かねてから気になっていた場所にどうしても行ってみたくなり、「18」紀行を決行。



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ということで、やって来たのは秘境駅で名高い飯田線の小和田です。このところ、ロケや取材でもちょくちょく訪れているので、もはやすっかり馴染みの駅となった気がします。




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ここから一時間くらい山道を登って塩沢集落へ抜けられるのをこの前体験したけれど、

http://ameblo.jp/bigtetu/day-20120723.html

地図にあるように、他にも、宇連集落へ続く道というのがあるらしく、今回試みるのはこのルート。陸の孤島とも言われる小和田駅周辺だけに、こういった知られざるルートには大いに興味をそそられます。




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駅を出ると、しばらくは天竜川を見下ろす形で比較的整備された道が続きます。勾配も緩やかで、ハイキングには最適な環境と言えるでしょう。




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駅から15分ほど歩くと、橋が落ちていて道が途切れる高瀬橋への分岐に差しかかりますが、そちらへは行かず、塩沢集落方面へ行く右側の道を行きます。




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そしてすぐに待ち構えるのは、このように金網で足場を整えただけのスリリングな道に、ゆらゆら揺れる吊橋、とここまでは前回と一緒。



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赤い吊橋を渡ってしばらく行くと、大きく二手に分かれる箇所に行き当たり、道標にもあるようにここがこれから行く宇連集落への分岐点のようです。右へ折れる塩沢集落へと続く道は、所々簡易舗装もしていて結構しっかりとした山道ですが、それに対し左側の宇連集落へ続く(と思われる)道は、細々としたいかにも頼りなげな感じです。




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だいぶ荒れてはいますが、一応まともに道は通じているようで、また勾配もきつくなく、なだらかな坂道が延々と続いて行きます。その点では急坂がずっと続く塩沢方面側よりも体力的には楽ですね。




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ただ、倒木や落石によって行く手を阻まれる箇所が随所にあり、乗り越えるのは一苦労。ほとんど利用されている様子が窺えず、廃道さながらの荒れ具合です。




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鬱蒼とした深い森の中へと道が続いていましたが、不意に視界が開け、ちょっとホッとするひと時も。



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やがて前方に集落が見えてきて、どうやらあれが目的地の宇連集落のようです。いよいよあと一息といったところ。




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ところが、少し先で道は完全に崩落していて、おまけに何本もの倒木が覆いかぶさっている状況。もはやこれでは全く進むことはできず、集落への到達は断念するほかありません。ここまで来て引き返すのは何とも無念ですが、こんな所で怪我でもしたら、それこそ取り返しがつかなくなること確実なので。でも気になっていた道がどうなっているのか大よそ理解できたので、まあよしといったところでしょうか。

それにしても、小和田は随分と奥が深い所だと改めて納得。まだこんな道が他にもありそうなので、また機を改めてちょくちょく訪れてみたいものですね。

東横線と地下鉄副都心線の直通運転に伴い、長年親しまれてきた東横線渋谷駅の地上ホームがいよいよその役割を終えることとなり、最後の姿を目に焼き付けようと、渋谷へとやって来ました。



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夕方前の渋谷駅は、それほど変わった様子は見られず、いつも通りに人が行き来しています。往来が激しいのはいつものことで、普段通りの混雑と言えます。




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それでも先頭付近はカメラを構える人が多く、いよいよ最後の時が近づいたのを感じずにはいられません。ホームが狭いため警備の係員も大変ですが、電車は次々と発着するため、写真を撮る人も入れ替わり立ち代わり、目だった混乱にはならないようです。




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改札の外側でも多くの人が立ち止まって写真を撮っています。携帯カメラの普及により、気軽に写真を撮る人が以前に比べとても多くなりました。




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駅前の歩道橋からも撮ってみます。いつも当たり前のごとくここから発車して行く電車を無意識のうちに眺めていただけに、もう明日からここに電車がやって来ないことがにわかには信じられない想いです。




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適度に走行写真も撮りながら、地下化される代官山まで歩いてみます。そう言えばこの辺でこんな風にじっくり電車を眺めながら歩いたことなどなかったような。




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山手線と交差する跨線橋では、しばし腰を据えて構えてみます。どちらも本数が多いので、少し待っていれば互いに行き来するシーンが簡単に撮れます。でもこんな光景が見られるのも今日限り。




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この跨線橋は撮影スポットになっているらしく、たくさんの撮りテツがシャッターチャンスを狙っています。




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代官山駅近くの踏切も今日限りとあって、ここでも写真を撮る人の姿が目立ちます。



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代官山駅のホームです。ここは明日になってもこのまま使用されます。




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写真ではわかりにくいですが、新線への切り替えは、ちょうどホームを出たあたりの部分。この線路の下には新しいレールが敷かれています。



