昨夜、相方(ゆゆ)の少し前のブログを見ていたら、無性に登別に行きたくなり、LCCを検索してみたところ、成田-新千歳間が片道4千円代で飛べることがわかり、こりゃ行くっきゃねーと思い立ち。



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というわけで、あっという間の新千歳。成田を飛び立って僅か1時間ちょっと。あまりにあっけなさ過ぎて拍子抜けしてしまうほど。でも今はもうこれが当たり前になりつつあるのでしょう。




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そして列車に乗り換えて一時間程すれば、もう登別に到着です。




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さらにバスに乗り換えて温泉街へ。5ヶ月前にも訪れているのでとても懐かしいです。




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さっそく温泉へ直行です。硫黄の匂いがプンプンし、いかにも温泉といった感じです。ちょっとした思い付きでこんなにも気軽に北海道までやって来られるなんて、一昔前だったら絶対にあり得なかったはず。ホント時代は変わりましたね。

「新・鉄子の旅」5巻発売を記念して、書泉グランデにてサイン会を行ないました。



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グランデにおけるサイン会、結構久し振りだね。もっとも、今回ボクは「付録」みたいなものだけど(笑)


6階で行なわれていたこれまでのオープンスペースに代わり、新たに7階に専用の部屋を造ったことで、ひとりひとり個別にゆっくりお喋りできるようになったものの、何か面接をやっているみたいでちょっと変な感じだったかも。でも悪天候が予想される中、あんなにも大勢の人が来てくれて、とっても感激でした。


今巻で一応「鉄子」シリーズは最後という形になったけど、このまま終わってしまうということはたぶんないかと。近い将来またお目にかかれることを期待して。

切符の期限も残り一日。帰路へ向けての最終日を迎えました。



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今日も比較的ゆっくりめの起床。磐越西線へ行きたくなり、新潟を8時24分に出る快速「あがの」でスタート。キハ110が3両も繋いでいるため、乗客は各ボックスに分散され、とてもゆったりしています。



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新津から磐越西線に入りしばらくすると、阿賀野川の流れが寄り添うようにぴったりと。レールはずっと川をさかのぼるように続いています。




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さすがに県境付近はまだ結構雪が残っています。今冬は随分と積雪量が多かったことが伺えます。




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その後川の流れは阿賀川へと変わり、太平洋側へと下る形となります。




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会津若松へとやって来ました。引き続きここからは「電車」に乗り換えます。




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そのまま磐越西線を上り、磐梯町で降りてみます。ホームは高台にあり、ホームからは駅舎は屋根しか見えません。




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初めてこの駅で降りた時、その昔ながらの佇まいに感動すら覚え、是非もう一度訪れたいと思っていたのですが、駅舎は建て替えられていました。でも昔風の造りをしていて嫌味は感じられず、こういうのも悪くないかと。




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次の列車で今度は中山宿で降ります。駅が移転してからは初の訪問になります。




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今の駅から坂を下る形で5分くらい歩くと、スイッチバックをしていた旧中山宿の駅跡があります。あれから16年の歳月が流れ、ホームはすっかり草で覆われていますが、その痕跡はまだはっきりと残っています。当時はたくさんのテツでゴッタ返したのを懐かしく思い出します。




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懐かしい思い出に十分浸り、中山宿を後にします。ホームはかなりの傾斜で、勾配の凄さがよくわかります。




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駅を発車すると、右手には今でも旧中山宿の駅跡がくっきりと。




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郡山でやって来ました。ゴールまではもうあと一息ですが、もう少し回り道をしようかと。




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ということで、そのまま磐越東線を横断することにしました。3両編成のキハ110は、地元利用者でそこそこ混んでいます。




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山越えの景色はこちらもなかなかの迫力。できれば途中下車して沿線を散策してみたくなります。




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いわきに到着。これでもう真っ直ぐ帰るだけとなりました。



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そして常磐線で最後の行程へ。ラストランまであと僅か。




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上野に到着です。稚内まで行って来た7日間に及ぶ旅は終わりました。船やバスを除く7日間の交通費はトータルで1万円ポッキリ。本当に夢のような切符です。疲れはあるけれど、大満足の旅でした。



新潟 8:24(快速「あがの」) → 10:42 会津若松 11:11(快速) → 11:24 磐梯町 12:15 → 12:50 中山宿 13:59 → 14:20 郡山 15:10 → 16:41 いわき 16:53 → 18:24 勝田 18:34 → 20:44 上野

