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キャロットクラブ全頭斬り2023 41-50

41.アンフィトリテの22(ミッキーアイル)★★

 

トキオリアリティー牝系で母はデビュー3連勝でマーガレットSを制覇。

そもそも立ち繋ぎでなかなかうまく使うことができませんでしたが、軽快なスピードは持っている馬でした。

2番仔でミッキーアイルとのカップリングですが、ミッキーアイルはキンカメ系に合うので、配合は非常に良さそうですね。

馬体は正直かなり小さいですね。背中が短くて、各パーツも小さめ。

細いわけではないので、大きく変わってくる可能性は低いかなと思います。

前肢の可動域はありますが、膝がちょっとカクカクしています。尻尾振りまくりで集中力も散漫なように感じます。

 

 

42.エディスワートンの22(リアルスティール)★★

 

母父のDubawiは欧州で種牡馬として大成功。

種付け料35万ポンド(現在のレートで6400万円)というえげつない価格になっています。

しかし、日本に入ってくるDubawi持ちの繁殖牝馬の成績は微妙で重賞勝ちはリバティハイツだけ。

祖母のイズリントンも名牝ですから血統はめちゃくちゃいいはずですが、

一頭目からいきなり未勝利を出してしまったので、やや疑問が残ります。

父がリアルスティールに替わりますが、馬体はその父の影響が色濃いように思います。

肩が立ち気味で歩様が窮屈なのはこの馬も変わらずですね。

また、トモの容積はまずまずありますが、上への盛り上がりがほぼないので、あまり強くなりそうにないです。

前肢の返しは鋭さがありますので、この点は良さそうです。

 

 

43.ココシュニックの22(アドマイヤマーズ)★★

 

初仔からいきなりステファノスを輩出したココシュニックは、

その後も未勝利で終わったのはわずかに1頭だけと非常に安定感があります。

ハンベルジャイトもしっかり2勝していますし、いまだに活力の衰えは感じられません。

元々父のイメージよりも短めの距離で活躍する馬が多かったので、王道のマイラー配合といったところでしょうか。

馬体は血統のイメージよりも小柄でかなり曲飛の造りになっています。

踏込はやや浅く、右前脚もちょっと内向気味。脚元のリスクもちょっと高めかなと思います。

 

 

44.ヴィータアレグリアの22(ゴールドドリーム)★★★★

 

未だ活躍馬は出せていませんが、ダート系種牡馬とのカップリングで牡馬になりましたし、

母もちょうど脂がのってきた頃でそろそろ当たりが出るんじゃないかと期待が高まります。

父がゴールドドリームとなり、もちろんダート色が強いのですが、父×母父がサンデー系、

さらに3×3と濃いカップリングになったのが、やや気になるところです。

4月生まれでありながら非常にバランスの良い骨格の持ち主で、

今後体重も増えてこればダートで戦うに十分な能力の持ち主になっていきそうです。

可動域がすごくあるというタイプではないですが、

ダート馬ということならこれぐらいのほうが緩さにつながらないのでいいんじゃないでしょうか。

 

【ツアーチェック】

兄のアグラード同様、募集時に馬体が固まっているタイプではなくちょっと緩い造り。

全体的なパワーアップもまだという感じですが、これも兄と同様ですね。

一冬超えて良くなってくるタイプでしょう。担当者の方はそんなに推せるって感じではありませんでした。

 

 

45.フェルミオンの22(シュヴァルグラン)★★

 

こちらもベテランの繁殖牝馬。本馬が11番仔ですが、全部違う種牡馬をカップリングされています。

メイショウサムソンやベーカバドで走る馬を出したかと思えば、エピファネイアの王道パターンでも走る馬も出せますね。

これまでの傾向から募集時にサイズが小さくてもしっかり勝ち上がることができています。

馬体はやはり4月下旬生まれで幼い印象があります。斜尻ですし、脛も薄く全体的に後ろは弱そうな造りに見えます。

また、外弧歩様で不安定でもありますね。

奥手の血統であることは間違いないので、勝ち上がってさえしまえば、成長を待ちながら長く楽しめそうですが。

 

 

46.ヴィアンローズの22(シルバーステート)★★★★

 