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夜が更けるにつれ、渋谷の駅は人が減るどころかどんどん増えてきました。普段の金曜日でもこれほどの混雑にはならないかと。




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改札の外では、切符に渋谷駅の無効印を押してもらう人の長蛇の列となっています。




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渋谷駅前の歩道橋上で、ホリプロアナウンス室の久野知美ちゃんとバッタリ。ラジオの収録で今日のこの状況をリポートしているとのこと。ということで、急遽ボクも番組に出演させてもらうことに。




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間もなく終電というのに、人はどんどん増えて行くばかり。乗る人と見送る人がごっちゃになり、もはや収拾がつかなくなりそうですが、物凄い数の警備員によって、何とか混乱は収まっているようです。それにしても凄い人です。




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終電が出ても、まだホームにはたくさんの人が居残っています。本来なら明朝の一番列車として留め置くはずの車両も今日は車庫へと引き上げるため、その最後の列車が発車して行くのを見届けます。そしてもう二度とここへ電車がやって来ることはありません。




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深夜の1時を過ぎ、他の線区も既に終電は出た後というのに、まだまだ大勢の人が居残っています。恐らく大半の人はもう帰るのを諦めていると思われます。



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そのうちに人も居なくなり、改札口の前にはバリケードが。東横線地上ホームは完全にその役目を終えることとなりました。



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最後にもう一度、駅前の歩道橋に来てみました。ホームに電車の姿が全くないのを見るのはもちろんこれが初めてです。もう二度とここで電車を見ることはできないのですね。やっぱりちょっと寂しい気も。

再び「18きっぷ」の旅に戻ります。



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予定では鳥取を7時23分に出る智頭行から旅を始めるつもりでしたが、変な時間に目覚めてしまい、もう眠れなくなってしまったので、5時18分に出る因美線の一番列車に乗ることにしました。乗り放題の「18きっぷ」なので、より多く乗れるこの方が却って好都合でもあります。




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智頭で津山行に乗り換え、まずは県境を越えた美作河井で下車。山深いこの辺りはうっすらと雪化粧をしています。




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ここはJRの全駅乗下車を達成した思い出の駅。あれからもう17年も経つのですね。当時はフリーター絶頂期の33歳。思えば本当にいろいろありました。




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程なくして駅は無人化されたけれど、窓口が板で打ち付けられることもなく、現役当時さながらの姿で残っています。ここに来ると、これまでの様々なことが脳裏をよぎり、17年という時の流れをしみじみと感じさせられてしまいます。




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反対方向へ行く列車に乗り、再び県境を越え、鳥取側へ。メインルートを智頭急行へ譲ってからは、すっかり鄙びたローカル線へと成り下がり、ここを行き来する人もグッと少なくなりました。




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県境を越えた那岐で降ります。




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ホームは高い所にあり、駅舎へ行くには木の板で覆われた階段を下りて行きます。




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そして駅を出ると、こちらも目に飛び込んでくるのは昔ながらの木造駅舎。今は駅舎内に診療所が併設されています。




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さらに折り返し、岡山県側へ。次第に雪もなくなり、どんどん山を下りて行きます。




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津山に着きました。乗り換えの都合上、ここで一時間余り休憩となります。




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さすがに4方向へ路線が延びる駅とあって、活気が感じられます。でも以前に比べると、だいぶ寂しくなったような気も。




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今度は後戻りするような形で姫新線を上ります。今度もカブリツキのしやすいキハ120。




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東津山を過ぎると、姫新線を右へと分岐していきます。左がさっき通って来た因美線です。




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20分余り進んだ林野で降ります。かつては急行も停まる活気に満ちた駅でしたが、今は交換設備も撤去され、行き違いもできなくなっています。




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駅舎は今でも昔ながらの木造。風格のある造りが、かつての栄華を物語っています。




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正面の顔も町の玄関に相応しい造りと言えます。




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委託ながら窓口も営業。やはりここに人がいるといないでは、活気が全然違いますね。




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やたらとホームが長いのは、かつての急行停車駅としての名残でしょう。




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駅から少し離れた所にあるバスターミナル。こちらは随分と寂しげです。




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折り返しの列車で津山まで戻ります。




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津山から乗り換えた新見行は、まだ昼を回ったばかりだというのに下校の高校生でスシ詰め状態。恐らく期末試験か何かでたまたま混雑していると思われ、普段からこんな状態ならたった1両ということはないでしょう。でもローカル線がこれだけ賑わうのを目の当たりにすると、何だかホッとしてしまいます。




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停まるたびに高校生は降りて行ったので、車内もだいぶ余裕が出て来ました。カブリツキのスペースが空いたのでそこへ移動。まだ立っている人も多く、仕方なくここに居るといった顔をして前面展望を楽しんでみます。




