青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

◆高校生編はこちらから。

◆大学生編はこちらから。

 

【片恋物語】社会人編①過ちはいつも後戻りできなくなってから気づく。

【片恋物語】社会人編②新しく出会う。それは誰かとの決別を意味する。

【片恋物語】社会人編③誰でもよかった。自分を認めてくれる人ならば。

【片恋物語】社会人編④関係を断つのは、まるで自分の甘さと弱さに足元を掬われた感覚に似て。

【片恋物語】社会人編⑤それはどこまでも追いかけてくる。だって振り返ることをやめないから。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

Kとつき合い始めたのは初春の頃だった。

 


春は人気の桜スポットで花見。

 


夏に入る前にひまわり畑を歩き回り。

 


近場の観光地を今更ながら訪れたり。

 


私の好きな女性ボーカルの
ライブを見にいったりもした。

 


車があるというのは本当に大きくて、
行きたいと行ったところは
どこでも乗せていってくれた。

 


そして、休日以外でも時間が合えば夜に
迎えにきてくれて会うようになった。

 


少し車を走らせて
停められる場所に来たら、
他愛ない話をして過ごした。

 


トータルすると、
平日の夜に会う時間の方が多かった。

 


お互いその日も翌日も仕事があったけど、
会いたいと言われればできる限り応じた。

 


それが「恋人」のすること
だと思っていた。

 

 

 

 

 

少し疲れてきたなと思い始めたのは、
つき合って3ヶ月が経った頃だった。

 


相変わらず平日に
週1、2回会っていて、
土日も月に1回か2回は
デートをしていた。

 


睡眠時間を削り、
やりたいことを後回しにし、
迎えにくるKの車に乗って出かけた。

 


そしてKは少しずつ愚痴や
弱音を漏らすようになった。

 


最初はよかった。

 


大したアドバイスはできないけど、
きちんと聞いて受け止めることができた。

 


でも、
それが2回に1回になり、毎回になり、
いつまで経っても弱気な姿勢が改善されず
同じ内容を繰り返し話す姿を見せられ、
次第に疲弊していった。

 


私だって仕事でストレスは
溜まってるし投げたいこともある。

 


だけど、殊更表に出さないし
引きずったりもしない。

 


いずれは自分で向き合わ
なければいけないことだから。

 


ただ、Kの様子を見ていて、
自分とは物事の受け止め方が違う…いや、
あまり受け止められていないと気づき、
もしかしたら思った以上に
弱い人かもしれないと思った。

 


そう思い始めると、
時間も気持ちも削って無理に会っている
ことに疲ればかり感じるようになった。

 


同じように上手く噛み合って
いないことをKも感じ始めたのか、
話し合った結果、
しばらく距離を置くことになった。

 

 

 

 

 

Kと会わなくなると、
それがとても楽なことに気づいた。

 


自分のやりたいことができる。

 


好きに時間を使える。

 


ゆっくり眠れて、
身体も心も疲れが取れる。

 


期間が空けば空くほど、
Kに会いたいと思わなく
なっている自分を自覚した。

 


そんな自分に罪悪感を抱いた。

 


こんな自分は正しいのか
間違っているのか、
これから何を考えていけば良いのか。

 


進む道が見えなくて途方に暮れた。

 


ただ話を聞いてほしかった。

 


否定せず、批判せず、
受け止めてくれる人がほしかった。

 

 

 

 

 

だから、携帯を開き、
たった1つの電話番号を押した。

 

 

 

 

 

⑥に続きます。↓

 

【片恋物語】社会人編⑥自尊心を満たす。それだけのために利用した代償は重かった。

 

 

 

 

 

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