またまたこちらもベテランの繁殖牝馬。出資馬のシュヴァリエローズの弟にあたります。

シルバーステートはもう少しノーザンファームも頭数を増やしてくるかと思いましたが、数は少なめ。

この世代でもパレスルーマーの22がセレクトセールで3億超えなど市場の評価は高いので、

これはめちゃくちゃお得な価格設定です。

4月下旬生まれとはいえ、牡馬にしてはやや小柄な印象も残りますが、

測尺からすればシュヴァリエローズとほぼ同じぐらいです。

馬体に関しては、トモが小さめに見えますが、これも同じ特徴ですからよく似ています。

歩様もキレイですし、脚も真っすぐ出ています。

ただし、血統解説の欄にはプリンシパルからダービーへと書いてあるので、

ちょっと仕上がりは遅めと踏んでいるのでしょうか。

 

 

47.スペクトロライトの22(ヘニーヒューズ)★★★★

 

兄のライトウォーリアは昨年の勝島王冠を制するなど現役で活躍中。

ディープインパクト×Acatenangoのワールドエース配合ですが、

ダートで2勝したばかりに、繁殖入り後は徹底してダート種牡馬を付けられています。

ライトウォーリア以降はなかなか活躍馬を輩出できていませんが、

これは牝馬というのも大きな要因で、5年ぶりの牡馬登場ですから、ここはちょっと狙いたくなりますね。

父がヘニーヒューズなので、まずは背中の緊張感がどうかというのがありますが、ここは見事にクリア。

背中はやや長めですが、フレームはしっかりとしていてかつゆとりがあります。

あとは、フレームに見合った筋肉がどこまで付くかでしょうね。現状はちょっと足りないと思います。

歩様は踏込もしっかりしていて、可動域もダート血統にしては十分すぎるぐらいです。

返しもありますし、両前はやや外向ですが、今後の成長で解消して丁度良くなるレベルじゃないでしょうか。

 

【ツアーチェック】

馬体は募集時のイメージ通りでした。フレームはしっかりしており、鍛えれば良くなってきそう。

完全にダートって感じじゃないのがどちらに出るか。

 

 

48.ローズノーブルの22(リオンディーズ)★★★★

 

父リオンディーズは種付け料が安めな種牡馬の中ではアベレージが高く、

かつノーザンファーム生産馬の中でも相性が良いので、積極的に狙いたい種牡馬と考えています。

兄のジュビリーヘッドもキンカメ系で結果が出せているので、配合面は比較的計算がしやすい一頭ではないでしょうか。

馬体は中サイズでまとまりがあり、黒光りして見栄えします。

背中が少し短め、腹袋がしっかりとあり、繋ぎが短く、歩様はストライドよりもピッチ寄りですので、

兄同様に短めの距離で活躍するタイプでしょうか。

外見的には良い馬なのですが、前から見ると相当な外弧歩様ですので、そこはちょっと割り引きたいですね。

 

 

49.ユーセニアの22(Blue Point)★★★★★

 

父のBlue PointはShamardalの仔でダーレー血統。

Shamardalは日本で重馬場の鬼として活躍していますので、ある程度計算が付きやすい種牡馬。

種付け料はだいたい500万円ぐらいらしく、2022年から2023年に値下げしていますので、

思ったほど活躍馬が出ていないということでしょうか。

また、母のEuthenia含めてファミリーが特別に豪華ということはありませんので、

そんなに勢いのある血統構成ではないように思えます。

しかし馬体は迫力十分で素晴らしいですね。もうすでに500kg近いのですが、フレームが素晴らしく前後とも容積十分。

歩かせて若干重さはあるものの、可動域十分で硬さがなく、首も良く沈む前進気勢を感じるものです。

そんなに○外ばかり高評価するのも気が引けますが、なかなか好みのタイプですね。

 

【ツアーチェック】

500kgを超えており迫力ありすぎではという感じでした。

食いが良すぎるとのことで、競馬でも550kgぐらいで使うのでは、

でも仕上がりはかなり早く夏から使っていけますよって感じでした。

頓挫一回で大変なことになりそうではあるので、★6→★5に落としました。

 

 

50.シェイリーンⅡの22(Saxon Warrior)★★★★

 

大きな期待を抱き欧州から8頭も輸入されたSaxon Warriorですが、

ここまでは勝ち馬3頭でクラシックに乗ることもできず、やや期待外れ感が残ります。

今年のセレクトセールでも軒並み中価格帯で取引されていますので、1世代目でちょっと評価を落とした印象があります。

また、この馬はGalileoの濃いクロスがどちらに出るかでしょうね。

馬体は低重心でむちっとした造り。各パーツが大きくパワーを感じます。

ただし、体高が低めなので、芝の中距離で走るというならもう少し伸びてほしいです。

歩様は前後とも可動域が十分取れていて力強いです。返しもいいですし、脚付きは非常にキレイな一頭ですね。

 

