大妄想 変身が鍵 『禍いの科学』9 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<大妄想びっくり爆笑

今読んでいる『前方後円墳』に興味深い事が書かれていた。それは、


古墳は大抵、複数の被葬者を持つ。そこから被葬者の家族関係を調べる研究が進んでいる。


これまでは主に、骨の形態人類学的分析を使うが、最近は更にDNA分析が進行中。それによると、


弥生末期から古墳中期前半までは【兄弟】が基本。しかも男女に差はなく、双系的。その後、家長とその地位を継がなかった子の関係。後期は配偶者が加わる形を持ち続け【父系原理】が濃厚になるとか。p72



著者はそれ以上、何も言及しないが、此処にToddの【家族構造の民族性】を加味して、私が【勝手に妄想】すると、


以下は私の妄想の世界グラサン



1期目は中国の【外婚性拡大家族】型で、兄弟は同格。2期からは朝鮮半島と日本列島に特有の【長子直系】型への転換とする考え方だ。


つまり、まず中国系の背景を持つ様々な集団の支配が始まり、やがて半島系集団への支配権の移行となる。


古墳時代については、DNA考古学は多様な中国の集団がこの日本列島に渡って来た事を明らかにしたが、その時期は大陸は【戦乱の時期】と言う事を考え合わせると、非常に納得できる爆笑グラサン



即ち、古墳時代前期に中国大陸から戦乱を逃れて様々な集団がやって来て、弥生人を支配する形で古墳時代を幕開け(何しろ高度な文化と武力を持っていた)、やがて半島勢力がそれに取って代わる形で支配を確立してきたとは考えられないか?


【家族構造】は簡単には変わらない。ならばその表現としての【埋葬儀礼】にそうした変化が表されているのではないか? 


素人の大妄想でしたてへぺろ爆笑ラブ


その過程の中で配偶者が一時期重要性を増すのは何故か? これは今後の課題。


因みに、前方後円墳構造の三段築成は崑崙山や蓬莱山、埋葬にあたっての施朱や北頭位=南面は中国葬法の影響を示すとされ、前方後円墳と分布を共にする副葬品の典型である三角縁神獣鏡は神仙と霊獣、副葬配置は同時代の『抱朴子』に準ずるとされ。p106



中国由来はその意味でも間違いないグラサン




<ヒントが得られるか?>



数名しか住まない廃村寸前の村からの復活。それは決して【復興ではない】、新しい移住者への配慮、イベントの誘致。【変身こそが鍵!】


コンパクトシティー化も同じ。方法は違っても【変身】こそが鍵‼️



舞台はビアモンテ、トスカーナ。隣はフランス。28年ぶりの赤ちゃん誕生から、それが普通になった村。


何より重要なことは、それが政府主導ではなく、村人の行動から生まれた事。目立たないが真のヒーロー誕生。それが、何か日本復活のヒントにならないか? ここは知恵の出しよう。


公助から自助への意識転換こそ重要。





『禍いの科学』9

著者は最後の章で『過去に学ぶ教訓』として、データーが全てと言う。p246


しかし最初に述べた様に、口で言う程、必ずしも簡単ではない。科学研究では、


Yes or No


の単純な解答を得る為、ある特定の、限られた条件下=単純系で分析する。複雑系では【答えが出ない】。これは科学の素養があれは自明の事。


しかしその時、そこから【こぼれ落ちた沢山の真実】がある事を研究者は自覚しておかないといけない。



『かたずける(単純化出来る) 能力を持つと同時に、そこで失われることの痛みを知っている者だけが真の科学者たりうる』と言う事。


それは兎も角、著者はその際に真実に近づく為の二つの事柄を挙げる。一つは論文の厳格な考査、その道の同業者=専門家による論文の審査だ。次の二つ目は再現性だ。p247  


しかし、著者は重要な事を見逃している。それはカーソンは研究者ではなくライターだったと言う事。