ミリタリー・ワイフの生活
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タイトル通り在米軍妻の話だが、著者は「戦争花嫁」とか「基地花嫁」ではなく、留学中に軍奨学生だった夫君と知り合ったとのこと。戦後教育の世代の人の様で、軍人と結婚するのは抵抗があったそうだが、9.11直前に退役し、イラクに行くこともなかったそうだ。それで、あまり知られていないミリタリー・ワイフの生活が余すことなく記されているかといえば、全く肩透かしであって、せいぜい官舎がシロアリにやられたとかそんなもの。中身の多くは著者の「アメリカン・ライフ」であって、娘の誕生会がどうのとか、出産経験とか、ガレージセールがどうのといった身辺雑事。軍人の妻たる心構えなんて話が出る訳でもなく、せいぜい、ユーゴ内戦に派遣された同僚の妻が家に爆弾が仕掛けられているということで、ダンナが行ってみたら、それは同僚が妻の為に残していったバイブが机の中で急に動き出したといった柏原芳恵話程度。あとは著者が自分の銀行口座を持とうとしたらダンナが烈火の如く怒ったとかいう話がちょっと興味深い。給料袋をそのまま妻に渡すというのは時代が変わって消えつつあるが、依然として妻が家計を管理するのが日本の主流であろう。その多くがへそくりをしている訳だが、こんなのはアメリカにおいては夫への裏切りになるのかな。この辺は家庭では日本の女性は実権を握っているという、女性差別の反証みたいに言われることなのだが、アメリカでも軍人は妻に対して疑い深い人間が多いのだろうか。
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越境者的ニッポン
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テッサのダンナか。
ここまでツマランとは思わなかった。
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自然体
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コロコロの秘密明かすなよ。
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越境の古代史
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名は体を表すではないが、日本古代史が専門の著者が読み解く古代「東アジアネットワーク」。最初に中韓の「高句麗論争」を紹介しているのだが、中国も韓国も、、もちろん日本という国もなかった時代を、各国史の枠組みで捉えるのはどんなものかという問題提起。とは言っても著者も「日本古代史」を標榜している訳だし、この時代の「共通の歴史認識」など、近現代より難しいというもの。韓国が言うように日本が野蛮な地であったとすれば、どうして「先進的」な大陸からの渡来人が大挙としてやってきて、帰ろうともしなかったのかというのも素朴な疑問。高句麗論争ではないが、既に戦乱の時代に入っていた新羅が日本を味方にせんと交渉のカードを切ったということはあるだろう。新羅は渡来人経由で日本に攻撃される情報を掴んでいたというから、文化使節よろしく、化外の民に先進的な文化を伝授しにやってきたなんていうヤワな時代ではないのである。つい70年前の「大虐殺」が真相不明である以上、この時代の「真相」は「神話」の域を超えるものではなかろう。「東アジア共同体」論者は、この時代に関しては完全に同床異夢ではなかろうか。古代は古代で、現在と同様に牽制しあっていたはずである。
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訪ねてみよう!日本の戦争遺産
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こちらは本当に写真集からのダイジェスト版だった。
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テレビと宗教
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ダイジェスト版みたいだな。
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がんで男は女の2倍死ぬ
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この姓名表記は日本では珍しいな。
やっぱこだわりがあるのな。
清志郎合掌。
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ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る
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新書新規参入組の角川SSCもカラー版進出か。テーマ的には王道なのだが、カメラマンの視点で捉えたアール・ヌーボー建築のガイドブックは本書が初めてだという。ホンマかいな。今や研究者もカメラマンをこなすし、カメラマンも研究者役をこなさなくてはならない。出版界はそういう予算状況にある訳だが、この著者はイタリアの美術学校を卒業後、現地在住写真家として仕事をこなしているという。スペイン、ドイツ、フランス、ポルトガル、イタリア、ベルギー、スイス、オーストリア、オランダ、イギリスと巡る旅を公共交通機関だけでこなしたそうだが、版元の企画というより、今まで撮り溜めたものを放出したのだろう。ガウディとエッフェルなどの有名どころもあるが、個人の住宅やショップ建築など、著者が路上で「発見」したものが多い。ショップ建築は著者の得意としている分野である様で、商店建築社から著書も出している様だ。写真が多く、注釈も抜かりがないが、行き方が入っている訳ではないし、地図も大雑把。ガイドブックとして使えるのかどうかは分からん。あっと言う間に読めるので、読書旅派には便利であったが。
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中国の五大小説 (上)(下)
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上巻はだいぶ前に読んでおいたのだが、下巻が出るまで1年もかかったか。当然、上巻の中身など忘れてしまったが、本日読み終わった下巻の中身も早くも忘れそう。これもそれも私が小説を一切読まない人間であることと、清朝以前の歴史には全く興味がないことが関係しているのだが、中国の五大小説とは、三国志演義、西遊記、水滸伝、金瓶梅、紅楼夢か。魯迅とか高行建は入っていないんだな。こんな私でも授業とかで断片的には読んだことはるのだが、金瓶梅が水滸伝の派生系だとか、水滸伝が残虐小説だということはよくわかっていなかった。潘金蓮は水滸伝にも登場していたのか。その辺、井波先生があらすじというか、ほとんどダイジェストみたいに全ストーリーを載せてくれるのだが、これは既読者のおさらいみたいなものなのだろうか。初読者にはとても頭に入って追っていけるものではない。下巻は後者3作だが、残虐とエロがテーマともなれば、これを五大小説に加えるのに抵抗がある向きもあるかと思う。少なくとも金瓶梅は中国人にとって今でもエロいイメージではなかろうか。私も中国人から「三国志演義」をプレゼントされたクチであるが、前者2作は中国にとって、対日対策上、日本のドラえもんとかウルトラマンに匹敵する貴重な財産であろう。
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「不良」長寿のすすめ
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こういうのはどれを信じてよいのか。
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