北海道は脱出したけれど、格安鈍行旅はまだまだ続きます。


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気持ちのいい目覚めです。デッキに出てみると海風が肌に心地良く、何とも言えない贅沢な気分に浸れます。こうしている間にも、確実に移動しているところが素敵です。




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朝食の案内が流れたのでレストランへ行ってみました。1000円の「和定食」を注文してみると、その豊富な品数とボリュームに驚くほど。食後のコーヒーも付いてこれで1000円ならかなりオトクと言えます。




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そうこうするうちに下船予定の秋田港に接岸。苫小牧からの運賃は4400円と、ホテル一泊分とほとんど変わらず、寝ている間にここまで移動できるのだから、利用価値は高いです。




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秋田港には7時45分の到着。ここから奥羽本線の土崎駅が近いようなので、歩いてみるつもりです。




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港のすぐそばに広がる貨物専用の秋田港駅と広大なヤード。貨物ファンにはたまらない光景ですね。




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20分くらいで土崎駅に着きました。苫小牧側と違い、こっちはずっと住宅街が続き、町歩きをしているうちに着いてしまったという感じです。でもこうして、どちらも港まで駅から徒歩圏内というのはちょっと意外でした。




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切符の期限はまだ2日あり、もう少しうろうろしようと思っています。何となく男鹿線に行きたくなり、土崎から男鹿行の列車に乗車。




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編成は40系が5両も繋いでいましたが、後ろ4両はロングシート化されていて、オリジナルの内装は1両のみ。元々ロングなら仕方がないけれど、わざわざロングに改装されるのはちょっと悲しいですね。




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昨日まではまだあちこち雪が残っていましたが、こちらはもうほとんど雪がありません。田畑が主体の平凡な景色が続きますが、白一色の世界が続いただけに、新鮮な思いも。




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男鹿に到着。日本海へと続いて来たレールもここでぷっつりと途切れ。




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男鹿と言えばやはり「なまはげ」ですかね。待合室にも「なまはげ」のモニュメントが展示。




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折り返して秋田へとやって来ました。しばらくぶりの大都会に何だかホッとした想いも。




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秋田に来るとついつい入ってしまうのが、駅前にある「末廣ラーメン」。コラーゲンたっぷりの濃厚スープに、カウンターに積まれたネギが好きなだけ入れ放題というのも魅力。




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秋田からは羽越本線に乗ってしばし南下。ロングシートの701系の登場となり、旅の盛り上がりには今ひとつ。




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せっかくの海の景色も、混雑したロングシートからではそれほど堪能できず。残念。




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でも長く乗る人はあまり居ないようで、次第にがら空きとなり、そうなるとロングシートでも結構快適に過ごせるようになります。




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がら空きの車内からだと眺める海も違って見えるような気がします。




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そして車窓左手には鳥海山がくっきりと。




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酒田に着きました。ここから先はDCにバトンタッチ。嬉しいことに40系が3両も繋いでいます。



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最後尾はロングシート化されていましたが、前2両はオリジナル仕様。特に先頭は懐かしの国鉄色です。




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地方を走る列車は、やっぱりボックス席の方が似合います。空いているのでボックスに足を投げ出す余裕があり、至福のひと時が過ごせます。



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絶景「笹川流れ」も、「いなほ」や「きらきらうえつ」から眺めるのとは、また違った趣があります。



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新発田まで40系の旅を堪能。ここもいずれは新型の車両が投入されると思われ、こんな贅沢な気分が味わえるのも、そう長くはないでしょう。



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新発田からは白新線で新潟へ。今夜は新潟泊まりです。切符の期限もとうとう残り一日となりました。長かった旅もいよいよ終わりが近づいています。



→ 7:45 秋田港・土崎 9:03 → 9:53 男鹿 10:32 → 11:29 秋田 12:10 → 13:56 酒田 14:29 → 17:53 新発田 18:13 → 18:48 新潟

この旅もやっと後半戦に入りました。



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予定では留萌を7時に出る増毛行に乗って、終点まで一往復してくるつもりでしたが、変な時間に目が覚めてしまいもう眠れなくなってしまったので、急遽予定を変更し5時50分発の列車で深川に出ることにしました。急な変更も思いのままなのは、一人旅の特権ですね。




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昨夜は暗くてよくわからなかったのですが、沿線はまだまだ雪が多いです。




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峠下で下り列車と交換。「新・鉄子」でも訪れ、個人的にもいろいろと思い出の多い駅です。




