好き勝手に物語を書くぞ~♪ -30ページ目

序章~プロローグ~84

塔の屋上に向かう為、ダークエンジェルとルシフェル達が螺旋階段を上っていると
『ボコボコッ』
と下の方から奇妙な音がしてきた。
「何だ、あの音は…?」
ガブリエルが音に気付いて呟いた。
「いけない!!」
ダークエンジェルが何かを思い出したかの様に言った。
そして、ルシフェル達を見て
「皆様、屋上に急いで下さい!!どうやら、私達を吸収する為に塔が活動を始めた様です!!」
とダークエンジェルは言って、屋上ヘと足を速めた。
「吸収って…。」
そう言いながら、ウリエルが下を見てみると、そこには大量の黒い液体が溢れていて、ルシフェル達に迫ってきていた。
「あれは何です!?」
ウリエルが液体を指差しながら、先に螺旋階段を上っているダークエンジェルを見上げて聞いた。
「説明は後です!!とにかく今は急いで下さい!!」
ダークエンジェルはそう応えると、螺旋階段を更に急ぎ出した。

序章~プロローグ~83

「よく見てみると、確かに空間が無数に歪んでますね…。」
ウリエルが空中を見上げて呟いた。
「そのようだな…。ここは言う通りに付いて行くしかあるまい。」
ミカエルがウリエルと同じく、空中を見て言った。
ルシフェル達は辺りに気を付けながら橋を渡ると、塔の中へと入っていった。
塔の中は暗く、異臭を放っており、塔事態が呼吸しているかの様に風が上下に吹いていた。
そして、壁は生き物の腹の中にでも居るみたいにベタついており、脈を打っていた。
「ここからは螺旋階段を上って、塔の屋上へと向かいます…。くれぐれも、下に落ちないように気を付けて下さい。」
ダークエンジェルはルシフェル達に注意を促すと、ゆっくりと慎重に、階段を上り出した。
「何だか気味が悪いな…。」ラファエルはそう言いながらも、ダークエンジェルの後に続いて、螺旋階段を上り始めた。
すると、ラファエルの発言を聞いたダークエンジェルが
「この塔は、沢山の魔神達の亡骸で出来ています…。ですから、この塔は生きておりますので、巨大な魔神の腹の中だとお考え下さい。」
と螺旋階段を上りながら、ルシフェル達に説明した。
「そうか…。だからこんなに異臭を放っているのか…。」
ガブリエルがそう言うと、4人も足元に注意しながら螺旋階段を上り出した。

序章~プロローグ~82

ダークエンジェルとルシフェル達は、城の外にある塔に向かうため、二十二階まで階段を上ってきた。
「この橋から、向こうに見える塔の方に行きます。」
ダークエンジェルは、振り向いてルシフェル達に言うと、橋を渡り始めた。
「こんな所を歩くのか…。」
ラファエルがそう呟くと、ダークエンジェルが橋の上で立ち止まり、再びルシフェル達の方へ振り向いた。
「申し訳ありません。サタン様の所へ行くには、ここを通るしかないのです。」そう言いながらダークエンジェルは頭を下げた。
「お前にも翼があるんだ…何で飛んでいかない?」
ガブリエルが疑問に思い、ダークエンジェルに聞いた。
「この城の外は、無数の空間が重なりあっています。その空間に触れると、何処に飛ばされるかわかりません…。ですから、空中を飛んで行く事は出来ないのです…。ご理解頂けましたか?」
ダークエンジェルは微笑みながら、ガブリエルに応えた。
「ああ、わかった…。では先を急いでくれ。」
ガブリエルがそう言うと
「わかりました。それでは皆様、気を付けながら私についてきて下さい。」
とダークエンジェルは言って、再び橋を歩き出した。