フランスに学ぶ国家ブランド
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退官記念本も駐仏大使となれば、イキナリ新書か。言ってることは「国家の品格」系なんだけど、朝日も出版を分社化して販売戦略を立て直したのかな。この人はサルコジ相撲蔑視事件の時、事実無根だとするサルの弁明を「まあ信じましょう」と言った大使か。その顛末なども書かれているのだが、前嫁のセシリアの言い訳も痛いなあ。無事離婚したけど、アレは本当にサルが言ったこととか暴露せんかなあ。現サル嫁のヌードネガをン百万で落札したのは中国人らしいが、中国もホント色々仕掛けてくるね。中国もシラクの親日は日本が仕掛けたものだと思ってるフシがあるみたいだが、サルは父親のソ連からの脱出の件や、ハンガリー事件の影響もあって、中国以前に共産主義政権を心底嫌っているみたいだね。入常工作の際は、この著者が前線に派遣されたらしく、中国とも相当やりあったはずだけど、その辺はまだ日が浅いので、外交辞令に留めている。本題はフランスの文化政策を日本もということだけど、所詮、アジアの国がマネしても意味はないんじゃいなかな。むしろ国家を後ろ盾とした文化輸出は逆効果を招くだけで、アニメとかの自然発生的ソフトパワーこと文化力があるというものだろう。それにしても、「翻って我が国は」の常套句はいいんだけど、マルローみたいな文化人を起用せず、役人が天下りをしてるのがいけないって、現日本国際フォーラム参与で、現早稲田大学客員教授で、現日印協会理事長で、現東芝取締役で、現三井不動産取締役である前駐仏大使のアンタに言われたくないよね。
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さらば栄光のブルートレイン
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洋泉社のカラー版は、わりとキレイだな。
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スキミング
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前のは面白かったんだけど、これはキワモノっぽい。
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「やめられない」心理学
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医者モドキのお説教か。
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官製不況
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しかし、よく出すな。コレはまあ、マシな方だと思うけど。
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中国のエネルギー構造と課題
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九大アジア叢書も置いてあるところがなかなか見つけられないのだが、普段、立ち寄らない技術書棚に一冊埋まってた。この楊慶敏さんという人は九大で学位をとった人らしく、これもその博論が元らしい。三輪さんというのが指導教授の様で、二人の共著になってるが、三輪さんが書いたのは序章と付け足しみたいな「石油編」、コラムといったところで、中身のほとんどが、楊さんのもの。別に単著でもよさそうなものだが、そうは問屋が卸さなかったのか。で、中身は中国の石炭政策であって、九州大学石炭研究資料センター教授だった三輪さんが「石油」を加えて、「中国のエネルギー構造と課題」になった次第。中国の炭鉱と言えば、かつての圧制ヤマの本場、九州も顔負けの地獄一丁目の世界なのだが、女性の楊さんは果敢にも「個人炭鉱」の実態調査に出たらしい。国営の重点炭鉱などは、それなりに最新鋭の機械や安全対策が施されているみたいだが、これも、大手と中小、社員と下請け、孫請けといった間の格差社会が広がっていた筑豊を髣髴させる構図である。それにしても三輪さんはコラムでリースマンの日記をわざわざ取り上げるのは、どういう意図か。
「わたしと議論している日本の学者は果たして、中国で現在進行しつつある事態をどれだけはっきり把握しているのだろうか」
『日本日記』(1969)の抜粋だそうだが、後の世代の中国研究者にとっては、この時代の中国研究者に対するアンチテーゼが出発点であるケースは多そうだ。
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プロ法律家のクレーマー対応術
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このヒトの顧客は消費者じゃなくて企業ね。
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コスプレ女子の時代
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ライターも気楽な稼業ときたもんだ。
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ゲイ・マネーが英国経済を支える!?
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著者は京都ものとイギリスものを出しているロンドン在住のゲイの人とのこと。イギリスのゲイ・マネーは十八兆円にも上るという真偽不明のデータを根拠に如何に英国ではゲイの影響力が強いかということを切々と綴ったものだが、オネエ言葉とは違うんだろうが、つまらんジョークが嫌味みたいに節々に挟まれていて、どうもいけ好かない。実際にこの様な話し方をするゲイの人は少ないと思うのだが、オネエ言葉のタレントが登場する番組を不快だとコメントした日本の大学教授を差別者呼ばわりしているから、この文体が嫌いと言ったら私も差別者ということになってしまうのだろうか。あちらではなんでもゲイに対する差別に厳格で、その様な無神経な話はできないそうだが、宗教的戒律があった訳ではない日本では、「オカマ」の類の言葉は侮蔑語としては成立しないではないかと思う。キリスト教文化圏でゲイが差別されてきた時代は長かったし、今でもその状況は残っているかと思うが、こうゲイは高収入、高学歴、文化的、進歩的、平和的などと「逆差別」よろしく煽ってしまうと、その対極にあるだろうイギリスの労働者階級の反感もかうのではなかろうか。まあこれは日本向けの啓蒙書なのだろうから、別に構わないけど、ますますドン引きしてしまう可能性もあろう。ゲイにもIT長者がいて、ホームレスもいる訳で、有力企業にゲイの人間がいるからといって、それをゲイ・マネーに試算するのはどうかと思う。「外人マネーが英国経済を支える」なら、まだ説得力があるのだが、ゲイのインド系イスラム教徒に人気テレビ・プロデューサーがいるというのはちょっと驚き。こういうのも「アリ」なんだね。
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