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社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 41-50

41.フォルトの20(ディープインパクト)★★★★★

 

これがクラブ募集では完全にラストクロップとなるディープインパクト産駒。

輸入馬の初仔ということで、サイズに懸念はありますが、馬の造りは良いですね。

馬体は前後のバランスが取れており、柔らかく歩くことができています。特に飛節の伸びが素晴らしく、非常に切れ味がありそうです。

ディープ×Robertoは相性が良いとまでは言えないですが、社台サラブレッドクラブとの相性は抜群です。

今年のヴィクトリアマイルの2,3着ランブリングアレーとマジックキャッスルはともにこの配合です。

 

 

42.イルミナントの20(ディープインパクト)★★

 

ディープ牝馬で5,000万ですか、希少性が高いだけにこの価格はよほど自信がないのかなと勘繰りたくなってしまいます。

馬体は相当細いですし、トモの容積や腰回りの筋肉がはっきり足りません。

脚も細く、球節が小さく、繋ぎが立ち気味で動きが硬いです。初仔だけに比較は難しいですが、これはちょっとリスキーかなと。

 

 

43.クールドボーテの20(ロードカナロア)★★★★

 

母父ダビルシムはキャロットのレジェンドであるハットトリックの血を引く馬。異国の地で血を反映させている凄さを感じます。

この馬は初仔で1月下旬生まれ。サイズはちょうどいいところですが、胸が深く短距離寄りのイメージが強いです。

返しが鋭く、キビキビとした歩様を見せていますし、繋ぎの角度も理想的で、軽快なスピードで走り切る力がありそう。

厩舎のイメージにも合っていますね。

 

 

44.カイザーバルの20(ロードカナロア)★★

 

ダンシングキイ一族の枝葉。秋華賞3着の実績があり、注目度の高い繁殖牝馬です。

しかし、ロードカナロア×エンパイアメーカーは、呪いのキンカメ×母父ミスプロ配合。個人的にはその時点で避けるレベルです。

カナロア産駒には珍しい飛節の折れが深いタイプでやや緩さを感じますが、まだまだ成長余地を残しているように見えます。

ただし、歩様が安定せず、脚を付いたタイミングで右前が若干内向気味に見えるところが気になります。

 

 

45.マルセリーナの20(ロードカナロア)★★★★★★

 

ラストドラフト、ヒートオンビートと連続して活躍馬を輩出し、勢いのあるマルセリーナ。

厩舎も矢作先生に変わり、クラブの本気度が伝わってくる一頭です。

5月生まれでやや顔が大きくアンバランスなところは見られますが、動きの面ではほぼ満点をあげられるレベルに良いです。

返しも可動域も良いですし、脚も真っすぐ出ています。

やや小さい測尺もマルセリーナの仔はすべて募集時400kgを切っていたので気になりません。

 

 

46.ケンホープの20(ロードカナロア)★★

 

プールヴィルやスーパーホープなどの成績を考えると、ロードカナロアは路線としては合っていそうな気がしますが、ロードカナロア×Grey Sovereignの相性はよろしくないですね。社台ファーム3頭0勝、ノーザンファーム5頭2勝。

馬体はトモ高で成長途上ということもあるでしょうが、全体的に動きが硬いように見えます。

前と比較して腰回りやトモの筋肉もあまり発達しているようには見えません。

 

 

47.ダイワスカーレットの20(ロードカナロア)★★

 

母はあの説明不要のウマ娘ダイワスカーレット。カナロアをつけて牝馬で100万。この時点で異様に安くないですか。

種付け料がかなり上がっているので、普通値上がりしてくるはずだと思うのですが…。

どうしても気になってしまうのが、右前脚の内向ですね。

母父タキオンと思うと、意外と健康な馬が多いのがダイワスカーレットの仔の良いところですが、これはちょっと怖いですね。

 

 

48.サンタエヴィータの20(ハーツクライ)★★★★

 