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中国勝山で降りてみました。ここ止まりの列車も何本かあり、この辺では結構大きな駅です。




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祭り期間の真っ最中だったらしく、駅前の通りはたくさんの人で賑わっています。こんな感じで地方都市が活気づいているのを見ると、とても嬉しく思います。




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近くに大きな川が流れる町歩きもなかなか楽しいものです。




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「道の駅」ならぬ「木の駅」というのがあり立ち寄ってみることに。中には木材や木工芸品の展示品がズラリ。食事もできます。




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一時間近く町歩きを楽しんだ後、駅へ戻り折り返しとなる津山行の列車に乗ります。




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今度は3駅戻った美作落合で下車。




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以前訪れた時は古い木造の駅舎でしたが、今はコミュニティセンター併設の駅舎に建て替わりました。




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新しい駅舎ですが、木材を使った内装は嫌味がなく、落ち着いた造りとなっています。待合室もゆったりとしていて、こういうのも悪くないかも。




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またまた反対方向の列車に乗り、新見方面へ。こういう場合、乗り放題の切符が大いにその威力を発揮します。




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そしてすっかり見慣れてきた同じ景色をまたまた眺め。




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今後は久世で降ります。




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ここの駅舎は特に変わった様子がなく、今でも昔ながらの風格を保っているようです。




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委託で窓口業務も現役。ここに人が座っているだけで安心感が全く違います。




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折り返しの列車は学校帰りの高校生で満員。カブリツキスペースも占拠されていますが、こういう光景もどこか微笑ましく思えます。




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そのうちにカブリツキスペースが空いたので、さりげなくそっちへ移動。もはやこの景色もすっかり覚えてしまいました。



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次に降りたのは院庄。




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駅舎は待合室の部分をそっくり残す形で半分になっています。




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中はガランとしていて殺風景。あまり長居したくなるような雰囲気ではありません。




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さらに折り返し1駅、美作千代下車。




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ここはもう思わず歓声を上げたくなるような激シブ駅舎がデンと構え。ここまで見事な駅舎はそうそうあるものではありません。駅前の丸ポストもいい味出しています。




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中もほとんどいじられた形跡がなく、本当にこれはもうたまりません。17年前に初めて降りた時と何ら変わった様子がなく、当時を懐かしく思い出します。




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ホーム側もまた実にいい感じで古き良き時代の面影を今に伝えています。




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日没まではまだ辛うじて時間があったので、もう一駅、美作追分にも降りてみました。




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17年前に降りた当時は、ちょうど駅舎を壊したばかりで、板切れの山が散乱するだけという痛ましい姿でしたが、今は「キリタローの館」と称する新しい駅舎が建てられています。




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待合室はなかなかいい感じで列車を待つのに適しています。




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陽が暮れたので今日の駅巡りはここまでにして、津山へ戻り、津山線で岡山までやって来ました。今日は夢中になって駅を乗り降りしたあの頃に帰ったみたいで、とても懐かしいひと時を過ごせた気がします。思えばあの頃が一番充実していたような。




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今日はもう少し、さらに山陽道を大阪まで進み、明日は一日かけてのんびりゆっくり帰るつもりです。旅はまだ終わっていないけど、今回もホント、楽しかったナ。



鳥取 5:18 :58 智頭 6:22 → 6:59 美作河井 7:24 → 7:39 那岐 8:34 → 9:31 津山 10:39 → 11:01 林野 12:15 → 12:39 津山 12:46 → 13:31 中国勝山 14:29 → 14:45 美作落合 15:14 → 15:24 久世 15:44 → 16:18 院庄 17:10 → 17:16 美作千代 17:51 → 18:01 美作追分 18:18 → 18:40 津山 18:42 → 20:10 岡山 20:25 → 21:54 姫路 21:57(新快速) → 22:58 大阪




☆☆☆--- お知らせ ---☆☆☆


「新・鉄子の旅」第5集発売を記念して、4/6(土)に書泉グランデにてサイン会を行ないます。

http://info.shosen.co.jp/event/entry_764/

現場に立つのは二人だけですが、よろしかったら是非。




☆☆☆--- 再度お知らせ ---☆☆☆


ラジオドラマ「キハで行こう」  CD発売を記念して、「横ラジ」の公開収録をやっちゃいます。

ゲストに、ドラマにも登場している「鉄女育成スクール」の二人(堀込聖美&山本紗由美)をお迎えします。


日時3月20日(水・祝)14:00ー
場所大森バーディー第4スタジオ(JR大森駅から徒歩5分くらいの所です)