【ツアーチェック】

買ってきた馬だけど、なかなか父の産駒がギアチェンジがうまくいかない。

芝馬だろうし、その辺りが競馬で悪さしないといいけど…って感じでした。

キャロットクラブ全頭斬り2023 31-40

31.エクストラペトルの22(オルフェーヴル) 募集取り下げにつき割愛

 

 

32.ティンバレスの22(オルフェーヴル)★★★★

 

祖母ティエッチマンボからは2頭だけがキャロットクラブで募集され、

元出資馬のエルマンボは5勝、ティンバレスは3勝と活躍しました。

ともにウォーエンブレム産駒でミスプロの3×3という濃いクロスを持っていたので体質面に課題はありましたが、

持続力に優れた馬力タイプのいい馬でしたね。

近年の傾向からダート馬を狙ってのオルフェーヴル配合だったのだろうと思いますが、

牝馬の中では最大サイズという力負けはしない馬になりました。

この母系は成長力も秘めているので、大きくなりすぎることと、それゆえ体質の面は気になります。

馬体は体重ほどのデカさを感じるということなく、むしろバランスが良いぐらいの印象を持ちます。

可動域も十分ですし、大きなフットワークで歩くことができています。

あとは、トモにもうワンパンチあればよりよいと思えるのですが。

 

 

33.エリスライトの22(ルーラーシップ)★★★★

 

母のエリスライトは2勝。クリソプレーズから活躍馬が多数出ている状況だったので、かなりの高額募集でしたね。

初仔なので、大柄な種牡馬とのカップリングでサイズを出したいところでルーラーシップとの配合だったのでしょう。

母父ディープインパクトとの配合はベストと言って間違いないでしょう。

ルーラーシップ産駒はこの時期でも大柄な馬の方が走るという傾向にありますが、この馬はやや細身でコンパクト。

それでも体を目いっぱいに使って大きく歩くことはできています。

長めの距離でこそ生きる印象ですが、逆にスピード不足の懸念も若干残りそうです。

 

 

34.コンダクトレスの22(ルーラーシップ)★★★

 

年度代表馬を輩出したケイティーズ牝系ですが、ジャングルポケットとホワイトマズルを経由してきていますので、

比較的スタミナ寄りの血統構成になっているところにルーラーシップの配合ですから、

スピード不足の懸念は残る配合でしょうか。父と母父の配合は5頭いますが、勝ち上がりは1頭のみとやや不安です。

2月生まれということもあり、馬体はすでになかなかの出来。歩様はスムーズで可動域も取れています。

若干の緩さは残るもののそれほど減点の多いタイプではないですね。

 

 

35.コロナシオンの22(フィエールマン)★★★

 

ビワハイジ、ブエナビスタのラインを超血統馬。

2014年産の牝馬では2位タイの募集価格である7,000万円の値が付きましたが、1勝止まりでした。

産駒はこの馬が2頭目でまだまだフレッシュさも残しています。

父がフィエールマンに替わり馬体は背中の長さは出たものの、全体的なまとまりは悪くありません。

可動域もまずまずで歩様も悪くありません。

ただ、怒り散らしながら左前肢を叩きつけて歩いているように、気性面はどうなのかなという疑問はありますね。

 

 

36.ピースエンブレムの22(フィエールマン)★★

 

母のピースエンブレムは4勝。

ブラックエンブレムからはシルクでの活躍馬多数なので、キャロットのイメージが薄れつつあります。

産駒はここまで3頭で2勝ですが、種付け相手の種牡馬がアベレージ低いのばかりなので、

良くないとも言い切れないのかなと思います。

馬体は遅生まれというところが大きいとは思いますが、サイズとともにかなり細い印象を持ちます。

また、トモの容積が足りず、後ろが甘めなので、頭の位置が高くなっているように感じます。

現状の出来からして、もうちょっと歩様が軽くてもいいのになとは思いますね。

 

 

37.ピンクアリエスの22(アルアイン)★★★

 

