社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 71-80
71.カジノブギの20(マインドユアビスケッツ)★★★★★
4代母シャダイアイバーから続く母系は中価格帯で複数勝利を何度も輩出してきました。
決して派手さはないですが、兄のジャスティンカフェもアーリントンCで3番人気になるなど素質を見せており、十分狙いが立つと思います。
5月生まれで立派な体つきで筋肉量は十分ありますし、ややアンバランスな面は見られますが、これも整ってくるのではないでしょうか。
この馬もまたマイル前後、芝がダメならダートでも潰しが利くと考えれば、このお値段でも十分です。
72.ハシッテホシーノの20(マインドユアビスケッツ)★★
ハシッテホシーノがオークスを走ってから12年の月日が流れました。
チチカステナンゴやキングズベストなどいかにも打率の低そうなところを付けていたので仕方ないところはありますが、
活躍馬の出ぬままそこそこの年齢まで来てしまいました。
全体的なフレームは悪くないですが、トモの容積が若干薄目です。
母系は完全に芝であり、このトモとなるとダートも難しく狙いが立ちづらいかもしれません。
73.ヴゼットジョリーの20(マインドユアビスケッツ)★★★★
2歳時に重賞勝ちから一旦はスランプになるも、条件戦でダイアトニックを破り復活を果たすなど能力の高さは十分にありました。
初仔ではありますが、4月下旬の生まれを思えば標準レベルのサイズ感ですし、胸が深く、腹回りのどっしり感が特徴的です。
毛ヅヤがピカピカで健康そうなところもいいですね。
繋ぎの感じは完全に芝馬なので、この父を迎えたことで適性がどちらに行くか不明瞭なところはありますね。
74.ターフドンナの20(イスラボニータ)★★★★
出資馬エリザベスタワーの弟。
冗談で5,000万ぐらいになってしまうのではと仲間内で話していたのですが、本当に5,000万になってしまいました。
体重495kgは社台最高体重ですが、体高162cm、管囲22.0cmとすでに相当大きなフレームを有しており、
もしかしてまだ大きくなるの?という疑問を抱かせます。
これだけ大きなサイズがイスラボニータ産駒のイメージと全然マッチしないところはありますが、確かに今回も底知れぬパワーを感じます。
気になるのは繋ぎの角度のバランスです。右前の繋ぎがかなり立ち気味で、後ろ脚の方がむしろ角度が付いているように思います。
あまり見たことないパターンで、エリザベスタワーともまた全然違うところです。
75.アルーリングライフの20(イスラボニータ)★★
2歳重賞に滅法強いアルーリング一族ですが、母はフレンチデピュティ×エンドスウィープで硬めの馬が出る傾向のある構成。
前肢の柔らかい動きが魅力の父とのカップリングでこれまでより一歩進んだ活躍が期待されます。
成長具合としてはちょうど良く、筋肉の付き方も良いのですが、前脚の繋ぎが立ち気味で捌きが硬くなってしまっています。
あまりイスラボニータの良いところが引き継がれていないかなという感じですかね。
76.リリーオブザヴァレーの20(イスラボニータ)★★★
近年おなじみの超良血リリーオブザヴァレー。連続してディープインパクトを種付けされてきましたが、今年はイスラボニータとなりました。
4月下旬生まれということもあり、ややサイズは小さめには見えますが、背中に伸びがあり、姉にも似たようなところが見られます。
まだトモの容積が薄く力感はないですが、成長とともに良くなってくるはずです。
ただし、リリーピュアハートと比較してもかなり管囲が細いですので、そのあたりはちょっと気になります。
77.ハラペーニョペパーの20(ドレフォン)★★★★
祖母レッドチリペッパーはNHKマイル3着の牝馬。繁殖牝馬としても非常にアベレージが高く複数勝利を4頭。
近親にカラクレナイもおり、安心できます。この母からは珍しく2年連続ドレフォンを配合。
社台ファームが多くつける種牡馬ではないだけになにか自信があるのでしょうか。
がっちりした馬体で長躯短背のドレフォンらしい完成度の高い馬体です。