観覧ご希望の方は、yokoraji@birdy.co.jp まで。入場希望、お名前をかいてメールいただけると折り返し整理番号を書いて返信いたします。なお、これまでは会場を借りる都合上、入場料を徴収させていただいていましたが、今回は自社のスタジオでの公開のため、無料です。

収録のほかに、ミニライブや物販、握手会等も考えております。お気軽に参加していただければ幸いです。

今日は「18きっぷ」使いません。



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JR鳥取駅のホームへ上がると、待っていたのは若桜鉄道の車両。今日はこれに乗って若桜鉄道を旅します。若桜鉄道は途中の郡家から分岐する第三セクター方式の鉄道で、とりあえずJR区間の郡家までは普通に切符を買って乗車。




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郡家で乗務員が交代し、若桜鉄道に入ります。760円で一日乗車券が出ているので、車内でそれをゲット。今日はこれを利用してあちこちの駅で乗り降りしてみるつもりです。




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渓谷に分け入るというわけでもなく、車窓は田畑が中心の平凡な風景ですが、こういったのんびりムード満載の行脚は悪くないものです。乗客が少な過ぎるのがやや気になりますが、おかげで右も左もカブリツキも思いのまま。贅沢過ぎる時間が流れます。




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とりあえず終点の若桜まで乗ってみました。起点の郡家から30分。ちょうど手頃な乗車時間といったところでしょうか。




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駅舎は国鉄時代からのもので、今や駅舎を含め、沿線の鉄道関連施設が国の有形登録文化財として登録されています。沿線一帯がどこか懐かしいムードに包まれているのを感じます。




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待合室には国鉄若桜線時代に使われていた懐かしのアイテムが多数展示。




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転車台のある広い構内にはSLも待機。3月~11月の第2・4日曜日には構内を走行します。




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若桜のメインストリートは、古い佇まいをした情緒ある町並み。のんびりゆっくり町歩きをしたくなります。




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折り返しの列車では、しばしカブリツキを堪能。今度もよく空いています。




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隼で降りてみました。




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ここも昔ながらの木造駅舎が残っています。




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無人化はされていますが、出札窓口は完全に現役当時さながら。ここまでくると、これはもう博物館クラスですね。




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所々に乗客に扮したリアルな人形も配置。なかなかユニークな試みです。




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構内には、電気機関車と「ムーンライトはやぶさ」と称したライダーハウス用の客車が配置されています。




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再び反対方向へ行く列車で折り返し、丹比で下車。




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ここも国鉄時代からの昔ながらの駅舎が健在。




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事務室側は美容室として改装されていますが、待合室の内装は特に変わったことなく懐かしい雰囲気に満ち溢れています。




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そしてここにも乗客に扮したリアルな人形が。




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さらに折り返しとなる郡家方面行の列車に乗車。何度も同じ景色を見ることで、すっかり愛着を覚えてきます。




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今度は安部で下車。




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ここは理髪店として改装されていますが、昔ながらの駅舎は健在です。駅舎のリニューアル工事真っ最中でしたが、どうやら補修程度で基本はそのままのようです。




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ここにもリアルな人形が。でもリアル過ぎて夜はちょっと不気味かも。




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さらに折り返し、今度は隣の八東で下車。




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やはりここも昔ながらの木造駅舎が健在。




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ここも完全に「博物館」クラスですね。



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構内には廃車となった貨車(車掌車)が、リアルな人形を乗せて留め置かれています。「貨車駅」自体は北海道によくありますが、待合室以外の目的で置かれた駅は、たぶん全国でもここだけかと。




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ホームにある待合室も、相当な年代物の味のある造り。これだけでもかなり風情を感じます。




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若桜鉄道も十分堪能したので、そろそろ引き上げることにして夕方鳥取へと戻って来ました。




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時間はまだ早いので、せっかくだからバスに乗ってちょっと観光もしようと思います。




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向かった先は、バスで20分ちょっとの鳥取砂丘。確か30年くらい前に一度来た記憶が。




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物凄い突風と砂嵐で目も開けていられないほど。「砂丘」というよりも「砂漠」ですね。このスケールには圧倒されます。でも、いかにも旅をしているという実感が湧き、たまにはこんな風に観光を取り入れてみるのもいいですね。ただ、汗をかく夏場はこの砂嵐はキツイかも。


鳥取 9:43 → 10:37 若桜 11:25 → 11:47 隼 12:46 → 13:01 丹比 13:26 → 13:36 安部 14:52 → 14:56 八東 15:29 → 16:05 鳥取 16:20 → 16:42 鳥取砂丘 18:00 → 18:22 鳥取