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峠を越えるあたりはかなりの豪雪地帯。でもこれから一気に雪解けが進むのでしょう。




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昨日に続き再び真布。暗かった昨日とはまた違った印象を受けます。




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そして北秩父別。ここもじっくりと再訪したい駅の一つですね。




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小ぢんまりとした駅舎が魅力の北一已。利用者はほとんど居なくなりましたが、昔ながらの木造駅舎は今も健在。



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深川に戻って来ました。函館本線の接続はよく、岩見沢方面へ乗り換えます。




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そして20分ほど進んだ滝川で降ります。



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滝川からは路線バスを使い、札沼線の終点、新十津川を目指すことにします。




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滝川-新十津川間は、石狩川を挟み5キロくらいの距離でしょうか。歩いても一時間くらいで辿り着けそうです。




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新十津川駅の最寄となるバス停、新十津川役場です。バスは毎時一本くらいあり、運賃も220円と手頃。これでは一日に3本しかない札沼線をわざわざ使う人などいないでしょう。




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バス停から5分くらい歩いた奥まった所に新十津川の駅はあります。役場の周りはコンビニもあってそこそこ賑わっていますが、ここは全く目立たずひっそりとしていて、秘境感さえ漂うほどです。初めてここに列車で降り立った人は、とんでもない田舎に来たと思ってしまうでしょう。




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もちろん無人駅ですが、待合室はきれいで荒れた様子はありません。有人駅だった頃の名残は随所に見つかり、こんな所で列車を待つひと時は、それこそ最高に贅沢な時間と成り得ます。




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ホーム側から見た駅舎もまた風情に溢れています。半端でない雪の量がよりいっそう駅舎を際立たせているようです。




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しばらく待つうちに、僅か3本しかないうちの貴重な1本が札幌方面からやって来ました。既に時刻は9時半になろうとしていますが、これが今日ここに来る最初の列車なのです。これでは通勤・通学には使えず、地元利用者は限りなくゼロに近いというのが現状です。




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ここまで来るのはそれこそテツくらいのもので、この日もそれらしき人物を2人確認。でも「18シーズン」であることを思えばちょっと少ないような。




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途中の浦臼までは、通常利用者はまず居ません。それでも列車は律儀に一駅一駅丹念に停まって行きます。もちろん乗降はゼロ。




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浦臼を過ぎると多少なりとも利用者を見かけるようになります。小ぢんまりとした木造駅舎を構える駅もチラホラ。




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沿線は意外と雪深く、途中かなりの豪雪地帯を行きます。こうして見ると、本当に春はまだまだ先といった気がします。




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秘境駅で名高い豊ヶ岡でも、普通に地元利用者を確認。




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終点近くには3駅連続して「貨車駅」が。




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石狩当別に到着。DCによる運転はここまでになります。




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石狩当別からはロングシートの電車がバンバン走る完全な「都会の電車」区間となります。もはやDC区間とは似ても似つかない状況ですが、一昔前までは、ここも一日に数本しか走らない同じローカル線でした。




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乗り換えの都合上、札沼線は札幌の一つ手前の桑園で降り、苫小牧行に乗り換え。




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そのまま苫小牧までやって来ました。




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苫小牧からは日高本線に乗り換えます。40系が2両繋いでいましたが、後ろ1両は途中の鵡川止まりでした。




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発車してまず目に飛び込んでくるのは果てしなく広がる勇払原野。茫漠とした大地の、この北海道ならではのスケールには圧倒されてしまいます。




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そのうちにこれまた果てしなく広がる太平洋が荒波を伴って線路ギリギリまで近づいてきます。海辺を走る路線は他にもいろいろありますが、波しぶきがかかるくらいの所を走る列車など、そうそう体験できるものではありません。




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あちこちに牧場が点在するのも日高本線の特徴。場所によっては、それこそ牧場の中に線路が敷かれているような錯覚に陥るほどです。




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海も本当に恐いくらい線路ギリギリまで近づきます。今日はそれほど波が高くありませんが、それでも波打ち際の走行はハラハラするほどの迫力です。




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そしてやって来たのは、まさにその海が間近に迫る大狩部。今や秘境駅としてすっかり有名になりました。




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駅前には荒波が砕ける太平洋が広がり、ここまで見事なロケーションが望める駅も、そうそうあるものではありません。海に近い駅は全国各地に多々ありますが、寂寥感が漂う駅という点において、ここはトップクラスと言えるでしょう。