西村厩舎のハーツクライ産駒ですか、出資馬にいますね。全然使ってくれないけど。

白老でおなじみの繁殖牝馬である祖母エヴィータアルゼンティーナから続く血統。

ハーツクライお得意の母父ミスプロ系で、Smart Strikeとの配合でも

G1の募集馬で3歳ながらすでに複数勝利を挙げているグレアリングアイなどを出しています。

馬体は胸板の厚い前輪駆動の造りではありますが、薄目のトモでもしっかりと踏み込んで歩くことができています。

重賞級とかクラシックをというレベルの勢いはないですが、中長距離路線を長く楽しませてくれるタイプに育ちそうです。

 

 

49.シーティスの20(ハーツクライ)★★★

 

初仔のシータリズムがなかなかうまくいっていないのが気がかりではありますが、

ボリューム感のある馬を連続して輩出しており、Invincible Spiritの相性の良さからいつ大物を出してもおかしくない繁殖だと思います。

ハーツクライを迎えたこの馬もまた大柄でパワフルな馬体と脚捌きが目立ちます。

胸は深いですし、サイズのわりにスッと動けているものの、外孤歩様で歩いているのはマイナスです。

常識的なサイズに収まって、トラブルなどがなければという条件は付きますが、重賞級の活躍ができる可能性もあると思います。

 

 

50.フリアアステカの20(ハーツクライ) 募集停止のため割愛

社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 31-40

31.レイクキャリーの20(ロゴタイプ)★★

 

またサンデーサイレンスの3×3。

今年サンデーで募集のかかっているリリーズキャンドルなどと同じファミリーですが、活躍馬は祖母のリリーアメリカからも出ていません。

馬体も3月生まれと思うと相当薄いですね。繋ぎの角度と歩様に見せる柔軟性はありますので、成長があればというところでしょうか。

 

 

32.ダイワミランダの20(レッドファルクス)★★★★

 

父のレッドファルクスを管理された尾関先生管理予定で社台ファーム。

母系にダイワスカーレットとプロフィールにワクワクする要素が多い馬ですね。

生まれを考えるとやや小柄ではありますが、節々がしっかりとしていて、スナップの利いた歩様に好感が持てます。

トモが強くなってくるとさらに良いと思いますが、成長力のある血統なので、一つ勝ってじっくり育ててほしいですね。

 

 

33.ダイワレジェンドの20(ノヴェリスト)★★

 

中間一番人気ですが、ダイワスカーレットの牝系に相性の良いノヴェリストであることが最大のセールスポイントでしょうか。

この牝系で価格が安いというのも大きいですね。

ただ、馬体はどうでしょうか。やや毛ヅヤが悪く、フレームに見合った筋肉があまりついていないように思います。

また、繋ぎが短く歩様が硬めに映るのも気になります。

 

 

34.アットザシーサイドの20(スクリーンヒーロー)

 

祖母タックスヘイブンから続く牝系は古馬まで丈夫に走り続けて3~4勝するという馬を多数輩出してきました。

母のアットザシーサイドも桜花賞3着の実績がある期待の繁殖牝馬。

ですが、見た目と測尺のイメージが全く合わないですね。

1月生まれでキ甲も抜けかかってこれだと、成長を相当待たないといけない気がします。

 

 

35.スウィートハースの20(ジャスタウェイ)★★

 

複数勝利はディープインパクトだけ。ずっと期待をされてきた繁殖にしてはやや物足りない成績です。

ジャスタウェイ×Deputy Minister系はマスターフェンサーと近い配合ですね。

馬体はがっちりとして父に似た形。兄姉は小柄なタイプが多かったので違う形に出ています。

筋肉量やトモの容積なんかは悪くないですが、前から見ると右前がやや内向気味でがに股な歩様をしていますので、

ややリスキーかなと思います。

 

 

36.リトルアマポーラの20(ヘニーヒューズ)★★★

 

