地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本
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前のが結構売れたみたいで、早速第二弾ということなのだが、これも安直な戯言ばかりだった。基本的に欧州崇拝ながら、日本を捨てきれない感覚は著者の様な立場の人にとっては当然のことなのかと思うが、例によって、絵に描いた様なエピソードばかりではどうにも合点がいかない。六本木の外専女を非難しているけど、著者が結婚した時代はこういう眼で見られるのが普通だったんだろうな。自分が受けた差別の裏返しではないんだろうが、在日20年以上の外国人の日本語をカタカナで表したりするのも、向こうで言葉の面でコンプレックスを感じていたからかもしれん。そんな訳で欧州で日本人の苦渋を味わっていたら、いつの間にか日本が欧州を逆転してしまったもんだから、レディーファーストだの、ウサギ小屋だの、シルバーシートだので、逆に欧州の優位性を誇示しなくてはならない。それも「海外通」の性ではあるのだが、こんな駄本が売れるのも、「欧州の眼」をまだまだ気にしている人が多いということなのかな。
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