トモの容積と筋肉量トモに豊富でL字にくっきりと線の入ったパワフルさを感じます。
やや飛節が硬めで、繋ぎのクッションは十分というアンバランスさはありますが、
芝でもダートでも行けそうな雰囲気で、安く買える牡馬としては十分な出来ではないでしょうか。
78.レッドシルヴィの20(ミッキーアイル)★★
東サラ血統の社台募集、ここ最近増えてきましたがこの馬もなぜこっちなんだという感じです。
ダンスーズデトワールとか完全な山本血統ですからね。
馬体はヴィクトワールピサ肌ということもあり、大柄に育ちパワフルですが、繋ぎが立ち気味で前捌きに柔軟性がありません。
重くなりそうなだけに脚元への負担が大きくなりそうです。
79.ファビュラスセンスの20(リアルスティール)★★★
サンデーサイレンスの3×3。社台ファームのリアルスティール産駒。この父にしては破格に安い募集価格です。
馬体はがっちり見えて成長しているように見えるものの、骨格が小さくガサがありません。
前と比較してトモの容積が足りず、腰回りも薄いように感じます。
繋ぎが長めで柔らかめ、芝でこそというタイプでしょうが、もう少し成長が欲しいところですね。
80.ウィケットキーパーの20(ロゴタイプ)★★
はい、これもサンデーサイレンスの3×3。荒ぶる社台ファーム。
母ウィケットキーパーは4勝。姉ヘライアも募集開始後に2勝クラスを後方からごぼう抜きを決めて3勝目を挙げました。
馬体は明らかなトモ高で成長途上という感じですが、筋肉量が乏しくやや頭も高いです。
ロゴタイプ産駒がここまでいいところを見せられていないのも気がかりです。
社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 61-70
61.ジョイフルビクトリーの20(ダイワメジャー)★★★★
ダイワメジャー×A.P.Indyの配合はリーゼントロックだけが活躍していて、アベレージ的にはかなり厳しいものがあります。
上のスカイナイルも牝馬で勝ち上がっていて、まずまずのスタートを切っていますので、
サンデー系を付けてどれだけ良くなってくるかというところでしょう。
ダイワメジャーのエッセンスがいい感じに入った上体はパワフルで厚みがあって、丈夫そうですね。
気になるのは繋ぎの短さと緩さ。あまりこういうタイプの繋ぎは好まれないですね。
62.トップデサイルの20(ダイワメジャー)★★★
これもダイワメジャー×A.P.Indyなのであまりアベレージの高くない組み合わせです。
上のスタティスティクスも厚みのある馬体だったのですが、この馬も似たような要素は持っています。
返しの強さはないですが、後肢の可動域は十分ありますね。変な癖がないのは良さそう。
もうちょっと飛節の折れが浅いとより好みなのですが。
63.マドモアゼルドパリの20(モーリス)★★
サンデーサイレンスの2×4。濃いですね。
社台ファームこれが好きなのか、モーリス×母父サンデーサイレンスを持ってきて濃いクロスを作っているのはここだけ。3年連続4頭目。
母19歳の仔となり、かなり高齢の部類になってきましたね。
奥手の血統の遅生まれでモーリス産駒となるとかなり判断が難しくなります。
モーリスらしい厚みはあまりなく、キ甲は抜けていないのでここから大きく変わってきそう。
歩様は上下動が少なくソロリソロリと歩いている感じではありますが、真っすぐは出ていて脚元の正確性は高いです。
64.エマソングの20(ハービンジャー)★★
2007年生まれで2017年に輸入するというちょっと年齢を重ねてから日本にやってきたエマソング。
Unbridle’s Songを持っているからでしょうけど、ハービンジャー付けるならなんか違う気がします。
サンデーを持たないハービンジャーで活躍馬はヒーズインラブぐらいでアベレージが低いですね。
2月生まれのハービンジャーですが、あまり厚みを感じず腰回りにゆとりがないように見えます。
前捌きも硬く、やや外孤歩様。もうちょっとどっしりしていた方が良いと思うのですが。
65.レッドマニッシュの20(ハービンジャー)★★
