キャロットクラブ全頭斬り2023 41-50 | Thoroughbred World

キャロットクラブ全頭斬り2023 41-50

41.アンフィトリテの22(ミッキーアイル)★★

 

トキオリアリティー牝系で母はデビュー3連勝でマーガレットSを制覇。

そもそも立ち繋ぎでなかなかうまく使うことができませんでしたが、軽快なスピードは持っている馬でした。

2番仔でミッキーアイルとのカップリングですが、ミッキーアイルはキンカメ系に合うので、配合は非常に良さそうですね。

馬体は正直かなり小さいですね。背中が短くて、各パーツも小さめ。

細いわけではないので、大きく変わってくる可能性は低いかなと思います。

前肢の可動域はありますが、膝がちょっとカクカクしています。尻尾振りまくりで集中力も散漫なように感じます。

 

 

42.エディスワートンの22(リアルスティール)★★

 

母父のDubawiは欧州で種牡馬として大成功。

種付け料35万ポンド(現在のレートで6400万円)というえげつない価格になっています。

しかし、日本に入ってくるDubawi持ちの繁殖牝馬の成績は微妙で重賞勝ちはリバティハイツだけ。

祖母のイズリントンも名牝ですから血統はめちゃくちゃいいはずですが、

一頭目からいきなり未勝利を出してしまったので、やや疑問が残ります。

父がリアルスティールに替わりますが、馬体はその父の影響が色濃いように思います。

肩が立ち気味で歩様が窮屈なのはこの馬も変わらずですね。

また、トモの容積はまずまずありますが、上への盛り上がりがほぼないので、あまり強くなりそうにないです。

前肢の返しは鋭さがありますので、この点は良さそうです。

 

 

43.ココシュニックの22(アドマイヤマーズ)★★

 

初仔からいきなりステファノスを輩出したココシュニックは、

その後も未勝利で終わったのはわずかに1頭だけと非常に安定感があります。

ハンベルジャイトもしっかり2勝していますし、いまだに活力の衰えは感じられません。

元々父のイメージよりも短めの距離で活躍する馬が多かったので、王道のマイラー配合といったところでしょうか。

馬体は血統のイメージよりも小柄でかなり曲飛の造りになっています。

踏込はやや浅く、右前脚もちょっと内向気味。脚元のリスクもちょっと高めかなと思います。

 

 

44.ヴィータアレグリアの22(ゴールドドリーム)★★★★

 

未だ活躍馬は出せていませんが、ダート系種牡馬とのカップリングで牡馬になりましたし、

母もちょうど脂がのってきた頃でそろそろ当たりが出るんじゃないかと期待が高まります。

父がゴールドドリームとなり、もちろんダート色が強いのですが、父×母父がサンデー系、

さらに3×3と濃いカップリングになったのが、やや気になるところです。

4月生まれでありながら非常にバランスの良い骨格の持ち主で、

今後体重も増えてこればダートで戦うに十分な能力の持ち主になっていきそうです。

可動域がすごくあるというタイプではないですが、

ダート馬ということならこれぐらいのほうが緩さにつながらないのでいいんじゃないでしょうか。

 

【ツアーチェック】

兄のアグラード同様、募集時に馬体が固まっているタイプではなくちょっと緩い造り。

全体的なパワーアップもまだという感じですが、これも兄と同様ですね。

一冬超えて良くなってくるタイプでしょう。担当者の方はそんなに推せるって感じではありませんでした。

 

 

45.フェルミオンの22(シュヴァルグラン)★★

 

こちらもベテランの繁殖牝馬。本馬が11番仔ですが、全部違う種牡馬をカップリングされています。

メイショウサムソンやベーカバドで走る馬を出したかと思えば、エピファネイアの王道パターンでも走る馬も出せますね。

これまでの傾向から募集時にサイズが小さくてもしっかり勝ち上がることができています。

馬体はやはり4月下旬生まれで幼い印象があります。斜尻ですし、脛も薄く全体的に後ろは弱そうな造りに見えます。

また、外弧歩様で不安定でもありますね。

奥手の血統であることは間違いないので、勝ち上がってさえしまえば、成長を待ちながら長く楽しめそうですが。

 

 

46.ヴィアンローズの22(シルバーステート)★★★★

 

またまたこちらもベテランの繁殖牝馬。出資馬のシュヴァリエローズの弟にあたります。

シルバーステートはもう少しノーザンファームも頭数を増やしてくるかと思いましたが、数は少なめ。

この世代でもパレスルーマーの22がセレクトセールで3億超えなど市場の評価は高いので、

これはめちゃくちゃお得な価格設定です。

4月下旬生まれとはいえ、牡馬にしてはやや小柄な印象も残りますが、

測尺からすればシュヴァリエローズとほぼ同じぐらいです。

馬体に関しては、トモが小さめに見えますが、これも同じ特徴ですからよく似ています。

歩様もキレイですし、脚も真っすぐ出ています。

ただし、血統解説の欄にはプリンシパルからダービーへと書いてあるので、

ちょっと仕上がりは遅めと踏んでいるのでしょうか。

 