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こんな所で列車が来なかったりしたら、それこそ途方に暮れてしまいそうですが、幸いそんなこともなくちゃんと定時で到着。折り返す形となる反対方向へ行く列車に乗って大狩部を後にします。




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帰りも、ギリギリまで迫り来る海の迫力を存分に堪能。




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でも苫小牧までは行かず、途中の浜厚真で降りてしまいます。




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だだっ広い大地に、貨車を改造した駅舎がポツンとあるだけの小さな無人駅で、周囲に人家は見当たらず、秘境感さえ漂っています。でもここから苫小牧東港が近いらしく、これから歩いて行ってみようとの試みです。




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駅前に真っ直ぐ伸びる道路は車の往来もほとんどなく、またここからのルートは案内にも載ってなく、本当にこの道でいいのか、と不安に思ってしまうほど。今の時期はこの時間でもまだ何とか明るさが残っているからいいようなものの、陽の短い冬場だったら真っ暗になっているはずで、かなり怖い思いをするかもしれません。




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それでも15分くらい歩くと、ちゃんと港に行き当たり、まずは一安心といったところです。大洗や仙台便が出航する立派な苫小牧フェリーターミナルに比べると、随分とローカルな港ですが、秋田や新潟を結ぶ新日本海フェリーはここから出ていて、今日はこれからそのフェリーに乗って北海道を後にすることにしています。




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港には巨大な豪華客船が待機中。これからこれに乗ると思うと、何だかわくわくしてしまいます。




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それではいざ、乗船です。まるで一流ホテルのようなホールにまずは驚いてしまいます。でもフェリーならこんなのは当たり前。




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今夜お世話になる二等客室は、好みの場所を選べる自由席。乗客は各フロアに3~4人程度と気の毒なほど少なく、おかげでのびのびと部屋を使うことができそうです。



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船内には自由に使えるラウンジや映画室、それに卓球ルームまであり、長い船旅を退屈させない工夫が凝らされています。移動中にこんな設備が利用できるのだから、まさに贅沢三昧。これぞ船ならではの魅力ですね。




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というわけで、苫小牧東港を出港。寝ながらにして移動できるのだから、随分便利な乗り物ですね。




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乗客が多ければバイキングになるみたいですが、今日の乗客は気の毒なほど少なく、広い食堂も完全に閑古鳥が鳴いている有様です。せっかくなので、いくつかあるメニューの中から「とんかつ定食」(1060円)を頼んでみたところ、相当なボリュームでこの価格ならオトク感いっぱいの大満足。下手なバイキングより合理的かもしれません。




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ゆっくりと大浴場に浸かれるのも船ならではの魅力。温泉ではないけれど、このところユニットバスが続いていただけに、手足を伸ばしてのんびり湯船に浸かる幸せは格別です。それでは明日の朝までゆっくり休むとしましょうか。



留萌 5:50 → 6:44 深川 6:51 → 7:10 滝川 7:54(路線バス) → 8:10 新十津川役場・新十津川 9:41 → 11:03 石狩当別 11:38 → 12:12 桑園 12:26 → 13:44 苫小牧 14:22 → 15:46 大狩部 16:25 → 17:33 浜厚真・苫小牧東港 19:30(新日本海フェリー) →

今朝も比較的ゆっくりめの出発。一日当たりの単価は「18きっぷ」よりもはるかに安くなるせいか、あまり無理して乗り回さなくてもいいかな、との思いも。



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時刻は朝の7時半を回ったくらいですが、駅に人影は少なく、ひっそりとしています。これでも羽幌線が分岐していた頃は、駅員も多くとても活気のある駅でした。あれからもう26年も経つのですね。




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ここではずっと以前何度か駅寝したことがあり、当時お世話になった「横になれる」フロアが今も健在。でも今もこの駅が夜通し開けているかどうかは知りませんが。




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乗るのは音威子府方面からやって来た列車。引き続き乗っているのは旅行者が一人だけ。




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車窓には、海のように広がるだだっ広い原野が展開。いかにも北海道らしい風景です。




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日本最北の無人駅、抜海。昔ながらの木造駅舎に惹かれる旅人は多く、根強い人気を誇っています。




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左手に一瞬だけ現れる日本海は、この線の絶景ポイントの一つ。青く澄んだ空と海が目に眩しく、とても清々しい朝となりました。




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幌延発車時はがら空きだった車内も、稚内が近づくにつれだんだん乗ってくるようになりました。少しは安心しましたが、たった1両しか繋いでいないことを思うと、やはり少な過ぎる気がしてなりません。




