切符の期限も残り一日。帰路へ向けての最終日を迎えました。
今日も比較的ゆっくりめの起床。磐越西線へ行きたくなり、新潟を8時24分に出る快速「あがの」でスタート。キハ110が3両も繋いでいるため、乗客は各ボックスに分散され、とてもゆったりしています。
新津から磐越西線に入りしばらくすると、阿賀野川の流れが寄り添うようにぴったりと。レールはずっと川をさかのぼるように続いています。
さすがに県境付近はまだ結構雪が残っています。今冬は随分と積雪量が多かったことが伺えます。
その後川の流れは阿賀川へと変わり、太平洋側へと下る形となります。
そのまま磐越西線を上り、磐梯町で降りてみます。ホームは高台にあり、ホームからは駅舎は屋根しか見えません。
初めてこの駅で降りた時、その昔ながらの佇まいに感動すら覚え、是非もう一度訪れたいと思っていたのですが、駅舎は建て替えられていました。でも昔風の造りをしていて嫌味は感じられず、こういうのも悪くないかと。
次の列車で今度は中山宿で降ります。駅が移転してからは初の訪問になります。
今の駅から坂を下る形で5分くらい歩くと、スイッチバックをしていた旧中山宿の駅跡があります。あれから16年の歳月が流れ、ホームはすっかり草で覆われていますが、その痕跡はまだはっきりと残っています。当時はたくさんのテツでゴッタ返したのを懐かしく思い出します。
懐かしい思い出に十分浸り、中山宿を後にします。ホームはかなりの傾斜で、勾配の凄さがよくわかります。
駅を発車すると、右手には今でも旧中山宿の駅跡がくっきりと。
郡山でやって来ました。ゴールまではもうあと一息ですが、もう少し回り道をしようかと。
ということで、そのまま磐越東線を横断することにしました。3両編成のキハ110は、地元利用者でそこそこ混んでいます。
山越えの景色はこちらもなかなかの迫力。できれば途中下車して沿線を散策してみたくなります。
いわきに到着。これでもう真っ直ぐ帰るだけとなりました。
そして常磐線で最後の行程へ。ラストランまであと僅か。
上野に到着です。稚内まで行って来た7日間に及ぶ旅は終わりました。船やバスを除く7日間の交通費はトータルで1万円ポッキリ。本当に夢のような切符です。疲れはあるけれど、大満足の旅でした。
新潟 8:24(快速「あがの」) → 10:42 会津若松 11:11(快速) → 11:24 磐梯町 12:15 → 12:50 中山宿 13:59 → 14:20 郡山 15:10 → 16:41 いわき 16:53 → 18:24 勝田 18:34 → 20:44 上野