 

47.スペクトロライトの22(ヘニーヒューズ)★★★★

 

兄のライトウォーリアは昨年の勝島王冠を制するなど現役で活躍中。

ディープインパクト×Acatenangoのワールドエース配合ですが、

ダートで2勝したばかりに、繁殖入り後は徹底してダート種牡馬を付けられています。

ライトウォーリア以降はなかなか活躍馬を輩出できていませんが、

これは牝馬というのも大きな要因で、5年ぶりの牡馬登場ですから、ここはちょっと狙いたくなりますね。

父がヘニーヒューズなので、まずは背中の緊張感がどうかというのがありますが、ここは見事にクリア。

背中はやや長めですが、フレームはしっかりとしていてかつゆとりがあります。

あとは、フレームに見合った筋肉がどこまで付くかでしょうね。現状はちょっと足りないと思います。

歩様は踏込もしっかりしていて、可動域もダート血統にしては十分すぎるぐらいです。

返しもありますし、両前はやや外向ですが、今後の成長で解消して丁度良くなるレベルじゃないでしょうか。

 

【ツアーチェック】

馬体は募集時のイメージ通りでした。フレームはしっかりしており、鍛えれば良くなってきそう。

完全にダートって感じじゃないのがどちらに出るか。

 

 

48.ローズノーブルの22(リオンディーズ)★★★★

 

父リオンディーズは種付け料が安めな種牡馬の中ではアベレージが高く、

かつノーザンファーム生産馬の中でも相性が良いので、積極的に狙いたい種牡馬と考えています。

兄のジュビリーヘッドもキンカメ系で結果が出せているので、配合面は比較的計算がしやすい一頭ではないでしょうか。

馬体は中サイズでまとまりがあり、黒光りして見栄えします。

背中が少し短め、腹袋がしっかりとあり、繋ぎが短く、歩様はストライドよりもピッチ寄りですので、

兄同様に短めの距離で活躍するタイプでしょうか。

外見的には良い馬なのですが、前から見ると相当な外弧歩様ですので、そこはちょっと割り引きたいですね。

 

 

49.ユーセニアの22(Blue Point)★★★★★

 

父のBlue PointはShamardalの仔でダーレー血統。

Shamardalは日本で重馬場の鬼として活躍していますので、ある程度計算が付きやすい種牡馬。

種付け料はだいたい500万円ぐらいらしく、2022年から2023年に値下げしていますので、

思ったほど活躍馬が出ていないということでしょうか。

また、母のEuthenia含めてファミリーが特別に豪華ということはありませんので、

そんなに勢いのある血統構成ではないように思えます。

しかし馬体は迫力十分で素晴らしいですね。もうすでに500kg近いのですが、フレームが素晴らしく前後とも容積十分。

歩かせて若干重さはあるものの、可動域十分で硬さがなく、首も良く沈む前進気勢を感じるものです。

そんなに○外ばかり高評価するのも気が引けますが、なかなか好みのタイプですね。

 

【ツアーチェック】

500kgを超えており迫力ありすぎではという感じでした。

食いが良すぎるとのことで、競馬でも550kgぐらいで使うのでは、

でも仕上がりはかなり早く夏から使っていけますよって感じでした。

頓挫一回で大変なことになりそうではあるので、★6→★5に落としました。

 

 

50.シェイリーンⅡの22(Saxon Warrior)★★★★

 

大きな期待を抱き欧州から8頭も輸入されたSaxon Warriorですが、

ここまでは勝ち馬3頭でクラシックに乗ることもできず、やや期待外れ感が残ります。

今年のセレクトセールでも軒並み中価格帯で取引されていますので、1世代目でちょっと評価を落とした印象があります。

また、この馬はGalileoの濃いクロスがどちらに出るかでしょうね。

馬体は低重心でむちっとした造り。各パーツが大きくパワーを感じます。

ただし、体高が低めなので、芝の中距離で走るというならもう少し伸びてほしいです。

歩様は前後とも可動域が十分取れていて力強いです。返しもいいですし、脚付きは非常にキレイな一頭ですね。

 

【ツアーチェック】

買ってきた馬だけど、なかなか父の産駒がギアチェンジがうまくいかない。

芝馬だろうし、その辺りが競馬で悪さしないといいけど…って感じでした。