※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※


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綸燈√の感想 


廻螺√の感想 


歌紫歌√の感想 



みなさまこんばんは✵
満です₍ᐢ.ˬ.ᐢ₎

紫鳶[シエン]=クリノクロア(CV/日野聡)
透境門の近くの研究所に住む憂漣のルームメイト(お世話係)。

なんか共通√の感想でも言った気がするけど、眼帯だからヤンデレなんじゃないかと期待して始まった紫鳶√。笑
清涼感120%温厚温和で優しい王子様。
というのも実は彼は王族の末裔で、時が時なら本当に王子様だったのです。
さらに言うと、透京から脱出して0時を過ぎても外の世界で適応して生きていられる唯一の人だと判明。
これは予想してなかったので驚愕だった…。
公式サイト見たら、透京唯一の逃亡者って書いてあったけどそれ見ないでやったのでかなりの衝撃でした。
そうなった経緯は気の毒なもので、とある人物に王族だと知られ透京に呪いを掛けた犯人と疑われて、そのまま透境門から追い出された。
その際、紫鳶は左目を代償に外の世界で生き残れたけど記憶喪失になり、倒れていたところを憂漣に拾われ生活していた…というのがこれまでの経緯。
透京の呪いを解くため奔走する玻ヰ璃の協力者になり、謎を追っていく過程で段々と失った記憶を取り戻していくのは見ていて辛いけど引き込まれた。
彼の場合、透境門から追放されたときのことが悪夢となって表れるんだけど、呪いの解呪が進むごとに悪夢の内容が鮮明になっていくのが物語の流れとして興味深かったです。
連日の悪夢に睡眠不足になり、心身が追い詰められていく彼を、玻ヰ璃がひたすら信じ抜くことで支えるのも温かな関係性だと思った。
彼からしたら、記憶を半端に思い出すことで本当の自分が却って分からず、透京から追放されるような罪人なのではと自己が揺らぐ中で、例え過去に悪人だったとしても今のあなたを信じると言ってもらえたのは凄い支えになったと思う。
そんな苦悩に苛まれながらも、穏やかさや他者への思いやりを失わない紫鳶からはしなやかな強さを感じた。

あと印象的だったのは、協力者になって欲しいと紫鳶に頼んだときに玻ヰ璃が彼に望んだのが実際的な何かではなく、癒やしだったこと。
時に緊迫感漂う壮大な呪いに立ち向かうにあたって、彼のいつだってふんわりと優しい彼の態度は大事なものだったんじゃないかな。
こういうときだからこそ、一旦気を緩められる相手がいてくれるって大切だよね。
呪いについて調べていく中で紫鳶も精神的に追い詰められてはいたけど、それでも彼の人柄には癒やされましたもん。

それと紫鳶はサラッと玻ヰ璃をお姫様扱いしたり、ロマンチックな台詞を多々言ってくれましたけど、なんだかそれもぴったり似合ってた。
それで王子様みたいだな〜って思ってたらガチだったという…。
状況が状況なので紳士的だった彼に焦れる玻ヰ璃の関係は見ててやきもきしつつ、その安心感もまた素敵だなと思った。
ただ最初に玻ヰ璃の部屋にやって来たときは、もっと思い切ってくれてもよかったんだよ?と私も玻ヰ璃に同意だった。笑

そして紫鳶√で私が注目したポイントは、黒尽くめのダークな見た目に反して大の甘党、賄賂の高級チーズケーキは受け取らないけど情報はちゃっかり参考にして後で個人的に買いに行く可愛い綸燈さん。
その綸燈さんが紫鳶を透京から追放した当人であり、それを玻ヰ璃と紫鳶から追及されても"紫鳶が呪いをかけた犯人という証拠はないが王族だから怪しいと思った。疑わしきを罰するの精神で追放した。王族が透京から出て生き延びられるかに興味があった。"等と供述しており…。
って、綸燈さん!?!?
もしかして、まさかの、サイコ枠だったの貴方!?
一歩間違えれば透境門から出た途端、紫鳶は死ぬところだったけど、そういうことした割に綸燈からはあまり悪意を感じないというか、普段の落ち着いた微笑みのままというのがなんとも…。
どうして綸燈がこういう考え方になったのか、めちゃめちゃ気になる。
特に証拠もなく犯人にされた紫鳶がすごく可哀想で気の毒です。
でもそれとこれと別にして考えると、"綸燈がこんなギャップがあるキャラ"ということ自体は大歓迎&大歓喜してしまった。
(R○jet畑で鍛えられたオタク)

純愛エンドでは、アストロラビの力を使って時計の針を進める以外の方法を見つけ、綸燈や番人たちに追われながらも咄嗟の判断でもうひとつの方法(時計塔の時計そのものを壊す)で呪いを解呪する王道展開。
ここまでずっと追われたり隠れたり、ハラハラしてたので、街が呪いから解放されたときはカタルシスが半端なかった。
無事に紫鳶の容疑は晴れ、むしろ呪いの解呪者となって、ふたりは外でのお泊りまでできるようになって良かった~。
そして最後の最後まで紳士だった紫鳶ですが、だからもっと思い切ってく(以下。)

哀哭エンドは、シンデレラからの眠れる森の美女でした。
なんか…なんかもう…悲しみが押し寄せてくる。
呪いの解呪に失敗し、透京の住人たちの時が止まった。
ひたすら自分を責めて壊れてしまった紫鳶とは会話が成り立たないことが多くなるんだけど、それでも絶望しきった玻ヰ璃にちゃんと優しいんですよね。
自分のことは許さなくても、玻ヰ璃のことは何一つ責めずに許す。そんな感じがした。
例え時が止まっても、お互いさえいればいいと、そう思いながらふたりはきっといつまでも時計塔を見つめ続けるのでしょうか。


プレイ時間、約5時間

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