この人何者?って思ったかたはコチラ
突然ですがわたくし・・・
結構・・・
カラー得意です(笑)
薬剤知識も技術知識も美容師として考えたら
結構持っています。
まぁ純粋に美容師ではない部分もあるのですが(笑)
テクニックの部分でもLAの有名カラーリストの元で修行も積んで日本でも最大手メーカーの外部講師として7年もどやっていました。
知識の部分ではアメリカで学ばせてもらった有名カラーリストがホイルワーク(特にスライシング)の帝王でハリウッド女優を多く顧客に持っているという人でした。
アシスタントに入って間近で見て聞いてB5ノートが何十冊となるまで学びました。
もちろん薬剤知識は商品製造をゼロベースから出来るくらい持っています。
そんな中、唯一ゼロベースから出来ないことがあります。
それは
カラー剤の製造(サロンで使用するレベルの)
ゼロベースからじゃなく作れと言われればすぐにでも出来ますよ。
でもゼロベースからは無理です。
前にも話したと思いますが皆さんがサロンで使用しているカラー剤のメーカーもサロンカラーレベルのものをゼロベースから作るとなると難しいです。
ベース処方(原料)を持っている会社があり皆さんが知っているほとんどのメーカーがそこの工場(もしくはベース原料)を使っています。

サンプル品などもあったのでとりあえず6社のメーカーのカラー剤を重ねてみました。
特に順番に意味はありません(笑)重ねやすい順です。
上からナプラ・フォード・ミルボン・ホーユー・デミ・モルトベーネ。
すべて使用経験ありです。
これをひっくり返すと

極小な文字がいっぱい出てきます(笑)
ヘアケア商材よりもヘアカラーの成分表記や注意事項って読まないですよね。
そう、だから知らない人が多いのですが。
よーーーーーく見ると
各メーカーのヘアケア製品なんかよりも
ほとんど成分が一緒。
化粧品登録の製品と違ってアルカリカラー剤は医薬部外品登録ですので配合量順には記載されていませんが。
だからなお更よくわからなくなるんですけどね。。。
そもそも全成分表記が義務づけられていませんしね、医薬部外品は。
しかし各メーカー全成分かどうかわかりませんが順不同で記載があります。
そしてどこのメーカーも最初に『有効成分』と言う名で記載を始めています。
もちろんここも順不同です。
有効成分というよりベース成分かな。
レゾルシン
メタアミノフェノール
塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール
硫酸トルエン-2.5-ジアミン
これをカラー剤のベース原料として配合されています。
多少成分名が違っても同じようなものです。
その他成分は香りだとか手触りだとか使用感的なものへの成分です。
もちろん色味成分も。
これでだいたいわかりますよね。
ベースはだいたい同じだと言うことが。
『でも製造販売元は自社になってて一緒じゃないよ!だから違うでしょ!』
と思う人もいますが製販の免許をもっている会社はどこの工場で作ってもその会社名で記載できます。
あとベース成分を買って自社工場でその他成分を混ぜて作るメーカーもあります。
どちらにしろベースは一緒です。
今話題のスロウ。
発売元がモルトベーネで製造販売元が彩資生という会社です。
この彩資生という会社こそベース処方を持っている会社の子会社?グループ会社?です。
モルトは製販持ってないのかな??
各社の製造販売元は
ミルボン・ホーユーは自社名、デミ・ナプラは自社のグループ会社名。
モルトベーネとフォードが他社名。
ちなみにフォードも彩資生。
だからモルトのスロウとフォードのルーチェントは製販会社がまったく一緒ということ。

カラー剤がまったく一緒ということではありませんよ。
ベースはどこもだいたい一緒ですがその他が若干違いますから。
他の部分で個性を出してくるものですから。
でもベースと工場は間違いなく一緒です。