ピンクタートルの牝系で古くはレディパステルなどを輩出。

枝葉からも活躍馬が多数出ており、ピンクアリエスからはラスハンメルが皐月賞に駒を進めました。

小柄な馬体で人気のなかったスピリタスの例もありますし、

あまり募集時の馬体の出来が結果に結びつかないタイプであるように思います。

馬体はサイズ的にはそれほどではないものの、背中が長くフレームが大きいように見えます。

前後のバランスも取れていますし、トモの容積もまずまず。

とはいえ、アルアインは見栄えが良い馬が多いのでそれだけで高い評価までは難しいですね。

歩様は不安定ですが、脚運びというよりは集中力がないといった感じ。

ただ、気で走るタイプが多いだけにあまり気にする必要はなさそうです。

 

 

38.ダイワオンディーヌの22(スワーヴリチャード)★★

 

飛ぶ鳥を落とす勢いのスワーヴリチャード産駒。

新種牡馬のリーディングはほぼ決まりと言ってもいいぐらいの差をつけて独走していますね。

母父ノーザンダンサー系との相性も悪くないですし、母系にクロフネを持つ馬もしっかり走っています。

ただし、本馬の母ダイワオンディーヌはかなり高齢で近年は活躍馬を出せていませんので、勢いとしてはイマイチでしょうか。

馬体は牝馬ながら胸が深くがっちりとした造り。背中が短めで距離は短めでしょうか。

肩が立ち気味で前肢の伸びがやや足りず。芝での活躍を期待するならもうちょっと柔らかさは欲しいですね。

 

 

 

39.サンブルエミューズの22(ブリックスアンドモルタル)★★★★

 

ナミュール、ラヴェルと2頭連続で牝馬の活躍馬を出したサンブルエミューズ。

昨年は物凄い人気となり、今年もブリックスアンドモルタルですからやはり注目度は高そうです。

ただし、高野、矢作、木村哲也ときて、この厩舎は若干怪しさを感じますね。

馬体は想定以上に小ぶりです。ナミュールの募集時も体重はなかったですが、

体高と管囲が随分違うので、ここからどれほど伸びしろがあるかは気になりますね。

腰が高い中でも四肢に連動性があって、可動域十分の歩様は魅力を感じます。

軸が真っすぐで返しが強く、測尺の数字以上の力強さは感じます。

 

 

40.ケアレスウィスパーの22(マインドユアビスケッツ)★★★★★

 

母系はエヴリウィスパーで芝を中心に活躍馬多数。

母は高齢の域にかかってきており、3歳~9歳世代の7頭でわずかに1頭しか勝ち上がっていません。

その一頭がドレフォン産駒なので、ダート系種牡馬との配合は悪くなさそうですね。

馬体はすでに500kgオーバーという大型馬ですが、3月生まれとは思えぬほどの完成度の高さを感じます。

大きなフレームで筋肉量も豊富。踏込に硬さもなく、可動域も十分です。

問題はさらにここから大きくなると重い馬になってしまうのではないかという懸念。

規格外のサイズはやめてもらいたいですね。

キャロットクラブ全頭斬り2023 21-30

21.トーコーユズキの22(ナダル)★★★★

 

辻牧場の生産馬で7/25のセレクションセール3,300万円で購買。

母としてもかなりベテランで目立った活躍馬がいない中で、繁殖のレベルを考えると募集価格は高いと思いますが、

ノーザンの白羽の矢が立ったということはやはり注目すべきでしょうか。

馬体は4月下旬生まれながらすでに中サイズ。

胸の深さやトモのボリュームなどに秀でており、父の影響が色濃いパワフルな造りです。

まだ成長余地を残しており、大型なダート馬に育っていくのではないでしょうか。

また、馬体のわりに動きに重さがないのも良い点です。

返しの弱さや皮膚の厚ぼったい感じなど、気になるところがないわけではないですが、トータルで見ればよい部類でしょう。

 

 

22.グリューヴァインの22(ナダル)★★★★

 

ラテルネから続くキャロット血統。特にマルティンスタークの仔は爆発力こそないものの、健康的でコンスタントに走ります。

母はゴールドアリュール産駒で1400mですらバッタリ止まるレベルの生粋のスプリンターでした。

繁殖入りしてからはキャロット募集された2頭の牝馬がともに未勝利引退。

3番仔は飛節後腫が見つかりまだ移動ができておらず、なかなかうまくいきません。

馬体は中サイズぐらいではありますが、まだ腰が高めで成長余地を残しており、牝馬としては大きいぐらいの部類になりそう。

胸が深く、背中が短め、また繋ぎが短く、掻き込むような歩き方をしますので、そのすべてがダートの短距離馬という特徴です。

大物感はありませんが、キャラクターがイメージしやすく、無事に行けば堅実に稼いでくれそうです。

 

