ビジネスコンサルタントのたわごと -4ページ目

コンサルの楽しみ:ランチ編

コンサルの仕事場って、クライアントの都合に合わせるので、ころころ変わる。

『来週からあっち』なんてのも頻繁。


自宅から近くなったり、遠くなったり。

今まで一番近くなったのは自宅からDoor-to-Doorで20分。

最悪だったのは、2時間。1年続いて辛かった。


地方に行きっぱなしは、通勤時間的には、逆に楽だったりするけど。

当然、職場の引越しは面倒。

確かに面倒くさいのですが、楽しみもある。


それは食事。

特に毎日その近辺で食べるランチは楽しみだったりする。


僕が今まで一番好きだったのは、飯田橋。

自分が社会人になってすぐにアサインされたプロジェクトの場所だからかもしれないけど。


路地裏にある、古くて汚く、夜はおじさんしかいない魚料理やがあって、そこの銀むつ照り焼きが最高だった。名前は三州屋だったかな?

結構、でっかいのがどーん!ってのって、炊きたてご飯と煮立った味噌汁(笑)


そこに行くのがたのしみで、プロジェクトが終わっても通りかかったらわざわざ飯田橋で電車をおり行ってみたりする。


こんな具合の場所が結構あって、

新宿にいくと、ちゃんぽん屋、インド料理屋

赤坂に行くとスパゲティー屋、カレー屋、ピザ屋

青山だとハンバーガー

日本橋だと、とんかつ、スパゲティー、和風かれー

丸の内だと、フレンチ、、、


といった具合に楽しみが増え、懐かしい場所が増える。


新しいクライアント先に行き、ランチタイム散歩しながら探すのは少しわくわくする。

OLさんのように雑誌みて探したり。


たまにひどい町でランチ難民になったりするけど。

茅場町なんてひどいもんだった。。。



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がっかりしたこと

ちょっと前に書いた記事ですが、TBにあわせて再アップしてみます。

子育てに興味のありそうな方にもTBさせていただきます。



甥っ子の話。

中学生の子供がいます。


勉強ダメ。

スポーツもダメ。

すぐにあきらめる。

何事も長続きしない。


ほんとにダメダメ小僧です。


親はものすごく頭を悩めている。

『いい大学にいかせたい』


だから子供には

『勉強しなさい』


まぁ、無理でしょう。

僕の目か見て、この状況が変わることは今のままではないでしょう。


『なんで勉強しないの』

愚問。


嫌いなんだからしょうがない。全く集中していない。

できないですよ。

そんな状態では何も頭に入りません。


勉強も嫌いだから、先生にも好かれない。

嫌われているみたいです。


コンサルという職業、やはり情報の吸収量はすごいものがあります。

行くクライアント、行くクライアント、ヒアリングしまくり、関係社から集めた情報を整理し全て頭に残します。

それにくわえて業界知識。ソリューション知識。

それでやっとプロジェクトの中心に立てる。


『どうやってそんな理解しているんですか?』

と聞くクライアントさんに。


『まぁ、、、(照)』

と振舞いながらも

『商売ですから』

が本音。

でも、実は複数の仕事掛け持っているときにはOverCapacityになってしまいそうになる。

あと、プロジェクト抜ける前の気持ちが抜けてきているとき。


興味がないと人間吸収できないんです。

こいつは勉強に興味がないんだったらしょうがない。


親はアメリカ留学させたい。

僕は今のままでは絶対無理だからと反対。


理由はただ留学させたいだけだから。

何のために?の答えが、

『日本の大学はだめで、、、』

とはじまる。


そんな小僧が、

『俺レーサーなりたい。カートやらせて。』

と。

僕は正直うれしかった。

こいつが自分のしたいことを言うなんて。


車のこといっぱいインターネットでしらべて。

甘いだろうけどゲーセンかよってカーゲームそこで一番になるまでやって。

結構熱がはいっていた。


親は、どうも納得していない。

『危ないから。』


いやいや、こいつがサラリーマンなったほうがあぶないって。

だって、仕事絶対続かないだろうし、最悪うつになって自殺とかする人もいるんですよ。


この夏休み、この子を無理やりアメリカ短期留学。

異文化に触れて、帰ってきた小僧は、

『俺、アメリカ行って勉強する』


喜ぶ親。


おかしいでしょ。


職業の目標までできていた子供の意見が、

学校どころか、行き先にまで、さがってしまっているんですよ。


気付いてあげて。


子供を普通+αぐらいにすれば親の目的は達成?


