1386年、百年戦争さなかの中世フランス。
騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴えるが、目撃者もおらず、ル・グリは無実を主張。
真実の行方は、カルージュとル・グリによる生死を懸けた「決闘裁判」に委ねられる...
実話を元に、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描いた物語。
男が主導権を握る社会に翻弄される女性を描いた作品。
いろいろなレビューを参考にさせてもらったが、女性の強さよりもこっちの印象が強いかも。
3人のそれぞれの主観で、真実を都合よく解釈する“羅生門”スタイル。
思い入れの違いが、面白い。
人間って、自分が大事だし、都合がいいもの。苦笑
緊張感は頂点。あれだけ高まる決闘シーンなのに、冷静に考えるとどっちが勝ってもね... という展開で、壮絶な戦いの勝敗が決まっても全くスッキリしないのが、お見事。
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