これは東サラで募集した方が良いと思いますが、なぜこっちなんでしょうか。
4月下旬生まれとはいえサイズ的にかなり小さくて、出来上がりに時間を要しそうです。
立ち姿でかなりの前掛かり、トモは曲飛気味なので、かなり前に負担が掛かりそうな感じです。
また左前脚がかなり強い外向が出ているので、左右のバランスにも影響がありそうです。
66.アッフィラートの20(ルーラーシップ)★★
ルーラーシップの当たりパターンである母父ディープインパクトとの組み合わせが今年は非常に多いように思います。
母アッフィラートの初仔ですが、ルーラーシップを迎えたことでちょうどいいぐらいのサイズ感です。
立ち姿はあまり見ないタイプですね、背中が短くて、かなりの直飛、かなりの立ち繋ぎ。
この中で背中の短さだけは母の募集時の写真に似ているように思います。
67.マスクオフの20(ルーラーシップ)★★★
これもアッフィラートと同じルーラー×ディープの組み合わせ。3歳のトゥーフェイスも頑張っていますし、母系の活力は衰えていません。
5月中旬生まれということでフレームはしっかりしていますが、まだ中身が付いてきていません。
こちらもルーラーシップ産駒ですが、背中が短めで長距離というタイプには見えないというのはありますね。
脛あたりが薄いので、もうちょっと成長を待ちたいところです。
68.ドバウィハイツの20(キタサンブラック)★★★★
キタサンブラック牝馬で4,000万円。
リバティハイツ(キンカメ)だけでなく、ランドオブリバティ(ディープ)も出して母のポテンシャルは十分証明しています。
まだトモが高い形ではありますが、筋肉量はしっかりとあって、厚みのある馬体をしています。
踏込が鋭く運動神経が良さそうなのは姉に似ていて、緩いという雰囲気がないのがいいですね。
あとは背中にもう少し力がついてこれば、さらに良くなってくれると思います。
69.セコンドピアットの20(キタサンブラック)★★★
また出たサンデーサイレンスの3×3です。キンカメ1勝、ノヴェリスト未勝利と来て初めてサンデー系とのカップリングです。
この馬もそうですが、5月生まれでも幼いという感じの馬体ではありません。
前後のバランスが良く、胸前とトモの付くべきところに筋肉が付いているという感じ。
頭が高いのは、腰回りに力がついていないのが原因と思われこれも解消してきそうです。
両前が外向気味ですが、まだ幅が薄いので成長とともに治ってくるでしょう。
70.ザレマの20(マインドユアビスケッツ)★★★
芝で活躍した巨体馬ザレマですが、バレッティがダートで活躍したことから、マインドユアビスケッツとの相性も面白そうです。
ダートで戦うためのパワフルな馬体は母譲りで肩、トモ、脛あたりの筋肉は上々です。
踏込はやや硬めではありますが、ダートと思えばまずまず。あとは、右前の立ち繋ぎをどう見るかですね。
バレッティも立ち気味の繋ぎで普通に走り切れているので、大丈夫という判断もできそうですが…。
社台サラブレッドクラブ全頭斬り2021 51-60
51.ソーマジックの20(ハーツクライ)★★★
ハーツ牝馬で5,000万円はかなり強気な価格設定ですね。
それでも重賞勝ち、リステッド勝ちを兄姉に持っているわけですから、確かにこれぐらいになってもおかしくないかもしれません。
ハーツクライとRobertoの相性は悪くないですが、ステイヤーに出る可能性が高いところが牝馬となると少し気がかりではあります。
馬体は血統のイメージよりも少しヒョロっとしたイメージはあるものの、バランスは大丈夫です。
外孤歩様が明らかな捌きなので、この点はちょっと疑問です。
52.コッパの20(ハーツクライ)★★★
アメリカでダート短距離重賞勝ちのある母の2番仔。
あまりなじみのない牝系ですが、初仔が早期デビューから3着と善戦したことでこの馬にも注目が集まります。
トモが高く成長途上の馬体ではありますが、歩かせるとスムーズで、容積のあるトモや脚捌きの良さを感じさせます。
あまり見たことがないぐらいにスタッフさんが引手を短く持っており、
そうしないとまともに映像が撮れないんじゃないかという疑いはちょっとありますね。