僕が親なら大きな夢つかむ支援の方を選びたいと思う。

僕は夢がないとモチベーション保てない人間だから。



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アルバイト≒コンサル業務な部分

昨日のバイトの話から広げて行きたいと思います。


コンサルの仕事って、配属されるプロジェクト毎に、バイト同様、全く違った環境に遭遇する。


・業種もちがい(金融・小売・製造・外食・ホスピタリティー系など)

・外資/内資で文化も違い・考えも違い

・プロジェクトの対象(戦略系・新規ビジネス構築系・会計系・CRM系・SCM系など)も異なる


やることも違えば、クライアントの性格、我々の受け入れ態勢も違う。


いろんな業界のいろんな取り組みにチャレンジできる。

これがおそらくコンサルをやっている最大のメリットでしょう。


しかし、現実は、プロジェクト変わるたびに、その業種の就職活動用の本を焦って読んで、クライアント先にいく。

そして

『しってますよー』

なんて顔をしていた。


字面で知っているだけ。思い出すと恥ずかしい。


クライアントにも『こいつ本当にわかってんのか?』って顔で見られていた。

それが本当につらかった。

だってわかってないんだから。


こんな状態が続いていたが、いつからか違ってきていた。

どの業界に行ってどのソリューションを求められても、『あっ、これね』なんてすぐに適応できるようになってきていた。


多分これは、

・いろいろ周りなれ、度胸がつき、少々の事じゃ、びびらなくなった(笑)

・自分が勝負できる土俵をもてた(自分の得意な仕事/スタンスが何かわかった)

からだと思う。


ちょっと偉そうですね。

だけど、多分、繰り返しと経験だけなんだと思う。

人間の適応能力がこの環境にいるから生かされているだけ。


これに似た状況って、アルバイトでも再現可能なんじゃないでしょうか。

いろんなアルバイトへの挑戦で。

それも実務で。実際に手を動かして。


机上の空論になりがちなコンサルの欠点をカバーできるいい経験だと思う。

僕も時間が許すなら現場へのヒアリングや作業を見学するだけでなく、実際に一緒に手を動かし汗をかいて飯を食ってみたい。そうすれば、また違った答えが出せると思うから。

フィーやスケジュールを考えると現実は難しいんだけどね。。。


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TB 内定者バイトしてる? に絡めて

今日はTBテーマ、内定者バイトしてる?に絡めて書いてみます。

関係しそうな記事の皆様、恐縮ですがTBはらせていただきました。よろしくお願いします。


さて、コンサルに内定して入ってくるひとたちって、コンサルブーム以降はとってもまともな奴らが多い。


当然、それなりの有名大学でて、失敗はしたことありません。

勉強一本がんばってきました。


って具合なのが目立つ。


人事も会社がでかくなってくると、こう言う人たちが大好きになってくる。


はっきり書きます。

結構失敗が多いです。


373の法則よりか193とかの法則になってくる。


理由は、

・向上心は口だけ。

・柔軟性がない。

・打たれ弱い。


といった具合。


基本エリート君たち。

それも、この業界の飽和状態に、いまさらコンサルを選んでいる、Late Adapterたち。

安全策狙いもいいとこいっている。


失敗はしたくない。

コンサルになれば自分的にも、周りもそれなりの評価。


こんな計算ですか?


知ってます?

自分の実力次第では、他の業界にくらべ結構簡単に追い払われますよ。


知ってます?

もしかしたら近々なくなる業界かもしれませんよ。


もともと、会計事務所系のコンサル事業って、会計士をやっていた先生方の中でとっても山師な方たちが、クライアント先で監査をしていて、

『おいおい、いっぱい問題あるじゃないかー。これに手をつければ儲かるぞ!』

と思いつき、

『監査費用が見るだけでこんなものなので、コンサル費用はもっといただきますよ』

ってな具合からはじまったそうです。今は昔の話ですが。


就職後、知識は放っておいてもつくから、時間があるときにいろいろなバイトしておいで。

コンサルはサービス業。

頭でっかちでは、クライアントさんと話せませんよ。


頭のいい君たちは自分に合わない仕事だと思っているかもしれないウェイターなんて、ものすごいマルチスレッドな仕事。状況判断に基づくタスクの優先順位付けに役立つし、接客もありですよ。