このところ、なんとな~く「18きっぷ」廃止説が噂されたりしていますが、差し当たりこの春は無事出ることが決まったので、ならばとさっそく使わせてもらうことに。どこに行こうかあれこれ迷ったけど、オーソドックスに東海道を下って行くことにしました。



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日曜ということもあり、「18」ユーザーでいっぱいかと思いきや、意外にもさほど利用者は多くないみたいで、席取りのバトルもないまま、結構快適に進んで行けます。月末には大変な混雑になると思いますが、その点ではまだ今は穴場のようです。




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山陰へ抜けたく、京都から山陰本線に入るつもりでしたが、ふと気が変わり、姫路から播但線を使うことにしました。急な変更が思いのままできるのも「18きっぷ」の魅力。寺前から先は非電化区間となり、キハ47にバトンタッチ。タラコ色の国鉄車両の登場に、俄然テンションが上がります。




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東海・山陽道を下るルートはさすがにもう食傷気味でしたが、その点播但線は自分にとってまだまだ新鮮な思いがし、気分転換にはもってこいです。ボックスに足を投げ出し、昔ながらのスタイルで寛げるところも魅力です。



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和田山からは山陰本線に乗り換え。全体を緑色に塗り替えられていますが、今度も懐かしの国鉄形115系セミクロス車です。豊岡まで乗車。




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豊岡で次の列車を待っていると、これまた懐かしの183系国鉄色の「こうのとり」が。この車両もいよいよ今度の改正でお別れだから、最後にこうして巡り会えたのはラッキーだったと言えるでしょう。でもやっぱり寂しいですね。




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豊岡から乗り換えた浜坂行は、キハ47が4両も繋がった豪華編成。ラッシュ対策だろうけれど、今日は日曜のためずっとがら空きで、特に自分の乗った最後尾は完全貸切状態。今度もボックスに足を投げ出し、極めて贅沢なひと時を過ごさせていただきました。この瞬間は本当にたまらないッス。




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浜坂で乗り換え、鳥取までやって来ました。自宅の横浜からここまで2300円。やっぱり「18きっぷ」は偉大ですね。


→ 6:15 熱海 6:20 → 6:39 沼津 6:52 → 9:01 浜松 9:10 → 9:45 豊橋 9:51(特快) → 11:16 大垣 11:42 → 12:18 米原 12:20(新快速) → 14:46 姫路 15:10 → 16:01 寺前 16:03 → 16:50 和田山 16:53 → 17:24 豊岡 18:05 → 19:15 浜坂 19:26 → 20:12 鳥取

船は大洗に向けて順調に航行。時間がゆっくりと過ぎて行きます。



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気がつけばもう昼近く、ざっと10時間以上は眠ったでしょうか。でもこうして寝ている間にも確実に移動できるのだから、何だかちょっとトクした気がします。その後は朝風呂ならぬ「昼風呂」に浸かったり、またのんびり昼食を取ったりと、まさに船旅ならではの優雅なひと時を存分に楽しんでみます。




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午後2時ちょうど、ようやく大洗港に到着です。苫小牧を出てから19時間余り。はるばる来たな~、との実感が湧いて来ます。飛行機では味わえない充実感というか。




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昨日までの雪景色が一変、気温も明らかに高く、かなりの距離を移動したのがわかります。でも東京まではまだ3時間余りかかります。




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大洗からは路線バスと高速バスを乗り継ぎ、東京へと向かいます。なぜバスなのかと言うと、バスとフェリーがセットになった切符だからです。




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ということで、陽が暮れた頃、無事東京駅に着きました。利用した切符は、札幌から東京までバスとフェリーがセットになった「パシフィック・ストーリー」 9900円。LCCよりも少し高いけれど、はるばると旅した想いに浸れる分、こっちの方がオススメかも。ともあれ、今回も最高に楽しい旅となりました。やっぱり旅はやめられませんなあ。



☆☆☆--- お知らせ ---☆☆☆


テレビ東京「土曜スペシャル」

「極旅」シリーズが大好評につき、第4弾をやっちゃいます。

http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/

『極旅4 達人と行くガイドに載らない(秘)ツアー』


今回はメンバーが変わり、小島よしお氏と村井美樹ちゃんを引き連れて、酷寒の北海道の秘境駅を旅します。

3月2日放送予定。お見逃し無く。




持参の切符はまだ今日いっぱい使えるので、夕方くらいまでオホーツク海沿岸あたりをうろうろしてもよかったのですが、流氷もそろそろ飽きたことでもあるので、もう引き上げることに。



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早起きして、網走を6時23分に出る特急「オホーツク2号」で道東を後にします。久々の特急ということもあって、ちょっと浮き浮きしたりしています。




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鈍行でゆっくり行くのもいいけれど、特急で豪快に駆け抜けるのも悪くないものです。外は氷点下の寒さでも、車内はぬくぬくと快適そのもの。流れる車窓を見ているだけで、とても癒される気がします。




