昨夜のSalsonは何時もの8〜10PMパターンから前にイベントがあって、9~11PMにシフト。それで気がついたこと。それは11PM頃に急にインターナショナルぽくなること。夜も更けてくるとラテン系?の人が沢山やってくる。
ラテン系の小柄な美女は前から気になっていたけど、とても上手だし、とてもこれまで誘う勇気がなかったが、初めて踊ることができた。それととても上手だが、いつも能面の顔で踊る女性。昨夜振り付けを迷ってしくじったので、「間違えました」と謝ったら、ニコッとされて、それから笑顔が続いて楽しかった。そんなこんなで収穫の多い夜でした〜
それと昨夜も激安駐車場は満車だけでなく、近くの駐車場もほぼ満車状態。ギリギリ空いていたスペースに辛うじてセーフ。
夜の街も人の出が多い。元に戻ってきた?
それにしても急に寒くなってきた。緯度は大して変わらないが、大陸の方は既に零下の日々だそう。
『戦争と交渉の経済学』を読み上げた。まだ纏めの作業が残っているが、非常に勉強になり、新しい視点を得られたことは最大の収穫。
著者は最後の章で、ニヒリズムにもユートピア的思考に陥ることなく、「一歩一歩、漸進的改善」こそが、ベストの道であり、またこの本が、あらゆる人を対象としたものだとしている。即ち、社会活動家や紛争仲介者だけでなく、公務員や、ソーシャルワーカーも含めて大衆を対象にした本だということ。そう! 暇を持て余した年金生活者も対象にしているということだ。
11章が一番興味深かった。それは直感的に我々が感じる、貧困、経済的動揺、人口爆発(ユースバルジ)等が本当に戦争を引き起こすかに関しての検討だったからだ。
著者の結論を先走って簡単に記せば、それらは影響する因子ではありえても原因ではなさそうだということ。少なくともそれを示す直接的証拠は今の所ないようだ。
それとは別にもう1つ興味深いことは、冒頭でも書かれていたように、もともと経済史研究を目指していた著者がケニアのカフェでパソコンを盗まれるという事件を契機にこの分野に入っていたわけだが、その間の私的経験の紹介が興味深い。
彼はそれまでハーバードやUCバークレーの地下書庫で、150年前からのラテンアメリカの貿易データーや、アフリカのフランス旧植民地のダイヤモンド価格の変動や、パーム油の生産量、価格のデーターを漁っていたらしい。それが突然、現地調査先でのPC盗難事件で分野を変えることになった。
つまり、研究の世界は思わぬ事件が、それまでとは全く違う現象に気づかされ、それが興味の対象となることがある。「未知との遭遇」こそが、醍醐味なのだ。
その意味では個人的にも『細菌の性と遺伝』という本は、私を細菌学の世界から、当時勃興期にあった分子生物学に転向させるきっかけになった。
だから文科省の行っている「選択と集中」はナンセンスなのだ。何が次時代の最先端になるかは誰にも解らない。未来は未定、それこそが科学なのだ。
…書庫といえば、私も大学の地下書庫で重要な体験をしたのだった。但し、それはサイエンスとは全然関係のない話なのだが。
『戦争と交渉の経済史』5
アテネとスパルタの戦いはコリントスが小さな植民地を巡ってアテネ側のコルキラと紛争を起こしたのが原因だとか。これをアテネもスパルタもそれまで巻き込まれないようにして「30年の和平」を保っていたが、スパルタのペロポネソス同盟からの離脱が連鎖反応のように起こることを恐れ「予防戦争」を起こしたと著者はいう。p185
次に「誤認識」を取り上げる。これには確証性バイアスが関わると言う。つまり最初の仮説を正しいとしがちな傾向だ。しかもこれは同じ仲間が集まると、例えばSNS内では増長される。仮説が正しい証拠を見つける指向が働く。p208 自分に都合のいいように情報を処理するらしい。p216
ここで面白いことが書かれている。それはあのカーネマンの研究で上級トレーダーの成績を実績を元に計測すると「偶然に任せるのと変わらない成績」だったと言うこと。つまりサイコロを振るような投資行動をとっていたとか。p214
何となく、これは判る。経済評論家が偉そうなことを言うが、所詮その程度。誰もリーマンショックもITバブルも予想できなかった。
だからその結果をウォール街の上級マネージャーに告げても彼らは不都合な真実は無視することに決めたとか。p214
先の同じ仲間内では一方に流れると言うもの実験的に認められたらしい。p236
こうした問題は特に指導者に従順で取り巻きや追従者の多い文化では特徴的だが、そうでない場合にも確認できるとか。p240
これを防ぐにはデビルズ・アドボケイト(悪魔の代弁者)チームを作ることだとか。つまり権威にあえて逆らい疑問を上げるチームを作ることだとか。p238
こうした性向は特に怒りなどが膨らんだ時に起こるやすい。これを防ぐ方法の1つに認知行動療法があるらしい。具体的には、
気を紛らわせる、深呼吸する、数を10まで数える、ちょっと走ってくる。とか、あれっ?これって普通に言われていることですよね。
こうした事例に著者はイスラエル人とパレスチナ人、北アイルランドのカソリックとプロテスタント、インドのモスレムとヒンドー教徒の抗争を挙げている。p251
当に最初の例が現在、ガザで起こっていることになる。