他には、宅配の配達・集荷・荷積みなんてのもいいでしょう。

SCMのベースとなることが肌から感じられるはず。


僕らコンサルが支援した結果生まれるソリューションにはその末端で動く人がいる。そしてそのサービスを受けて喜ぶお客様がいる。そしてクライアントさまは儲かり、我々の評価も上がる。

このことを忘れないで欲しいです。


これらの仕事は家庭教師と違って、客に怒鳴られることもあるでしょう。

でも、コンサルになるともっと怒鳴れますよ。

だってアイスコーヒーの何万倍のフィーが新米コンサルのあなたに支払われるわけで、あなたにそれだけの期待がかかるわけですから。


結構きついことかいてしまいました。

一人でもコンサルとして成功してくれる後輩が生まれることを期待しています。


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コンサルを使う

Digupさんからコメントをいただきました。

『もし経営においてコンサルタントを利用するのであれば、向かうべきポイント(こういう事をやってみては等)よりも今直すべきポイントをたくさんアドバイス聞きたいと思います。
欠点や問題点を第3者から聞くのは非常に有益なことだと思いますので。』


貴重な意見ありがとうございます。


将来よりも現状についてのアドバイス。


一般的に企業では

①経営層が企業戦略を練り、その会社が進むべき方向を決める。

②その方向性を目指すにあたって問題となる事項、制約、課題を見つける。

③そして、その課題を直すため改善、または、直しつつ戦略を実現させる施策のプロジェクトをすすめる。


と、いうのが企業が次にすすむ一般的な流れでしょう。


間違っていたらごめんなさい。Digupさんが、おっしゃるのは、この②へのコンサル利用が有効ではないかということと理解しました。


コンサルも②からしか、なかなか仕事取れないことわかっており、ノックドアの手段としてクイック診断みたいなプログラムを用意しております。

・業務プロセスの診断

・給与水準の診断

・ITの診断

・遂行中プロジェクトの診断

などなど、大手で800万~2000万ほどでそれなりのことしてくれます。


ですが、コンサル使うところとして、どれぐらいバリューがあるのか、やっている本人からみると、なかなか答え出しにくかったりします。


お客様から、

『どれくらい普通からずれているのか教えて欲しい』

といわれても、

『あなたにとって、何が普通(基準)ですか?』

と聞き、

『同業他社、または同じような会社』

と帰ってきます。


一応、いろんな団体が業界ごとにあって、数字出していますが、水増しは基本です。

当然重要な数字はだしません。

もし我々が同業他社の仕事をしていても、比較する事が可能な数字を公開していい訳ありません。


比較ではなく、素直に問題を見つけたほうが得策です。Digupさんのおっしゃるとおり。


しかし、問題調査にしても、調査だけで終わる場合は、なかなか難しいです。


我々、その会社にいる社員でないので、当然課題はヒアリングしないとわかりません。

企業の体質やサイズによりますが、短期間の調査はなかなか事実が浮かび上がってきません。

理由は、Digupさんのように独立心・向上心が強く、変化なんて恐れない方とは全く反対の方が多いからです。


トップダウンでの調査命令でも、課題があがれば自分にネガティブな影響あると考え、いろんなことを隠してしまう社員が、大手企業のサラリーマンとして安定かつ変化のない生活を望まれる方のなかには、たくさんおられます。我々は、社員さんに隠されると、何も情報が入ってきません。

もともと公認会計士で監査をやっていた上司も言っていましたが、ぐるになって隠されるとわからないと。


解決策として、

A.何か後のアクションを前提とした調査とする。調査の後、改善プロセスに入ってようやく出てくるような課題も多々あります。

B.調査プロジェクトメンバーなり事務局なりにクライアントメンバーに入っていただくのが重要です。この人の人望を使って調査をすすめる。

プロジェクトの成功は90%体制が決まった時点できまる。

と僕は経験上感じています。


私が経験上、コンサルを使うバリューが最もあるのは③の改善、改革プロジェクト遂行だと思っています。

前にも書きましたが、日本の人口2倍のアメリカでコンサル需要が日本の10倍あるのは、コンサルを完全なアウトソーサーと考えているからだと思います。


日ごろの営業・販売・開発などの付加価値作業やルーティン作業とは別の、社員にとっても一度だけとか何年に一回しかない、その会社にとって手のかかる割りには実現化されるまで付加価値が生まれない作業をやらせてしまうのがベストだと思っています。


いかがでしょう?