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札幌に戻って来ました。網走を出てから5時間余り。さすがにちょっと長いかも。今更ながら夜行列車が廃止されたことが悔やまれます。




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帰りはフェリーを使ってみたくなり、札幌からは苫小牧のフェリーターミナルへ直行する高速バスに乗車。なぜバスなのかと言うと、札幌から東京までバスとフェリーがセットになった格安の切符があるからです。




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大雪のため、バスは規制のかかった高速道路と、渋滞する市内をノロノロと走行。だいぶ遅れましたが、ダイヤには余裕があり、フェリーの出航時間には問題なさそう。




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一時間くらい遅れましたが、無事苫小牧のフェリーターミナルに到着。なお、フェリーは毎日運航しているわけではないので注意が必要です。実は今日動くことも今朝方知って、急遽このコースを選択した次第。何せ気紛れな旅なものでして。



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これから乗る「さんふらわあふらの」。随分と大きな船です。空を飛んで行くわけではなので、飛行機と違い安心感がありますね。




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お世話になる2等船室の室内です。一応座席は指定されていますが、がら空きのため広々とした空間は自由気ままに思いのまま。




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フリースペースも多く、長旅でも退屈しない工夫が凝らされています。




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無料で映画も上映。この日の放映は「釣りバカ日誌」とのこと。




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そんなわけで、大洗へ向けて出航です。長かった旅もいよいよ終わりが近づきました。

今朝もゆっくりしてます。氷点下での早朝雪見露天風呂を堪能し、その後のんびり朝食。これぞまさに贅の極み。



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茅沼を9時44分に出る網走行快速「しれとこ」でスタート。今日はまたオホーツク側に抜け、流氷を見に行こうかと。今日も乗り放題切符がその威力を遺憾なく発揮。




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そして今日も行く手にはたくさんの鹿が。毎日これではたまったものではありませんね。




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峠を越えて知床斜里へ。ここもすっかりお馴染みとなりました。




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ここで「ノロッコ」号に乗り換えます。天気がいいせいか、平日であるにも関わらず大盛況となっています。




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知床斜里を発車後、程なくして現れるオホーツク海。そして、流氷キター!ビッシリです。



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ところが北浜まで来ると、あんなにビッシリだった流氷がはるか沖へと去っていて、海岸沿いにはもう全くと言っていいほどその姿を見かけません。一昨日来た時は確かにここも流氷で一面真っ白だったはずなのに、この変わり様には本当に驚いてしまいます。




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またまた網走まで来ました。市内見物でもしようかなどと思っていましたが、流氷が気になったので、折り返すことに。乗り放題の切符はこういう時に大変便利です。




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折り返しは一般の列車で。今や懐かしの40系気動車です。




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オホーツクの海もいいけれど、反対側の車窓に広がる氷結した涛沸湖の景観も捨てがたいものです。





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止別へとやって来ました。目的は、そう、あれです。




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今日は店で一番人気の「ツーラーメン」にしてみました。あっさりとした塩味がネギと絡んで独特の風味を演出し、くぅ、もうたまらん。




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ホームからは斜里岳がくっきりと。今日は最高にいい天気になりました。




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列車がやって来ました。一昨日と同じ行程で「ノロッコ」号です。隣の知床斜里まで乗ります。



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今度もまた大変な盛況振り。天気もよく流氷バッチリで今日はここ数日でイチバンかと。




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そしてこの辺りは埋め尽くされた流氷で、もうどこまでが海なのかわからないくらいになっています。




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知床斜里からはまたまた網走方面へ折り返します。もはやすっかり途中の景色は覚えてしまいましたが、いい景色は何度見てもいいものです。




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今度は浜小清水で降りました。ここの流氷もどうなっているか、ホームからは直接見えないだけに、興味深いところ。




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海岸へと来てみると、今日は所々流氷に隙間があり、海が見えています。と言うか、海に氷の塊が浮いている形で、最も流氷らしい風景と言えそうです。ここへは今日で3回来たけれど、3回ともその表情は違い、毎回変わる流氷の姿には本当に驚くばかりです。じっくり流氷を味わうには、数日間は滞在した方がいいでしょう。




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陽も暮れかけてきたので、今日の行動はここまでにして、やって来た網走行の列車に乗車。




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隣の北浜まで来ると、もう流氷は完全に沖へと遠ざかっているのがわかります。




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網走に到着。切符の期限も残り一日となり、今夜はここに宿を取りました。


茅沼 9:44(快速「しれとこ」) → 11:19 知床斜里 11:57(「流氷ノロッコ4号」) → 12:57 網走 13:25 → 14:00 止別 14:38(「流氷ノロッコ3号」) → 14:55 知床斜里 15:20 → 15:38 浜小清水 16:46 → 17:14 網走

