デジタル社会の行動経済学と人事

デジタル社会の行動経済学と人事

グローバルファームやベンチャー、シンクタンクで人事コンサル20年
デジタル社会における行動経済学や人事の使える情報を「まじめ」に発信中

Amebaでブログを始めよう!

最近、私が所属する会社のチームでメルマガを配信し始めました。

一部の方にしか届かないのももったいないと思い、ここで掲載します。

(まんまだと怒られるかもなので、多少変更しています)

 

 

テーマはダイバーシティ。参考記事はこちらです。

 

 

 

メルマガなので、ブログとして字だらけですが、ご了承ください。

 

 

シニア社員活用に厚みを持たせる「キャリア自律」

高年齢者雇用安定法が改正・施行された今年、人事部をはじめとした皆さんは、70歳までの就業の可能性を一度は検証したのではないでしょうか。最近では、各社の人事制度設計支援において必ず検討テーマの一つに上がっています。法律上は努力義務であり、様子見の会社も多いのですが、将来的に義務化が想定される中、各社の検討は今後も続くと思われます。

ところで、なぜシニア社員に関する議論は明るさが足りないのでしょうか。ミドル社員以降の「働かないおじさん問題」の延長ともいえますが、穏便に会社人生の最後を迎えてもらおうとしているためとも考えられます。一方で、元気に働くシニア社員は多いです。周りの社員からも建前ではなく本音で必要とされ、頼られているカッコいい人達がいます。
そうした方々は概ね「キャリア自律」をしています。多くの人事部はキャリア自律の重要性を認識し、キャリア面談やキャリア研修を50代前後の社員を対象に実施しています。いわゆるセルフキャリアドックです。

当社が所属するグループに近いNTTコミュニケーションズのキャリア自律に関する取り組みは、多くの書籍やメディアで紹介されています。中心人物の浅井公一氏に話を聞くと、丁寧かつ詳細な設計が成されていることが分かります。その中で特に大事にされているのが「行動変容率」という成功定義を行っている点です。キャリア面談を通じどれだけの社員の行動が変わったのかを算出・指標化し、施策の妥当性や改善点の抽出に役立てています。

面談前のキャリア研修における工夫も重要です。キャリアを自分事にするための仕掛けとして、アセスメントの活用が挙げられます。ただし、何となく自分の傾向を掴むだけでは限界があります。あくまで本人に必要なのは職務に対する理解であり、抽象度の高い職務興味を知るだけでは弱いでしょう。当社で扱うアセスメントツール“ProfileXT”は、ホランドの職業興味検査の要素を取り入れており、厚生労働省が運営する職業情報提供サイトである日本版O-NETの情報と比較することができます。本ツールを活用することで、具体的な職業との紐づけを行い、仕事への興味の他、行動特性を可視化し、キャリア自律につながる研修を行うことができます。

 

なお、こうしたキャリアに関する取り組みは50歳前後でいきなり始めるより、若い頃から自己を振り返り、キャリア自律を促進することが重要です。そのため、人事部はジュニア層から継続的にキャリア自律の働きかけをしていくべきと考えられます。

 

 

本日、会社のHPにて記事がアップされました。

テーマはダイバーシティ!

中身は昭和な私ですが、書く必要があり作成しました。

 

 

 

 

ダイバーシティの記事を見ると

  • 女性だけがテーマじゃない
  • そうはいっても日本は女性のランキングが低いんだから、女性にフォーカスする意味はある
  • 属性の多様性ではなく経験の多様性だ
  • 成果が出るためのダイバーシティだ
  • ダイバーシティは状態であり、インクルージョンが先に来ないといけない  などなど

 

色々と議論はありますが、何となく互いの意見をつぶし合っているように思えて、むなしさを感じてしまいます。

 

 

今回のテーマでは、自身の実体験を踏まえつつ、実践につなげるために、アセスメントや評価についての話をしました。良かったらご覧くださいニコニコ

 

 

最後に参考図書を一冊。

多様性について今年出た本です。

その意味について確認する際は有効だと思います。

 

多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織

 

良かったらご覧ください。

 

 

UQモバイル

本日、HRプロにて

私の記事がUPされました。

 

 

個人と企業の共創に必要となる、「自律したキャリア」を社員が形成するための支援策とは(第3回)

 

 

タイトルが長い・・・キョロキョロ

今回も色々な調整の結果、こうなりました。

7月から月1回ずつ連載してきた最終回です!

