監督ブログ  wecker -43ページ目

監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

アメンバー記事にすべきか?と思ったけど通常記事で。

作品の話でもヲタ話でもないので興味のない人はスルーで。


長年の友人(ほぼ同年代)女子が結婚した。

一度結婚した経験があり(20代の頃。結婚式にも行った)、今回二度目。40代も中頃になって、けっこう年下の実業家?がお相手らしい。

結婚式はやらないようだ。


愛すべきヲタ友であり、一緒に仕事した事は殆どないけど、たまに会えばいつもの会話ができる「友達」だった。


中国へ来てから、何度か日本へ戻った際、会う約束をしていたが、結局会えなかった。いつでも会える、と思っていたし。

なんかその時「結婚してほしいと言われてるんだけどどうか?」という相談をしたかったらしい。

「俺に相談されても」と思ったけど、「俺に相談したかった」らしい。


どうやら僕は、また気がつかないうちに、もしかしたら最後の「結婚」のチャンスを逃したみたい。


そして、親しい友人をひとり、無くしたのかもしれない。


でも、心から「おめでとう」と言いたい。


「結婚」はいまや「就職」以上の難関だ。結婚できる人は結婚できる「才能」があるのだ、と思う。


僕は人生を通じて、周囲の女性たちに助けてもらって生きてきた(今も通訳の女の子がいないと生きていけない。ちょっと意味が違うけど)。

近年の僕の作品に出てくれた(娘のような年の)少女たちも含めて、いつも、たくさん周りに女の子がいたように思う。

中学時代、部長をやってたクラブの部員8割が女子だった。

高校時代、男子校だったけど、かの「京○アニメ」に通っていて、そこの子は殆ど女子だった。

社会人になった佐○急便時代。自主制作映画を作っていたけど、スタッフは女子ばかりだった。

同じころ、「聖闘士星矢」の同人誌をやっていたが、もちろん女子ばかりだった。

上京して就職したのは文字通り女子の園デパートだった。

プロデューサーデビュー以降、たまたま女の子ばかりの仕事が多く、(まったく不本意だが)「アイドル大魔王」と呼ばれた事も。


同居(あくまで同棲でなく同居)してた子もいるけど、ずっと僕は「異性」としては意識されてなかったように思う。僕もあまり彼女らを異性として見てなかった。

何年か真面目に「付き合ってた」子もいるけど、最初から「結婚」は意識しないで、と付き合ってた。

近年はそれどころか、女の子を「キャラクター」としてしか見てなかった。


そんなだったけど、一度も「モテ期」はなく、ただ女の子の中に馴染んでただけだと思う。

ブログを初めてからココに集う方々は殆ど男だし(だよね)、舞台のお客さんも男ばかりなので、今が一番男に囲まれてるのかもれない。

あ!決してイヤな訳ではないですよ。



でも、何故か今、ムショーに結婚したい気分。

もう女の子に囲まれなくていい(苦笑)から、たったひとりの大切な人がいて欲しい(恥!)!

今までもしたくなかった訳ではないけど、こんなに結婚したいと思うのは人生で初めて(正確には17歳の時以来)!!


死に水を取ってくれる人が欲しくなったのかも。


今さら、今になってですが、結婚相手絶賛募集中!海外在住で、特に財も無く、名誉もないヲタク中年ですが……って、来る訳ないだろっ(笑)!

…という事で、ウワサではなく正式にシャリバン、シャイダーの登場もアナウンスされましたね。

東映の予告動画でもその雄姿を見る事ができます。


でもシャリバン、シャイダーは伊賀電、沢村大ではなく、ギャバンと同じく2代目になっているようです。

前も書いたけど、宇宙刑事のコンバットスーツって、宇宙で唯一の個人に与えられるものではなかったんでしょうか?(そんな公式設定はないか)

出来たら新宇宙刑事「○○バンだか○○ダー」として登場して欲しかった…というのがまったく外野の意見。


ただ、沢村大役の故円谷浩さんが、晩年に「新しい若者がまたこの青いコンバットスーツを着て戦う事になる事を夢見ています」と仰っていたのを思い出します。

ご自分の命がもう長くない事を察しての言葉だったと思いますが。

大葉健二さんも10年以上前から、「若者に譲りたい」と仰ってたように思います。



でも伊賀電は、渡洋史はまだまだ現役宇宙刑事として活躍できますよ!

友人の一人として、気力、体力、若さ、そして宇宙刑事への情熱!

この30年いさかかも衰えていないと保障します(僕の保障が何になるかですが)。


伊賀電はまだイガ星にいるんでしょうか?

伊賀電が、真紅のコンバットスーツを新たな若者(三浦力くん?)に譲る作品…とかが来年あたり(笑)あったりするんでしょうか?


銀幕で渡洋史が「赤射!」するその時を、信じて待ってます。

負けるな伊賀!戦え電!赤射せよ!宇宙刑事シャリバン!!



この論?でいけば、新しく時空刑事エクスヴァーンを襲名した新たなエクスヴァーンが……なんて事が!?