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稚内に着きました。さすがに北の果てに辿り着いたとあって、とうとうここままやって来た、との想いが強まります。今回の旅も、ここまでが前半戦といったところでしょうか。




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あちこちに日本最北端の駅であることを示す標柱が掲げられ、確かにここが最北の駅であることを意識してしまいます。




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すっかり生まれ変わった稚内の駅舎に、もう昔日の面影はありませんが、いずれは稚内のシンボルとして定着していくのでしょう。




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帰りもそっくりそのまま同じ道を鈍行に乗って引き返します。かつては天北線や羽幌線など、他のルートも多数存在しましたが、今はもう宗谷本線一本だけしか残っていないので。




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朝通った時はすっきりした青空が広がっていた日本海がちょっとだけ顔を出す絶景ポイントですが、帰りは完全に雲に覆われ、それどころか吹雪く一面も。にわかには同じ場所とは思えない気が。




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隠れた人気の抜海では、明らかに地元住民ではなさそうな若者が一人乗車。




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勇知は、日本最北の貨車駅とも言えます。




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そして再びサロベツ原野を眺め。何度見ても圧倒される風景です。




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昨夜も通った雄信内。相変わらず人っ子ひとり居ません。




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「土曜スペシャル」のロケで訪れた問寒別。まだまだ雪が多いですね。




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車窓右手には天塩川が。




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名寄まで戻って来ました。ここまで来れば、あと一息といった感じですね。




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名寄の駅は風情のある駅舎が今も健在。名寄本線や深名線、それに深夜に夜行列車が発着していた頃は、それはそれは活気のある駅でした。もっとも、今でも主要駅としてそれなりに賑わってはいますが。




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名寄からは40系にバトンタッチ。でもここから先は1両では少々きついような。




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雪深い塩狩峠を越えると、旭川まではもう少しといったところです。




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旭川に戻って来ました。単純に稚内まで往復しただけですが、随分と長く感じる旅路でした。いや、さすがに稚内は遠いかも。




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旭川からは接続よく函館本線に乗り換え。ここはまだ懐かしの711系が現役で活躍しています。




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予定では札幌に抜けるつもりでしたが、不意に気が変わり留萌本線に行きたくなり、そうすると時間調整の関係で一駅降りられるため、江部乙で下車してみました。




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ここを訪れるのも、かれこれ20年振りくらいになります。古めかしい駅舎が今も健在ですが、無人化されて久しく、広々とした待合室はガランとしていてひどく寂しげです。




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ここに停まるのは鈍行のみで、それも2時間に一本程度の運転ですが、特急列車は次々とやって来て凄いスピードで通り過ぎて行きます。




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駅周辺も適度に散策してみました。鈍行しか停まらない割には結構大きな町といった感じです。温泉宿も一軒駅前にあり、日帰り入浴も可能とのこと。




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その後は反対方向へ行く列車に乗り、後戻りする形で江部乙を離れます。




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そして留萌本線に乗り換えるため、深川で下車。




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今度の留萌本線は、かつて深名線が発着していた6番線からの発車。国鉄末期に製造されたキハ54の単行運転です。




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ここも魅力的な駅が多く、停まるたびに自ずと駅には目が行ってしまいます。年季の入った木造の待合室がある「板切れ」駅の北秩父別。




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真布も「板切れ」駅でありながら、これまたシブイ木造の待合室が併設。うう、降りたい。




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完全に陽は暮れましたが、闇夜の走行もまたロマンを掻き立てる魅力に満ちています。沿線にいくつかある「貨車駅」も意外と味があったりして。




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終点の増毛までやって来ました。これはもうホント、たまらんです。折り返し時間があまりないのが惜しい。




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増毛からの折り返しは、もはや回送みたいなもので、他に乗客はゼロ。完全な貸切状態でしばし贅沢なひと時を堪能。




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留萌に到着。ここからは何人か乗車がありました。




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まだ深川まで出られて、さらに札幌や旭川までも行けたのですが、明日はもう少し留萌本線を探索したくなり、今夜は急遽留萌に泊まることに。ということで、気紛れ旅はまだまだ続きます。



幌延 8:05 → 9:05 稚内 10:51 → 14:04 名寄 14:35(快速「なよろ8号」) → 16:03 旭川 16:10 → 16:49 江部乙 17:45 → 17:58 深川 18:08 → 19:35 増毛 19:43 → 20:07 留萌

