2021年、遠出はなかなかできなかったけど、映画だけはいっぱい観てやりました。自分史上一番映画館に通いました。映画好きが口を揃えて言ってることだけど、邦画が面白すぎた2021年。そんな一年のまとめ。
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10位 『偶然と想像』
9位 『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』
青春は人それぞれ。無駄なことなんて一つもない。どのキャラも魅力的で、しっかり役割を果たしてくる。あらゆる世代の人が誰かに感情移入できるはず。
いくつになっても心のエリートを目指して生きていきたい。
8位 『君は永遠にそいつらより若い』
欠落感を抱えながら、葛藤し、他者や社会と渡り合う若者を描いた作品。
恋愛じゃなきゃ人は動かないのか?そうじゃないでしょ??吉野竜平監督曰く、もっと人の根っこの部分を描きたかったとのこと。
7位 『彼女来来』
最愛の人でさえも意外と簡単に置き換わってしまう哀しさと怖さ。存在しないことに慣れてしまえば、それはもう日常。
時間の堆積が怖い。
6位 『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』
イカれた恋愛体質ヒロイン、
陰気な水玉野郎、
ピュアな人喰いサメ人間、
ネズミが相棒のゆとり代表、
平和を愛するブリーフマッチョ、
誰も愛せない狙撃手兼リーダー、
みんなをまとめるベテラン軍人
大金を注ぎ込んだ壮大な悪ふざけ。笑笑
5位 『いとみち』
おらんどみんな不確かだ。生きるってそういうことだべ。みんなで頑張るべや。
人間の小さな成長物語。津軽三味線とメイドで、字面のインパクトはあるが、奇抜というよりは王道。
第2の故郷、青森の空気感が心地よい。
4位 『あのこは貴族』
自分にとって何が幸せなのか?どう生きたいのか? これまでも自分で選択してきたし、これからもそうしたい。
自分と見つめ合えるきっかけをくれる作品。
3位 『クルエラ』
テンポもいいし、絵はオシャレだし、笑えるポイントもあるし、わんちゃんかわいいし、70's名曲満載サントラで余韻に浸れるし、満足感のある134分。大きなスクリーン、いい音で楽しみたい‼︎
2位 『由宇子の天秤』
天秤が安定することのない体験型ムービー。同時期に公開されていた『空白』は、俯瞰して観れたが、こちらは、没入感高めで、由宇子目線でがっつり感情移入させられた。メンタルが安定してるときの鑑賞を推奨。笑笑
1位 『街の上で』
特別ではない、どこにでもありそうで、なさそうな日常の会話劇。
妙にリアルで、生っぽい、荒川青(若葉竜也)と城定イハ(中田青渚)の17分長回し。案の定、イハちゃんファン続出。笑笑
「また観に行きたい」というよりも、「またこの人たちに会いたい」と思わせてくれるような今泉力哉監督の最高傑作。みんな好き。
次点
『最後の決闘裁判』
男が主導権を握る社会に翻弄される女性を描いた作品。3人のそれぞれの主観で、真実を都合よく解釈する羅生門スタイル。
あれだけ高まる決闘シーンなのに、どっちが勝ってもね…という展開で、壮絶な戦いの勝敗が決まってもスッキリしないのが、お見事。
『ブータン 山の教室』
自分の居場所や幸せを探す話。文字で書くとありがちで安っぽい印象を受けるかもしれないが、すごく沁みる。真の幸せとは何か? 満足するとはどういうことか? ペム・ザムちゃんに癒されながら考えましょう。
『映画大好きポンポさん』
モノをつくるとは何か? 誰に向けてつくってるのか? “ものづくり”に携わる人には特に響く。大切なものを選択して、覚悟を決めて仕事をしたいものです。
『花束みたいな恋をした』
言わずもがな2021年の代表作。
インスパイアソング、Awesome City Clubの“勿忘”は、紅白出場が決まるほどの大ヒット。“クロノスタシス”も1年間ずっと聴いてたなぁ。
オタク気質・多趣味人間の憧れ。出会いは、100点‼︎ 徐々に大きくなる価値観のズレが切ない。