こういう風に書くと①の戦略策定部分に携わる、戦略系のコンサルは?ということになりますが、この辺は戦略をやっていた時の経験をもとに、また書きます。



仕事中!

もうすぐ12時。日にちが変わる。

しかし俺は提案書作成中。


プロジェクトについているときなら、自分でコントロールできるので予定も立つが、提案時は都合が異なる。

早く仕事確保したい、自分。

契約前なのではっきり要求を伝えない、クライアント。

正直状況も良くわからない。

提案期限もある。


どうも自分のペースでいけない。


プロジェクト中なら、一定のペースで生活を保てるが、プロジェクトから外れると、超暇になったり、営業活動に巻き込まれ突発的に忙しくなったりする。


コンサルファームには一応営業はいるものの、実際にプロジェクトリーダーになりプロジェクトを推進する(業界用語ではデリバリーするという)人間が提案書を書くことが多い。


自分が実際にヒアリングに行けていない時とか、あてずっぽの提案になったりもする。

『まぁ、こんな具合だろう』と。


で、クライアントに

『なんかちがうんだよねぇー』

なんていわれつつも、仕事取れて、始まったりしてみると、俺の思った通りだったりする。


こんな俺でも経験を積んで、感がそれなりに働いたりする。

こうなると、クライアントも俺に一目おく。

まぁ、結果オーライってこと。


そこなことで喜んでもいられず、プロジェクトはその後忙しく進むのです。


提案からプロジェクトの開始後軌道に乗るまでが結構大変。

後は結構惰性というと言葉が悪いが、そこまでに獲得した信頼で何とかなる。

忙しくても、それほどでなくても、とりあえず一定のペースの生活パターンに戻れる。

体には優しい。


逆に、プロジェクトが終わり、営業案件も無いときがある。

本当にやることがない状態。

人によっては、チームの状況によっては年1/4くらいこんな具合な人もいる。


ファームにいたころでも、それほど管理されているわけでもないので、暇になると仕事中に映画見に行ったり、豪華ランチに遠出してみたりしていた。最初は結構たのしい。

コンサル就職を希望している人たちには拍子抜けな話しだろうけど、某巨大ファームはこの状況が結構続き社員に1ヶ月とかの休みをすすんで取るように進めていたところもある。現に俺の後輩は年2ヶ月休んでいた。こいつの実力に問題もあるのだろうが。


こんな具合のときもあって、最初はうれしいのだが、1ヶ月ほど続くと、

『自分はだめな人間じゃないのか?』

なんて思ってくる。


職業病か、

 人に当てにされていないと、

 考え続けていないと、

 頭いい風に装っていないと、

本当におかしくなってくる。


実際にプロジェクトに入っていても、こんな環境になるときもある。

前にも書いた気がする。


この状況はこの状況でうまくモチベーションを保ち、自分のための時間に使えるようになること。

いつまでたってもできない、愚かな俺。


当面の目標です。。。








祝 ミケルソン 全米プロ優勝!(ちょっと遅れましたが)

少々遅くなったが、フィル・ミケルソンが全米プロで優勝した。


プレーをする彼の頭にはいつも決まってBearingPointのロゴ入りキャップ。

果たして、このロゴを見てコンサルティングファームだということがわかる日本人が果たして何人くらいいるのだろうか?


まだベリングポイントがKPMG ConsultingだったころからフィルはKPMGのキャップをかぶっていた。別にゴルフ好きではないが、なんとなく気付いていた。

ベリングの知人に聞いた話だと、KPMGがベリングポイントに名称変更(ブランド変更?あってます?ベリングの方?)するとき、米国では、フィルのキャディーがフィルにBearingpointのキャップを渡し、KPMGのキャップからBearingPointのキャップにかぶりなおすというCMが流れたらしい。

日本ではここ最近星野監督で広告を出していたるのを見かけたりするが、ワールドワイドでは結構長いことミケルソンだ。


ちなみに、ミケルソンのメジャー初勝利は去年のマスターズということなので、KPMGがミケルソンと契約したとき、彼はメジャーで一勝もしていなかったはず。

またマスターズで優勝したときには、既に、KPMGからベリングポイントになっていた(はず?)なので、結局KPMGのロゴ入りキャップではメジャーで1勝もしていない。。


なのに、なぜKPMG時代からミケルソンを大々的に使っているのかマーケティング的に興味深かった。

KPMGの友人に聞くと

・ショットの正確さが、KPMGのコンサルティングスタイルにつながるところがある

とのことだった。


なんのこっちゃ?