さらに北へ。鈍行格安切符の旅は続きます。



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今朝も比較的ゆっくりめの出発。苫小牧から引き続き室蘭本線の列車で北上します。編成は40系が1両。




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札幌へと繋がる千歳線に押され、もはやすっかりローカル線に成り下がった感じの苫小牧-岩見沢間ですが、堂々たる複線がかつての栄華を物語っています。




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一時間半で岩見沢に到着。本数は少ないものの、同じ鈍行なら千歳線を回るよりこっちの方が早く着けます。




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駅舎が新しくなってからは初めて訪れた岩見沢駅。旧駅舎の印象が強かっただけに、あまりの変わり様に驚いてしまいます。




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岩見沢から乗り換えた旭川行は、昔懐かしい711系のしかもオリジナル色。かつての急行「かむい」を彷彿させる走りっぷりに自ずとテンションは上がります。




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この辺りまで来ると、まだ随分と雪が残っているのがわかります。




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旭川に到着。新しくなったこの駅も、何度も来たせいかだんだん愛着が湧くようになってきた気がします。




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先月も「土曜スペシャル」のロケで来ているからとても懐かしいです。




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せっかくなので「旭川ラーメン」で腹ごしらえ。「しょうゆ・こってり」750円(ライスは別)。濃厚スープがクセになりそう。




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旭川からは宗谷本線に乗ってさらに北へ。なお、この後に出る快速でも、名寄から先は同じ列車になりますが、あえて40分以上早く出るこの便を選択。なぜなら…




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快速は停まらないこのような「板切れ」駅(元仮乗降場)にも一つ一つ丹念に停まって行くからです。せっかく北海道に来ていることでもあるし、北海道ならではとも言える「板切れ」駅は、やっぱり見逃せないですね。




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塩狩峠を越える辺りはまだまだ凄まじいまでの積雪量となっています。東京は既に桜が満開を迎える頃だというのに、そんな要素は微塵も感じられません。




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急に吹雪いてきました。さっきまでは青空が広がるとても爽やかな天候だったのに、急に真冬に舞い戻ったかのようです。やはり春の訪れはまだ先になりそうです。




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名寄へとやって来ました。かつては名寄本線や深名線が分岐し、鉄道の要衝として大いなる賑わいを見せたのも今は昔。ここで大半の乗客は下車。



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僅かな乗客を乗せて列車はさらに北へ。乗り降りはないものの、「板切れ」駅も律儀に停車。




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どんな小さな駅でも列車が停まる以上ホームはちゃんと除雪されています。たとえ乗降はゼロであっても。




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気分転換にカブリツキも適度に堪能してみます。




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と、ここでまた突然の猛吹雪に。一瞬にして視界がほとんど効かなくなり、ちょっと恐くなるほど。でも二本のレールにガッシリ守られている列車なら、こんな時でも安心して身を任せていられます。




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豊清水で列車行き違いのため数分間の停車。駅や駅前をざっと観察してみます。乗降のほとんどない秘境駅ですが、やはり除雪は行き届いています。




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この辺りまで来ると、もう乗客はほとんど居なくなり、僅かに2組の旅行者を残すのみ。空いた列車は嬉しいけれど、あまりに極端過ぎるのも、将来を思うと不安にかられてしまいます。




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音威子府でも数分の停車。ここは駅員の居るそこそこ大きな駅なので、安心感がありますね。




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佐久でも列車行き違いのため数分停車。こういったゆっくりとした足取り、悪くないです。




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先日の「土曜スペシャル」のロケで訪れた「板切れ」駅の糠南。思えばよくこんな駅で降りたな、と。




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雄信内でも数分間の停車。労せずしてこういう駅を観察できるのだから、考えようによっては実に便利な乗り物かと。すっかり陽は暮れましたがおかげでちっとも飽きずそれどころか楽しくて仕方がないくらいです。




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幌延に着きました。旭川を出てからちょうど5時間。さすがにはるばる来たな~、という気になります。特急も停まる大きめの駅ですが、この時間帯はもう無人。まだ夜の7時を回ったところですが、まるで深夜のようにひっそりとしています。




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今日はもうこの先、さらに北へ行く普通列車はないので、今夜はここ幌延に宿を取りました。



苫小牧 8:37 → 10:07 岩見沢 10:31 → 12:40 旭川 14:18 → 19:18 幌延

乗る列車の関係で、ややゆっくりめのスタート。さらに北を目指します。



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駅へと向かうメインストリートにて。もうすっかり春ですが、今冬はかなりのドカ雪だったみたいで、その名残がまだあちこちに。




