コラムニストの尾藤克之です。
ご訪問ありがとうございます!
7月1日(金)銀座百年大学で講演いたします。
※7月から5回にわたり講義をおこないます。
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私は、
「いい文章は丁寧に丹念にコピペしましょう!」
と申し上げています。「丁寧」「丹念」とは次のようなことです。
いま手元に伊勢新聞の2016年3月28日版があるとしましょう。
あなたは、次の箇所を使いたいと思ったとします。
その場合、方法は2つしかありません。
1つは引用です。第三者の著作物(この場合は伊勢新聞)であっても、著作権法に規定される「引用」(著作権法第32条)に該当すれば適法な使用となります。
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
規定に従って引用する限り、当該著作物の著作者から利用許諾や著作権の譲渡を受けることなく利用することができるというものです。引用以外の使い方としては、咀嚼してリライトする方法があります。先ほどの、伊勢新聞の記事を参考にします。
主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が平成28年5月26、27の両日、志摩市を主会場に開かれた。G7(日本、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダ)、EU(欧州連合)の首脳らが伊勢神宮を訪問。志摩観光ホテルで世界経済をテーマに議論を交わし、G7伊勢志摩首脳宣言を採択した。
※G7の国名を追加した。
G7の国名を追加しました。この程度では「コピペ」と疑われてしまうレベルでしょう。リライトを主張するなら次のレベルは目指したいところです。
主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が平成28年5月26、27の両日、志摩市を主会場に開かれた。G7(日本/安倍晋三総理大臣、フランス/オランド大統領、アメリカ/オバマ大統領、イギリス/キャメロン首相、ドイツ/メルケル首相、イタリア/レンツィ議長、カナダ/トルドー首相)、EU(欧州連合/ユンケル委員長、トゥスク議長)の首脳らが伊勢神宮を訪問。志摩観光ホテルで世界経済をテーマに議論を交わし、G7伊勢志摩首脳宣言を採択した。
※G7の各国首脳の名前を追記した。
元の伊勢新聞の記事は118文字でした。この文章は211文字あります。文字数が約2倍になりましたので、ここまでくれば疑われるリスクは減ると思います。
ですが、いたずらに文字数が増えただけなので引用をしたほうが読者は読み易いと思います。あとは、元記事を咀嚼してゼロベースで書き起こすしかありません。
引用(参考情報)は恥ずかしいことではありません。
作家(著者)が本を出す場合、引用(参考情報)を詳細に記載する人と、まったく記載しない人にわかれます。出版後にトラブルが発生し回収騒動に陥るのは「まったく記載しない人」です。リスクに備えるつもりで、正しい引用方法と参考情報の書き方を覚えておきましょう。
※20冊目『最強の文章術』を出版しました。
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