今朝はのんびり朝寝坊。朝風呂も浴びたりして、かなり遅い出発です。



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温泉街の朝です。晴れてはいますが風が恐ろしく冷たく、北国の厳しさをひしひしと実感させられてしまいます。でもこういった朝の散歩というのも贅沢なひとときですね。何しろ「18きっぷ」の旅だと、ついつい早朝から深夜までひたすら乗りまくりといったケースが多く、こういうゆとりのある行動はあまり取らないものなので。




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そして10時過ぎに出るバスで温泉街を離れます。




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やっと駅に着いたのは、もう10時半近く。今日はようやく行動開始となりますが、列車に乗るのはまだまだ一時間以上先です。



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その間に駅舎を改装した喫茶「オーチャードグラス」にて少し早い昼食。「新・鉄子」や「極旅」でも訪れた懐かしい思い出に浸りながら、贅沢なひと時を堪能。




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昼近くになったところでやっと列車に乗ります。ここからかなりの観光客が乗り込みましたが、今日は日曜のせいか2両繋いでいたため、比較的余裕がありました。




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この辺りはシカが頻繁に出没するらしく、見ていてヒヤヒヤする場面も。しかし列車は365日毎日同じ時刻にやって来ることが向こうもわかっているのか、すっかり慣れた様子で、まるであざ笑うかのごとく平然と線路の上に立っていたりします。これでは運転も気を遣い大変です。




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標茶で「SL冬の湿原号」と行き違い。雪原に響き渡るドラフト音は、それだけで胸にグッと来ますね。



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釧路湿原で降りました。昭和の終わりに臨時駅として開設されたこの駅も、今はすっかり一般の駅として定着したみたいです。




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駅から展望台へと続く道は、雪ですっかり埋まっていましたが、今日は天気がいいせいか、既に何人もの人が訪れたみたいで、踏み固められた足跡を辿れば比較的容易に進むことができます。ちなみに冬にここを訪れるのは初めてです。




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15分ほどで細岡展望台に到着。眼下には雄大な釧路湿原が広がり、それはそれは見事な眺めです。夏にも訪れましたが、冬は冬でまた違った味わいがありますね。




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釧路湿原での滞在は一時間ちょっと。タイミング的にはちょうど手頃だったようです。




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展望台から眺めた湿原地帯をリアルに走行。車内からの眺めもなかなか迫力に満ちています。




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塘路で「SL冬の湿原号」と行き違い。一昨日と同じシーンです。




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折り返しとなる列車の都合上、五十石で降りてみました。駅前に温泉施設が一軒ある他は、目だった建物はほとんど見当たりません。今は普通列車でも何本かは通過してしまうので、降りる際には注意が必要です。




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さらに折り返し、茅沼へ。ここは駅前にタンチョウが飛来する駅として知られています。




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ということで、今日も2羽来ていました。多くの人がタンチョウを見にここを訪れるようになったせいか、タンチョウも人には慣れているような。カメラを向けても特に驚く様子もなく、自由気ままに振舞っているようでした。

今日の行動はここまでで、この後はここから歩いて15分くらいの所にある温泉施設に泊まります。なんて贅沢なのんびり旅。


川湯温泉 11:43 → 12:59 釧路湿原 14:14 → 14:47 五十石 15:04 → 15:10 茅沼

昨日までの穏やかな天候が一変。吹雪の舞う酷寒の朝を迎えました。



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今日は知床斜里を8時55分に出る臨時列車の「流氷ノロッコ2号」から行動開始。朝食もゆっくり取り、実にのんびりとした朝です。やはり旅にはこのくらいのゆとりがほしいものですね。




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天候が悪いせいか、朝イチの「ノロッコ」号はとても空いていて、自由席なら好みの席が選び放題。おかげでかなり贅沢な道中となりました。




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「ノロッコ」号にはオリジナルの50系客車も1両繋いでいます。懐かしさに浸れるこっちの車両も捨てがたい魅力が。




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知床斜里を発車後、程なくして現れるオホーツクの海。流氷はと見れば、吹雪であまり視界は利かないものの、ナント一面ビッシリ。昨日はかけらさえもなく、全く期待していなかっただけに、一晩でここまで変わる大自然の驚異にただただ唖然とするばかりです。




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北浜では数分間停車するため、駅に併設された展望台に上がってみました。通常なら波打つ駅前の海岸が、今日はビッシリ流氷で埋め尽くされ、波音は一切聞こえません。




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その後網走方へと進むにつれ、次第に流氷は沖へと遠ざかり、ついには跡形もない状態に。この瞬く間の変わり様は、本当に見事としか言いようがありません。