↑スロウのチャート

↑ルーチェントのチャート
色の数は圧倒的にフォードの方が多いですが、よく見ると色みの出し方が似ているような。
もちろん色の名称は違いますけど。
並び順も違うからわかりづらいか(笑)
基本的にくすみベースっていう所も似ているような。
実際に使用してみてもカラーリングの重要部分というか根本的な部分である色味・発色は大して変わらないように感じます。(もちろん若干は変わりますよ)
使用感や粘度や匂いは個人差がありますからね。
まぁ匂いはスロウが無臭に近いから好む人が多いかもしれません。
たぶんアルカリの強さも同じくらいかなと。
各社ベースは同じでもアルカリの強さは違ったりしますからね。
もちろん工場が一緒でも違ったりはしますが。
ここまできても『本当かよ?』って思う人もいるかもしれないので彩資生の親会社のHPの主要取引先のページ

みんな知ってるメーカーばかりでしょ。
もちろんこの会社はカラー剤原料だけじゃなくパーマ液原料などいろんなものも持っているので様々な部分で関わっているとは思いますが。
とりあえずサロンへ最近販売されているカラー剤はそこまで大きく違いはありません。
革新的とか新事実とかいうキャッチフレーズで出してくることに凄く違和感を感じるんですよね。
まぁ売りたいから仕方ないのですが。
本当の革新的とか新事実なものを出してもらいたいですよね。。。
キャッチフレーズでの売り合戦みたいになっていて中身はそんなに変わらないのに。
だったらある程度の質を保ったメーカーのものであればカラー剤自体は安いに越したことがないのかなと。
カラーリングによる大きな差をつけたいなら技術屋の美容師としてやっぱりテクニック重視でいかなければいけないと強く思います。
カラーリングのみ(カットやブローなし)の料金で$400(45000円)くらいでやっていたアメリカの有名カラーリストは特別良いカラー剤を使っていたわけでもなかったです。
場所も良くて富裕層を顧客に持っていたとしても$400のカラーリングをやるわけですから普通じゃ潰れます。
だからテクニックも知識も半端なく極めようとしている姿勢が見て取れました。
一見はふざけた陽気なおっちゃんでしたが(笑)
一緒に働けばわかります。
45000円は日本では現実的ではないにしてもホームカラーで数百円、カラー専門店や低価格サロンで3000円ほどで染められる時代にそれ以上の金額でカラー料金をとっているのであれば。
カラー剤のメーカーだけに頼ったカラーリングではどんどん比率が落ちていくだけです。
やはりテクニックで付加価値を上げていかなければいけないのがカラーリングというメニューであってほしい。
いや、そうしなければ日本のカラーリング技術は衰退する。
今の美容室業界全体のホイルワーク率やホイルワークスピード(特に若い美容師)を見ていると心配になってくる。
もちろんホイルワークだけがカラーテクニックのすべてではないが世界の美容先進国の中では率もスピードも良くない。
ベタ塗り一辺倒の中でホームカラーや低価格サロンカラーとの違いや差を出そうとするから無理がある。
だからカラー剤で何か差を求めようとする。
これで本当に良いのだろうか。。。
カットで置き換えればセニングやストロークを一切使わずブラント一辺倒で切ってシザーで差を求めようとしているようなもの。
わかりますよね、そんなんじゃ差が出ないってことくらい。
でもね、今のこの業界のカラーリングはそんな感じなんですよ。
美容師もそこを求めているしメーカーも煽ってる。
業界の環境がどんどん悪くなってるのに更に美容師の命である技術まで悪くなっていってこの業界に未来があるのかなって。。。
もちろん商材は大切。
セレクト力も一つの技術。
でもちょっと頼りすぎたり偏りすぎたりしてないかなと。
このままではどんどん業界の平均技術料は低下していく技術の安売り合戦となりその果ては。。。
安いどうこうではなくサロンに来ないとなってしまう。
特に技術度合いが弱い施術のメニューから。
となるとどんなメニューでも技術度合いが強くなければ安い方に流れるかその果てのサロンでの施術は消滅していくかだと思う。
新しいメニューも経営では大事だけどベーシックメニューの見直しをしっかりとする時期に入ったと思う。
商材の見直しももちろんやった方がいいが特に技術の見直し。
これは高価格サロンに限ったことではなく低価格帯サロンでもそうだと思う。
どちらにしてもカラーは特に敵はホームカラーなわけだから。
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