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今日は青森を8時5分に出る津軽線の蟹田行でスタート。発車間際には通学の高校生で満員になりました。




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でも次の油川で高校生は全員降りてしまいがら空きに。ロングシートの701系ですが、空いていれば結構ゆったり感が味わえたりします。



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この辺はまだかなり多く雪が残っていて、春の訪れはまだ先のようです。




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右手に海が見えてくると、終点の蟹田はもうすぐです。




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蟹田からは特急「白鳥」に乗り換えます。この先木古内までは、特急券ナシで乗れるおトクな区間となります。




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ということで、特急列車による豪華なひと時をしばし堪能。




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長い長い青函トンネルを抜けると、そこは北の大地、北海道!




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今は一日に2往復の列車が停まる知内ですが、北海道新幹線開業後はどうなるのか気になるところです。




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木古内に到着。特急無料区間はここまでなので、ここで「白鳥」から降ります。




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木古内には新幹線もやって来ることになっていて、ホームの建設が着々と進められています。




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まだまだ先のこと、と思っていましたが、いつの間にかそれもいよいよ現実化が近づいてきました。




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この駅舎もやがて近代的な建物に生まれ変わるのでしょう。




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新幹線開業と引き換えに廃止される江差線の末端区間の入場券セットが売っていたのでついつい購入。でも所詮は単なる紙であること思えば、これで1600円は少々高い気も。




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木古内からは、その廃止される江差線の末端区間の江差行に乗車。




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車両は旅情を誘うボックスシートが並ぶ40系気動車。でも乗っているのは全員テツと思われる人物で、地元利用者は1人も居ません。




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吉堀-神明間のダイナミックな峠越えは、何度乗っても圧倒される迫力に満ちています。間もなく見納めとなるだけに、なおさら見る目にも力が入ります。




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湯ノ岱から先はスタフ閉塞となるため、湯ノ岱駅ではタブレットの受け渡しシーンが今も健在。一昔前は当たり前だった光景も、今ではすっかり貴重に。




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江差に着きました。相変わらず人は少なく、のどかな昼下がりとなっています。




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駅前広場もひっそりとしています。でも広いスペースに終着駅としての貫禄が感じられます。




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大きめの待合室も今ではやや持て余し気味の感じも。




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帰りの列車でももちろん湯ノ岱にてタブレットを受け渡し。




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木古内からさらに函館へと直通します。津軽海峡を右手に眺め。




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函館に到着です。ホームは全て頭端式として整備され、まさに「北の大地の始発駅」として定着したような気がします。




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近代的な駅舎も、今ではすっかり函館市の玄関口として機能しているようです。




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駅前には今も市電が走り、ずっと変わらない光景も同時に健在しています。



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朝市にて遅めの昼食。せっかくなので地元の味を、ということで、「函館塩ラーメン+ミニイクラ・カニ丼セット」を注文。1050円。




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函館からはさらに函館本線を北上します。編成は40系の単行です。




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夕暮れの迫る赤井川でダイヤの乱れのためしばしの停車。急がない旅なので、こういった予期せぬ長時間停車は、外の空気がたっぷり吸えたりして却ってありがたく思えるほどです。




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とっぷりと陽は暮れ、長万部に到着。ここも今の時間帯は無人駅扱いとなり、すっかり寂しくなりました。




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室蘭本線をさらに先へ進みます。今度も40系が1両。但し右半分はワンマン化対応のため、2人掛けに改造されています。




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本日の移動は苫小牧まで。ゆっくりですが、確実に北へと進んでいます。



青森 8:05 → 8:43 蟹田 8:51(特急「白鳥93号」) → 9:46 木古内 11:48 → 12:55 江差 13:07 → 16:21 函館 17:25 → 20:05 長万部 20:16 → 23:07 苫小牧

今や「18」シーズンにはすっかり定着した感じの「北海道&東日本パス」。「18きっぷ」に比べると知名度は今ひとつだが、使い方によっては「18きっぷ」よりはるかに安く、また使い勝手もよくなり、ついつい使ってみたくなります。ということで、壮大な旅の計画を練り、さっそく実行に移すことにしました。



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まずは北の玄関口の上野駅から、快速「ラビット」号に乗ってひたすら東北道を北上します。この先待っているのは大半がロングシートの車両と思われますが、それも覚悟の上のこと。安く旅ができるのだから、文句を言っては罰が当たるというものです。