 

 

ここまでの2回はシニア社員の報酬制度がテーマでしたが、

今回の第3回はキャリア自律について書いています。

一番書きたかった内容です。大事大事ニコニコ

 

 

最後の段落で書いた健康寿命について、70歳まで働くと

男性は2年ほどしか寿命に達するまでに時間がないガーン

であれば、働く時間を大切にしないとと思いました。

良かったら記事読んでみてください。

 

 

なお、今年は以下の著者の浅井氏の下で、

キャリアについて再度学びを深めています。

 

ビジトレ―今日から始めるミドルシニアのキャリア開発―

 

さあ、この後も頑張っていきましょう!

 

UQモバイル

本日、HRプロにて

私の記事がUPされました。

 

 

先月に続く第二回。

来月の第三回で最後。

今回の内容はシニア社員の報酬制度②企業事例です。

 

 

「高年齢者雇用安定法」の改正に伴い報酬制度設計をどう行うか。企業事例から成功への道のりを探る(第2回)

 

 

第1回目がどちらかというと「考え方」で、

でも実際そんな簡単じゃないよねということで、

第2回目は企業事例でどちらかというと失敗事例を扱い、

そこから成功へのヒントを得ようとしていますウインク

 

 

あと10日前ほどに「月刊総務」という雑誌に

というタイトルの記事を書きました。

 

 

人事の世界では今、小さく確実に、将来のインパクト大

のテーマとして

「人的資本の情報開示」が話題となっています。

 

 

記事では、世界と日本の動向やISO全体の話

ISO30414の内容とポイントなどを

IR健康経営文脈も入れながら解説しています爆笑

 

 

ネット上に記事がなく残念えー

マニアックな雑誌なので手に入りにくいですが、

良かったらご覧くださいな!

 

 

ということで参考まで。

 

 

最近、記事の投稿時にしかUPできてなく、

サボり気味ですが、また機会があればちゃんと記事書きまーす。

 

ではでは。

 

 

本日、HRプロにて

私の記事がUPされました。

 

 

「70歳就業法」により浮かび上がる、60歳以降を中心とした“シニア社員の報酬制度設計”の課題とは(第1回)

 

タイトルが長い・・・キョロキョロ

まあ、色々な調整の結果、こうなりましたてへぺろ

今回から月に1回ペースで計3回登場します。

 

 

第2回までは提出済みで、

改正高年法に合わせた報酬制度設計について

書いています。

 

 

第1回は課題がテーマで多少バクッとした内容

第2回は失敗事例を取り上げ、現実対応の話を

していく予定です。

第3回では報酬制度の改定では解決しない

もっと全体的な話を執筆する予定です。

よかったらご覧ください爆  笑

 

 

最近このテーマのお手伝いが多く、

今年の2月にも同様の記事を自社サイトで

UPしました。その延長でHRプロの記事があります。

 

 

最後に高年法関連の参考図書をご紹介。

定年後再雇用者の同一労働同一賃金と70歳雇用等への対応実務

 

本テーマにご興味や課題をお持ちの方は

この本からお読みになると良いでしょう。

網羅的に記載されています。

(ちょっと制度設計部分は弱いですが)

 

 

UQモバイル

本日、TechRepublicというサイトに

私の記事がUPされました。

 

フルリモート/フルフレックスから考える会社ルールの新しいカタチ--6つの傾向と対応策

 

 

以下の5回シリーズの最終回を担当しました。

  • リモートでも働き過ぎ--長時間労働の原因は誤ったITの使い方

 