母はエリザベス女王杯の勝ち馬ですが、産駒は比較的ダート寄りに出ており、ついにヘニーヒューズを配合されました。

1月生まれで完成度の高い馬体、狙い通りパワフルな馬体に出たように見えます。

踏込も深く、前進気勢もありそうですので、短距離ダートなどに絞っていけば活躍の可能性は高まるのではないかと思います。

 

 

37.シャンデリアスピンの20(マジェスティックウォリアー)★★

 

募集時に牧場の評価が素晴らしく高かったシャンデリアスピンですが、

まさか未勝利で引退し、こんなにも早く産駒が募集されることになるとは思っていませんでした。

マジェスティックウォリアーを迎えたということであれば普通に考えてダートでの活躍を見越してということでしょうけど、

初仔だと当然ガサがないのがミスマッチではないでしょうか。

現時点でもトモの踏込が弱く頼りない歩様ですので、成長してどこまでというところ。

 

 

38.プライマリーコードの20(エイシンヒカリ)★★

 

またサンデーサイレンス3×3。母プライマリーコードはキャロットの募集馬で1勝。

いったん栄進牧場で繁殖入り後、繁殖牝馬セールで社台ブラッドメアがお買い上げして、ここでの募集となったようです。

これもまたトモが高く成長途上という感じで、かなり前掛かりなバランスの悪さを感じます。

短めで柔軟性のあまりない繋ぎは父譲りかなとは思いますが、仕上がりに時間がかかりそうですね。

 

 

39.ジョイニキータの20(Kitten’s Joy)★★

 

Kitten’s Joy(種付け料75,000$の年)の仔が破格の2,000万円。輸入経費を考えたらあまりにも安すぎます。

初仔で見栄えがしないからということなのかもしれませんが、確かに目立ったところは特にないですね。

ダートを視野に入れたくなる血統でしょうけど、繋ぎが長めで緩いので、あまりその方面にも向いていないでしょうし、

マル外の牝馬は牡馬相手に勝ち上がっていかないといけないので、その点も扱いが難しいところです。

 

 

40.プぺフラッシュの20(Dark Angel)★★★★★★

 

プぺフラッシュの仔はカラコンティの仔が募集取り下げとなってしまい、漸く仕切り直しの募集馬が出てきました。

父のDark Angelは例年ちょっとずつ募集が掛かっており、出資馬クインズムーンの祖父にもあたります。

洋芝など重めの芝を中心に活躍が見込めそうです。

4月生まれということもあり、まだ節々は弱いところが見られますが、歩様が非常によく、スムーズで可動域が広く、スイスイ歩けています。

脚元も右前がちょっと被り気味であること以外はキレイな感じがしますし、外国産馬、持ち込み馬で結果を出している堀先生も魅力です。

 

社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 21-30

21.ダンスファンタジアの20(キタサンブラック)★★★

 

3頭目ダノンファストが4勝を挙げた後、不受胎と流産を経て3年ぶりに生まれたのが本馬。

キタサンブラック×ファルブラヴらしく、体格に恵まれた力強い牝馬です。

腹回りや背中のラインがキレイな馬で品があるのですが、毛色のわりに毛ヅヤが良く見えないかなという印象。

サンデーの血が濃いことからも、あまり健康面で怪しいところが見られると勇気が要りますね。

 

 

22.エミーズスマイルの20(マインドユアビスケッツ)★★★

 

芝・ダートを問わず中価格帯で複数勝利馬を多数出してきたグレイトエミネンスの一族ですが、

このエミーズスマイルは中央3勝馬を3頭となかなかの高打率です。

まだ多少の幼さはありますが、成長が比較的早めでほかの馬と比較しても遜色ないレベルです。

筋肉の付き方という意味ではもうちょっと脛がパワフルになってくれると、さらに安心できるかなと思います。

母父タキオンで動きにやや硬さがあるのが若干不安ではありますが、

ダートで使っていく馬と考えれば、大幅にマイナスすることはないかと思います。

 

