新書野郎 -255ページ目

フランス7つの謎

著者: 小田中 直樹
タイトル: フランス7つの謎
「バカの壁」式に講演調に平易な言葉使いで進むので、これも口述ものかと思ったら、大学の集中講座をまとめたらものらしい。よってテーマごとに参考図書が 何冊も紹介されていて、これは有用。さて、肝心の7つの謎だが、「政教分離」「ストの多発」「地方語」「農民運動」「反米」「大学生のスト」「移民流入」 がテーマで、大学生相手という事もあり、スカーフ問題やマクドナルド襲撃といったニュースになった事例や、バイリンガルの道路標識や、パリのベトナム料理 店など、学生が興味を持ちそうなメタファーを駆使して、フランスの社会問題を例にとり、ひいては日本、そして全世界の政治、歴史、社会、哲学などの話にま で、受講者に関心を持たせる様に工夫しているのはさすがだと思った。最後に7つの謎を解きあかすのだが、結局、当たりまえすぎるほどノーマルな回答でガ クッ。まあこれも大学の授業としては、模範解答が必要なんでしょうけど。
☆☆

二十世紀のフランス知識人

著者: 渡辺 淳
タイトル: 二十世紀のフランス知識人
サルトルをはじめ、色んな知識人が登場するのだが、著者の思い入れが強過ぎて、何だか読みにくい。新書なんだから、もっと分かりやすく書いてくれればいいのに。


シラクのフランス

著者: 軍司 泰史
タイトル: シラクのフランス
タイトル通りの、シラク大統領就任後のフランス社会のルポ。全く同じタイトルの本がもう一冊出ているらしい。流石に読み比べする気にならないが。


移民と現代フランス

著者: ミュリエル ジョリヴェ, Muriel Jolivet, 鳥取 絹子
タイトル: 移民と現代フランス―フランスは「住めば都」か
最近は一連のスカーフ問題で、注目される事も多いフランスの新移民。もっともフランスの場合、二世は自動的に国籍が付与される出生地主義だから、移民問題 というより、民族問題というべきか。この本にも出て来るが、出身国で一夫多妻が認められている移民が、正式に第二夫人を呼び寄せる事ができるのかというの は法的解釈が難しいところ。日本でもそいうケースがあるはずのに、どう処理されてんだろう。
☆☆

大人のための文章教室

著者: 清水 義範
タイトル: 大人のための文章教室
この手の題材の本は数多いが、どれ一つなるほどと思うものがない。

経済学のことば

著者: 根井 雅弘
タイトル: 経済学のことば
分かり易く書いたつもりなんだろうけど、物凄く分かり辛い。

幸福論

著者: 春日 武彦
タイトル: 幸福論
この手の本は苦手なのだが、意外に面白かった。
☆☆☆

教育と国家

著者: 高橋 哲哉
タイトル: 教育と国家
著者は日教組チルドレン第一世代の出世頭。養老先生並みの聞き書き著書。若者しか通用せんな。

生きづらい〈私〉たち

著者: 香山 リカ
タイトル: 生きづらい<私>たち 心に穴があいている
相変らずこの人の本は異様に読み易い。そこにおとし穴がありそうな気が。
☆☆

バスクとバスク人

著者: 渡部 哲郎
タイトル: バスクとバスク人
このタイトルの響きは何か変な様な...日本と日本人....まあいいか。バスクではバスク語が普通に使われているかと思ったら、実際はバスク人の多くが スペイン語が第一言語らしい、ちなみにバスク自治州だなんて思われているが、スペインでの正式名称はpais vascoだからバスク国。日本国と同じだね。
☆☆