ひらめき電球コラムニストの尾藤克之です。

ひらめき電球ご訪問ありがとうございます!

 

7月1日(金)銀座百年大学で講演いたします。

※7月から5回にわたり講義をおこないます。

 

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文章の書く際に大切なことは自信を持って伝えることです。読者目線は大切ですが迎合ばかりしていては伝わる文章にはなりません。文章に限らず、言葉は自信のある論調にしたいものです。そのためには、「断定して言い切る」ことが大切です。
 

言葉にする際には、なるべく多くの人の共感を得たいと思うものですが、「断定して言い切る」際は、読者に迎合する気持ちを排除しなければいけません。断定することで反発する人も増えますが、その分味方も増えて相手に言葉が刺さりやすくなるものです。
 

次の文を読んでください。

 

1 東大に合格するなら、この参考書はいいかも。 
2 東大に合格するなら、この参考書を読むべきである。

 

1よりも2のほうが、読もうという気持ちにならないでしょうか。ところが、多くの人は「断定して言い切る」ことができません。批判を浴びるのが「怖い」からです。

 

1 来期の経営計画は課題を精査し熟慮します。皆さんもがんばってください!
2 来期の経営計画はこれでいきます。やらせてください!

 

あなたが社員の立場なら、どちらのメッセージにやる気を感じますか?自分の意思を持たない書き方は文章を読みにくくします。さらに、抽象的で何を言っているかわからないので不快感を与えます。断定するほうが伝わりやすいことがおわかりいただけたかと思います。

 

文章を書く際には慎重になりすぎて、あれこれと気を揉むよりも腹をくくってください。しかし、文章によっては、謙虚さが必要とされる場合もあります。研究発表や学会発表などは、先行研究の識者に対して謝辞を述べ、自分の発表についても断定はせず「これはある条件下で導き出された結果に過ぎません」と謙遜するのが流儀です。
 

日本人は遠回しな言い方を好む場合があり、強すぎる断定は「生意気」「上から目線」という印象を与えてしまうからです。

 

読んだ人から嫌われてもかまわない勇気を持ちましょう。文章では、伝えたいメッセージを主張しなければ意味がありません。主張がない限り、読者にとって得られるメリットもないので、伝わることもありません。自分の意思がない文章では伝わらないのです。

 


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20冊目『最強の文章術』を出版しました。

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