『日本酒の起源』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

本日はオフ日最終日。足の痛みもかなり引いてきた。今週いっぱい注意して養生すれば大丈夫かな? 結局医者には頼らず身体の治癒力に任せたが、結果オーライかな?


土曜クーラー取り付けが完了。工事は2時からとの連絡が前日あったので何処にもいかず自宅待機。その分、本を読めましたから良いですが時間が制約されるのは苦痛。


待ち時間に『信仰の現代中国』と並行して『図説バルカンの歴史』を読み始めたが基礎的知識がないのでなかなか進まない。

右の赤い封筒はリサイクルの書類


それにしても、スロバキアとスロベニアを混同していたのにはショック。あ、どちらもバルカンには属さないみたいです。


スロベニアはイタリアと陸続きでベアンダンティーの舞台ドロミテに近い。中世には勿論国境などない。羊飼いは山伝いに移動しただろう。


また洞窟でも有名。


取り付けには1時間半程かかった。最後にリサイクル書類を渡しで終了。別途追加工事費2200円也。それでも10万円切る♪ それにしてもこのクーラー、30年くらい持ちました。凄いですね。


  

 

『日本酒の起源』

上田誠之介著、八坂書房、2020年初版。「副題:カビ、麹、酒の系譜」

 

この本を手に取ったのは「ちーさん」のところで、酒は殷時代からあったとされるが、三国時代は酢はなかったという話がきっかけ。


しかし、生化学的には酒が酸化して酢になるのだから、当然、酒を作る過程で失敗作として酢になるのは普通に起こることではないかとの疑問から。ヒントが書かれていないかという目的で読み始めたのだが、それに対する答えはなかった。

 

著者は専門が応用微生物学で2011年に亡くなっている。それが2020年に出版されたのは生誕100年を記念してのことか? 1921年生誕。(著者紹介より判明)但し、そうしたことはこの本の何処にも書かれていない。

 

研究のきっかけは糸引き納豆と古代の酒、特に口噛み酒の共通性から始まったようだ。もともとは納豆菌の研究からきた。ともに分布が共通するらしい。即ち、中九州と関東・東北で消費が多く、四国から関西、東海は少ない。p22

 

糸引き納豆の起源として、携帯用の材料として古代使われていた稲わらに煮立てた大豆を入れると、稲わらにいる殆どの雑菌は熱で死滅するが、胞子を持っている納豆菌は死滅しないどころか、熱が刺激になり発芽し納豆菌だけが増殖し納豆を作ることによるとかが得られているらしい。そしてその納豆合成の遺伝子=グルタミン酸重合物賛成遺伝子は納豆菌の中に存在するプラスミドにあるとか。p13、p20

 

同様なものは四川、山東、タイ、ネパールにあるらしい。p14〜15 こうしたことから納豆は稲とともに日本列島に渡ってきたと考えられているらしい。これに関しては以前、ここでも紹介した、日本人の『二重構造説』が引用されている。p28

 

現在これについては異論もあるようだが、仮説は仮説、当然のことだろう。何れにしても著者は「口噛み酒」は南方から伝えられたとの仮説を取る。曰く、

 

<江南地方から、東南アジアの非漢民族の越や呉の難民が紀元前5〜4世紀ごろ漢民族の南下によって日本列島に流れ着いた>とする。p41  これはこれまでにもよく聞く仮説。

 

そしてその製法が納豆と共に縄文人に伝えられたと考えているようだ。p42 漢民族には「口噛み酒」の風習がないことによるが、もう1つの可能性としてツングート族には「口噛み酒」の風習があることも指摘している。p50

 

ま、ここら辺の古代史はなんとでも言える世界、あまり深入りしないほうがよさそう(笑)

 

<データーベースとして>

唾液の中に含まれるアミラーゼがデンプンの糖化を引き起こすのだが、それ以外に植物性のアミラーゼがある。甘藷や大麦に含まれているらしい。特に甘藷のアミラーゼは世界で始めて結晶化されたアミラーゼの原料。p66