G1サラブレッドクラブ全頭斬り2021 G44-G53
G44.キャットコインの20(モーリス)★
キャットコインの2番仔。モーリスを迎えてサイズ的には不安のない仕上がり。
ですが、さすがに繋ぎが硬すぎます。歩様的にもかなり突っ張っていますし、常識的には狙いづらいです。
G45.ベルロワイヤルの20(ダイワメジャー)★★★
母はGⅠ馬ながら、ディープ、ディープ、ハーツで3連続未勝利。
それどころか、3頭6戦してなんと掲示板なしという悲劇的な状況です。
馬体はやや体高が低いですが、父のイメージが強いパワフルな馬体をしています。
柔らかい歩きで前肢後肢ともにしっかりと動けています。
やや毛ヅヤが悪く、姉たちの体質面に問題があったので、この辺りがどう出るか。
G46.ローズマンブリッジの20(ルーラーシップ)★★
ルーラーシップ×ディープインパクトのニックス配合。
日本ではイマイチ活躍馬を出せていなかった母系ですが、ついにルークズネストがファルコンSを制覇しました。
ただし、馬体はあまり目立ちません。トモの容積が小さく、繋ぎに緩さを感じます。
ルーラーシップ産駒にしてはあまり大きく歩けていないように見えます。
G47.メルヴェイユドールの20(ハービンジャー)★★★★
母の産駒は3頭がデビューして2頭が勝ち上がりとまずまず。
これまでサイズに恵まれない馬が連続して出ていましたが、今回はハービンジャーを迎えて非常に立派な馬体に恵まれました。
背中が長くまだ筋肉は付ききっていないものの、前後のバランスが良くトモも大きく仕上がっています。
繋ぎが短めでやや緩いところがありますが、関節の可動域も良いし、歩様に影響が出てないところがいいですね。
G48.シャルムダムールの20(ハービンジャー)★★★★
祖母メダリアムールは相当な期待を集めてディープインパクトを何頭も種付けされましたが、なかなか結果を出せず。
母シャルムダムールはわずか1戦で屈腱炎になってしまいました。
本馬は初仔にあたるので、サイズの懸念がありましたが、ハービンジャーを付けたことでそれなりのサイズになってくれました。
歩様は鋭い返しが魅力ですが、ちょっと肩の可動域がイマイチで前捌きに勢いがありません。
大柄で脚周りが正確。募集価格を考えれば超お得な一頭になる可能性もありますね。
G49.サザンフェアリーの20(キタサンブラック)★★★
大型でパワフルな仔を出す母。500kg超えでデビューした方が多いぐらいのタイプで、
キタサンブラックとのカップリングで大きく出過ぎてしまうのではないかと思ったのですが、案外常識的なサイズ感でした。
容積の大きなトモに肩回りも筋肉もしっかりついており迫力のある馬体です。
首が細めかつ長めでちょっと高いところが気になりますが、逆に言えばそれぐらいでしょうか。
母が高齢でここからさらに大物を出すかというとやや疑問は残りますが。
G50.サンソヴールの20(ドレフォン)★★★
かつてはサンデーでおなじみだったヴィクトリーバンク早くも曾祖母にあたり時代の移り変わりの早さを感じます。
未勝利を勝ち上がれず地方競馬から出戻りとなった母は条件クラスを駆け上がり最終的には重賞2着となりました。
もともと仕上がりがあまり早くない牝系だけにドレフォンで早いうちから活躍を期待できるところは良いですね。
4月生まれで筋肉量は足りていませんが、スムーズな脚捌きを見せており、芝でも十分通用しそうな雰囲気。
ややトモが薄いところが気になるので、このあたりが成長すれば楽しみな馬になってきそうです。
G51.トラウムの20(サトノダイヤモンド)★★
遡るとリッスンなどがいる母系ではありますが、
祖母から活躍馬を出すことができずブラックタイプとしては最近ちょっと乏しいものがあります。
馬体はかなりおなかがでっぷりとして幼児体型のような感じ。背中が短くかなり丸っこく見せます。
サトノダイヤモンド産駒という雰囲気を全く感じない馬。動きも極端に悪いところはないですが、それほど秀でた感じはしないです。
G52.サーブルクーリールの20(キンシャサノキセキ)★★
キンシャサノキセキにStorm Cat、Mr.Greeleyですから、スピード一辺倒というイメージ。
しかし、キンシャサノキセキはStorm Catとの相性がいいとは言えないですね。意外です。
馬体は血統のイメージとかなり違う感じで、体高が低く、背中が長くゆったりとした造りです。
首が短いので最終的には短距離馬でしょうけど、ややどっちつかず感のある馬体ですね。
G53.リアリゾンルレーヴの20(リアルスティール)★★★★
サンデーのラヴズオンリーミーと同じくKingmamboとMonevassiaの全兄弟クロス。
日本への適性は微妙ですが、ブラックタイプが並ぶ活力あるファミリーです。
