青桐美幸(Blue)

ライフスタイルレコードの場にようこそ♡


自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。↓

 

◆高校生編はこちらから。

◆大学生編はこちらから。

 

 

【片恋物語】社会人編①過ちはいつも後戻りできなくなってから気づく。

【片恋物語】社会人編②新しく出会う。それは誰かとの決別を意味する。

【片恋物語】社会人編③誰でもよかった。自分を認めてくれる人ならば。 ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

Aちゃんに紹介されてから、
Kとは頻繁に連絡を取り合うようになった。

 


お互いのパーソナルデータを知っていき、
少しずつ距離を縮めていく。

 


プライベートで一から人との
関係を築くことが久しぶりで、
数年ぶりに心が踊った。

 


人見知りの激しい私でも
Kには話しやすさを覚え、
すぐに硬さを取ることが
できたのは意外だった。

 

 

 

 

 

そうして最初に会ってから
1ヶ月ほど経った頃、
2人で会うことにした。

 


今度は繋いでくれたAちゃんも
いなくて若干不安はあったものの、
メールと同じような気さくさで、
でも気遣いも忘れないKに好感を持って、
楽しい時間を過ごすことができた。

 


男の人にリードしてもらうことも、
デートスポットに出かけることも、
お互い探り探りで会話することも、
何もかもが初めてで不思議な感じがした。

 


半日通してその不思議さを抱えたまま、
どことなくふわふわした気持ちで帰り、
またメールで会話を重ねた。

 


その端々で見せる好意を何となく感じ、
Kは私のことをどう思っているのだろうと
考えるようになった。

 


こんなに気にかけてくれるのは
友達の友達だからか、
それ以外の感情があるのか。

 


男性に好意を向けられたことがない私は、
Kの真意を推し量る術も持たず、
直接確認する度胸もなく、
焦れた気持ちのまま再び会うことにした。

 

 

 

 

 

そうして3度目のデートをした時。

 


Kは車で夜景の綺麗な
スポットに連れていってくれた。

 


そこから見下ろす街並みはとても美しく、
しばらく黙って2人で眺めていた。

 


車でなければ来られない場所に
連れてきてくれたことをKに感謝し、
ベンチで一休み。

 


すると、Kが真剣な表情で見つめてきた。

 


K「話してると楽しいし、
もっと一緒にいたいと思う。
…好きです、つき合って下さい」

 


驚きと同時に、
どこかでそうなるんじゃないか
という予感もあった。

 


だから頷いた。

 


私も一緒にいてみたいと思ったから。

 


Kはほっとした様子で
「これからよろしく」と言った。

 


「こちらこそ」と返し、
私達のつき合いはスタートした。

 

 

 

 

 

こうして、
生まれて初めて「彼氏」ができた。

 


胸を巣食うただ1人の存在に、
見ない振りをして。

 

 

 

 

 

④に続きます。↓

 

【片恋物語】社会人編④関係を断つのは、まるで自分の甘さと弱さに足元を掬われた感覚に似て。

 

 

 

 

 

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