新書野郎 -11ページ目

医薬品クライシス

医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書)医薬品クライシス―78兆円市場の激震 (新潮新書)
佐藤 健太郎

新潮社 2010-01
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中国やインドは新薬製造能力はないのか。
大手が実験場にしてジェネリックの牙城であるインドはともかく、中国で売っている薬品の正体って。
★★

トクヴィル 現代へのまなざし

トクヴィル 現代へのまなざし (岩波新書)トクヴィル 現代へのまなざし (岩波新書)
富永 茂樹

岩波書店 2010-09-18
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トクヴィルが亡くなったのは1859年なので、現代に対するまなざしがあった訳でもないのだが、現在の一極世界であるアメリカ、現代共和制の嚆矢となったフランス革命に関する文献の古典であり、テキストでもある著書を著したことで、現代に影響力が及んでいることはたしかだろう。思想の進歩性は再び欧州がアメリカを追い抜いた観もあるのだが、日本から見ると、とかく「欧米」と一くくりにしてしまう中で、欧州と米国間、仏語世界と英語世界間の一方に対するまなざしというものも考えなくてはならない。それは幾分に他者に対するものも、近親者に対するものも孕んでいるのだろう。となると日本人がトクヴィルを読む時に立ち居地をどこに置くかということも問われてくると思うが、もはや戦前の旧制高校生みたいに、トクヴィルと同じ欧州目線に立ったアメリカの読み方というのは適わないのかもしれない。トクヴィルが関心を持っていたのはインドまでだそうだが、日本が輸入したデモクラシーと現在機能しているデモクラシーとは別ものなのだろうか。
★★

ロシアの論理

ロシアの論理―復活した大国は何を目指すか (中公新書)ロシアの論理―復活した大国は何を目指すか (中公新書)
武田 善憲

中央公論新社 2010-08
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これも外交官ものだが、上がりとなった元大使とかではなく、30代の現役の人が著者。現在は本省の核不拡散課長補佐とのことで、年齢的にも立場的にも一番忙しそうな感じだが、事実、通勤時間以外に執筆の時間がなかったという猛者ぶり。新潮新書とかの聞き書きとか語り下ろしものだったら、通勤時間でも昼休みの日比谷公園でも余裕で一冊出来るだろうが、本格派の中公新書ではそうはいかない(最近は例外もポツポツあるが)。とはいっても、外交問題にならぬ様、毒にも薬にもならん時事歴史を書き綴るだけの大使ものとは一線を画す。ロシア勤務時代にメドベーチェフ就任予想を的中させた、数少ないうちの1人で、アメリカからも注目されたそうだが、ソ連当時だと現役大使館員がそんなものを発表はできなかったろう。さすがに通勤時間だけで構想をまとめて資料を揃えてというのは無理なので、大使館勤務時に書いたものがベースにはなっているのだろうが、何かと物議もかもしていた在モスクワ大使館の分析が意外とプラグマティックなので妙に安心した。ちなみに入省は2004年なので、ラスプーチン佐藤とは接点はないと思われる。
★★

メジャーリーグなぜ「儲かる

メジャーリーグなぜ「儲かる」 (集英社新書 529A)メジャーリーグなぜ「儲かる」 (集英社新書 529A)
岡田 功

集英社 2010-02-17
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著者は創価大学から毎日新聞という分かりやすい経歴の人。運動部にいた訳でもなく、幹部候補生の様だ。メジャーが儲かるのはスポンサー収入ではなく、入場料収入だということは想像がついてはいたのだが、大きな収入源だと思っていたグッズ販売などはリーグが一括して取り扱っていたのか。リーグに安定収入があれば、余裕を持った運営というものができるだろうし、球団の収入が少なければ分配金で補填できるらしく、あえてスター選手を在籍させず、支出を抑えるチームもあるらしい。人気があるチームは赤字でも売却すれば利益が出るということで、松坂に60億なんて芸当も可能なのか。野球には疎いのだが、サッカーのバルセロナなども会員チケットが全部売れればそれでもう収支が成り立ち、ユニフォームに広告を入れるなんてこともしないのだが、野球みたいに年間200試合近くしていて、数万人規模の観客動員があってで、それで収支が成り立たないなんてことはかろう。もちろんメジャーともなれば平均年俸も桁違いな訳だが、投げても投げなくても、勝っても負けても数年は十億円近く年俸が保証されるとなれば、モチベーションは上がらなくても無理ないか。