…僕は絶対しませんよ。




ここ数回の中国関係の記事に対して「私は半日運動絶対反対です!」というメールを日本留学生の中国人の方からの頂きました。

「中国人すべてが」または」日本人すべてが」という事ではなく、「自分は」どう思っているのか、をちゃんと発言する事が大事なんでしょうね。


今回はいつも?に戻ってヲタ記事。またまたアニメの話。


朝6持半から(!)絶賛放送中!の「聖闘士星矢Ω(omega)」。

中国でも(この事もその是非はともかく)後に続く戦隊シリーズや仮面ライダーと同じく放映日の数時間後に中国語字幕入りでネットで観る事ができます。


最初やはりかなり絵が違う事や、「ここまでショコタンを楽しませんでも」みたいなどうでもいい事が気になって抵抗あったんですが…


最近週一の楽しみになってます。

東映アニメの「星矢」は時系列的には「天界編」(作画・演出的にも最高峰!だと思う)が最後で、これが未完のまま、完全新作かよ!な感じだった訳ですが、髄所適所に前作(ちゃんと、原作ではなく東映アニメの前作)を踏襲したシーンが散りばめられていて、正統派続編、になってます。


それでいて、玩具メーカー(苦笑)に縛られない完全新作東映王道ヒーローアニメになっていて、嬉しいです。むしろこの事が(まったく他人事だけど)ホントに嬉しい。

正統派東映ヒーローアニメは「プリキュア」だけか!?と思ってましたからね。


「聖闘士星矢」はブームのころ、周囲のお姉さんたちに交じって同人誌作ってました(周囲のお姉さんより女らしい絵だったので女の子だと思われてた)。当時は氷河&カミュが好きでしたね。

「真紅の少年伝説」は1本のアニメ映画としても傑作だったと思います(「天界編」はそのリメイク)。


前は女性キャラの扱いがあまりよくなかった(みんな仮面つけてたしね)んですが、本作ではちゃんとメインキャラの中に「聖闘士ユナ」という女性セイントがいて、これが、キャラデザイン、コスチューム、声、アクション、もちろん性格設定すべてがストライク!です。


緑川光氏熱演の主人公光牙も、星矢より感情移入し易い、ちゃんと東映アニメ主人公になってる!

逆にもうタイトル「聖闘士光牙」でいいんじゃね?とおもうぐらい。

でも、最後は古谷星矢に、いいとこを根こそぎ持ってかれるんでしょうか?



残念なのは荒木伸吾さんのレイアウト、原画で観られない事です。直井正博さんら、前作スタッフも原画に加わっていて、随所リスペクトは感じるんですが…。

前回の愚痴のような記事にいろいろコメントありがとうございます。


今回は久々にアニメの話。しかも(珍しい)「ガンダム」の話。


中国で買ったMGヘビーアームズ、シェンロン、サンドロック、デスサイズそしてウイング(それぞれEW)を組み上げました。

わからない人(はいないと思うけど)に一応、MGとはガンプラ(ガンダムのプラモデル)の事です。


それらが登場した「新機動戦記ガンダムW」ははじめて仕事で(ほんの外郭からですが)関わったアニメで、サンライズさんや大河原邦男氏との交流が始まった(俺的)記念作品。

この時期にSDガンダムのマイナーシリーズ「Gチェンジャー」の世界観、原案作りをしたのが「仕事」としての原作作りの最初でもあります。


この年はかの「エヴァンゲリオン」が始まった年でもあり(僕及びその周辺では前枠の「ウェディングピーチ」の方が話題でした(笑))、停滞していたアニメが新たなウェーヴを起こし始めた年と言えるでしょう。


「ガンダムW」は、作品内容の華やかさ?に対して制作現場は監督が途中で逃亡したり(前科アリの方でしたが)でえらい事になっていて、それを遠目に見て(聞いて)いた記憶があり、この仕事のたいへんさを思い知らされ…はじめていました。


5機の主役ガンダムの中で当時からいちばん好きだった…のに発売されなかったヘビーアームズの1/100キットが17年を経てMGで発売!…という事で買ってみたんですが…。


アーリータイプ?ただ赤いヘビーアームズ、というだけで買ったんですが、カトキリファインももはや仕方ない…と思ってたんですが、アーリータイプとは?

調べてみたらこれはОVA及び劇場版の「Endless Waltz」でリファインされたデザインの(本編には登場しない)改造前の姿…だそうな。

最近連載されてる漫画も含めて、僕が知ってる大河原デザインのウイングやヘビーアームズは「なかった事」になってるみたいですねぇ…


これは忌々しき事態(笑)と、ちょうど忙しすぎる時期で見逃していた(し、あの生羽のあるウイングがどうしても抵抗あった)「Endless Waltz」を…やっと観ました。


テレビシリーズに思い入れあったし、カトキリファインデザインがどうの…と抵抗感あったんですが…

「実に面白かった」

抵抗のあった(あまりにデザインが違いすぎるので買わなかった)ウイングのアーリータイプを買いに走ったぐらいです。

人気があるのも頷けます。そしていきなりテレビシリーズを知らず、この作品を観ても愉しめるでしょう。

「負け続ける戦いは得意でねぇ!」byデュオ…という台詞が特に印象に残ります。


テレビシリーズでも再三語っていた(けど、当時僕はよくわからなかった)、勝敗ではなく戦い続ける姿勢が人々に感動を与えるのだ…というテーマ?も今さら胸に来ます。「Endless Waltz」では敗者にこそ栄光がある、とまで言ってしまってますが。


思い返せば「Gチェンジャー」に始まる(笑)僕の創作人生も、負け続ける戦いだった。

敗者にこそ栄光…とは言わないけど、それでも戦い続ける姿勢は示し続けなきゃな、と思います。


今度日本へ帰ったら「敗者たちとの栄光」という新訳コミカライズ、それに新作小説も買ってみよう。

そのうち生羽のあるウイングぜロも、アバラ骨のないデスサイズヘルも買うだろうなぁ…。