ひらめき電球コラムニストの尾藤克之です。

ひらめき電球ご訪問ありがとうございます!

 

8月5日(金)銀座百年大学で講演いたします。

※7月から5回にわたり講義をおこないます。

 

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 「そもそも税金って何を払うの?」「どこまでが経費?」「節税する方法があるって本当?」「確定申告って何から手をつければいいの?」「何がわからないかもわからない!」。

 

フリーランスになったらぶつかる税金の悩みを新米フリーランスである著者が、「日本一」フリーランスに優しい税理士の先生に、ギリギリまでぶっちゃけて教えてもらったという話題の一冊を取り上げましょう。

 

 

■経費とは一体なんなのか?!

みなさんは、経費を説明できますか。経費とは「売上につながる支払い」のことを指します。言い換えると、「売上に必要な支払い」のことです。お客様と食事をする際など、上司が領収書を切って「経費で落とす」なんて言ってますよね。仕事関係の飲食ですから、経費になります。しかし、売上に必要でないものは経費とはいいません。それは「出費」です。

 

経費になるものには、仕入れや材料、文具や交通費などのほか、仕事に必要なレジャーや交通費も含まれます。仕事関係のオンライン飲みのお酒やおつまみも経費になります。車、自宅兼事務所、スマホ代、事業用に専用のものを持っていれば、これも全額経費です。

 

事業按分にも留意しなければなりません。事業按分とは、事業にかかった経費を合理的に分けることです。たとえばスマホ代。プライベートで併用している場合は事業で何割使っているか、割合をかけた分だけ経費にします。税務調査になったときに「どういう理由で何を経費にしているか」を説明できるようにしておきましょう。

 

ローンの支払いも経費になりません。未払い金が減るだけです。お金を借りたときに、お金は増えたけれど、収入にならないのと同じです。仕事に関係のない人との飲み代、自分がする高価な腕時計なども経費にはなりません。理由はもちろん、事業に関係ないからです。

 

■フリーランス転身前にやっておくべきこととは?

フリーランスにはさまざまな職種があります。副業・脱サラ組の方は、インターネットを介したイラストレーター、デザイナー、ブロガーなども多いはずです。税理士も個人事業主として活動するなら広い意味ではフリーランスになります。さて、開業を思いついたその日から、領収書やレシートを集めるべきだ、と著者の大河内さんは言います。

「開業前に使った仕事関連の経費は、後々『開業準備費用』ということで確定申告に反映できるからです。これを逃すのはもったいない! だから、名刺は開業前に作るのがオススメです。作成にかかった費用は経費にできるし、開業後のゴタゴタで作り忘れて、大事なところでチャンスを逃したら大変です」(大河内さん)
「脱サラ組の方は、フリーランス転身直後は、外部機関からの信用が著しく下がるため、諸々の審査に通りづらくなります。退職する前に、絶対にクレジットカードを作っておきましよう。あと引っ越す予定がある場合は、退職前に契約しておくと安心です」(同)

超ホワイトな職場の正社員から、長年の夢だった漫画家に転身したのが、本書の主人公・あんじゅ先生。あんじゅ先生は、勢いでフリーランスになったものの、税金関係でいろいろとつまずいていたところ、税理士の大河内さんに出会う――ここから、本書は始まります。リアルな体験をもとに、コミックで描かれているので、すんなり頭に入りやすいのが特徴です。

 

難しい用語や数字が多くて、挫折しがちな税金の話もまるでコントのような2人のやり取りが続きます。笑って楽しく学べる本に仕上がっています。読み終わるころには、きっと税金のことに詳しくなっているはずです。

(尾藤克之)

 

※本記事はJ-castニュースに掲載された記事をブログ用にアレンジしたものです。

 


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