4月下旬生まれでまだ幼い面はありますが、リアルスティールによく似た無駄のないスラリとした造りと歩様の美しさが目に付きます。
牡馬にしては管囲が細いところが気になりますが、逆に気になるのはそれぐらいですね。
G1サラブレッドクラブ全頭斬り2021 G34-G43
G34.オリエントワークスの20(ロードカナロア)★
父キンカメ系×母父ミスプロのあかん配合です。
Kingmamboの濃いクロスというのもカナロア産駒ではなかなか珍しいのではないでしょうか。
上体はすらっと背中が長くてニキーヤ系のカナロア産駒で狙い通りかと思うのですが、脚元が怖すぎます。
立ち繋ぎ、さらに両前外向、さらに外孤歩様とかなりリスクを感じます。
G35.ジュールポレールの20(ロードカナロア)★★★
名牝の仔はあえて初仔を狙えというような使い古されたフレーズがあるのですが、
5歳の12月までしっかり走り抜いた仔だとちょっと話が変わってくるのが現代の競馬でしょうか。
馬体はやはり初仔ということもあり、体高の低さや管囲の細さからあまり成長しなそうな雰囲気があります。
背中がギュッと詰まって、踏込の鋭さも感じますので、もうちょっと成長があればなあという感じでしょうか。
G36.ソルヴェイグの20(ロードカナロア)★★
ソルヴェイグも今年が初仔ですか。ロードカナロアに1200m重賞ウィナーというスプリントカップリング。
馬体は2月中旬生まれですが、トモが高く成長途上です。繋ぎも立ち気味ですし、歩様に柔軟性も感じられません。
キ甲が抜けて成長してきたら大きく変わってくる可能性は残されていますが、現時点ではちょっと狙いづらいです。
G37.チェリーペトルズの20(ロードカナロア)★★★★
全姉のキミワクイーンが見事新馬勝ちを飾って、勢いに乗る血統です。
ソルヴェイグと同じロードカナロア×ダイワメジャーという配合ですが、
キミワクイーンの活躍とは裏腹に実はあまり良くないです。3,4歳では13頭いてわずか1勝。
5月生まれということもあり、圧倒的に小さい馬体ではあるのですが、
返しの良さ、機敏さ、踏込の深さ、繋ぎの角度など魅力的な部分も多いです。
皮膚病が出たり健康面での不安は残りますが、この血統この価格ならお得ですね。
G38.ゴールディーエスポニー(ハーツクライ)★★★★
フランス、北米と渡り歩き芝の中距離以上のカテゴリーで結果を出してきた母。
ハーツクライを父に迎えたことでリスグラシューと同じLyphardの4×4を持ちます。
馬体は4月下旬の生まれとは思えぬほど、節々のしっかりとした鍛えがいのある馬体に育っています。
可動域の大きな肩、着地時にふわっと沈み込む繋ぎなど、いかにも芝で走らせたらエネルギー効率が良いだろうなと思わせますね。
厩舎からしても中途半端な馬ではないことは確かです。
G39.ヨナグッチの20(キズナ)★★★★★★
昨年に続き超絶高評価をしてしまいました。多分この母が出す形が自分好みなんだと思います。
今年はキズナに父が代わり、さらに中内田厩舎予定とかなり機運が高まっています。
5月生まれでトモ高ですが、鋭い返し、膝関節の柔らかい歩き、着地のスムーズさや前進気勢、良いところがたくさんあります。
骨格がしっかりしており、先々は大型馬になることが想定されますが、
母型のパワーを伝承して力で捻じ伏せるような競馬を見せてくれるでしょう。
G40.クーデンビーチの20(キズナ)★★
母は2000年生まれで20歳の時の仔。かつては活躍馬を輩出していますが、
ここ4頭、千葉サラ→キャロット→セレクト→グリーンと連続で未勝利となっています。
馬体は1月生まれにしては明らかに小さい馬体で、成長力に大いに疑問が残ります。
キ甲の抜け具合からしてもここから劇的な変化は望めないでしょうから、普通に考えたら仕上がりに時間を要すのではないでしょうか。
G41.イングリッドの20(エピファネイア)★★★★
エピファネイア×ディープインパクトの配合。
アリストテレスやオーソクレースなど派手な活躍馬もいる一方、3歳以上で勝ち上がり39頭中11頭とアベレージはかなり低いです。
遅生まれですので、腰が高めではありますが、背中の伸びが良く血統のイメージをよく体現した馬体です。
踏込が鋭く、真っすぐ脚を出せていますし雰囲気の良さがありますね。
心配なのは管囲の細さとやや硬めの繋ぎ。これは母系から来るものでしょうか。
G42.パーソナルダイアリーの20(ドゥラメンテ)★★
父キンカメ系×母父ミスプロという配合であまり結果が出ていない組み合わせです。
母はアメリカの芝GⅠ馬で、この馬が3世代目になります。
5月生まれですが、胸の深さやフレームの大きさは十分です。
今後成長とともにパワフルな馬体に成長していきそうですが、かなり繋ぎが立ち気味で捌きが硬いですね。