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終点の網走に到着。今日はバッチリ流氷が拝め、それだけでもわざわざ来た甲斐がありました。




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予定ではこの後、監獄博物館にでも行こうかと考えていたのですが、流氷が来ているのがわかったので、急遽もっと流氷を観察することに。何しろ気紛れな流氷のこと。明日はもう居なくなっているかもしれないので。




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というわけで、再び「ノロッコ」号に乗り、斜里方面へ折り返します。




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先ほどはトロッコ車両に揺られたので、今度はオリジナルの50系車両の方に乗ってみました。こっちはこっちでまた違った味わいがあります。




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浜小清水で「ノロッコ」号を乗り捨て。ここで降りたのは自分一人だけでした。




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そして昨日と同じ海岸へ来てみると、目の前にはまるで陸地のように広がった真っ白な海が。いや、波音一つせず、はるか沖合いまで歩いて行けそうな光景に、本当にここは海なのか、と奇妙な錯覚に陥ってしまうほどです。それにしても、昨日はただの海だっただけに、とても同じ場所とは思えません。




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他の場所の様子も気になり、折り返しの列車でひとまず浜小清水を後にします。




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雪は止んだようですが、風が強く、地吹雪ですぐに線路は埋まってしまいます。しかし北国の列車は、この程度の雪など全く問題ないようで、足取りも軽く坦々と進んで行きます。




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北浜に到着。ここは駅裏がすぐに海なのでわかりやすいです。




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先ほど「ノロッコ」号の停車中にも見た展望台に上がってみました。本来は駅のすぐ前まで波打つオホーツク海が迫っているのですが、まるで陸地が広がっているかのようで、奇妙なほど静かです。




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ロケーション的にもここの駅はとても人気のようで、観光バスまで次々とやって来ます。駅舎を改装した喫茶「停車場」でのんびり過ごしてみるつもりでしたが、満員で断念。でも根強い人気を誇っていることがわかり、ホッとした想いも。




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海岸へと来てみました。ビッシリと流氷で埋め尽くされていますが、氷はやや薄い感じが。下手に乗ったりしたら、ズボッと行ってしまいそうです。




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北浜の流氷も十分堪能したので、次の列車でさらに別の所へ。




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車窓には相変わらず流氷が途切れず。何だかこれが当たり前のような気がしてきました。



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隣の藻琴で降ります。




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こちらは駅舎を改装した喫茶「トロッコ」が営業していますが、あまり時間がないので今回はパス。ざっと外観を観察し、外も少しうろうろしただけで戻って来ます。「新・鉄子」の取材や「極旅」のロケで訪れたので、とても懐かしいです。




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折り返しの列車で早くも藻琴を後にします。




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そして車窓左手にはお約束の流氷が。居合わせた乗客の視線が一斉に流氷へと集中します。何度も通ってすっかり見慣れた自分には、何だか滑稽にも思える一コマ。




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今度は止別で降ります。




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目的はもちろん、駅舎を改装したラーメン喫茶「えきばしゃ」によるラーメン。ここだけは何としてでも来たくなります。今回も期待を裏切らない味に大満足。




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そして止別も後に。やって来たのは「ノロッコ」号です。




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今度の便はかなり盛況な様子。みんなでワイワイ乗るのも楽しそうですね。




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この辺りは氷もだいぶ厚いようです。知床方面にかけて流氷もさらにその姿を変えて行くのでしょう。




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知床斜里に到着。「ノロッコ」号からの乗客が一斉に降りたので、駅は一時的に大混雑となっています。でも地方の駅でこんなにも賑わうのは、北海道では珍しいかもしれません。




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知床斜里からはさらに釧路方面行の列車に乗り換え。峠を越えて釧路まで行く列車は4時間以上なく、1両しかない列車は旅行者で混み合っています。




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途中の緑で行き違いのため数分間の停車。峠に近いこの辺は、積雪量も半端ないです。




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そして緑を過ぎると峠越えに挑みます。さらに一段と雪は深まり、視界は完全に白一色となります。




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川湯温泉に着きました。今日はここから4キロほど行った所にある温泉街に宿を取りました。時間的にはまだ早いけど、急ぐ旅でもないし、たまには温泉にでも浸かってのんびり休もうかと。


知床斜里 8:55(「流氷ノロッコ2号」) → 10:00 網走 10:25(「流氷ノロッコ1号」) → 10:58 浜小清水 11:42(快速「しれとこ」) → 11:51 北浜 13:06 → 13:10 藻琴 13:38 → 14:00 止別 14:38(「流氷ノロッコ3号」) → 14:55 知床斜里 15:24 → 16:29 川湯温泉