新書野郎 -104ページ目

地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本

地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本 (講談社+α新書 358-2C)地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本 (講談社+α新書 358-2C)
デュラン れい子

講談社 2008-05
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前のが結構売れたみたいで、早速第二弾ということなのだが、これも安直な戯言ばかりだった。基本的に欧州崇拝ながら、日本を捨てきれない感覚は著者の様な立場の人にとっては当然のことなのかと思うが、例によって、絵に描いた様なエピソードばかりではどうにも合点がいかない。六本木の外専女を非難しているけど、著者が結婚した時代はこういう眼で見られるのが普通だったんだろうな。自分が受けた差別の裏返しではないんだろうが、在日20年以上の外国人の日本語をカタカナで表したりするのも、向こうで言葉の面でコンプレックスを感じていたからかもしれん。そんな訳で欧州で日本人の苦渋を味わっていたら、いつの間にか日本が欧州を逆転してしまったもんだから、レディーファーストだの、ウサギ小屋だの、シルバーシートだので、逆に欧州の優位性を誇示しなくてはならない。それも「海外通」の性ではあるのだが、こんな駄本が売れるのも、「欧州の眼」をまだまだ気にしている人が多いということなのかな。

東京裁判の教訓

東京裁判の教訓 (朝日新書 120)東京裁判の教訓 (朝日新書 120)
保阪 正康

朝日新聞出版 2008-07-11
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保阪もそろそろ岩波に呼ばれてもいい仕事になってきたな。
★★

これが中国人だ!

これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」 (祥伝社新書 113)これが中国人だ!―日本人が勘違いしている「中国人の思想」 (祥伝社新書 113)
佐久 協

祥伝社 2008-04-23
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こりゃまた豪快なタイトルだが、著者は元高校教諭で、漢文関係の新書を祥伝社から何冊か出している人らしい。よって所謂、現代の「中国通」ではなく、古典系の「中国通」ということになる。この本でも春秋時代から、人民共和国までの故事をひきながら、中国人の性格を解説しているのだが、果たして「中華四千年」の歴史において、「中国人」の性格が連綿と引き継がれているかというと、それも疑問であろうし、そもそも「中国人とは何者か」という定番の論考に行き着いてしまうのではないかとも思う。もっとも、当の中国人にとっては自分たちは「黄帝の子孫」だという意識がある様だし、その歴史感覚をみても、中国駐在経験とかで「中国通」を気取る輩より、こうした古典に根ざした「中国通」の方がまだマシには思えるだろう。しかし、著者は慶應高校で「最も人気のある授業をする先生」に選ばれたこともあるそうだが、こんな中国人観を慶應の生徒に教えていたのだろうか。儒教は韓国が継いで、仏教は日本が継いで、道教は香港、台湾が継いだとか、ロシアと違って資本主義の経験は豊富だったから混乱なく移行できたが、民主主義の経験は全くないといった説明は秀逸だと思うが、南京とか靖国の問題は「正論」だったりする。残虐系の話も多いし、高校生にはどうだろうか。昔は結構「毛沢東主義者」の教師なんかがいたもんだが、みんなそろそろ定年を迎えた頃かな。
★★

ひとりビジネス

ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ (平凡社新書 416)ひとりビジネス―転身・独立で幸せをつかむ (平凡社新書 416)
大宮 知信

平凡社 2008-04
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成功物語ばかりじゃ。

グーグルが日本を破壊する 

グーグルが日本を破壊する (PHP新書 518)グーグルが日本を破壊する (PHP新書 518)
竹内 一正

PHP研究所 2008-04-16
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PHP新書でこんなタイトルだから、てっきりグーグル批判の本かと思ったら全くの逆で、グーグルさまが日本の旧態依然としたマスコミ、広告業界を破壊してくれるという提灯ものだった。著者は松下出身だそうだが、アップルに転職し、日本ゲートウェイの代取まで務めた人らしい。その関係でPHPなんだろうが、外資に転職したのは給料に恨みがあった様で、生涯賃金でいうと、松下の倍が電通、その倍がフジテレビという風に、テレビ局、広告代理店、広告主と社員の賃金が下がっていくことに嫌気がさしていたという。更には一番の高給取りのテレビ局が実際は自分たちで番組を制作する訳ではなく、下請けに3分の一以下の予算で丸投げしていることに広告主の社員としてはバカバカしくなった様だ。もっとも松下だって無数の下請け、孫請けに支えられている訳で、松下の賃金に不満などということ自体が一般人とはかけ離れた考えであることには違いないのだが、そうした不満分子にとっては、馴れ合いで特権階級化した日本の「ギョーカイ」を破壊する可能性を持つグーグルは魅力的に映るのだろう。よって、最近高まってるグーグルの問題点については玉虫色の解説に留まっているのだが、それも既に巨大企業化したグーグルの上に、マイクロソフトという王国が聳え立っているからであろう。MSに対する批判も展開されるのだが、グーグルがMSの地位をとって変わらない限り、グーグル批判はできないのかな。

吐喝喇列島

吐カ喇列島 (光文社新書 365) (光文社新書 365)吐カ喇列島 (光文社新書 365) (光文社新書 365)
斎藤潤

光文社 2008-08-12
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まあ珍しいもんではある。未来新聞はつまんなかったけど。
★★

BRICsの底力

BRICsの底力 (ちくま新書 735)BRICsの底力 (ちくま新書 735)
小林 英夫

筑摩書房 2008-08
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さすが門倉とは一味違う。

だが、隠し味はない。
★★

27人のすごい議論

27人のすごい議論 (文春新書 639)27人のすごい議論 (文春新書 639)
日本の論点編集部

文藝春秋 2008-06
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何がすごいんだか。

「日本は先進国」のウソ

「日本は先進国」のウソ (平凡社新書 424)「日本は先進国」のウソ (平凡社新書 424)
杉田 聡

平凡社 2008-06
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日共の電波塔か。

東京六大学野球史

東京六大学野球史 (ソニー・マガジンズ新書 21)東京六大学野球史 (ソニー・マガジンズ新書 21)
荒井 太郎

ソニー・マガジンズ 2008-08
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ただのスコアブックじゃねえかよ。