが、基本ダート馬と考えた場合に、相当タフな馬でないと回収は難しい条件です。

馬体はフレームはすらっとしていますが、前が勝っていて硬めの造りです。

昔、社台ファームで募集されるアメリカダート血統の馬は武骨でアンバランスなイメージがありましたが、

良くも悪くも日本的に整った感じはしますね。血統的には大物の可能性も捨てきれませんが…。

 

 

88.サーティーンスクエアドの20(Showcasing)★★★

 

今年一口ファンを驚かせたKingmanを輩出したGreen Desert系の種牡馬Showcasing。

ただし、実績的にはKingmanなどと比較してもかなり下と言わざるを得ないですね。

日本円で450万円ぐらいの種付け料だそうです。母はサンタアニタオークスを3着と実績は十分と言えそうですが、

Indian CharlieとかLiaisonとかあまり日本で走っている血ではないですね。

馬体はかなりのトモ高で、毛ヅヤも悪くパッと見のイメージは良くないですが、トモの容積が大きく、脚の出し方も悪くないです。

ただ、立ち写真だと右前はかなり立っているんですよね。動かして柔軟性があれば問題ないとも考えられるのですが。