53.ダンスアミーガの20(エピファネイア)★★★★★
現2歳の兄も非常に見栄えが好きでよかったのですが、今年も非常に良い馬が募集されているなと感じます。
しかし、どんどんお値段が跳ね上がっていきますね…。
立ち姿ではまだ背中甘いところが見られるものの、歩かせると実にしなやかで、いい感じで歩くことができています。
脚もすべて真っすぐで繋ぎの角度もいいですし、返しも良いのでトラブルになる確率は低いと思います。あとはメンタルだけでしょう。
54.ラクレソニエールの20(エピファネイア)★★★★
歴史的名牝とはいえ1億ですか。そうですか。社台ファームのエピファネイア産駒、最高でも2勝クラス止まりなんですけど大丈夫ですかね。
馬体は大柄で大物感漂う雰囲気です。完歩も大きくゆったりと歩くことができていますし、脚捌きも悪くありません。
トモがやや直飛でバネを感じる歩きができています。
この馬を大成させられるか、社台ファームのプレッシャーは大きいですね。
55.アスクデピュティの20(エピファネイア)★★
ミュゼスルタンが活躍後、3頭連続中央未勝利。3歳のドゥラメンテはなんと地方競馬で走っています。
ここもエピファネイアと相変わらず期待を集めていますね。
トモが薄めで入りも甘い感じがします。ここが要因で前捌きにもちょっと硬さが出ていて、高額牝馬ということを考えるとちょっと不安です。
ノーザンFと白老Fで計3頭エピファネイア×フレンチデピュティがいますが、全部未勝利です。
56.アルティメイトラブの20(キズナ)★★★
この血統でキズナで5,000万円ですか。さすがにちょっと高いような気がします。
馬体は体高が非常に高く、膝下も長いやや長距離に寄っているような体型をしています。
雄大なフレームにまだ筋肉が付ききってはいないですが、先々はかなり迫力のある馬体になることでしょう。
コメントではダートに言及していますが、別に芝でもいいんじゃないかなと思います。
57.ジプシーハイウェイの20(キズナ)★★★
アマルフィコーストを輩出以降は募集時の見栄えの良さほどの結果を出すことができていません。
その間もスピルバーグやジャスタウェイなので、キズナに変わって良さが出る可能性はあります。
馬体はシルエットが非常に良いのですが、体高の低さが際立ちます。ひとつ前のアルティメイトラブとは対極とも言える体型ですね。
前から見ても厚みがありますし、トモの容積もあります。あとは、どこまで成長力があるかでしょう。
58.トレラピッドの20(キズナ)★★★
母トレラピッドは輸入されてからサンデー系の種牡馬を付けられて3連続で勝ち上がりを記録。若駒Sを勝ったケヴィンにもし故障がなければもっと高額の募集になっていたかもしれません。
馬体はまだ4月後半生まれで幼いところは見られますが、背中が短めでまとまりの良くなっています。
踏込もまずまずですし、繋ぎのクッションもいい感じです。
成長後の馬体がやや想像しづらいところではありますが、素質はありそうです。
59.ザガールインザットソングの20(ドゥラメンテ)★★★★
1頭目がキャロットで未出走、2頭目がなんとか地方で勝ち上がってきたというところで、そろそろ結果が欲しい繁殖になります。
母系はUnbridled’s SongとDixieland Bandという日本で結果を出している血が入っていますので魅力はあるはずなのですが…。
(東サラが一番好きそうな血です)
また、母父ミスプロのキンカメ系なので相性悪そうです。
馬体は1月生まれということを考えても非常にバランスが取れていい感じです。トモはやや直飛気味で切れ味がありそう。
踏込がやや外孤っぽく歩くところだけが気がかりです。
60.キトゥンズダンプリングスの20(ドゥラメンテ)★★
アメリカンファラオで注目を集めた兄2頭と比較するとちょっとヒョロッとした馬体で一枚落ちるかなと思わせます。
膝下が長くドゥラメンテにしては繋ぎが緩いぐらいですから、やや異質な存在です。
トモの容積がかなり少ないので、ここがもうちょっと成長してくれるとずいぶん見栄えは変わってきそうですね。