ドゥラメンテ産駒だけに怖さを感じます。
G43.レクレドールの20(モーリス)★★
サンデーサイレンスの2×4。繁殖牝馬として長年頑張ってきたレクレドールのラストクロップになります。
4月中旬の生まれでややサイズは小ぶりですが、モーリスらしい丸みのある馬体。
現状はやや毛ヅヤが悪く、両前が外を向いているようなところもあります。
捌きに癖があるように見えますので、そのあたりもどうでしょうか。
G1サラブレッドクラブ全頭斬り2021 G25-G33
G25.エッグドロップの20(ジャスタウェイ)★★★★★
輸入後、初の産駒ジューンロールオンは大幅にデビューが遅れたにもかかわらず一発回答で勝ち上がり。
まだまだ未知数ではありますが、もしかしたら大当たりの可能性がある繁殖です。
4月生まれですが、馬体のバランスが良く、トモの粘りが良い動きをしています。
脚も真っすぐ出ていますし、非常に正確な脚元をしているかと思いますね。
G26.アニマトゥールの20(リオンディーズ)★★
リオンディーズ産駒は大柄で数が使えない馬が多いというイメージがありますが、
まさにこの馬も先々そうなってしまわないかやや心配です。
生まれが早く完成度の高い馬体ではありますが、意外とキ甲が抜けておらず、
また前脚の繋ぎが立ち気味であるところも懸念があります。
G27.フィビュラの20(リオンディーズ)★
G1サラブレッドクラブの所属馬として2勝を挙げたフィビュラの初仔。アベレージの高いエイグレットの牝系です。
ただ、かなりの竹馬で、捌きも硬く見えます。リオンディーズもクロフネも繋ぎが硬めの馬多いのである程度仕方ないかもしれませんが。
G28.プレシャスジュエルの20(スクリーンヒーロー)★★★
ファビラスラフィン牝系。母は最高5着の8戦未勝利で2番仔になります。
ちょっとクラブで募集のかかる中では、やや母の能力に懸念があります。
1月生まれで完成度が高い馬体、トモの筋肉量が豊富で力強い歩様です。
繋ぎはやや緩く、両前脚が若干外向気味ではあります。
G29.ヴァゼムの20(デクラレーションオブウォー)★★
ニキーヤ牝系。この馬も現役時代は未勝利。3頭産んで1勝クラスが2頭。
父は輸入後国内の種牡馬としては、初年度となるデクラレーションオブウォー。
かなりの数導入されていたのですが、活躍馬はデュードヴァンだけとややアベレージが低いように感じます。
馬体は一言で言ってデカすぎですね。しかも、この馬腰が高く、キ甲が抜けきっていないのでさらに巨漢馬になる可能性があります。
脚は真っすぐ出ているので良いとは思いますが…。
G30.ビジュートウショウの20(シルバーステート)★★
新種牡馬として今年2歳デビュー、いきなり2勝を挙げるなど上々のスタートを切ったシルバーステート。
まだ、体質や脚元の状況が読めないところではありますが、仕上がりの早さの能力の高さはすでに十分発揮しています。
母のビジュートウショウからはシルクで募集されたビジューブリランテが勝ち上がり。
馬体は、4月生まれとはいえ、あまりにも子供っぽいです。
毛ヅヤも悪く、幼児体型といったような感じ。仕上がりに時間を要しそうですね。
G31.ローズシュクレの20(リアルインパクト)★★★
母系は華麗なる薔薇一族。産駒のイメージは細身で鹿のような馬体でも芝で切れ味を発揮するというようなものでした。
しかし、この母はスマートファルコンが肌ということでがっちりタイプに育っていきそうです。
トモの容積がやや少なく、頭が高いですね。ただし、歩様はスムーズで繋ぎの角度などは理想的です。
姉のローズタルトも体重で悩んでいるように成長力は課題になりそうですね。
G32.マトリョーシカの20(カレンブラックヒル)★★★★★
半姉ヴァシリエフスキーも勝ち上がり、低価格帯のなかではかなり評価している繁殖牝馬です。
募集にかかる馬たちみんなバランスが良く、柔らかく歩けていますね。
今年も背中が短く安定感のある馬体。カレンブラックヒルよりもダイワメジャーという感じです。
返しが鋭く、運動神経の良さを感じます。繋ぎの角度も理想的で健康そうにも見えます。
数少ないG1のノーザンファーム産ならこれはいいと思います。
G33.ダンスウィズキトゥンの20(Collected)★★★
3頭連続のマル外。初仔のキトゥンズワルツはすでに勝ち上がっています。
Collectedは日本ではこの馬が初めてでしょうけど、City Zipの血を持つ繁殖牝馬があまり結果を出せていないのは気になります。
馬体はふっくらとして力強さを感じる造りではありますが、ダートで戦うにはややガサが足りません。
踏込の柔らかさがあって芝でも戦えそうな雰囲気がありますが、適性はどうでしょうか。