循環の中での永遠 & 『経済兵器』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<昨夜のSalson>

7時ちょっと過ぎの天神。すでにトップリ日が暮れて夏場とは違う風景が広がる。音楽はCuba Caféを流しながらダンスフロアーにひた走る。


目標突破! 留学生グループと思しき一団を全て誘う。アジア系の一人以外は皆、初心者と思われるがラテン系と思しき女性はやはりリズムが違う。リズムが身についているような感じ。それと、白いセーターのスレンダー&グラマーのお嬢さんも良かった〜ラブ爆笑てへぺろ

 

Mによるチャチャチャのミニレッスン


 

 

 

<循環の中に永遠を象徴する日本の木造建築>

先日「ねえね」さん、のコメントに返信して、日本の木造建設がヨーロッパの石造りと違い、立て直しを前提として建てられていることを述べた。

 

勿論、物理的に「木造」と「石造」という構造体の違いはあるものの、木材のセルロースは化学的にはかなり安定で、然るべき質のものを使えば数百年の耐久性がある。事実、古い寺院などの建て替えの場合も柱は再利用されることが多い。

 

その思想の違いを私は神社建築に感じる。本来「永遠の場所」としての神社でも「式年遷宮」に代表されるように、定期的に本殿は作り直され「循環の中での永遠」が完成される。しかも殆どが<20年>で、これは木造の耐久年度より遥かに短い期間で繰り返される。

 

作り替えられる「循環の中に永遠を象徴」する。それは<神宮の遷宮>の精神の中にも表れている。

 

伊勢神宮の場合、

 

<8年かけて準備をします。木材の準備には4年をかけます。伐採後2年間貯木池に沈めます。水中乾燥というそうですが、木の余分な油を抜くためです。その後1年間、野晒しにし、四季折々の厳しい自然条件に木を慣らします。そして1年間で製材をし、和紙をかけて遷宮の時を待ちます> だとのこと。

 

地元の宇美神社も同様。あまり知られていないが(今年の初詣でも人影を見なかった)そのための特別な場所、頓宮がある。

 

本来、長く持たせるためには石造やレンガ造で良かったはずだが、日本はあえて木造による建て替えを選んだ。必ずしも日本が森林に恵まれていた事が理由ではないと思う。

 

実はかつてヨーロッパも森林に恵まれていた。ところが大量に中世に造られた石造は同時に大量の木材を必要とする。それは西欧中世の聖堂建築中の図版を見れば一目瞭然。石を積み上げるための大量の木材が足場に組まれている。それで中世、ヨーロッパの深い森が多く失われたとも聞く。

 

現在我々が見る西欧中世の聖堂、パリの石造のスタンドグラスが眩ゆいサント・シャペルや、トゥールーズの落ち着いた赤いレンガ造りのサン・セルナンもそうやって建てられた。あ、あ、またフランスに行きたくなった❗️笑い泣き笑い泣き

 

 はい、独断と偏見の議論でしたてへぺろてへぺろ

 


 

 

 <おめでとう🎉>

 

 

 

 

『経済兵器』2

著者によれば、「経済制裁は効果を発揮したか?」の問いについては、相手次第だという。

 

『制裁はユーゴスラビア、ギリシャ、トルコ、スペインのような小国に対しては戦争を防ぐ抑止力として機能した。だが、ファイシスト・イタリア、ナチス・ドイツ、帝国日本のような大国に対しては効果を発揮するのは難しく』

 

更に続けて、

 

『むしろ、そうした国の軍事的・経済的戦略を急進化させることになった』p6

 

これは帝国日本のアジアへの、中国への侵略を意味する。 曰く、

 

『ヒットラーも日本の指導者も、あらゆる手段で資源を確保するようになった』p33


つまり経済制裁に対抗するため、ブロック経済体制に入ると言う事のよう。

 

実際、今回のロシアへの経済制裁は『その後すぐ他の市場、特にアジアへ方向転換した』p7

 

今、ロシアが中国を含む一帯一路諸国や巨大インドに接近している事を見ればわかる。また中国やインドもそれを上手く利用し、国益としている。

 

かつての「経済兵器」の効果は、通常の武器による犠牲者数より多かったという。第一次世界大戦では中欧の封鎖により、飢餓と病気で30〜40万人が命を落とし、オスマン帝国では50万人が死亡したとか。p25


つまり経済制裁は大きな効果を持つが、それは力の弱い国に対してだと言う事の様。


以上で読書は終了チュー

 

読むべき本は山ほどある。興味の続かない本を続けて読むのは時間の無駄ショボーン