死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡

死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡 (新書y)死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡 (新書y)
鎌倉 淳

洋泉社 2010-09-04
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ただのガイド本。
せめてカラーにしろよ

ネットの炎上力

ネットの炎上力 (文春新書)ネットの炎上力 (文春新書)
蜷川 真夫

文藝春秋 2010-02-19
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Jカスらしくコピペだらけで構成。

いじめとは何か

いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書)いじめとは何か―教室の問題、社会の問題 (中公新書)
森田 洋司

中央公論新社 2010-07
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いじめは普遍だね。
★★

考えよ!

考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114)
イビチャ・オシム

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-04-10
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千田さんの本が結構面白かったので、オシム・シリーズに付き合うことにしたけど、本人が著者となってるのはこれくらいかな。翻訳者の名前も書いていないから、どうせ聞き書きではあるんだろうけど、千田善とか木村元彦が書いたものではないのか。W杯に合わせた企画ものということもあるけど、なるほど千田の言う通り、オシムは私事に関してはほとんど語らん人みたいだな。ただ、自身の話す言葉をクロアチア語、民族はボスニア人、国籍はオーストリアとしていることは分かった。日本のクループリーグ突破予想はこれは立場上、当然なのだろうが、金子とか杉山、セルジオみたいな評論家と違って外れても責任を問われるではない。この中で、杉山だけはしらばっくれて逃げた厚顔無恥だが、オシムさんは日本戦にナマで登場し、予想を的中させても苦言を呈するというカッコ良さ。敗れていたら文句一つ言わずに健闘を称えていたかもしれない。ただ、その中身に関しては結構外していて、俊輔に固執し、本田はまだまだとしている。やはりこの辺が苦言の理由か。スロベニアとセルビアがダークホースというのはまあお国の事情があるんだろうけど、ブラジル、イングランド、フランス、イタリアを上位に上げている。アフリカは全滅、あるとしたら南アとしているのは直前のアフリカ選手権を見て失望したからの様だが、セルビアを破ったセルビア人監督のガーナが「推定ベスト4」なのオシムが言うようなカネを稼ぎすぎの選手がそれほどいなかったからか。エッシェンは不参加で、アッピアーは失業中、ムンタリはベンチだったし。ギャンの家がウェボの時みたいに教われず、英雄として迎えられたり、ナイジェリアみたいな八百長騒ぎもないところを見ると、ガーナはアフリカでは「民度」の高い国なのかな。大本命のスペインについて触れていないのは、ベスト16で当たる可能性が高かったポルトガルに負けると見ていたからか。千田の本でも触れていたけど、日本人の「ハングリー・コンプレックス」を戒めているのは興味深い。それは常にカネでもめるアフリカ(この場合はカメルーンを念頭に置いているのだろうが)より、何でも手に入る生活が当たり前であった選手の方が有利だとしているのは、そうなのかもしれない。ブラジルでもカカーやロナウジーニョはそこそこの家庭の出であり、極貧から這い上がった選手は昔と違って多くは無い。ヨーロッパでも南米でも中米でもアジアでも(今回の北朝鮮とホンジュラスは例外だが)強い国はその地域で経済的に豊かな国が多い。アフリカでもどちらかと言えば地域大国が強い。やはり腹が減っては戦は出来ないので、本当のスラムの出などは幾つかの偶然が重ならないと、選手として成り上がっていくのは難しいのかもしれない。

代理ミュンヒハウゼン症候群

代理ミュンヒハウゼン症候群 (アスキー新書)代理ミュンヒハウゼン症候群 (アスキー新書)
南部 さおり 224

アスキー・メディアワークス 2010-07-09
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基本的に老人とこどもはミュンヒハウゼン症候群の気があるものだが、親による代理というのは死角だった。親に対する子とか介護職とか他人によるものもあるんだろうな。
★★★

なぜ日本は<嫌われ国家>なのか

なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか  世界が見た太平洋戦争 (角川oneテーマ21)なぜ日本は〈嫌われ国家〉なのか 世界が見た太平洋戦争 (角川oneテーマ21)
保阪 正康

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-07-10
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つうか670年近くも代を超え、引きずっているのが異常。
保阪の経験談も30年以上前の話じゃん。
★★