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ところが、黒磯から乗り換えた郡山行は、運のいいことにセミクロス仕様の719系。編成も4両とそこそこ長く、居合わせた乗客は各自あちこちのシートに分散されたため窮屈な感じはあまりしません。これだけでもちょっとトクした気分になります。




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何度も通ったルートのため、特にロングシートからはもうほとんど気にしなくなった景色ですが、クロスシートからだとついつい見入ってしまいます。平凡な風景ですがやはりクロスシートから眺める景色は一味違い、それだけで旅の気分が盛り上がります。




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その後の乗り換えでも719系が当たり、結局仙台までずっと719でした。すれ違う列車は軒並みオールロングの701系だったので、確率から考えるとこれはかなり運がいいと言えるでしょう。




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絶えず賑わいを見せる仙台駅構内。元々人込みはあまり好きではないのですが、本来人が居るべき所にはやっぱり居てほしいなどと勝手なことを思ってしまいます。




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仙台からはようやく701系の登場です。混雑したロングシートではさすがに旅情は湧きませんね。




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小牛田からは少しは空くだろうと期待したのですが、半分の後ろ2両を切り離し、たった2両の編成になったことで、却って混んだくらいです。先は長そう。




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一ノ関で乗り換えた盛岡行も、色は変われど同じロングシートの701系。でも今度は最初から4両繋いでいることで、結構余裕があります。




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盛岡からはIGRいわて銀河鉄道に乗りさらに北へ。「18」では乗れませんが、「北・東パス」ならフリーパス。てか、やっと盛岡か、との想いも。




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列車は、青い森鉄道に直通する便で、車両も「青い森」の方を使用。元々はどちらも同じ東北本線ですが。




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このあたりまでもロングシートというのは、かつては違和感を覚えたものですが、今はもうすっかり慣れた気も。




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上野を出てから14時間近く、やっと、本当にや~っと、青森に着きました。それにしても、青森がこんなにも遠かったとは、改めて新幹線の偉大さを実感してしまいます。でも、はるばる来たな~、との想いはひしひしと感じ、旅をしている満ち足りた想いに浸れます。




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引き続き「はまなす」に乗り換える人も多いようで、自由席の列には早くも待ち人の姿が。急行券を買えば「はまなす」にも乗れる点も「18きっぷ」にはないメリットで、この時期はこのルートを通って札幌入りする人もかなりいるものと思われます。




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日曜の夜のせいか、青森駅前はとてもひっそりとしています。雪ももうほとんど見えなくなりました。今夜はここに宿を取っています。



上野 7:58(快速「ラビット」) → 9:27 宇都宮 9:34 → 10:25 黒磯 10:33 → 11:37 郡山 11:56 → 12:43 福島 13:00(快速「仙台シティラビット」) → 14:13 仙台 14:45 → 16:23 一ノ関 16:28 → 18:00 盛岡 18:15 → 19:42 三戸 19:51 → 21:48 青森

ラジオドラマ「キハで行こう」 CD発売を記念して、「横ラジ」の公開収録が行なわれました。



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ゲストに、ドラマにも登場している「鉄女育成スクール」の二人(堀込聖美&山本紗由美)をお迎えし、張り切って臨んだ公開収録。でも公開収録と言えば、通常はブースの中で、つまりガラス越しに対面しながら行なわれるのが普通で、こんな記者会見さながらの、慣れない設定で終始緊張のしっ放し。その結果NGを連発してしまい録り直しが多々発生。ナマだったらエライことになってたゾ、ホントに。


でもこれが収録の強みでして、編集マジックにより本番ではちゃんと聴けるようになるのですよ。たぶん。ということで、本日ナマで目撃した人は特に放送を楽しみにしていてください。なるほど~、と感心するはずです、きっと。



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収録の後は、桃ちゃんのミニライブと物販も。随分とゆる~い感じの収録に驚かれた人も多いかと思いますが、これからもこんな感じのイベントをちょくちょく開催していければ、などと考えております。てなわけで、みなさん、今日は来てくれてありがとう。なお、「横ラジ」は今春も無事改編期を乗り切って継続が決定しております。今後とも「横ラジ」をどうぞよろしく。お便り、引き続きお待ちしております。



☆☆☆--- 再度お知らせ ---☆☆☆


「新・鉄子の旅」第5集発売を記念して、4/6(土)に書泉グランデにてサイン会を行ないます。

http://info.shosen.co.jp/event/entry_764/

作者のホアシさんと私の二人です。皆様のお越しをお待ち申し上げます。