IT関連サイトにアナログな話を載せてしまいました。

内容は、別にフルリモート・フルフレックスをしようという

話ではなく、リモートを最大限活かしつつ、長時間労働を

抑えるための枠組みを紹介しました。

 

 

最終回ということもあり、それまでの内容にも

触れています。

もしご興味があれば第1回から第4回もご覧ください。

 

 

最後に、参考図書を紹介します。

記事の中で紹介した

集中して仕事をするハックである

「ポモドーロ・テクニック」

紹介している本です。

 

どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門

 

どうぞご覧ください。

 

UQモバイル

 

「人材育成の鉄則」シリーズ

9回目のタイトルは「執行責任と結果責任」

 

 

4か月ぶりの投稿です。

「忙しい」と言いながら心を亡くしてました。

 

 

久しぶりの投稿はまた先輩の話です。

・・・・・・

 

「任せたから」

幾度となくこの言葉で
トラブルのもとをつくってきました。

 

 

  • 「おい、任せたじゃないか」
  • 「えっ、任せてくれたんじゃないんですか」

 

任せたい側と任される側の双方に
共通の基準がなかったことから起きます。

 

 

「なにを」「どのくらい」「いつまでに」

どちらか片方が確認する意識さえあれば
避けることができたトラブルがほとんどです。

 

 

大事なのは・・・

「執行責任」「結果責任」

 

 

いついつまでに
これをこのレベルまでに仕上げろ
とメンバーに命じたとします。

 

 

決められた期日までに
仕上がらなかったら叱ってください。

これは「執行責任」を果たせなかった
メンバーが負うべき責任領域だからです。

 

 

仕事や作業は期日までに完了したのに
思っていたような成果が出なかった場合

それは任せた(命じた)管理職の方が
負うべき「結果責任」の領域であり
メンバーには何ら責任は発生しません。

管理職はメンバーを叱るのではなく
メンバーに謝るべき事柄です。

 

 

改めてポイントを繰り返すと
事前に「なにを」「どのくらい」「いつまでに」
仕上げるかを両者で決めておくこと

そして、それによりもたらされる
成果をより具体的にイメージしておく。

これがやはり基本です。

 

 

最後に参考図書を一冊。

今、多くの「任せる」に関する書籍が
本屋に並んでいます。

ご自身の今の立場に合う任せ方のヒント
が必ず隠されてるはずです。

 

 

任せるリーダーが実践している 1on1の技術 (日本経済新聞出版)

 

参考にしてください。

 

次回に続く。。。

 

 

UQモバイル 

「日本式ジョブ型人事制度のすすめ」シリーズ。

これまでのテーマは以下の通り。

 

📎①記事から考える-1

📎②記事から考える-2

📎③記事から考える-3

📎④成果主義とジョブ型の関係

📎⑤ジョブ型の世界観

📎⑥ジョブ型の先はタスク型?

📎⑦コンサルタントが推奨するジョブ型

📎⑧ジョブ型移行の思惑

📎⑨メンバーシップ型維持の事例

 

 

半年ぶりにこのシリーズの記事を書きます。

 

 

昨年からバズワード化した「ジョブ型」

最近は少し落ち着いてきた感がありますが、

未だに振り回されている会社もあります。

 

 

そんな中、今度の4月に

改正高年齢者雇用安定法が施行されます。

70歳までの雇用確保が努力義務化します。

 

 

イノベーション、DX等の変革が叫ばれる一方で

長期雇用も求められる。

そんな企業人事がどう対処したらよいか。

今回文章を作成しました。良かったらご覧ください。

 

 

 

なお、サラッと読んでいただくと・・

企業側に立った厳しい施策も書いています。

ただ本音は本文最後の共創施策

本気で取り組む企業が多く出てくることを

期待し、その支援をしたいと思っています。

 

 

最後に参考図書を一冊。

今回の記事は70歳ですが、

制度を考える上で参考になります。ご覧ください。

 

「65歳定年延長」の戦略と実務

 