ショットが正確なら1等賞にはならなくてよいということか?

と思ってしまう。


イメージキャラクターにタイガー・ウッズを使うアクセンチュアの方が明らかに説得力がある。

この2名を比べただけでも、アクセンチュアの方がいい会社のように見える。


イメージキャラクターの使い方を間違っていないか。。。


こんな疑問も昨年のマスターズ、今年の全米の勝利により、改善するのか。

でも、賞金ランキングでは、ウッズが上。微妙。


まぁ、いいや。

おめでとう、ミケルソン!

がんばってね、ベリングポイント!

沖縄のホテル

今日もランクが上がっている!

毎日少しずつ上がり、8120位まできた。

読者の皆様ありがとうございます。


ここまでくると人間欲がでてくるもので、今日はトラックバックステーションにチャレンジしてみることにする。


5年前の初夏、俺はある沖縄のリゾートホテルチェーンの仕事で3週間ほど沖縄に滞在した。

仕事の拠点は那覇で、宿泊先も那覇の少し小高い丘の上にあるホテルだった。

結構由緒正しきホテル。各界の著名人も利用するらしい。


プロジェクトが始まる前から、親会社の方々とは交流があり、実際に来る前からいろいろなうわさは聞いていた。


バックグラウンドは、

・そのホテルがある丘には、戦時中防空壕があり、その中で多くの人が命を落とした。

・そのため霊が多く、いろいろな現象が起きる。

というもので、


現象としては、

・鏡にいろいろな霊が映る。

・部屋の中を子供を抱いた女の人が歩く。

・部屋が炎につつまれる。

・夜中にいろいろな音がする。

・普段おとなしく寝る人も、うなされたり、夢遊病にかかったように歩き回ったりする。

という話だった。


そんなところに3週間も滞在させられるのである。

というか、

『親会社(オーナー会社)の人間がそんな話いうなよ。

どれだけ改善策考えても、この話広まるだけで、客は入らなくなるじゃん』

と、こころで叫んだ。


で実際に泊まるとなると、プロジェクトメンバー皆、

『そんなことあるわけないよ』

なんていいながら、

やはり怖いので、毎日べろべろに酔っ払って勢いで寝る作戦を実行していた。


いつもの地方プロジェクトのノリである。

出張手当も結構でるし、毎日飲みまくりで楽しくすごしていた。

こんなノリなので、すっかりお化け話も忘れていた。


こんなノリも2週間が過ぎ、報告書の作成というビッグタスクがやってきた。

酒飲みメンバーのプロジェクトだったので、メンバー皆飲まないで部屋に帰る日は初。


仕事も遅くなり、皆で弁当かって、部屋に戻る。

廊下で、同僚のK君が

『そういえば出ないねぇー』

って話を始める。

皆思い出す。


分かれて、部屋に戻る。

今話したばかりなので、部屋が薄気味悪く感じる。

もう、2週間もいる部屋なのにだ。


鏡の前を通る。なんか、俺ではない別のものが写った気がする。


こんな話を知らないお客様からも結構お化けレポートがあがるらしく、その部屋番号は管理されている。

多発部屋6割、単発4割といった具合。

俺の部屋は多発部屋でない。だが、4割の確立で、他の部屋でも出るわけで、そう考えると気持ちが悪い。


弁当がおいしくない。少し食べて片付けて、少し仕事をこなす。

空気が気持ち悪い気がする。気持ちの問題なはずだけど。


仕事終わった。寝る。ベットに横たわる。

炎上がっていないよなぁ。女の人歩いていないし。


やっぱり気持ち悪い。

酔っている、酔っていないの違いはあれど、今日は明らかに部屋の空気が違う気がする。


『いゃだなぁ、、、』

と思っていたけど、いつの間にか眠ったらしい。疲れていたから。


『ドンドンドン』、『ドンドンドン』


バケツの後ろをたたくような音。


『ドンドンドン』、『ドンドンドン』


繰り返される

何だよと思い、目が覚める。時計を見ると4時。


でもそんな音はしていない。

夢?


