フランス7つの謎 | 新書野郎

フランス7つの謎

著者: 小田中 直樹
タイトル: フランス7つの謎
「バカの壁」式に講演調に平易な言葉使いで進むので、これも口述ものかと思ったら、大学の集中講座をまとめたらものらしい。よってテーマごとに参考図書が 何冊も紹介されていて、これは有用。さて、肝心の7つの謎だが、「政教分離」「ストの多発」「地方語」「農民運動」「反米」「大学生のスト」「移民流入」 がテーマで、大学生相手という事もあり、スカーフ問題やマクドナルド襲撃といったニュースになった事例や、バイリンガルの道路標識や、パリのベトナム料理 店など、学生が興味を持ちそうなメタファーを駆使して、フランスの社会問題を例にとり、ひいては日本、そして全世界の政治、歴史、社会、哲学などの話にま で、受講者に関心を持たせる様に工夫しているのはさすがだと思った。最後に7つの謎を解きあかすのだが、結局、当たりまえすぎるほどノーマルな回答でガ クッ。まあこれも大学の授業としては、模範解答が必要なんでしょうけど。
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