 

さて本シリーズも間延びしてしまい、かつ

ジョブ型を語るのも時遅しという感もあるので

本シリーズは今回で最後にしますニコニコ

 

 

お読みいただき、ありがとうございました爆  笑

「人材育成の鉄則」シリーズ

8回目のタイトルは「「聞く」「聴く」だけではない「きく」」

 

 

カウンセリングの場面に留まらず、

管理職研修や1on1ミーティングにおいても

心を込めて聞きましょう・・・ということで

「聴く」、つまり傾聴の大切さが語られますニコニコ

 

 

 

 

大事なことは分かりますが、

何となく使い古されてしまった感もあり

多少「べき論」になっている感もありで。

 

 

何か面白い話はないかなということで

先輩の話をご紹介します。

 

 

キーワードは

  • 聞+訊≒聴+利→効

 

コーチングの研修講師曰く、

「きく」というのは「聞く」ではなく「聴く」

ということです、と。???

(また出た!てへぺろ

 

 

講師が言わんとしていることは
なんとなく分かる気がしますが

「きく」には他にも

 

  • 訊く、利く、効くがありますけど…

 

であるなら

しっかりと音が耳に届く(聞く:hear
状況をつくり

 

その上で

相手の話に出てきたキーワードの内容
を尋ね(訊く:ask)ると

 

ほぼ相手は

興味関心も持って(聴く:listen
もらっている感を覚えますよね

 

加えて

タイミングよく適切な合いの手
気の利く:sense)が入れば

 

間違いなく

その傾聴は効果(効く:effect)あり
というわけです。

 

 

これくらいの軽いユーモアを入れて
解説してもらうと憶えやすいですね!

 

 

最後に参考図書を一冊。

 

 

真面目にしっかりと学びたい方はこちらをどうぞ。

リモートになると、より聴く姿勢が求められますよね。

そして効く傾聴を意識していきたいです爆  笑

 

 

次回に続く。。。

 

 

「人材育成の鉄則」シリーズ

7回目のタイトルは「ヒーローは誰か?」

 

 

前回の投稿からまた時間が経ってしまいました。

ブログの継続は難しいですね。

 

 

緊急事態宣言が発令されてから

私の会社は出社するのにも許可が必要。

そのため先月のクリスマスから

ずっとオフィスには行っていません。

日々オンラインミーティングの連続は続く。

 

 

さて1ヵ月ぶりの投稿は以前より細々続けている

人材育成の鉄則
先輩のお言葉です!いつも感謝。

 

 

本日は研修におけるヒーローは誰か

という話爆  笑

もちろんヒーローは講師、、、ではないですよね。

この辺りから、講師の心構えや喜びの源は何か

を考えてみたいと思います。

 

 

 

先輩曰く・・・

 

受講者にとって研修講師がヒーロー、
ヒロインになることには意味がない。

 

 

受講者それぞれが
職場や家庭に戻った時に周囲から

  • 「凄い、それ教えて」

と言われる状態。

 

 

つまり、受講者自身を日常活躍すべき場で
どう周囲のヒーロー、ヒロインにさせるか

それに必要なことや考え方を提供するのが
研修講師に一番求められていること。

 

 

ある受講生が職場に戻って

  • 周囲の期待に応える場面が増えた
  • 周囲からのリスペクトを受ける場面が増えた

 

どうでしょう?

またそういう嬉しい気待ちを
繰り返し味わいたいと思いませんか?爆  笑

 

 

それが、その研修のリピート
その研修講師の再指名に繋がるんですね。

 

 

自分は講師をする時、純粋にそう思えているか。

改めて立ち返りたい部分です。

皆さんはどうですか?

 

 

最後に参考図書を一冊。

 

誰も教えてくれなかった 超人気研修講師になる法 (DO BOOKS)

 

人気講師になるためのコツが書かれています。

まずは講師としての喜びの原点を探りたいと思います。

 

 

次回に続く。。。

 

 

UQモバイル