イレギュラーな土曜 & 『世界はコロナとどう闘ったのか?』3 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<地域おこし?>

土曜のSalsonがイベントで無くなったので、代わりに地元のイベントに行く。色々な屋台が出ているとか。

 

図書館、住民福祉センター前の道路脇に広い無料駐車場があるので、そこに車を止めて黄色の矢印に沿って駅に移動。駅前のロータリーに屋台が並んでいた。

 

当日は土曜日でシェアードタクシー(のるーと)は本来運休の日だが、地元のイベントということで駅前のロータリーにお客さんを運んでいたみたいだ。下の写真の車。


こうして少しずつ自由度を広げ、実績を積み重ねて、タクシー業界の規制、既得権を破壊することが重要


ケシカラン事をやろう‼️


 

お目当てはインドカレーと南米のコーヒー(当日はペルーコーヒーだった)。

 

屋台でもキャッシュレス

 

かつて某経済評論家が『キャッシュレスは中小企業に負担になる』と主張していたが、ヨーロッパや中国ではホームレスでも使っている。前者は政府の救済金支払い手段(デビットカード)として、後者は物乞いの受付手段(QRコード決済)として。

 

因みにこの評論家のサイトで実例を挙げて乞食でもQR決済が使えることを説明したが、都合の悪いコメントは削除された。こうした無知な自称経済評論家が日本でチヤホヤされる不思議さ。

 

 

 

…それは兎も角、話を元に戻すと(汗)

 

屋台のテントには「地域猫」のクラウドファンディングのポスター。私も僅かだが協力した。そろそろ締め切りだが、どのくらい集まったのかな?

 

駅からの帰り、小さな地蔵様の小屋を寝ぐら(?)としている地域猫に出会う。

 

写真左側の旭地蔵小屋の中に敷物と水と餌の容器が置いてあるので雨風を避けられるだろうし、餌も困ってなさそうだ。右耳カットなので元オス猫。慣れていて、呼ぶと近づく。地域の人に優しくされているのが分かる。よきことよきこと♪照れ照れ照れ

 

下の写真は地蔵小屋の前の歩道専用小道を駅から駐車している車に戻るときに写したもの。遠くに月1回の通院に行く病院が見える。あの病院には色々不満があるが、この地元では昭和のアナログの世界が息づいている唯一の総合病院。

 う

 

そんなこんなで、ちょっとだけ何時もとは違う土曜日。駐車場を借りた図書館でまたまた本を1冊借り、1冊取り寄せた。まだ読み終わっていない本が沢山あるのに… 下の本は取り寄せ本。こうした点は凄い日本の社会資本。目立たないが誇っていい。

 

 

<日経新聞を読む>

テロとの戦い:

日経を1週間分、纏めて図書館で読んだ。その中であるイスラエルの前の情報機関長官が「ハマスは失うものが何もなかったし、これからもない。だからテロは今後も続く」と断定した。彼は今のエタニエフ首相には非常に批判的。ハマスがテロに走ったのはガザでの効果的な生活改善ができず民衆の支持を失いつつあったからだとも。←ならばイスラエルのやれることはあったはず。

 

それでも彼は希望を持っているという。それは第4次中東戦争でイスラエルは多数の犠牲者が出たが(今回より今のところ多い)エジプトとの和解ができたからだという。←そうだろうか? エジプトは国家、ハマスはテロ組織。それ程簡単ではないはず。

 

ヤミ実験:

大学では教授は大学院生やスタッフが「ヤミ実験」をしていることを黙認している。何故ならそこから新しいものが生まれてくることを経験的に知っているからだと。


そう! 此処でもケシカランことをやろう‼️


但し、医学部とかだと難しい。講座制の縛りが強く教授の力が大きすぎる。逆に言えば医学部からは新しいものは生まれ難い? これは先日のシェアーオフィス、シェアーラボの話とも関連する。


 

 

 

 

『世界はコロナとどう闘ったのか?』3

インドでは労働人口4億7100万のうち社会保障に組み入れられているのは19%。1億人が出稼ぎ労働者。ここらは中国も同じようなもの。制度的に戸籍の問題が中国ではある。ロックダウンで彼らは都市を脱出して故郷に戻った数は2000万人がウイルスをばら撒いたとされる。p141 

 

この時期のインドの失業率は27%以上。p142 アメリカでは若者(<25歳)の1/4が失業した。

 

その意味では日本はまだマシだったのではないか? それはGDPの35%近い財政支出をした政府の支援がインドやアメリカに比べれば厚かった。

 

この時期、債権市場では奇妙なことが起こったことは先に書いた通り。2020年3月時点で株式市場が低迷すると同時に、安全資産で流動性のあるはずの米国債さえも「全てが売り」に走り皆が「現金」を求めた。これは金融危機を引き起こすところだったが、リーマンショックの経験から金融が強靭化されて回避された。

 

その代わりに《制限のないキャッシュを刷りまくった》p160

 

ここで著者はバーナンキやイエメン、パウエル氏らは皆、「社会格差を放っておけない」という不平等に取り組む人たちだと評価している。p162

 

パウエル氏は急進的な手段、つまり企業の社債を引き受け、直接貸付を行った。p171

 

これまでFRBは日銀やイングランド銀行、ECBと異なりこのような企業を直接救うことはしてなかったが、この歴史的危機に際しそれを変更したようだ。

 

この時点では、補助金や社会福祉支出に関してのモラルハザードの議論は出なかった。p180

 

ここで日銀のそれまでの《驚くべき》企業の株式を購入し続けていたことが語られる。それによれば2010〜2020年までに4340億ドルの国内株式を保有しているとか。p172

 

こうしたことは全然知らないので驚くとともに、ありそうなことだとも思った。

 

いずれにこうしたFRBの動きは経済を生き返られたという。金融市場はそれなしには金融危機を引き起こしただろう。しかし副作用も大きかった。「最後の貸し手」の存在を世界が確認した途端、それまでの損失を埋め合わせるだけでなく、歴史的な高値を更新してきた。

 

それにより、世界中で超富裕層は1兆9千ドルと富が増加し、そのうち5600億ドルがアメリカの富裕層だとも。その一方で数十億人が苦しい生活を余儀なくされたとも。p174  

 

このコロナで格差は更に広がった。富めるものは更に金持ちに。貧しきものは更に貧しく。

 

パンデミックとこのような処置はアメリカの貯蓄率を8%から32%に上昇させ、欧州では13%から25%にあげた。p185

 

多分、人々の防衛意識とホームステイ、節約志向。それに政府の巨額の現金支給ゆえだろう?

 

ここら辺のメカニズムがよく判らない経済音痴。何方かうまく説明のコメントがあれば切望。

 

結果的に中央銀行によるマネタイゼーションで先進国が発行した国債は合計11兆ドル。67.5%が米国。10%が日本。その他20%程度が欧州となる。最終的に2020年末には18兆ドルとなったとか。p191