半熟連想 & 『ウクライナを知るための65章』12 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<Special Salson>

昨夜のサルソンはNYからプロのダンサーが来ていて、日中にWorkshopもあったらしい。サルソンでは1回だけショーを披露された。マンボは凄かったけど、見せるダンスでしたね。

 

 

 

 

 

<ディアスポラ>

「真珠の涙」さんとのコメントで気がついたことがある、まだ考えが固まっていないが「覚え書」として記録しておく。

https://ameblo.jp/midmid-0617/entry-12788425855.html

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12788295701.html

 

1つ:

サルサにしてもレゲエにしても「ディアスポラの音楽」なのだということ。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12715675256.html

 

かつては奴隷として、その後は貧困のため故郷を離れ(旧)宗主国に流れ着いた多くの貧しい移民たち。彼らは宗主国の身近な楽器と自分たちのリズムを融合させ、新たな音楽を創出した。その1つがサルサ。

 

もともとサルサとは「調味料」からきたものだという。色々な素材を寄せ集めて絶妙な味を作り出す。それがsalsa danceにも通じている。

 

 

 

更にもう1つ:

それは昨日のBSの番組の『遠いあなたにメリークリスマス』と重なる。 

 

 

私も若い時に言葉もよく分からない海外に出て行き、それで初めて、

 

  『弱者になり、マイノリティーになった』

 

自らが少数派になり弱者になって初めて気づくこともある。それを体験すれば自ずと多様性の意味や大切さ、公平の重要性も体感として身につく。また、様々な国の人に対する偏見も次第に消える。何しろ自分自身がアウトサイダーなのだから。

 

今、若い日本人の留学熱は劇的に減った。別に学位を取りに行ったりするような「マトモ」な留学だけでなく、ワーキングホリデーでも語学習得でもいい、兎に角外に出るのだ。そうしないと国内でマジョリティーの立場に留まり、外の世界を知らないことが今盛んに言われる「ダイバーシティー」を理解する障害にもなっているのではないかと感じる。

 

私も深夜の研究室に掃除に来ていたブラックラティーノから最初の洗礼を受けたが、同時にアメリカという国で、黒人でかつスペイン母国語の彼らがどのような立場にいるかも初めて知った。

 

それにしても、マーク・アンソニーの音楽はいつ聴いてもいいね。

 

連想があちこちに飛んでいき、考えとして固まっていないが、とりあえず頭に浮かんだことを「半熟連想」として残しておく。

 

 

 

 

『ウクライナを知るための65章』12

ウクライナは旧ソ連の中ではロシアに次ぐ軍事産業地帯で武器輸出はかなりの割合を占める。輸出先は中国28%、ロシア17%、タイ8.5%、だったが、ロシアとの関係が悪化してその割合は激変したという。p340

 

中国が飛び抜けて多いが、象徴的なのはソ連の空母、ヴァリャーグが遼寧に蘇ったこと。p341

 

ポーランドとの関係はかつてポーランドの支配を受けていたことにより文化的、言語的に近く、出稼ぎは100万人を超える。p355

 

2008年のブカレストNATO会議で時のブッシュ政権が独仏の懸念を押し切ってジョージアとウクライナの将来的にNATO加盟国になることを宣言した。これが一説には同年のジョージア戦争を引き起こし、さらに今回のウクライナ侵略の遠因と言ってもいいだろう。但し、ジョージア戦争は一時的にウクライナのNATO加盟を遠ざけた。p358

 

ウクライナと日本の貿易は長いこと低調だったが、2000年代になり急激に上昇したが、その主力輸出品(日本の)は車、その背景にはクレジットローンが盛んになったことによるとか。p372  

 

(ここでもクレジットローンが社会を変えている。マイナス金利18%のクレジットローンが金利ゼロのクリスマスクラブを駆逐したのだ!!!)

 

オット、話が逸れた!

 

話を元に戻すと、2008年のリーマンショックで貿易は一気に萎み現在に至っている。その動勢は372ページの図によく示されている。

 

「おわりに」で編者は是非、『ベラルーシを知るための50章』を参照することを薦める。それによりウクライナは立体的に理解できるとも。また読む本が増えた〜 p380

 

<データーベースとして>

GAUM諸国とはジョージア、アゼルジャイバン、ウクライナ、モルドバを指す。p368