いなくなってしまった大好きな夫へ -2ページ目

最近の思考回路

幽霊とか魂とか、本当にあるのかな?
もしあるなら、どうして夫は私に会いに来ないのかな。
もしあるなら、夫は絶対に私に会いに来るはずなのに。
夫が会いに来ないわけがない。



いや、待てよ。
会いに来てるのに私が見えないだけなのか。
夫は何度も気づいてもらおうとしてるのに、私が気づかないだけなのか。



それはない。
見えなくても、夫は私がちゃんと気づく様に合図をくれるはず。
私がどんなに鈍感でも、きっと分かる様に合図をくれる。



姿が見えなくても声が聞こえなくても、物が勝手に動くとか電気をチカチカさせるとか。
何かあってもいいんじゃないか。
全く何も起きない。
やっぱり死後の世界ってないんじゃないのか。



でもよく考えてみよう。
目に見えるものや事だけを信じるのってどうなんだろう。
よく言われている様に、かけがえのないものや、大切な事って目には見えない事もたくさんあるんじゃないだろうか。



どんなに私が夫を想っていたか。
どんなに私が娘を大切に想っているか。




愛情や友情、人の気持ち。
言葉では表せても、本当の部分は本人にしか分からないし相手の目には見えない。




そういうことか。
目に見えるものだけ信じていたらだめなんだ。
見えない部分こそ大事な事もあるんだ。




となると、夫の姿が見えない、声が聞こえない。
だから死後の世界はない。魂なんてない。
そう言っている自分は、自分で体感している事だけを信じて、大事な事を見失ってるんじゃないか。




見えなくても聞こえなくても、夫の想いが、夫の気持ちが、いつも側で娘と私を見守ってくれているんだ。
見守ってないわけがない。
きっと心配してる。
ママ、大丈夫?娘と喧嘩しないで仲良くね!と言ってるはず。



「本当に大事な事は目に見えない。」




例えが少し違うかもしれないけど、目に見えるものだけを信じるのは浅はかだなと自分に対して思う。
よし!夫はいつも私達と一緒にいる!




と、こんな感じの思考回路になっていて、また最初に戻って同じ事を繰り返し考える。
昼間は忙しいので、それをいい事に夫の事は考えない様にできる。




でも、1人の時間や夜はやっぱり考えてしまう。
自分では頑張って乗り越えて日々過ごしてるつもりでも、精神的なダメージは底知れないんだなぁ…
そりゃそうだよな。
あとどのくらいの戦いになるんだろうか…




去年のバレンタインで、お菓子作り未経験の私と娘で一緒に作ったケーキ、下手っぴだったけど、すごく喜んでたなぁ…
今頃はまだ、家族みんな元気で、それぞれ忙しく日常を過ごしていたなぁ…




10回目の命日

何だか最近バタバタしていて、久しぶりのブログ更新になりました。




先日10回目の命日を迎えました。

毎回、命日にはブログを更新していましたが、よく見返してみたら、9回目の命日はブログを更新していませんでしたね。

ちゃんと毎月お墓参りに行っています(*^^*)




仕事や学校があるので、命日ぴったりには行けませんが、命日に1番近い休日に行っています!




もう夫と会わなくなって10ヶ月が経つんですね。

10ヶ月、声も聞いてない。




最近の私は、いつもの日常に戻ったフリをして、何食わぬ顔をして過ごしています。

周りの人は、だいぶ立ち直って元気になったと思っていることでしょうね。




夫には本当に申し訳ないけれど、思い出すと辛くなって色々な事が出来なくなるので、いつも忘れる様にしています。

まぁ忘れる事は現実的に無理なので、考えないようにして過ごす。という言い方が正しいのかな。




もうそれしか方法はない事に気づきました。

時々、1人の時に大泣きします。




考えないようにするなんて無理だとか、夫が可哀想だとか最初は色々考えましたが、私が毎日を過ごしていくには、もうその方法しかない事に気づきました。




どうして亡くなったのか?

なんで助からなかったのか?

何を伝えたかった?

何を考えていたの?

痛かった?

苦しかった?

私と一緒にいて幸せだった?

これからの娘の人生について、どうしたらいい?




聞きたいこと、山ほどあります。

でも結局それは一生分かりません。

答えはありません。




私がどう思うか。

私がどうしたいか。

夫から託された娘の人生、きちんと責任をもって生きていく。




最近は、そんなふうに考えられる様になりました。

会いたいなぁ…

声が聞きたいなぁ…

毎日思うけど、夫はもういないから。




今、自分に与えられた環境の中で、自分がこうしたい!と思った方に進む。

勇気も大事だけど、自分一人の人生じゃないから慎重さも持ち合わせないとね(^^)




まずは今!です。

少しは強くなったかな。

でも、強くならざるを得ませんよね…




時にはフルパワーで。

時には制御不能で(笑)




日によって浮き沈みはまだまだあります。

それでも、今あるものを大切に、ぼちぼちやっていこうと思います。







新しい年

大晦日は、毎年私の実家ですき焼きパーティー。

ずっと恒例だった。




娘が産まれる前は夫と2人で。

娘が産まれてからは3人で。




毎年かかさず実家のすき焼きパーティーに参加していた。




実家で食べるすき焼きの肉が、普段うちでは出ない良い肉なので夫も私も毎年楽しみに出かけていた。




母が必ず作ってくれる混ぜご飯も、夫は毎年楽しみにしていた。




今年は、娘と2人で実家に行って、すき焼きパーティーに参加した。

夫がいなかったので肉が全然減らなかった。




混ぜご飯も、楽しみにしていたのは夫だけだったので、今年は用意されていなかった。

母も夫のために作っていたんだなと思った。




実家に1泊して新年を迎えて、私は今日自宅に戻ってきた。

娘はまだ泊まりたいとのことだったので、娘を残して一人で帰ることにした。




久しぶりに一人でゆっくり出来ると少しワクワクしながら実家を出た。




自宅のある駅に着いて、暗い帰り道をトボトボ歩いている途中に、ふと私なんで一人なんだろう…って思ったら、歩いている途中に涙が出てしまった。




あれ?さっきまで一人でゆっくり出来るとルンルンだったのに…。

涙が流れてしまって、ダウンのフードを被って顔を隠した。




淋しい。

本当に淋しい。

そう思った。




別に誰かに一緒にいてもらいたいわけじゃない。

夫がいい。

夫に会いたい。




新年早々悲しい涙を流すと、一年ずっと悲しい気持ちになりそうだから、年の初めだけは笑って過ごそうと思ってたけど、やっぱダメだった。




娘にもガミガミ怒っちゃったし。

新年くらい怒るの我慢したかった。

でもすごい意地悪言っちゃったし。

色々な想いが溢れて、急に悲しい気持ちになってしまった。




それでもやっていかなきゃな…

どうにか、なんとか、とりあえずやっていかなきゃな…。




でも、迷っても落ち込んでも別にいい。

夫がいなくなった今、自分自身の事で特に望むことはない。

望むことは、たった1つ…




大切な娘の笑顔が絶えません様に…

太陽がたくさん当たる様な明るい道を…眩しくてキラキラした人生を娘に歩んでほしい…



あ、もう1つあった!

いつも支えてくれるお父さんとお母さん。

健康でのんびりした毎日を…少しでも長く生きてほしいな…






皆さま、新しい年が来ましたね…

色々な想いがあると思います。

この場所は、たくさんの仲間達がいる大事な場所です。

今年もよろしくお願いします。