【ツアーチェック】

非常に落ち着いた立ち振る舞い。現状はトモ高ですが、それでも腰が強くフォームが乱れたりすることはないそうです。

幅があってサイズも出てきそうな雰囲気がありました。

 

 

23.ディアデラマドレの22(ドレフォン)★★★★★

 

祖母のディアデラノビアは牡馬の産駒が多く、勝ち上がった牝馬はディアデラマドレだけですが、この馬が重賞制覇。

ドレフォン×キングカメハメハは出資馬のジオグリフと同じ配合で、

ドレフォンの中では一番安心できるカップリングでしょうか。

叔母のメグスタスは父ドレフォンで未勝利ですが、どう見てもサイズが足りなかったので参考外でしょう。

馬体はやや大柄でしっかりとした造り。

ややトモの容積は足りないですが、節々の強さを感じる屈強な立ち姿で、ディアデラノビアにも通ずるところがありそうです。

背中が長いところがこれまでのドレフォンの活躍馬と違うところかとは思いますが、飛節の伸びがあって、

父のイメージよりもだいぶストライドが伸びる歩様をしています。

珍しく距離にゆとりのあるタイプの可能性もあり、未知数な部分も正直あるでしょうか。

 

【ツアーチェック】

立ち振る舞いにオーラがあってパワフルさと柔軟性を内包したディアデラノビア牝系の良さを感じます。ドレフォン牝馬史上抜けて最高額ですが、ちょっと雰囲気の違いは感じました。★4→5へ変更。

 

 

24.マスターワークの22(ドレフォン)★★

 

祖母のイグジビットワンからキャロットではお馴染みの母系。

総じて背中の長いスラリと見せる馬が多く出ており、芝の2000mぐらいがベストのタイプが多いです。

マスターワークはダイワメジャー産駒ながら例に漏れず背中が長くてこれも距離が持ちました。

本馬は初仔になりますが、この母系と母の特徴を忠実に引き継いだ背中の長い造り。

ドレフォンとの配合でもう少しまとまりのある馬体にしたかったんじゃないかなと思いますが、母系の影響が強いですね。

それなら芝の中距離でと思いたいところ、繋ぎの短さがどうしてもダート色が強くしてしまうので、

背中と脚元の特徴が一致せずややアンバランスさを感じます。

 

 

25.カーミングエフェクトの22(サトノダイヤモンド)★★★★

 

種付け頭数の激減が話題のサトノダイヤモンド。

初年度に期待を大きく裏切ってしまったことで、評判が落ちてしまっているのかもしれません。

2歳馬はデビューした3頭がオール着外、セールでの取引価格も下落傾向です。

血統面では唯一の重賞勝ち馬サトノグランツと同じDanzigのクロスを持っていますのでそこは加点材料でしょうか。

2月1日生まれの馬体は完成度抜群で495kgは幾分大きすぎではありますが、

キ甲も抜けており、もうそれほど大きくならないかと思います。

全体的なバランスが取れていて、歩様もスムーズ。やや直飛でディープ系らしいトモの造りは素質を感じます。

ひとつのトラブルで馬体重が大幅に増加し、緩くなってしまう恐れはありますので、

そのリスクが許容できるならといったところでしょうか。

 

【ツアーチェック】

かなり気性的な難しさを感じました。ずっとチャカチャカしており、お話聞けず…。

 

 

26.キャヴァルドレの22(サトノダイヤモンド)★★★★★

 

不振のサトノダイヤモンド産駒ですが、大きな特徴として牝馬のスピード不足が大きいかもしれません。

勝ち上がり率も悪いのですが、2勝馬も1頭しかおらず、1600mや1800mでの成績に問題があります。

しかし、キャヴァルドレ自身も産駒の出資馬プロトポロスも短距離で活躍していますので、

母系の一押しである程度のスピードは期待できるはずです。

馬体は他のサトノダイヤモンド産駒よりは背中が短くまとまっています。

腰がちょっと弱めで姿勢が高くなっていますが、成長とともに解決する可能性はありそう。

トモはボリュームこそないものの、ディープ系らしいギアを持っていそうで、返しなども鋭く歩けています。

 

