仕掛け & 『コロナ後の世界』3 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
黒曜石リーグ +20XP,54109XP,学了十分钟汉语。

https://www.youtube.com/watch?v=rqCA-PAqcdE&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=12
HSK4 #10~12 背了四十四分钟单词。

https://www.youtube.com/watch?v=URFulW-eXKk
『責任編集長:周来友』 八分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=93VZUEQE5xk
【完全版1~1200】HSK5,1h46min~1h58min, 背了四十分钟单词, 再三刻苦!

https://www.youtube.com/watch?v=6gWcsh9Xa8U
毎日中国語、聞き流し,120/168 56min~1h18min 听写五十一分钟的频道。

https://www.youtube.com/watch?v=aIJ9b2oJ5GI&t=305s
https://www.youtube.com/watch?v=z1oFpT5v2vQ&t=26s
上海のいわたん,十六分钟。封城上海的情况

https://www.youtube.com/watch?v=L1ikYM-Evo8&list=PL2qMvlnKBIIyhJP31yMIgvqrgiPNo6OF3&index=3
【中国語講座】中国語の日常会話 第3回, 背了十七分钟句子。一共三个小时六分钟。

运动;爬山散步 3.6km,6196步,10楼。




<仕掛け>
今読んでいる内田樹氏の本に「蔵書」について書かれている一文を発見した。

同氏は「本は公共財」だという。読んでも減らないし、物として所有しても意味がない。とはいうものの、内田氏自身が膨大な本を所有し、大学退職時にその多くを処分してもなお1万冊以上の本を所有し、かつその8~9割は読んでおらず、寿命を考えるとそれらは《死ぬまで読まない本》だという。

では何故、《読まない本》をそんなに所有するのか?

同氏によれば、これは「仕掛け」だという。即ち、己の無知と経験の狭さを思い知らせるために、

『お前はこの本を読んでいない』と書棚から語り掛けられることを意図したものだと。

成る程、そんな考え方もあるかと思った。


私は学生の頃に本を所有するということに突然、無意味さを感じ取り、本棚ごと大量の本を処分するという暴挙に出た人間であり。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12729851576.html

今でもごく一部の本を除き、所有したいと思ったことがない。そのきっかけは何度かこのblogに書いたがteacupが7月で無くなるので、ここに複製しておこう。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/446/trackback

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何かのきっかけで調べものをして、大学図書館の地下書庫に入ったことがある。 書庫などに入ったことはそれまで一度もなかったので、その中の莫大な数の本に圧倒された。しかもそれがギッチリと納められた棚の列が何十も続いて、さらに地下2階、3階と続いていた。 そこでふと思いついて計算した。

『1週間に其処に納められている分厚い本の1冊を読み上げたとする。そうすると1月で4~5冊で、年間50冊程。 それを10年続けたとしてもたかだか500冊。そんな人生を50年過ごしたとして一生で2500冊しか読めない』 その数はその大学書庫の1列の棚の中に納められている本の数より少ない…

その時思った、『数を競っても仕方が無い、よい本を選んで読むことが大切だ』と。 でも、それは本に限らず何事にも云える。 

…問題は何が重要で、良いものか、だがこれがなかなか難しい。しかし、1つ方法はある。それは、

粗悪なもの、重要でないもの、それを取りあえず避けること。

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私にとっては、あの地下倉庫が内田氏の書斎に山積みされた書籍の山の代わりになっているのかもしれない。

この記事は行きつけのshinzeiさんのblog記事から触発されたもの。
http://shinzei-co-led.cocolog-nifty.com/blog/2022/04/post-09b361.html




『コロナ後の世界』3
著者はこのコロナ禍で民主制よりも独裁制の方が危機管理能力が高いという結論が出されることを懸念している。p73 

それは間違いない、現実のものとなっている。しかし、例え危機管理能力については独裁制の方が高いとしても、それが「自由の代価」であり覚悟して受け入れるべきだと考える。

著者は日本が感染対策を十分講じなかった理由にオリンピックを挙げているが、p75 私はこれに同意する。

AB氏の好きな「Under the control」としたかったのだろうが、福島の汚染水同様、まさに「Out of control」だったわけだ。これは少しでも放射性物質についての知識、とりわけ半減期と同位体についての知識、があればわかることだが。それだけの知識も無かった、あるいは知りたくなかったということだろう。

放射能汚染水については、とりわけ《トリチウムは化学的に除去できない*》そのことがあまり知られていないように感じる。半減期を12年として計算すれば、放射能を1%まで減らすのに、

(1/2)^n=0.01 n=7~8 となり、80年近くかかる。そしてその1%ですら膨大な放射能だということも。

新しい感染症については、我々は知らないことばかりだった。しかし、そうであればなおのこと、危機管理の原則は「最悪の場合を想定する」ということだろう。そのことを持ってしても安倍と彼の取り巻きにとっては安全性よりも「Under the control」の方を示したかったということ。


*厳密には同位体効果で物理的に除去できるが現実的でない。トリチウムを選択的に利用する生物とかが発見されれば別だが、私の知る限りそのようなものは知られていないと思うが、どうだろう? 

光合成では炭素で極めて特徴的な同位体効果を示す植物があるし、動物でも酸素で知られている。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12613439836.html