 

23.ジュエルオブナイルの20(マインドユアビスケッツ)★★

 

グリーンファーム愛馬会の看板繁殖牝馬でしたが、完全に社台のものになりましたね。

祖母レディオブチャドから続く、社台ファームの芝向き血統ですが、マインドユアビスケッツを付けたことでどちらに向くでしょうか。

生まれとサイズのバランスが悪く、かなり成長が遅いです。

また、トモの繋ぎがかなり短いことから、動きに柔らかさを感じません。安いですが、お値段なりという感じです。

 

 

24.ロングホットサマーの20(イスラボニータ)★★★★

 

母はスプリンターでイスラボニータのカップリングなので、短距離を意識したい血統構成ですが、

それほど短距離でないとダメというような形には見えません。

やや背中が長く、完歩の大きいストライドで歩くことができています。

膝下が長く、膝も柔らかいのはイスラボニータの特徴が良く出ているように思います。

繋ぎのクッションがあり、バネもあるので、マイル以上で楽しみになりそうです。

 

 

25.マルバイユの20(イスラボニータ)★★★

 

元出資馬グランデッツァの弟になります。マルバイユも高齢になってきましたが、まだまだ産駒も頑張っていますので、侮れない存在です。

グランデッツァやマルセリーナは前の可動域が大きく柔らかい馬だったので、イスラボニータは合うかもしれません。

馬体はやや背が小さいものの、前後ともに付くべきところに筋肉が付いており、パワフルな印象があります。

キ甲の感じからももう一段階成長しそうで、先々は良いマイラーの体型になりそうです。

ただし、外孤歩様気味なのがちょっと気になります。

 

 

26.アラドヴァルの20(イスラボニータ)★★

 

母系はアイリッシュダンス系、これまで産駒の中央勝ちはありません。

異様に多い社台ファームのサンデーサイレンス3×3のうちの一頭です。

牝馬とは思えない管囲の太さではありますが、すごくパワフルという感じはありません。

腰回りが少し弱くトモが流れ気味。まだ成長の余地は残しているものの、形としてはそこまで高い評価は…。

 

 

27.シースプレイの20(ミッキーアイル)★★

 

これまたサンデーサイレンスの3×3。これまでの産駒も1勝がやっとというところですので、やや狙いづらいです。

馬体のバランスが良く、やや直飛のトモも前脚も真っすぐ降りています。しかし、繋ぎがかなり短く歩様も硬く出てしまっています。

短距離寄りではあるものの、ちょっと気になる材料です。

 

 

28.ミラグロッサの20(ミッキーアイル)★★

 

これは白老ですが、またしてもサンデーサイレンスの3×3。母の年齢のわりに産駒が少ないので、まだ侮れない繁殖牝馬かと思います。

ミッキーアイル×フジキセキのわりには背中にゆとりがあり、短距離に寄り過ぎている印象はありません。

ただし、繋ぎの柔軟性がなく、膝の出し方が硬い感じがします。

社台育成で宮田厩舎というのもちょっと意外ですね。

 

 

29.スクラッタの20(サトノクラウン)★★

 

小ぶりだった母の初仔にしてはサイズに恵まれています。

しかし、直飛でかなり繋ぎが硬い歩きになってしまっていますので、脚元にやや懸念が残ります。

立たせて硬いというだけでなく、歩かせても柔軟性がないように見えます。

 

 

30.ラブリリックの20(ロゴタイプ)★★

 

これもサンデーサイレンスの3×3。ロゴタイプのサンデー3×3がデビュー戦惨敗しており、ちょっと気になるところです。

馬体はトモが高く、成長途上ですね。歩様は後脚繋ぎが立ち気味で柔軟性がない分、硬い捌きになってしまっています。

成長余地が見込めるタイプですので、変わってこればというところでしょうか。