【ツアーチェック】

馬体の完成度という意味ではまだまだではありますが、トモの造りがキレイで見栄えはする馬でした。

プロトポロスは2歳夏から使える馬でしたが、

この馬は成長具合に合わせてゆっくり使っていくタイプになりそうです。

 

 

27.マイミスリリーの22(サトノダイヤモンド)★★★

 

サトノダイヤモンド×ナスルーラ系の配合は、3歳世代が7頭中2頭の勝ち上がり、

2歳世代は2頭がデビューして着外と最悪のスタートと言っていいかもしれませんが、

昨年のセレクトセールで億越えの馬を2頭出しており、この馬たちの活躍次第では評価が変わってくるでしょう。

馬体は非常に逞しい造りで、牝馬募集馬の中では2番目に体重がある馬になります。

キ甲は抜けていますが、まだ腰高であり成長余地は残していそうですね。

母系由来と思われる胸囲からエンジン性能は高そうでトモの容積もありますが、

動きにそれほど重さがなく、可動域も十分あります。

血統やサイズからは課題が多そうですが、予想以上の活躍をする可能性も否定できません。

 

 

28.ワシントンレガシーの22(ルヴァンスレーヴ)★★★

 

祖母のフロールデセレッソは繁殖牝馬としてはアベレージが高く、デビューした6頭中5頭が勝ち上がり。

母ワシントンレガシーもリアルスティール産駒が軒並み苦しむ中、

勝ち上がり着外なしのハリケーンリッジを初年度から出すなど、なかなかアベレージの高さを見せています。

父のルヴァンスレーヴは産駒が未デビューながら2023年の種付け頭数は185頭。

これは社台SSにいるダート種牡馬ではマインドユアビスケッツに次ぐ頭数で、

ほとんどの種牡馬が産駒デビューまでは種付け頭数が減っていく傾向にある中で珍しい部類です。

馬体はその血統通り恵まれた体格で屈強な印象。

芦毛で筋肉の凹凸は確認しづらいものの、パーツがそれぞれしっかりしていて安定感があります。

歩様には可動域があり、あまり膝は使わずピッチ気味。

繋ぎがやや緩いところがダートでどうかというのと、両前脚(特に左脚)が内向気味なのでこれが悪さしなければ。

 

 

29.セレナズヴォイスの22(ルヴァンスレーヴ)★★★

 

祖母のザガールインザットソングは仔出しが良く、毎年人気していましたがついに重賞勝ち馬を輩出。

母はキャロットクラブで募集されたものの不出走での引退となってしまいましたが、2番仔がアワブラとして帰ってきました。

母系は芝も行けるもののダートが軸足というタイプで、ルヴァンスレーヴ配合ならダート寄りでしょう。

初仔はセプテンバーセールでかなり安値で取引されているのはちょっと引っ掛かりますね。

馬体は2月上旬生まれでやや大柄かなというぐらいの尺ですが、腹回りがどっしりしているので、もう少し絞れそうです。

胸が深めでやや脚が短く、トモの容積があるので、短距離寄りかなという印象です。

歩様は可動域はあるものの、あまり安定感がなく、真っすぐ出したり、外弧歩様気味になったりしますね。

 

【ツアーチェック】

ダートでこそという血統背景ですが、硬さみたいなものは感じず周回展示でもまずまず目立っていました。

とはいえ、多少左右差は感じますね。

 

 

30.フォルテピアノの22(ルヴァンスレーヴ)★★★

 

近親のタスティエーラがダービーを制覇しましたが、フォルテピアノの産駒はアベレージヒッターというタイプで

着実に勝ち上がり順調に使えるけれど、どこかで頭打ちしてしまうという印象です。

出資馬のアコルドエールもまさにそれだったのですが、障害に転向して未勝利は脱出できました。

馬体はダート馬らしいコロンとした造り。背中が短めで腹袋があり、まとまりがありますね。

歩様は曲飛気味の後肢は良く動くものの、前肢はちょっと硬めでしょうか。

パワーで押すならもうちょっと体重があってもいいかなとも思います。

 

【ツアーチェック】

馬体の造りはアコルドエールにまずまず似ているかも。大物感はないですが、兄姉同様に丈夫に使えるタイプになりそう。

ピタッと止まって眠そうにしており、扱いやすい反面前進気勢はあまりないかも。