ブログ記事をご覧になられた方から、
「インフルエンザの時に使うレメディを教えてください。」
というご質問をいただきました。
たいへん失礼いたしました。
ホメオパシーを常用している者にとっては、あまりにも常識的なことですので、ご紹介するのを忘れておりました。m(__)m
現在のインフルエンザ・コロナにつきましては、こちらをご覧ください。
通常は、「風邪・インフルエンザ」と題してお送りすることが多いのですが、今日は、特にインフルエンザの際に用いられる代表的なレメディを 5種類 ご紹介させていただきます。
インフルエンザの際に用いられるレメディは、100種類ほどあります。
今日は、その中でも特にレパートリーの点数が高いレメディ、なおかつ、エインズワース社製の42種レメディキット(家庭の常備薬)に入っているレメディを、ご紹介いたします。
①Acon.アコナイト
風邪のひき始め 急な発熱 頭痛 悪寒 発汗 くしゃみ 咳 耳痛 不安感
冷たく乾燥した空気にさらされた後や、夜間に、突然症状が始まる。
喉が熱く、乾燥して痛い(焼けるような、刺すような痛み。飲み込む時に痛い)。
喉の渇きがある。発汗がある。冷たい飲み物を欲する。
片側の頬が赤く、他方は青白い。
脈が速い。
不安や恐怖を感じ、落ち着かない。
乾いた激しい咳。声がかれる。
締めつけられるような、ズキズキする頭痛。
【好転要因】外気。暖かさ。発汗。休息。
【悪化要因】夜間。乾燥した冷たい風。風通しの悪い部屋。ショック。恐怖。
* Acon.アコナイトは、発症から24時間以内くらいに服用するほうが良いと言われています
②Bell.ベラドンナ
突然の高熱 頭痛 喉の痛み 空咳 耳痛
突然、高熱を出す。
顔が赤く紅潮し、手足は冷たい。
脈がドクドクする。
ズキズキ痛む頭痛・耳痛・喉の痛み(右側の症状が強い)。
喉が乾燥し赤く腫れて、飲み込む時に痛い。
乾いた大きな咳が出る。
汗(頭部以外)をかき、口・鼻・喉の粘膜は乾燥しているが、喉の渇きはない(柑橘系の飲み物は欲しがる)。
瞳孔が大きく輝き、目が潤む(目がキラキラしている)。
子供の高熱に。
幻覚を見る。うわごとを言う。不安はない。
イチゴ舌。鼻水は出ない。
【好転要因】頭を後ろへそらす。暖かく暗い部屋。上半身を起こす。
【悪化要因】頭が濡れる。日射。午後3時。夜中過ぎ。騒音。振動。接触。隙間風。痛む側を下にする。
③Gels.ジェルセミウム
喉の痛み 後頭部の頭痛 震えと悪寒 筋肉の痛み
震えと悪寒(背筋に沿って走る)があり、比較的ゆっくりと症状が現れる風邪・インフルエンザに。
熱っぽく、熱と寒さが交互にある。
後頭部~頸部の鈍く重い頭痛(排尿で好転)。
瞼が重い。
疲労感・眠気が強く、無気力でだるい。
筋肉の痛みを伴う。
喉に擦り傷があるような感じで、物を飲み込む時に痛みがある。
発汗や喉の渇きはほとんどない。
一人でいたがる。包まっていたい。
インフルエンザ罹患後に続く慢性疲労にも。
視覚障害を伴う(物が二重に見えるなど)。
【好転要因】外気。排尿。発汗。アルコール。睡眠。
【悪化要因】寒さ。湿気。午前10時。光。音。振動。恐怖。ショック。
④Rhus-t.ルス・トックス
節々の痛み 落ち着きのなさ 悪寒
筋肉や関節の痛みを伴う。
身体が硬くなり筋肉が痛む。
痛みのために落ち着かない。寝返りを打つ。
伸び・ストレッチをしたい。
寒気があるのに、喉が渇き、大量の水を欲しがる。
午前10時頃に急激に熱が上昇。
発熱時に腰痛。肩こりからの頭痛。
夜間に乾いた咳。
舌の先に三角の赤い斑点。
熱と悪寒が交互に起こる。間欠熱。
ヘルペスを伴うことも。
【好転要因】動き続ける。温かい飲み物。暖かさ。乾燥。
【悪化要因】じっとしている。動き始め。夜間。寒さ。湿気。何も覆わない。
* 咳と肩凝り・頭痛がある場合には、Bryブライオニアを服用なさってみてください(下記参照)。
⑤Sulph.サルファ
咳 くしゃみ
継続的な咳で、胸が重たい感じがする。
咳がぐずぐず治りきらない。
臭いの強い黄緑色の痰が出る。
胸のあたりに燃えるような感覚を伴う。
肺の炎症にも。
足が燃えるように熱くなる。
暑がり。
発汗してもよくならない。
間欠熱。
【好転要因】外気。座る。
【悪化要因】夜間。入浴。温まる。
現在、ブルーローズでご紹介しております3種類のレメディ
Phos.フォス・Bry.ブライオニア・Gels.ジェルセミウム(今回ご紹介)も、インフルエンザの際に用いられるレメディです(コロナにも用います)。
Phos.フォス・Bry.ブライオニア・Gels.ジェルセミウム
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* 第2弾も、どうぞお楽しみに♪
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられているものです。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。