また寝る。


『ドンドンドン』、『ドンドンドン』


同じ音で目が覚める。いや、もともと眠れていない。目は開いている。

部屋が暑く感じる。

クーラーを強くし、また寝ようとするがうなされて眠れない。


朝になってしまった。

忙しい日なのに。

完全に寝不足。


朝食に向かう。

朝食のおいしいホテルなのに、今日はあまり食べる気がしない。

ジュースを数種類とって、同僚の座っている席に加わる。


良く見ると、そいつも寝不足。


『K、眠れなかったの?』

『昨日晩さー』


同じ話。

俺は音だったが、奴は女性の叫び声だったと。


後で聞くと、その日は防空壕が焼かれた日かもということであった。

これが俺の人生唯一の霊体験。


夏の服装について

久々軽いねたで。


ほんと、むかつくぐらいあつい。

昼間の移動はマジつらい。


ビジネスコンサルの服装はクライアントに合わせて決める。

暑い日に、

  

  ビジカジなクライアントの日だとラッキーだと思い、 

   

  スーツのクライアントがあたると、機嫌が悪くなる。


しかし、よく考えると今でこそ、ビジカジとか存在するが、俺が就職したことはなかった。


ドレスコードは、『プロフェショナル』と社員規定に書いてあった。

いつでもスーツということだ。


以前、夏に、沖縄のホテルの仕事に行っていたとき、廻りは皆アロハ。

俺らは会社規定のドレスコードに従いスーツ。

まだペーの俺はいろんなスーツ買う余裕もなかったので、ダークな頭よく見える系。

他のメンバーもそう。


アクティビティーの管理業務について調査のため、海辺に。

マジ暑い。しぬって。おかしいって。

海辺にスーツでいくか?


『お父さん、なんであの人たちスーツなの??』

『旅行会社の人だからだよ』

なんて声が聞こえる。


訳わからん。

何でスーツなんだ。


そんな状況もいつの間にか崩れ、ビジカジになった。

Tシャツでも、短パンでも、ジーンズでもない、持っていない種類の服。

お金かかったな、そういえば。


作業効率について2

先ほど、

・自分の作業効率

について書きました。


読み返すと、書きすぎたせいか、行間が全て削除されて読みにくくなってしまいました。

すいません。次回から減らします。


内容に関して言うと、我々っていたって『普通』。

なんら特別なことをしていないのに気がつく。


とりあえず話しをつづけ、


次は
・上に立つ立場なら、自分以外の部下の作業スピード
・クライアントを巻き込んでの作業スピード
についてかきます。


自分が行う作業を、部下や、クライアントにどのように割り振り、効率的に進めるかです。


日常業務と違い、『まぁ、ゆっくり学んで』なんて余裕は、時間の決まったプロジェクトにはありません。部下についたコンサルは、この業界は初めて、このソリューションは初めてっていう可能性も高く、

またクライアントさんに関して言えば、プロジェクトという意味では初めて、前にも書いたけど、『窓』な可能性も高いです。

http://ameblo.jp/bizcon/entry-10003435983.html


本来クライアントだけでやった場合、政治的や人数の問題で、前にすすみにくい事を、クライアントから必要情報を引き出し前に進める。それを、

少ない人数で、また短期間で。


これがフィーのバリューでしょう。


書き始めにも書いたが、我々が特に特別なスキルを持っているなんてことはない。

まぁ『似たようなこと(似たような業種、似たようなソリューションの提供)をした』経験はあっても、『同じ経験(同業種で、同ソリューションの提供』はあるとおかしい。競合他社同士にそんな誠意のない対応は許されない。(やっているファームさんもおられますが。)


加えて、我々のクライアントは一流企業で、プロジェクトは初めてでも、その仕事には何年も携わっているんだから。僕らのほうが知っていたら、正直おかしく、日本はどうなっているんだということになってしまう。

だから、私はコンサルタントとして、手っ取り早く、きれいに、格好良くクライアントさんがすすんでいけることに重きをおきたいと考えている。